いのさんのブログ

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第一弾　ヒバリ９：日本の神 武田邦彦

参考動画↓
日本の神 武田邦彦

画像　日本に神様は
【日本の精神的な支柱】

日本の精神的な支柱というのは、
私は三つあったんじゃないか？
四つでもいいんですけど、
三つあったんじゃないか、

一つは天皇は神であると、これで
日本は統合したと、

それから神様は、自分も作ったものが
神様であるという神様の概念。

それから男と女を比較しないという、
そういう男女の考え方ですね。

この三つが日本のは精神的な、
まとまりをつくったものであると、
いうふうに考えているわけですが、

【尊敬できるものは皆、神様】

僕は昔から本当に迷ってたんですね。
靖国神社の問題、信教の自由の問題
それから、それとあまりにも違う
日本人の実際の行動ですね。

もちろん、キリスト教信者、僕は
割合とお寺様にも神社にも、それから
キリスト教の教会にもよく行くんですね。

神社ですと丹生川上神社上社
(にうかわかみじんじゃかみしゃ)の
ようにですね非常に古い神社から

画像　丹生川上神社上社
(にうかわかみじんじゃかみしゃ)

まあ靖国神社のような人工的にと
言ったら失礼なんですけども、
つくられた神社等も含めて、それは、
どうしてかというと、
みんな尊敬できるんですね。

牧師様の話を聞いても非常に心に
しみるものがあります。それで
日本人の行動を見ますとね、

【キリスト教とハロウィン】

11月にはハロウィンで騒ぐと、
これはケルト人の祭りなんですが、
ケルト人の祭りというのは
キリスト教より前なので
紀元前800年とが600年とかいう頃の
ものだと思うんですが、

したがってキリスト教から見れば
異教ですね。だけどキリスト教は、
あまりにもハロウィンが自分たちの
先祖のもの、つまりキリストが
生まれる前の、やや中央ヨーロッパ
から北ヨーロッパにかけての
宗教ですから、

あまり無下（むげ）にも、できない
ものですからね、キリスト教から
言えば異教なんですけど、

イエス・キリストが、お生まれになる
よりか先に出来てるもんですから、
異教だというふうな判断をして
いる人と、

それから、そこはまあ、
良いんじゃないかと、いうふうに
思っている人と、キリスト教でも
二つに分かれておりますが、

【宗教面での日本人の行い】

日本ですと何が神様だかわからなくて、
カボチャに何か目でも描いて
騒いでるっていう感じなんですね。

12月になって、たまたま12月に
結婚するとしますね。
いつも言ってんですけど、

私はイエスキリスの前で愛を誓う・・
・「あなたは結婚した時に、
もう嘘ついてるの」っていう感じなん
ですよね。

12月にはクリスマス。クリスマスは
教会に行くこともありますけど、

例えば家にはクリスマスツリーを飾り、
それからジングルベルとか
「きよしこの夜」とかを、かけて
子供には靴下にプレゼント入れると、

サンタクロースさんが来るよと、
サンタクロースも、これはキリスト教か
というと、難しい問題があるんですけど、

12月のクリスマスそして1週間も経つと、
初詣、神社に初詣に行って、
手を合わせる。しかしこれも心から手を
合わせてるんですよね。

別に親戚の手前とかそういう事では
なくて、初詣して、お賽銭を投げて
拝んで家族の健康とか平安を願うと、
これ本当に心からなんですよ。

それからお墓参りに行くと、それで
お坊さんのお説教を聞いたり、
お墓の前で手を合わせると、
これも心からなんですよね。

【日本人の奇妙な宗教観に答えが
欲しかった】

私はなんとか、日本のこの神という
ものについて、回答を得たいと、
憲法の自由、信教の自由との関係、
それを全部こういった日本人の
奇妙な行動、これについて全部の、
その回答を得たいと、

