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2021年09月24日

相次ぐブレイクスルー感染 コロナウイルス 毎日新聞より

9月23日毎日新聞より
原文まま

新型コロナウイルスワクチンを2回接種し、感染を防ぐための抗体をつくるのに必要な2週間を経過した後でも感染してしまう「ブレイクスルー感染」が各地で相次いでいる。未接種者より症状が軽いことが多いが、かえって発見が遅れる恐れもあり、専門家は「感染防止対策の継続が欠かせない」と指摘している。(上野綾香、林麟太郎)

◆のどの痛み

 「接種していても、気は抜けないと痛感した」

 北海道旭川市にある森山メモリアル病院の森泉茂宏副院長は、そう振り返る。

 この病院では8月、リハビリ病棟の職員の感染が分かって以降、70〜90歳代の高齢の患者やほかの職員の感染が次々と判明。計13人が感染するクラスター(感染集団)となった。13人中8人がワクチンを2回接種済みで、うち7人が接種から2週間が経過していた。

 感染力が強いインド由来の変異ウイルス「デルタ株」が流行する中、高齢者や医療従事者がいる施設など接種率の高い場所で、こうした感染のクラスター事例が確認されている。

 ただ、ブレイクスルー感染は症状が軽いことが多く、この病院でも未接種の人は発熱していたのに対し、接種済みの人は、のどの痛み程度とほぼ無症状に近かった。森泉副院長は「ワクチンで症状が抑えられたのだと思う」と話す。

◆時間差

 なぜ、ブレイクスルー感染は起きるのか。

 ワクチンに詳しい森内浩幸・長崎大教授によると、ワクチンを2回接種して2週間が過ぎた頃には、体内にコロナウイルスをブロックするのに十分な量の抗体ができている。

 しかし、ウイルスにさらされる機会がなければ、時間の経過とともに抗体量は減っていく。抗体量がかなり少なくなると、ウイルスが体内に入った時に感染を防ぎきれず、ここで「ブレイクスルー感染」が起きると考えられている。

 それでも、抗体をつくり出す細胞自体は体内に残っているため、その後、ウイルスが入ってきた刺激でその細胞が増殖し、再び抗体を生産し始める。増殖スピードが速いデルタ株であっても、感染してから重症化するまでには1週間はかかるため、この間に抗体の再生産が間に合い、症状が軽く済んでいるとみられる。

 そもそも、有効率100%のワクチンは存在せず、有効性が一生の間続く保証もない。ブレイクスルー感染はコロナ前から、従来のどのワクチンでも起きていた。コロナでは重症化を防ぐという目的ならば当面2回接種で足りると考えられているが、感染自体を防ぐ効果は落ちるため、3回目の議論が出ている。

 森内教授は「ワクチンを打った人が気を緩めてマスク着用や手洗いなどの対策を怠れば、ブレイクスルー感染を起こし、その人から、重症化リスクがある未接種の人に感染を広げてしまう恐れはある」と指摘する一方で、「ワクチンを2回打てば重症化リスクはかなり下がる。感染防止対策とワクチン接種の両輪で、感染の収束につながるはずだ」と話している。

◆「予測より早い」

 一方で、ブレイクスルー感染での症状が軽いことは、逆に発見が難しいという、やっかいな面もある。

 福井県内では9月22日までに、同県越前町の織田病院と、患者の転院先の2病院を合わせて、職員と患者で計17人のクラスターが発生。うち13人はワクチンを2回接種後、2週間が経過していた。この13人はいずれも軽症か無症状で、コロナに感染していると気づくのが遅れたという。

 織田病院の根本朋幸病院長は「接種済みの感染者が出るとは予測していたが、思ったより早くて驚いた」と話し、今後は、入院患者を受け入れる際は、接種済みの人であっても、全員にPCRなどの検査を実施する方針だという。

以上より
自分での防止が必要かもしれない。








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医療と病院に関してのブログです。 医療関係者は日々勉強をしてなくてはいけないと思います。 このブログでは、日々の勉強に必要なものを取り上げていきたいと考えています。
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