マイホームを取得する際に間取りが自由にできるなら、是非自分で考えてみましょう
メリットは計り知れませんが、まずはこれから建てる家での生活がイメージできるようになります。
また業者との意思伝達にも使えます。
施主が作った間取りを無視する業者はいないでしょう。
ダメな点を指摘しつつ、意図をくみ取って代案を提供してくれるはずです。
ということで、自分で間取りを考える際に必要なのは
1.マイホームのビジョン
2.土地
3.間取りに関する知識といったところでしょうか
1番目はこれまで何度も言っていますが、ビジョンです。
これがないと、誰かのマイホーム間取りを描いてやってるだけになります。
また、自分が間取りを描くぞ!という気持ちも含まれます。
2の土地については決まっていないと自分が本当に住む間取りを決めることが難しいです。
でも、間取りを描き始める初期であれば必須ではありません。
何なら玄関の方角別に4パターン描けばいいだけです。
3の間取り知識・・・別に無くてもいいです。
どうせ素人なんですから、やっていくうちに覚えましょう。
ただ、何にもないと不安だって場合には↓の本でも読んでおいてください
で、間取りの描き方ですが、パソコンを使います。
最初は方眼紙でも構わないですが、エコの時代なので何度も描きなおせるパソコンにしましょう。
ソフトは最初はエクセルとかで構いません。
エクセルのセルの大きさを方眼紙状にして、罫線を駆使して描くのです。
最初の段階で気をつけるのは、どの部屋をどのサイズで用意するか?です
例えば1階のメインの部屋はリビング8畳、ダイニング6畳、キッチン5畳、玄関2畳、プラス和室6畳といったところでしょうか
部屋数、広さは皆さんの感覚に合わせてもらって、とりあえずこれだけの組み合わせで
どんな配置が可能か考えてみましょう。
これだけでも、自分の好みの間取りが分かってくるのではないでしょうか?
たとえば私の場合、
・キッチンとダイニングの連結は必須
・玄関は駐車場の都合上北東から南東にかけてのどこかであることが必須
・玄関はリビングと和室に繋がる方が望ましい
・ダイニングとリビングは繋がっている方が望ましい
・和室はリビングと繋がっていることが望ましい
ということがわかりました。
必須は譲れないポイント、望ましいは優先度高めだけど、妥協の可能性もあるポイントです。
ここまで自分の理想がわかってこれば、あとは広告や雑誌からサンプルの間取りを眺めて自分の理想の間取りを拾ってきましょう。
特に建築業者のまともな間取りは流石というものが多いです。
雑誌に載っているのは目を引きますが、雑誌用の特別なものと認識しておいた方がいいです。
で、ここで始めて本格的な間取りソフトの出番です。
私の場合、最初は「せっけい倶楽部」というフリーソフトを使っていましたが、もの足らなくなって定番ソフトを買ってしまいました。
3DマイホームデザイナーLS3です
ちなみに私は間取りが分かる書籍付きを購入しました。
内容的にはソフトとはあんまり関係なく、間取り本という感じで、
間取り本を1度も読んだことがなければ読む価値があります。
このソフトを使って大雑把な案に水周りや階段・2階を付け足します。
自分の場合、大雑把案が20、そこから全体をほどほどに配置したのが20、さらに詳細つめて20、業者に提出したのが3という件数です。
なお、現時点では間取りは決まっていませんので、もう10くらいは書き直すでしょう。
最後に間取りを描く際のポイントを紹介しておきます。
・コストダウンのためには小さく
・方角重要(太陽光は南・東から取れるようにしましょう)
・木造では一定間隔に壁が必要(短辺で4m間隔)
・2階と1階の壁は位置をあわせる方が強い
・廊下と階段はセット(特に2階は階段から部屋までが廊下になります)
・壁も必要(テレビやテーブル、収納も考えないと置き場がなくなります)
・玄人は階段を最初に決める(今回紹介の手法とは間逆です)