科学っていうのは、すべて説明
できないと科学者は満足しないん
ですよ。

ある意味で説明ができるっていうのは、
それは言い訳は。いくらでも出来ます
からね。

【やっと得た回答】

二年位前から三年ぐらい前から
やっと私は「ああ、そうか」と
思ったんですね。

それはですね。日本人の神っていう
のは、自分自身もしくは自分の家族、
仲間でも良いけど、それを作ったもの
なんですね。

日本をつくった、自分をつくったものは
何かって言うと、一つは自然なんです
よね。

だって太陽が無かったら、冷たくて
マイナス240度くらいになって、こ
れも生きていけないと、

もちろん生命は生まれない。
海がなければ生命は守れない。
山がなければ恵みがない。

大地もそうだと、雷もそうだと、
雷は日本では重要な神様ですね。

それから狼とかのそういう
動、植物ですね。これも神で
あると。・・・つづく


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【白人の嫉妬】ヒトの起源から紐解いた
"大問題" その原因を武田邦彦が考察
(アメリカの黒人差別について)

参考資料↓
[公式] ニューソク通信社、【白人の嫉妬】
を武田邦彦が考察
(アメリカの黒人差別問問題)

人種差別に対する科学者としての
武田邦彦先生の見解

【人類に人種ができた経過】

人類に人種ができた経過なんですが、
現在の人間はホモサピエンスという
大きな種に属しているわけですね。
これはアフリカで発生して、アフリカから
少しずつ北に登りましてね。

画像（人類の起源）

エジプト通りチグリスユーフラテスを
通ってまあ主力がどこにいるか？
というのは難しいんですが、

黒海とかカスピ海のあたりに住み着いた
と考えられております。
もちろん分派がいまして

チグリスユーフラテスあたりから、
東のほうに向かったアジア系
の人たちとか、

インドから海洋を経て日本に来た海洋系の
人達というのもいるんですが、

ここでは今は世界で一番支配地域が大きい
アーリア人ですね、
これはの黒海とカスピ海の辺りに住んで
おりました。

今から4000年前に何回かに分かれて
全世界に散っていきました。
西北のに行ったのがドイツ人、イギリス人に
なりですね。

東南の方に行ったのが主にインド人に
なりました。
中東の方に南下したのがイランとか、
その他の国をつくったわけです。

【イギリス人とインド人】

一番この人種差別に関係あるのは
イギリスとインドなんですけれども
16世紀になりまして、イギリスがインドを
本格的に支配し始めます。

イギリスとしてはもともと人種的な
優秀さが（インド人とは）違うと・・
イギリス人は白人であり大変に優れている
けれどもをインド人はまあ黄色人種、
黒人的な人種なんで、

元から人種的にイギリス人がインド人を
支配するには正当性があるという理屈を
構えようと思って歴史をかなり丹念に
調べました。

その結果ですね驚くべきことに今から
4000年くらい前にイギリス人とインド人は
同じ所に住んでる同じ民族であって

西北の方に入ったのはイギリスであり、
南東の方に行ったのがインド人であると
いうことが分かりました。
それでもう研究を止めまして実力で
支配するということになりました。

【肌の色】

肌の色というのはですね4000年間で
イギリス人とインド人くらい変わるって
事ですね。
イギリス人は真っ白でありインド人は
日本人より少し黒いという感じです。

【北極熊とヒグマの毛の色】

ちょっと動物の話を言いますけれども
皆さんが見当つけやすいと思うんですが
今、北極熊っていますね。
真っ白で非常に大きなクマですが、

この北極熊は今から2万年から4万年前に、
ヒグマが北極のに行った分派だと
考えられます。

今でも北極熊とヒグマの子供は
できますね。
ですから非常に近い種であるということは
認められておりますが、
これがだいたい3万年前ですね。

ですから動物の肌の色とか毛の色とか、
こういった物は、だいたい4000年くらい
経つとイギリス人とインド人ぐらいの差が
できると、それから3万年ぐらい経ちますと
全然違う色になるということが
わかりますね。

