IN THE BOX

ペットショップ、と答える方は多いかと思います。

ホームセンター等に、よくペットショップがあって　子ねこや子犬が小さな部屋に入っていて見る事ができますものね。

でも、ちょっと待ってください。

ペットショップにはなぜ小さい子しかいないのか考えたことありませんか？

私自身、小さいころから動物大好きでした。

犬も猫も、それ以外も。
生きているもの、好きでした。

とても小さい頃は、そういうペットショップや、お祭りに出ていた小さい動物たちを見るのも大好き、
そして飼いたいと思っていました。

動物を飼うために手に入れるところも、そういうところしかないと思っていました。

でも、途中から最初の疑問を持ったのですよ。

もしかして、どこかに連れていかれちゃうの？
そもそも、この子犬や子ねこたちの親はどうしたの？

そう考えてからは、ペットショップはほぼ素通りでした。
学生時代には既にそうなっていました。


今の猫を飼い始めてから、ネットで色々みていると　ペットコーナーがあのような形になっているのは日本くらいなものだそうですね。
だって、生きているものね。


そして、安易に生ませてしまい、手に負えなくなって簡単に手放してしまう飼い主。
ペットショップ用のブリーダーさんが持ち込むことになる場合もあるだろう保健所。

ここに持ち込まれる猫も犬もとても多いのです。

ペットショップで購入する人たちが、保健所に持ち込まれてしまう動物たちを飼うだけで
保健所に持ち込まれて命を落とす動物が減るのに・・・

なぜペットショップで購入するのか本当に不思議です。

見た目がいいから？
親の顔が見えないから？

ペットショップも親の顔は見えないと思いますよ。
見えるのは、精々血筋。

血筋が大事？
人間にも同じ事言える？

見た目と血筋が大事だなんて・・・どうなんだろうって思います。


そして、動物病院に行くとよくモニタで流れていたり、置いてある本に書いてあったり、
またネットにも書いてありますが、いわゆる血筋が濃い猫は　その血筋がなりやすい疾患がより濃くでてきやすいとのこと。
有名なのは、たれ耳がかわいい　スコティッシュフォールド。
たまたま猫の中で、たれ耳になってしまった猫から繁殖させたそうですが、
たれ耳になったのは、骨軟骨 異形成症だったから。
つまり、この遺伝をわざと繁殖させているのが　スコティッシュなのですよね。
だから、この病気になりやすい可能性が高いということです。

スコティッシュに限らず、他の純血種も、それぞれなりやすい病気があります。
日本人やアメリカ人みたいなものかも。


そして、ブリーダーさんにもよると思いますが、規模が小さいと何匹も同じ猫種を外部から連れてきて繁殖させるのは
効率が悪くなるので、どうしても親子間、兄弟間、とう風に近親で繁殖させる可能性は高いと思います。

人間でいうところの近親相姦です。
遺伝子異常が起きやすいと言われていますよね。犬や猫にも同じ事が言えるのではないでしょうか。

そう考えると、猫種が違う猫同士で繁殖していった雑種は、色々な血が混ざっている分強いのではないかなと思っています。
人間でいうところの、ハーフとかクウォーター？

さらに、親が野良出身だと
基本的に、なにか持病があったり、胃腸が弱かったら生き残れないでしょう。
なおかつ、生き残る術を知っている、ある程度賢い猫でないと生きていけないと思います。
あと、生命力の強い猫でないと。

そういった猫達が繁殖していった雑種の野良は、かなり強いと思っています。

勿論、野良だと縄張りがかぶっていて喧嘩をして、それがきっかけで猫エイズを持っている猫が繁殖していまっている事もあると思います。

でも、猫エイズの場合、必ず発症するわけではないそう。
他の猫にうつさないように、１匹飼いが推奨されますが、ストレスなく穏やかに過ごせば発症しないとも言われている
病気ですよね。


だからこそ、動物を飼いたいと検討している方は、ぜひとも保健所に引き取られた猫や犬たちを引き取ってほしいなと思います！！！

保健所自体でサイトに引き取られた動物を掲載している場合は、保健所のルールに乗っ取った連絡方法も良いと思いますが、
一番良いのは　犬や猫の保護団体が地域で活動していると思いますので、そちらからの引き取りが一番良いと思います。

特に、初めて動物を飼う方達は、個人の人の里親募集より、心強いですし安心だと思います。
保護団体さんによりますが、野良ネコの集まる地域で捕獲をして　その猫達の里親募集をしている団体もありますし、
保健所に引き取られた動物を引きだして、里親募集をかけている団体もあります。

保護団体さんから動物を譲ってもらうと、たくさんの犬や猫をみてきている方達なので、色々知っていますし
保健所で命を落とす動物も減ります。

保護団体さんによってはサイトあったり、譲渡会をやっていたり、
なにより里親募集のサイトに情報が載っているので、とても分かりやすいですよ。

シーズンによって、子猫ばかりの時期もあったりしますが、
個人的には、飼う方の生活スタイルによって一緒にいる動物の年齢を考えるのが良いと思います。

余り家にいる時間が少ない、構ってあげられる時間が少ない方が、遊びたい盛り、いたずら盛りの子供を飼うのは
無理があると思います。
そういう方は、ある程度落ち着いた大人の猫が良いと思います。
余りベタベタしてくる猫が好きではない場合、オスよりメスの方が良いと思います。
（オスの方が甘えたと言われています）

ただ、人間と同じで環境に慣れやすいのは子供だとは思いますが、それは個体の性格によると思います。

あと、とても重要なのは　子猫の頃に、他の猫と一緒に過ごしていたかどうか！！
生後、２〜３カ月までに猫は、猫の社会ルールを学ぶと言われていて、そこで他の猫や親猫と育っている猫は
社会ルールがある程度備わっている猫ですね。

勿論、２〜３カ月が必須ではないと思いますが、他の猫と一緒に過ごしていた経験のある猫の方が飼いやすいと思います。
特に、社会ルール。相手とどれくらいの力加減でじゃれたらいいのか、を学んでいる猫とそうじゃない猫は
全く飼いやすさが違うと思います。

・・・むかーし私が拾った猫。
社会ルールがなくて、噛み始めたら、痛い痛い・・・＾＾；
力加減が分かっていないので、ものすごい痛かったです。

でも、今の我が家の猫は　親猫とはすぐに離れていますが、兄弟猫と一緒に３カ月ほどいた猫＆ご家庭で育てられていた猫なので、猫にも人間にも慣れている猫でした。

なので、噛み方も絶妙な力加減で噛んできます。

この頃、指を奥歯あたりで噛み噛みしてくるのが流行りのようなのですが、
これも痛くない力加減です。

人間がこの加減を教えるのは、とても大変だと思います。

こういった人間と一緒に住むためにも大事なことを、保護団体さんがお世話をしている間に身につけてくれている事が多いので、とても飼いやすくなると思いますよ。
人に慣れていない猫も、保護団体さんで引き取った際に　慣らす努力をしてくださっています。


本当は、保健所に持ち込む人間が減るのが一番ですが、
こうやって努力をしている団体さんから、引き取るのはとてもお勧めです。