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2018年04月18日
SPCを利用したメザニンローンの活用
◇特定目的会社(SPC)とノンリコースローン
一般的に投資対象となっている特定の担保資産だけを返済原資とするローンのことをノンリコースローン【Non Recourse Loan】といい、投資対象となっている特定の担保資産以外の他の資産からも遡及して返済する義務があるローンをリコースローン【Recourse Loam】と呼ばれています。以前お話したソーシャルレンディングに利用する投資対象が限定されている私募ファンドでは、通常ノンリコースローンが用いられています。またSPCにおいて出資金を拠出した投資家は、出資金だけの責任を負う「有限責任」に限定されています。つまり投資家は、出資金を超えた損失の発生を防ぐ一方で、ソーシャルレンディングを通じて私達レンダーから借入をすることにより、自己資金にレバレッジを付けて不動産ファンドを組成できる仕組みとなっています。
◇ソーシャルレンディングにおけるメザニンローンの位置づけ
メザニンとはデットとエクイティの中間を意味する資金調達手段の用語です。LTV(※1)でいうところの70%前後に位置するものです。融資及び出資金に対する返済の優先度は、@シニアローン、Aメザニンローン、B優先エクイティ、C劣後エクイティの順位で返済されます。この中では@をデット、AとBをメザニン、Cをエクイティと呼んでいます。なお、現在日本で募集されている貸付型のソーシャルレンディングでは、ここでいうところのAとBに該当します。また先日延期になってしまったOwnersBookが手掛ける出資型のソーシャルレンディングはCのエクイティに該当します(下記の図参照)。
※1)LTV:Loan toValueの略。不動産価格に対する借入金の割合のことを指す。計算式は、借入金÷不動産評価額で求める。
クリックを宜しくお願いします(* ̄▽ ̄)ノ
一般的に投資対象となっている特定の担保資産だけを返済原資とするローンのことをノンリコースローン【Non Recourse Loan】といい、投資対象となっている特定の担保資産以外の他の資産からも遡及して返済する義務があるローンをリコースローン【Recourse Loam】と呼ばれています。以前お話したソーシャルレンディングに利用する投資対象が限定されている私募ファンドでは、通常ノンリコースローンが用いられています。またSPCにおいて出資金を拠出した投資家は、出資金だけの責任を負う「有限責任」に限定されています。つまり投資家は、出資金を超えた損失の発生を防ぐ一方で、ソーシャルレンディングを通じて私達レンダーから借入をすることにより、自己資金にレバレッジを付けて不動産ファンドを組成できる仕組みとなっています。
◇ソーシャルレンディングにおけるメザニンローンの位置づけ
メザニンとはデットとエクイティの中間を意味する資金調達手段の用語です。LTV(※1)でいうところの70%前後に位置するものです。融資及び出資金に対する返済の優先度は、@シニアローン、Aメザニンローン、B優先エクイティ、C劣後エクイティの順位で返済されます。この中では@をデット、AとBをメザニン、Cをエクイティと呼んでいます。なお、現在日本で募集されている貸付型のソーシャルレンディングでは、ここでいうところのAとBに該当します。また先日延期になってしまったOwnersBookが手掛ける出資型のソーシャルレンディングはCのエクイティに該当します(下記の図参照)。
※1)LTV:Loan toValueの略。不動産価格に対する借入金の割合のことを指す。計算式は、借入金÷不動産評価額で求める。
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