【肌の色と種】

ですから肌の色が違っても種が変わる
わけではないんですね。
ですから白い方も黄色人種も黒色人種も
ですね同じ人間なんですが、

人種差別ができてくるんですね。
これは何で人種差別ができるかというと
動物も全部、人間ばかりでなくて
その他もそうなんですが、

厳しい気候のところに行きますと
生存競争が激しくなって切磋琢磨
するんですね。

【生存競争による人への影響】

（厳しい気候のところですと）背が高く
なる体が大きくなるという特徴があります。

これで南の方で、のんびりの生活
しますと、特に切磋琢磨する必要ないんで
体も小さく穏やかになるという
傾向になります。

もちろん（動物もそうですし）人間も
そうでありまして

北の方に入ったヨーロッパとか
そういう人たちは競争に競争を繰り返し
ますので、極めて背が高くなり
力が強くなり、そして一生懸命働く
人間になります。

これに対して南の方の生活の楽ですから
マレーシアとか東南アジアぐらいに
行きますと、

仕事のほとんど8割ぐらいは女性が
するんですね。
進学率も女性が高かったりします。
男性は単なる種付けみたいになりまして、
一般的には道路工事もしくは運転手などを
やるというふうに言われております。

さらに南に行きまして例えば太平洋の
島なんかになりますと
海に行けば魚が獲れるし口を開けてれば
バナナが落ちてくるって事ですね。

なにも働かなく誰でも大丈夫だという
ことですね。

大体の植物でもタネを作るのは
北方の植物で南側の植物は種がないのが
多いんですね。

どうしてかって言いますと種を
作らなくても幹が「ポキッ」と折れて
土の上に落ちたりすると、
もちろん雪なんか降りませんので、
そのまま次の植物が育つんですね。

ところが北の方に行きますと、
雪とか氷に閉ざされますから固い殻で
被った種がどうしても必要に
なりますね。
このように動植物も人間も、その住む
気候によって、ずいぶん
変わってきます。

【家庭環境による影響】

そして、これは本当に不思議な事
なんですが、
みなさんも何かお子さんを教育するときに
ご参考になると思うんですが、

あまりに環境の良いところで子供を
育てますと子供は必然的にサボります。
お金持ちの息子がうまく育たないのは
それが原因です。

適切に厳しい環境で、やっぱりお父さん
お母さんを助けようとか、
うちは貧乏だから俺は金持ちになろうとか、
いろんなインセンティブ（刺激）が
できまして

立派な人間ができますね。
これと同じなんですね。

【環境が及ぼす影響】

ですから2000年くらい4000年間と言っても
良いんですけど、2000年間と言っても
良いんですが、

ヨーロッパとかそういう厳しいところに
行った人たちは背が高くなり
力が強くなり、
そして懸命にやりますので軍事力も
強くなって産業も強くなって文化とか
そういう芸術なんかも発達します。
それがヨーロッパですね。

それから南の方の国はのんびりやって
ますから、背は低くなって、
あまり技術とかが進まないんですけど、

その代わり人格は非常に良く
なるんです。穏やかなんですね。
そういう難しいこと言わなくても、
まあ楽しく生活しようと、いうふうに
なりますね。

【武田先生の考える人種差別の発生理由】

人種差別の発生理由っていうのを私は
どう考えてるかって言うとですね。

ヨーロッパ人がアフリカ人の奴隷を
連れて来て使い始めたんですよ。

そうすると彼ら黒人は普段は歌なんか
歌って、あまり知識も無いし、
人間としてはたいした事ないように
思うんですね。

だから鞭でも打って「これやれ、あれやれ」
と言ったら、ちゃんとやるんですよ。
ところがどう見ても自分たち白人に比べると
黒人の方が人格は高い（と思う）んです
よね。

