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2016年11月18日

letter of indemnityとは。補償状、念書などの意味を持っている。

以前M&A絡みの話で、Letter of Intent(合意書)について書いたことがある。その記事はこちら

今回も同様に略称がLOIなのであるが、ちょっと違うものをご紹介する。

Letter of Indemnityである。

これは、インターネットで検索すると、これまた貿易実務に関する話がたくさん出てくるが、貿易実務に限定した話ではなく、通常のビジネスでも出てくることがあるので、覚えておこう。

それら、貿易実務の場でLetter of Indemnityは以下の意味をもつようだ。

以下:引用

貿易取引において、当事者間の一方にとってリスクがある行為を行う折に、もう一方がその損害を賠償する旨を約する保証状。
輸出取引で船会社にクリーン船荷証券(B/L)の内容変更を依頼する時、信用状(L/C)決済における輸出取引で船積書類と信用状の内容に不一致(ディスクレ)があるにもかかわらず銀行に買取りを要請する時(L/Gネゴという)や信用状(L/C)決済における輸入取引で船荷証券(B/L)原本の到着前にもかかわらず船会社から貨物の引き取りを要請する時などに差し入れる。

ここまで引用。

貿易実務に対して詳しくないのであるが、要するに、取引において何らかの損害が発生しそうな場合は自分が責任持つよ、だから何かあっても、念書を差し入れておくから取引させてよね、ということな気がする。

私は海外で働いていて、実務の場でLetter of Indemnityを一度目にしたことがあるので、それを書いてみることにした。

私の経験したパターンでは貿易取引ではない。

あるとき、初めて取引する銀行で口座開設することになり、定期預金を作ることになったので、開設手続を経て、そこにまあまあ大きい金額を送金することになった。

そこで何と、口座番号を間違えて送金してしまったのだ!私じゃないですよ、現地スタッフですよ。
そのあたりの2重チェック機能が働いていないのが、なんとも海外らしいのだが、初めての口座番号であったため、既存の銀行口座での入力も初めての番号なのである。まあ私が2重で確認すべしだった。

そのため送金手続は当日には完了せず、先方からは入金が確認できない、所定の手続きが必要だと言われる始末。

そこでLetter of Indemnityが登場。

どういう内容かと言うと、銀行に宛てた書面で、当該取引で損害が生じた場合には私がそれを被るので、取引を実行してくれというもの。そしてサイン欄には社長のサインをもらえとの銀行からの指示。

当該書面に社長のサインをもらい銀行に提出、そして無事取引完了したというお話。

まあ、通常口座番号だけ間違っただけで、全くの他者に振込が行われるというケースはないはずなので、形式的な書面提出であったかもしれないが、おかげで定期預金の口座開設が2日ほど遅れてしまった。

金利が大幅に動いていたら、けっこう損していたかもしれない。

社長は、OK,OKと言いながらサインしてくれたので、ことなきを得た。

というわけで結論
Letter of Indemnityは、貿易取引に限らず、ある当事者が被る可能性がある損害について、第3者が保証することを書面で取り交わしたもの。

自信ないですが、そんなイメージです。

ALEX

2016年09月02日

ビジネス英語。「出向者」、「出向する」にはいろんな表現があるがどれが良いか。

「出向者」という表現を英語で使いたい場合、辞書を調べるといろいろな言い方があるようである。

loan employee
assigned employee
TEMPORARILY TRANSFERRED PERSON
transferee
transfereed worker
loaned staff

