2020年01月10日
1月10日のFX自動売買 M と W
【825psのスーパーチャージドV8】サットンCS800マスタング 今の時代だからこそ
最高出力825psの特製マスタングtext:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
ノーマルのフォード・マスタングは、5.0LのV8エンジンを搭載していても、不思議とリラックスした雰囲気が漂う。人懐っこく、程よくドライバーを盛り上げてくれる友人のように。
そこに疑問を抱いたのかどうかは不明だが、英国の輸入代理店でチューニング・ブランドでもあるサットン・ビスポークは、マスタングへひと手間を加えることにした。過激な映画に登場する特殊マシンのように、激しいサウンドと破壊力を与えるために。
サットンCS800マスタング以前にもサットンが手掛けたマスタングに試乗したことがある。今回は最近フェイスリフトを受けた、最新のマスタングがベースだ。
このCS800は、ドライバーの希望や予算に合わせて必要なチューニングメニューを選ぶことができる。しかも自動車メーカーのように、カスタマイズの状態を確認できるコンフィグレーターまで用意してある。
今回の試乗車には、とても沢山のオプションが盛り込まれていた。最も要となるチューニングパーツは、大きなホイップル社製のスーパーチャージャー。エンジンの上部にマウントされるため、ボンネットも一段持ち上げられた専用品となる。
そこに特製のスロットルボディとハイフロー・インジェクターが組み合わされ、最高出力は825ps。車名はこの最高出力をbhp換算した時の800と一致する。
額面通りの加速力と好感触の6速MTアクティブ・エグゾーストは、音量をブルートゥースでコントロールできる。自宅や職場の付近だけ音量を抑えることも可能だ。カーボンファイバー製パーツもふんだんに採用され、インテリアトリムも一部が新調されている。
車高の下げられたサスペンションには、大きなホイールが取り付けられる。ダンパーはフォード製のアダプティブダンパー、マグネライドなところが良い。
サットンCS800マスタングこれらのチューニングにより、7500rpmまで吹け上がる、恐ろしく速いクルマが完成している。木枯らしの吹く中では、なかなか高回転域まで回して破壊力を試すことは難しかった。
スーパーチャージャーは、低回転域から特有の悲鳴のようなノイズを響かせる。ある程度エンジンを回せば、混ざり合うエグゾーストノートとともに、CS800は額面のパワーに違わない威勢のいい加速を見せつける。
場所が許せば、ドライバーの望み通りにリアタイヤを派手にスピンさせ、はしゃぐことも容易い。トラクションコントロールの縛りはだいぶ緩いようだ。
サットンCS800のトランスミッションは6速MTだが、ストロークは短く、変速の質感も正確で小気味いい。通常のマスタングよりは重めだが、重すぎるということはない。
ステアリングホイールは、現代の水準では重たい方。乗り心地はかなり引き締められているが、硬すぎて不快なほどではない。
通常のマスタングはグランドツアラー寄りだが、CS800はスポーツカー寄りに思える。だが、マッスルカーだから当然のように、ボディは大きい。
今の時代だからこそ感じる魅力操縦性はフロントエンジン・リアドライブらしく、素晴らしいバランスがある。しかし、凄まじいハードウェアを操っているということは忘れない方が良いだろう。正直いって、わたしの好みだ。
インテリアにも、一部がサットン社による変更が加えられている。非常に美しく仕上げられたカーボンファイバー製パーツがあしらわれ、シートは張り直され、ありふれた雰囲気は一新。
サットンCS800マスタング好みが分かれる部分だが、ステアリングホイールも含めて、内装もオーナー次第で好きに選べるから心配ない。ビリヤードのボールのようなシフトノブは、かなり気に入った。
CS800は、自動車評論家が点数を決めるような種類のクルマではない。真面目に客観的な考察をすることも難しい。ドライバーによっては満点のクルマになりえるし、違うドライバーなら見向きもされないと思う。わたしは、時々乗るくらいで充分。
でも、時間が経つごとに、サットンCS800のようなクルマが好きになっているようだ。筆者の合理的な思考が薄まっているのか、日常乗っているクルマの面白さが減っているのか、わからないけれど。
かなり好戦的な性格付けがなされた、サットンCS800マスタング。妙な説得力を感じてしまった。
サットンCS800マスタングのスペック価格:10万5000ポンド(1470万円)
全長:4784mm(標準モデル)
全幅:1916mm(標準モデル)
全高:1381mm(標準モデル)
最高速度:289km/h(予想)
0-100km/h加速:4.0秒(予想)
燃費:7.4km/L
CO2排出量:299g/km
乾燥重量:1720kg
パワートレイン:V型8気筒4951ccスーパーチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:825ps
最大トルク:88.3kg-m
ギアボックス:6速マニュアル
by AUTOCAR JAPAN
輸入車でも大排気量多気筒エンジンは今後、非常に少なくなるでしょう。
1度は所有されてみてはいかがでしょう。
現在主流のダウンサイジングエンジンが物足りなくなるでしょう。それが同じ出力だとしてもです。
さて、わたしが