そうするとイライラし始めちゃったん
ですね。
要するに自分たちは力も権力もある。
その奴隷を殺そうと思ったら殺せるんだけど、

本当は奴隷の方が人間として正しいじゃ
ないかと、こういうのがあって非常に
イライラし始めるんですね。
それで、今でも白人は黒人に対して
強い差別をするんですね。

【日本人（先生）の差別に対する考え】

この差別を日本から見ますと優秀な人が
劣った民族を奴隷にして差別してる
ように見えますが、
実は私はそう考えておりません。

例えば

レディーファーストがどうして
必要かというと、女性の地位が低いから
レディファーストが必要なんですね。

ところが日本もそうですがアフリカも
そうなんですが、男と女は対等なんですね。
対等と言うか、それぞれなんですね。

生活が豊かですとそうなります。
そうなりますとレディファーストと
いう思想は生じません。

【男女平等とか男女共同参画！？】

現在あの男女平等とか男女共同参画って
いうのは、全部ヨーロッパから来た
思想ですが、

女の方が男より劣るというのが原則に
なってるんですね。
だからそういう男女平等思想が
生まれますが、日本ぐらいになりますと、

もう男女平等という思想は日本自体には
無いんですね。これは女性を全然蔑視
するんじゃなくて、

むしろ女性の方が上かなと最初から
思ってるものですからね、
そういうことになります。
これは、いろんな社会現象に現れてきます。

【環境と麻薬の関係】

（話は変わりますが）麻薬なんかも
そうですね。
南の方が麻薬は全く困らないんですよ。
（社会的問題にならない）

むしろですね。テレビがない世界で
太平洋の南の国ですと、一日が暇で暇で
しょうがないものですから、
麻薬でも吸ってゆっくりと楽しく人生を
おくるかと、フラダンスでもするかと、
こういうふうなことになるんです。

だから麻薬は社会悪としてはカウント
されません。
ところがヨーロッパぐらいの厳しい環境に
なりますと麻薬なんかで遊んでたら、
国がつぶれちゃうんですよ。
ですから「ダメ、ゼッタイダメ」
なんて言う事になるんですね。

【日本の現状】

日本でも、そこらへんの文化をよく考えず
にですね「麻薬は絶対だめだ」なんて
言って・・それが、さらに進んで大麻を
禁止したりなんかしてるんですけれども、

これは南の国の思想ではないんですね。
日本のような小さな国でも、
北は北海道寒いですし
沖縄とか鹿児島は暖かいので

北海道に住んでるアイヌはですね、
重婚というのが時々あったんですね。
（兄弟が他界した場合）その男性と
結婚していた女性（義理の姉、妹）
を引き取って妻にするんですね。

これは別に文化程度が低いんじゃなくて
北海道くらいですと、女性がひとりで
生きていくのは難しいんです。
したがって男性の籍に入ったんです。

今度は九州なると九州男児なんて
威張ってて、あまり働かないという
・・女性だけが働くという事に
なりますね。

【白人種の葛藤】

ですから性格もいろいろ変わってきますし
社会システムを変わってまいります。
現在白人は非常につらい思いをしている
わけです

「黒人の方が人格は高いけど俺たちは、
どうしてこんなギクシャクした社会を
構成してしまったのかな」と。

そういうイライラ（苛立ち）が本当に、
アメリカの人種差別にも現れております。

【人種差別に対する今までの日本の姿勢】

ちなみに日本は黄色人種ですから、
自分の事は自分でする。
奴隷もつくらない、そういう社会を
構成しておりますので、
私たちの心の中には人種差別という意識は
全くありません。

したがって（人種差別について
日本がやった事は）第一次世界大戦の後の
パリ講和条約でも（日本は）
人種差別撤廃条項（人種的差別撤廃提案）
というのを主張しておりますし、

画像（国際連盟委員会）


戦争中1943年のですね大東亜会議
というのは有色人種初めての国際会議
であります。

日本は世界に向かってすでに
100年以上人種差別撤廃を叫んで
来ております。

画像（大東亜会議）

【差別に対する日本の持つべき考え】

今度のアメリカの国内情勢について口を
挟むのはどうかと思いますが、
日本の考え方としては、
諸先輩、日本のご先祖様のやり方が非常に
正しかったもので、それをよく勉強して
現在の日本人も
「非常に品格の高い人種差別感の無い社会」
というものを体現していくべきでは
ないかと思います。