などなど。

ここからは個人的な感想である。
まずLoanである。熟語にするとBe on loan であるが、確かに意味としてぐっとくる。しかしネイティブの人ならともかくグロービッシュな英会話を行う際、さらには私はAccounting Departmentで働いているため、Loanと聞いた瞬間、相手が借入金の話かと勘違いする可能性がある。多くの場合は伝わると思うが、英語が下手なうちは一言で的確に相手に伝えた方が良い。そのため却下。

temporary が付くと、なんとなく派遣社員のような印象を受けてしまう。そのため却下。

assigned については、必ずしも出向だけに限らず、ある特定業務でアサインされているようなイメージで伝わりそうな気がするので却下。

Transferがつくと、これは転籍を意味するため、職を変更して就職したかのような誤解を生む可能性があるので却下。

ということで私がおすすめするのは
「Secondee」という表現である。これなら日本人にも発音しやすく、前後の文法が必ずしも良くなくとも伝わりやすいと思う。

ちなみに私の現地の名刺にも「Secondee of Japan Company」と記載されている。ちなみにJapan Companyには固有名詞が入っている。
現地で日系企業とやり取りする場合にはその方が伝わりやすくスムーズに会話が進むためである。

この名刺の作成は、同僚のカナダ人が行っているため、その表現については間違いはないであろう。

しかしながら実務の場で「be seconded」と動詞の受け身で使うと私には綺麗な発音は難しいし、非ネイティブの方々には理解してもらえないことが多々あるので、結局「be transferred from Japan company」といった具合に挨拶することになるのである。

その際は、もしかすると厳密な出向ではなく転籍と言う意味で伝わっている可能性もあるが、当面はビジネスに影響はない。

Anyway、外人とのやり取りは雰囲気が大事である。

ALEX


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2016年07月28日

SNAPSHOT:ビジネス英語。以上が弊社の概要です。

海外で働いていて、会議中耳にした言葉がある。

表題のとおり「Snapshot」である。
Snapshotといえば、私たちの中の認識では写真ではないかと思うが
れっきとしたビジネス英語である。

その日の会議は、ある日本企業との打ち合わせであった。
日本の多くの企業も海外には当然進出しており、各国に支店を持っている。

私の会社は現地法人だけれども、我々が出向しているように
日本のビジネスと関わりが深い。そのため日系の企業との付き合いも出てくるのである。

その日は、彼らとの最初のミーティングであった。

当然英語である。
メンバーの約半分は日本人の会議であったのだが、現地人等も多いので、必然的に英語ベースのミーティングとなる。
私は、記事中に何度も書いている通りTOEIC860だけ獲得して海外駐在を手に入れたようなレベルの人間なので、彼らの英語力の高さにびびっていた。

初めてのミーティングということで、彼らは所謂パワーポイントに同社の概要をまとめたものを提示し、それに従って話を進めていく。

まあ、お決まりの資料とお決まりの文言を使いまわして言っているので流暢に聞こえるというのもあるのだが、私の英語力より遥かに高いのは明らかである。

そしてパワーポイントの資料を読み進めていき、話が終わったときに、
「This is our snapshot」(間違ってるかも)。

といったのである。
これが表題にあるような「以上が弊社の概要です」という意味であると思う。

もともとSnapshotは写真という意味で、そこから派生して、資料とかを見せて、パッと見て大まかな概略が分かるというような意味があるので、今回のようなパワーポイント資料とかを用いた場合に使うべきであろう。

資料がなかったり、特別分厚い書籍のようなものを説明して、「This is our snapshot」と言っても、少しおかしいだろう。

いつか使ってみたい表現であるが、私レベルが英語でそのような説明をする日が来るのだろうか。

そのときのために日々精進するのである。

ALEX

2016年07月27日

E&OE 誤謬及び脱漏は訂正いたします。海外の請求書(Invoice)

海外でINVOICEやDEBIT NOTEなどを見ているとE&OEという言葉が付してあるのをたまに見かける。

E&OEは”Errors and omissions excepted”の略語であり、直訳するとエラーや記載漏れが期待されている。
と読める。
平たく言えば、「この請求書に何か間違いとか漏れがあった場合には修正するから連絡してね」ということだ。

Yahoo Japanなどで検索すると、上位に貿易用語集などと出てくるため、当該ワードが貿易用語であるような勘違いをしてしまうが、一般的なクライアントとのやり取りの中で出てくる言葉である。