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最高出力825psの特製マスタングtext:Matt Prior(マット・プライヤー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
ノーマルのフォード・マスタングは、5.0LのV8エンジンを搭載していても、不思議とリラックスした雰囲気が漂う。人懐っこく、程よくドライバーを盛り上げてくれる友人のように。
そこに疑問を抱いたのかどうかは不明だが、英国の輸入代理店でチューニング・ブランドでもあるサットン・ビスポークは、マスタングへひと手間を加えることにした。過激な映画に登場する特殊マシンのように、激しいサウンドと破壊力を与えるために。
サットンCS800マスタング以前にもサットンが手掛けたマスタングに試乗したことがある。今回は最近フェイスリフトを受けた、最新のマスタングがベースだ。
このCS800は、ドライバーの希望や予算に合わせて必要なチューニングメニューを選ぶことができる。しかも自動車メーカーのように、カスタマイズの状態を確認できるコンフィグレーターまで用意してある。
今回の試乗車には、とても沢山のオプションが盛り込まれていた。最も要となるチューニングパーツは、大きなホイップル社製のスーパーチャージャー。エンジンの上部にマウントされるため、ボンネットも一段持ち上げられた専用品となる。
そこに特製のスロットルボディとハイフロー・インジェクターが組み合わされ、最高出力は825ps。車名はこの最高出力をbhp換算した時の800と一致する。
額面通りの加速力と好感触の6速MTアクティブ・エグゾーストは、音量をブルートゥースでコントロールできる。自宅や職場の付近だけ音量を抑えることも可能だ。カーボンファイバー製パーツもふんだんに採用され、インテリアトリムも一部が新調されている。
車高の下げられたサスペンションには、大きなホイールが取り付けられる。ダンパーはフォード製のアダプティブダンパー、マグネライドなところが良い。
サットンCS800マスタングこれらのチューニングにより、7500rpmまで吹け上がる、恐ろしく速いクルマが完成している。木枯らしの吹く中では、なかなか高回転域まで回して破壊力を試すことは難しかった。
スーパーチャージャーは、低回転域から特有の悲鳴のようなノイズを響かせる。ある程度エンジンを回せば、混ざり合うエグゾーストノートとともに、CS800は額面のパワーに違わない威勢のいい加速を見せつける。
場所が許せば、ドライバーの望み通りにリアタイヤを派手にスピンさせ、はしゃぐことも容易い。トラクションコントロールの縛りはだいぶ緩いようだ。
サットンCS800のトランスミッションは6速MTだが、ストロークは短く、変速の質感も正確で小気味いい。通常のマスタングよりは重めだが、重すぎるということはない。
ステアリングホイールは、現代の水準では重たい方。乗り心地はかなり引き締められているが、硬すぎて不快なほどではない。
通常のマスタングはグランドツアラー寄りだが、CS800はスポーツカー寄りに思える。だが、マッスルカーだから当然のように、ボディは大きい。
今の時代だからこそ感じる魅力操縦性はフロントエンジン・リアドライブらしく、素晴らしいバランスがある。しかし、凄まじいハードウェアを操っているということは忘れない方が良いだろう。正直いって、わたしの好みだ。
インテリアにも、一部がサットン社による変更が加えられている。非常に美しく仕上げられたカーボンファイバー製パーツがあしらわれ、シートは張り直され、ありふれた雰囲気は一新。
サットンCS800マスタング好みが分かれる部分だが、ステアリングホイールも含めて、内装もオーナー次第で好きに選べるから心配ない。ビリヤードのボールのようなシフトノブは、かなり気に入った。
CS800は、自動車評論家が点数を決めるような種類のクルマではない。真面目に客観的な考察をすることも難しい。ドライバーによっては満点のクルマになりえるし、違うドライバーなら見向きもされないと思う。わたしは、時々乗るくらいで充分。
でも、時間が経つごとに、サットンCS800のようなクルマが好きになっているようだ。筆者の合理的な思考が薄まっているのか、日常乗っているクルマの面白さが減っているのか、わからないけれど。
かなり好戦的な性格付けがなされた、サットンCS800マスタング。妙な説得力を感じてしまった。
サットンCS800マスタングのスペック価格:10万5000ポンド(1470万円)
全長:4784mm(標準モデル)
全幅:1916mm(標準モデル)
全高:1381mm(標準モデル)
最高速度:289km/h(予想)
0-100km/h加速:4.0秒(予想)
燃費:7.4km/L
CO2排出量:299g/km
乾燥重量:1720kg
パワートレイン:V型8気筒4951ccスーパーチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:825ps
最大トルク:88.3kg-m
ギアボックス:6速マニュアル
by AUTOCAR JAPAN
輸入車でも大排気量多気筒エンジンは今後、非常に少なくなるでしょう。
1度は所有されてみてはいかがでしょう。
現在主流のダウンサイジングエンジンが物足りなくなるでしょう。それが同じ出力だとしてもです。
さて、わたしが
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