・・・おわり


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『ルーツ０２５　日本のルーツ０１　日本人はどこから来たのか？』

参考資料↓
中部大学総合工学研究所特任教授 武田邦彦

【日本のルーツ０１】

日本のルーツという事で日本というのをもう
一回見つめ直そうということです。まず日
本人はどこから来たかということから
始めたいと思います。

この表↓
に示した図はですね、いろんな説が
ありまして、これぐらいかなと思って
私で選んだというものなんです。

【現代人ホモサピエンスがアフリカからエジプトへ】

約10万年くらい前にアフリカから現代人
ホモサピエンスの先祖がエジプトの方に移動
しました。
これは気候がよくなってきたからという事
もあるんですが、（この頃は寒かったです
からね）
だからまあ南の方しか行けなかったんだと
思うんです。

それで今のメソポタミアの方に進出し、
そこからだいたいインドもしくは
インドネシアの方に移動すると・・・

それから一部が4万年前3万年前になって
ヨーロッパとか中国に行くんです。
（私はその年数よりも少し後じゃないかなと
思ったりするのは、その頃すごく地球が
寒かったですから暖かくなってから段々
移動したじゃないかというふうに思い
ますね）

【日本はまあ3、4万年くらい前に】

日本はまあ3、4万年くらい前にまだ大陸と
一部地続きだったり、大陸に近かった状態の
時に南の方からとそれから（今の）朝鮮半島
からと北のほうから入ってきたという風に
言われています。

これも諸説がありますからここではあまり
詳細には触れずにですね、大きな流れを見て
いきたいと思います。

【アボリジニ、ポリネシアンのおこり】

それでジャワーの方に（インドネシアの方に）
行った人達は、やがてオーストラリアに
行ってアボリジニになり、それから
太平洋の方に行ったのはポリネシアン、
それがニュージーランの方にも行きました。

【新大陸のアメリカインディアンとなり、
さらに南ではインカ帝国を築く】

それから北のほうに行ったのは、暖かく
なってからですから1万5千年前くらいに
シベリアを超えて新大陸と言いますか
アメリカ大陸の方に行きまして
アメリカインディアンになり、
さらに南アメリカに行ってインカ帝国を築く
とこういうことになりました。

【世界の民族の流れから見た日本民族】

日本人は日本民族に非常に関心が
ありますもんですら我々はどこから来たかと
南から来たか北から来たかと、いつも議論に
なっておりますが

世界史全体から見れば世界のこういう民族の
流れ人の流れから見ますと、我々の祖先は
エジプトを経験しメソポタミアも経験し
インドを経験し、あるいは中国、
インドネシアを経験した人達が来たという
ように考えられます。

長い伝承とか体験がある程度、体の
構造に（影響を与えたと考えられる）。

アフリカのエジプトから中国それから
フィリピンぐらいまでを経験した人たちが
日本に来てるんです。

【日本民族の文化の多様性】

これはの文化の多様性ということで、
ある程度関係があると言われております。
例えばインドの人は後でアーリア人が
来ますから混血になるんですけども
通過したルートが少ないんです。

通過したルートが少ない国の人は自分たちの
文化を守ろうとするとこう言われます。

それに対して日本民族が典型的なんですが、
あらゆるところを経験した人が南からも
北からも来たということで日本は非常に
融通性の高い文化を築いた。

中国の文化があれば 「ok」、ヨーロッパの
文化があれば「ok 」、インドから仏教が
来れば「ok」と、こういうような民族に
なったと言ってる人もおられます。

【増えなかったアメリカインディアの何故？】

まあ確かにそうかもしれません。ただもう
少し広い目で見ますと、我々アジア民族
っていうのがシベリアを渡って
アメリカインディアになるわけです。

日本はこんなに小さな国なのにすぐ
1000万か2000万人くらいにはなって、
江戸時代には3000万人になって今は
1億2000万人もいます。

ところがアメリカ（大陸）は、ちょうど
江戸時代ぐらいの頃600万人ぐらいがあった
わけですね。

（今の）アメリカ（大陸）というその広大な
国（土地）しかも（今の）メキシコからあの
（今の）アメリカ合衆国にかけては結構
平野が多くて川も多いし土地もあり
農業がずいぶんできるところでしたから、