ちなみに私が働いている現地法人でも、システムから自動的に出力されるものではない、マニュアル発行する請求書類にはE&OEという文言が付してあるようである。

当該ワードは、誤りや脱漏によって、将来発生し得る法的な債務を軽減する効果を狙ったものであるが、なんとも外国人らしい。
日本の商慣習においても、請求書が100%あっているとは限らないが、発行時に可能な限りチェックを行い、責任をもって発行する。このように責任逃れの文言を使っているのは、今のところみたことがない。

英語の辞書には、excuse slight mistakes or oversightsと説明があるようで、結局、小さなミスや見落としの言い訳をしているということである。

ちなみに、つい先日、別の国から来た請求書が過大であったため、Credit Noteを発行するようお願いした。あまりに誤りが多くて困ってしまう。しばしば過少な場合もあるのであるが、このようなときは、わざわざ報告する必要なし。日本人的感覚であれば、報告して修正してもらいそうなものであるが、海外では真面目にやると損、間違った方が悪いのである。

後日先方から間違っていたので修正したいという依頼が来れば、「ああ、そうだったの、いいよ〜」なんて知らなかったふりをすれば良いのである。

まさに文化の違いである。

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ALEX

2016年07月24日

ネイティブのスラング表現:I say と連呼する英国人の上司。Suckというカナダ人。

日本語を話してても、もちろん仕事上でもあるが、話しながら「えーっと」と何度も口にしてしまう人が周りにもいないだろうか。

そういった口癖は、自覚があるときは、出ないように注意した方が良い、まあ当たり前のことなのだが聞いている側からすると、あんまり心地よいものではない。

私の日本人上司でも「いわゆる」を連発する人がいた。決して、いわゆるを使うとこでもないのだが。気になって仕方ない。

私が赴任して、現地の社長と話してるうちに、社長は「you know 」を連発することに気づいた。you know は「知ってるでしょ?」ではないし、単なる「えーっと」とも少し違うのだが、特に文章中においては意味がない。それにしてもyou know が気になって、他の英語が聞き取れないのである。

You know を使う人はまあまあいると思うが、私の英国人上司はI sayを連発する。
辞書によれば、(人の注意を引いて)あのね、とかいう使い方らしいが、まぁ遠からずかといった感じか。例えば、私に言わせてください、みたいに、その後に自分の意見を言うときに使っているような気がする。でも良く聞いていると、you know と一緒であんまり意味のないような感じもするのだが。とりあえずこちらもまた、気になって仕方ない。

さらには、同僚の中に、やたら語尾に [right ?]を付けるやつがいる。
これを語尾につけることによって「だよね?」的になるような気がする。

これはなかなか役立つ。
そもそも疑問文で聞きたいのに、ついつい主語が先に口をついて出てしまい肯定文のようになるので
最後に「Right?」をつけて、いかにも尋ねているかのような文章に置き換えるのである。

ただし、なんとなく軽いニュアンスがするので
あまり目上の人には使わないで、日常会話で使った方が良いような印象である。

以前カナダ人と電話会議していて
こちら側が「当期の予算を達成しなかったら条件を見直させてもらう」のようなことを伝えると
「Suck!」と言った。
Suckには「こんちきしょう!」みたいな意味が辞書に載っていて
私も聞いたときは「え!」とびっくりしたが、もしかすると
「それはないですよ〜!」くらいの可愛いニュアンスであったのかもしれない。
そんなにケンカ的な会議ではなかったし、その後友好的であるため、そう思っているだが。。
詳細は不明。

結論:英語の本当のニュアンスを学ぶのは辞書ではなく実体験。そして繰り返し状況を把握して感じながら覚える必要がある。

ALEX

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TOEICで860点(L440、R420 )をゲットし夢の駐在員生活をゲット。喜びも束の間で、ビジネス英語の出来なさを痛感する日々。これではいかんと自己研鑽でUSCPA取得を目指す、無事合格。しかしビジネス英語は相変わらずカタコト。そんな日々を記したブログ。コメントお待ちしています。
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