日本の徳川時代が3000万人だとしたら、
やっぱり(今でいう)アメリカ合衆国の
インディアンは（その当時）一億人は
超えてなきゃいけなかったと思うんです。

そしたら随分歴史は変わったでしょうけども
実は600万人ぐらいに留まっておりました。

【インカ帝国の謎】

それから南アメリカに行ったインカ帝国
（を建国して人達）も山の上なんかに
住んでおりまして、ブラジルとか
アルゼンチンという大きなところに
あまり移動しなかったんです。

これは何故か？ということです。
歴史とかルーツっていうのを調べるときに
何が面白いかと言いますと、あの私たちは
いつも日常的なことを考えてますので
アメリカインディアンは600万人とか
日本人は3000万人とか、それだけはを
覚えてしまいます。

例えばアメリカインディアンは（今の）
アメリカ大陸に上陸してきたイギリス人に
全滅、皆殺しになっちゃったとか、

インカ帝国はスペイン時に全部殺され
ちゃったんだというようなことが頭に
入ってしまうわけです。

このルーツを見るって言うのはなぜ日本人は
（増殖したっていうか）数が増えたのに、
同じ民族のアジア民族であるインディアン
は増えなかったのか？

食料をたっぷりある土地も多いというところ
で増えなかったのか？
ということも考えてみなきゃ
いけないわけです。

【（今の）オーストラリアの先住民アボリジニの謎】

それから文明もあんまり発達しませんでした。
その典型的なのが（今の）オーストラリアで
日本人とほとんど同じようなルーツを持ちながら
アボリジニの段階で留まっておりました。

【人数の二乗でものは発展する】

これは、私が考えるところによると、
やっぱり人数の二乗でものは発展すると言い
ますが、例えば10人ですと10かける10は
100ですから、100進歩するとします。

ところが10人の10倍いますと100人ですね、
そうする100人かける100人で1万
になります。
ですから人数が10倍になると文化の
進捗状況は100倍になるということ
ですね。

これは脳というのが相互にインタラクション
（「 inter（相互に）」と「action（作用）」）
と言いますか（交際というか）
情報交換することによってより高くなるので
人が多いと、この方が進歩するんです。

そういう点で人口が稠密だったエジプト、
メソタミヤ、インダス、（今の）中国
（大陸）等の所が栄えます。

【文明圏の形成】

そうすると栄えた文明がその辺りに広がり
ます。そうしたら文明圏がさらに広くなって
人の数が増えます。その数が増えると交流
が増えてそれだけ進歩する。
ということで、だいたいギリシャくらい
から日本くらいまでが進歩する。

ユーラシア大陸の中央部だけが進歩するのは
そこに人間が多かったからじゃないかと
思うんです。
素質は同じだと思うんです。
それからアメリカの方に行きますと
とにかく土地はゆっくりあると競争する
必要はないと、

【人口密度と人間の進歩】

それから人口密度も低いから人口の二乗で
発展するということなると、ずいぶん
発展力が弱くなってしまうわけです。

発展しなくても別に構いませんが弱くなって
しまいます。そういうことで
1万5000年から1万2000年前に（当時の）
新大陸（現在のアメリカ大陸）の方に
行ったんだから、もしもここに人口が
多かったらですね、

あのアメリカ大陸のインディアンとか
インカ帝国も同じようなペースで進歩してきた
と思うんですが、やはり離れ小島で
ゆっくりと暮らすようになると、

人間は進歩しないということを示している
と思います。

そういう点では日本人があらゆる所を
経験して日本列島に来たんですね。

【日本民族の特徴】

日本人はいろんな所から来た民族の混合で
すので、融通無碍でいろんなことを
（経験）しています。それからしかも
大陸からあまり離れていなかっため
孤立するような事も無かったと
（思われます）。
（旧）オーストラリア人のアボリジニの
ように孤立はせずにですね。

そして他からの文明を吸収しながら進歩して
来たのが、今の日本です。

【日本列島の特徴】

もしもうあと５百キロぐらい、日本列島が
太平洋側に離れていたら、おそらく日本は
未開の地だったんのでヨーロッパ人が侵略
を開始した15世紀から19世紀の間に完全に
植民地になってたと思うんです。

日本が文化が発達し有色人種としては唯一白人
の侵略から逃れる事ができたのは、大陸から
50キロから100キロという非常に近いところ
にあり、

かつ非常に人が多かったエジプトから中国の
領域からちょっとだけしか離れていなかった
という事が日本の近代というのを作ってきた
のではないかと思います。

普通に日本のルートと言ってこういう図を
書きますと日本は南方民族かとか北方民族
かということが議論になりますが、

私はそれより文化の発展とかそういう事を
考えた方が役に立ちそうな、面白そうな
感じがいたします。
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今回の資料↓


【要約】

「日本が戦争する前は」

まずアフリカは全部植民地ですね、それから中東は、
ほぼほぼ植民地、アジアはですね少し詳しく言います
とインドはイギリス、ビルマ（ミャンマー）もイギリ
スですね。

それからタイもイギリスとフランスの植民地みたいな
もんでした、マレーシアもそうですね。
それからインドネシアがオランダ、インドシナがフラ
ンス、オーストラリアがイギリス、フィリピンが
アメリカ。
それから太平洋の諸国は日本以外のところだとアメリ
カですね。

「日本軍の山下大将による英シンガポール要塞陥落」

イギリスっていうのは海洋国家で七つの海を支配して
たわけですけれども、それの最も重要な拠点だったイ
ンド、シンガポールをやられてしまったわけですから
もうダメになっちゃったんですよ。

インドは自分でチャンドラ・ボースの独立戦線も活躍
して独立を果たすわけです。
これは1949年ですかね、日本がその戦争が終わってす
ぐですよね、ですからシンガポール要塞陥落がいかに
歴史的に大きな事だったかってことが分かります。

「戦前戦後、独立軍を助けた元日本兵」

それからインドシナ、今のベトナム、ラオス、カンボ
ジアとインドネシアはそれぞれフランス、オランダと戦いまし
たが、その時の独立軍というのはインドネシア人とか
インドシナ人で日本兵の助けも借りて戦い独立を勝ち得た
のです。

「1960年代は次々と独立していくアフリカの世紀と言はれた」

残りが1950年代から早いとこでアフリカが1950年代か
ら独立戦争始まって1960年代はアフリカの世紀と言わ
れるんですけども次々と独立していくわけです。

ですからつまりヨーロッパアメリカ勢っていうのが、
もうアジア、アフリカから退かざるを得ない原因を作
ったのが日本の戦争だというんですね。

「日本の戦争は人類に何をもたらしたのか」

日本というものの存在、何故かと言いますと日本が戦
争に勝つ負けると関係なく日本人というのは存在する
んだということです。

だから人種的差別撤回提案と言うのを1919年の1月14日
に日本はパリ講和条約で提案するんですけれどもこの
提案は言葉ですが、そうじゃなくて実質、有色人種と
白色人種は同じ価値があるんだということを実質で示
したのが実は日本人というそのものの存在なんですよ
。

その点では日本人は学識があり親切でそして道徳心も
世界で一番高いと思われるぐらいあるんです。ですか
ら日本人の存在そのものが人種差別撤廃を言ってるよ
うなもんなんです。体で示してるわけです。
【詳細】へ続く