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2016年08月03日

USCPAの試験制度(AICPAとNASBAとPrometric)と学歴評価(NIES)

USCPAの試験制度の理解が難しい。
まあ、理解する必要もないし、専門学校を経由すれば、指示に従って淡々と受験手続できるので問題ない。

特に通信生をやっていると、こういった情報はまるで無視だし、専門学校のホームページを見ても良く理解できないのである。
USCPAの試験には大きく3つの機関が関わっているようである。私なりに整理してみた。

AICPA (American institute of CPAs)

AICPA(米国公認会計士協会)は、CPAに対する倫理規則や監査における米国監査基準を策定している機関である。当機関が米国統一のCPA試験を作成するとともに採点を行っている。
受験生向けにAICPAは毎年新しいサンプル問題をリリースしている。

NASBA(National Association of State Boards of Accountancy)

NASBAは全米州政府会計委員会のことで、CPAに対する免許の交付やCPA業務の規制を行い、各州の会計委員会と情報交換をして、各州の要望に応えつつ共通の利益を推進している。
一方で米国CPA統一試験の実施運営を行っている。
学歴要件の判定を含む出願手続きについては各州の会計委員会が実施ていることになっているそうだが、今のところ全てNASBAを通して行っているので、我々受験生からするとNASBAは各州委員会の窓口的な役割になっているのかもしれない。
試験結果の確認や、受験費用の支払い等もNASBAを通じて実施する。

ちなみに学歴評価については多くの人はNIESを使っていると思うが、NASBAの審査機関International Evaluation Servicesのことであり、NASBAのひとつの下部組織と思われる。

Protmetric

プロメトリックはETS(Education test service)の完全子会社であるようで、各業界の試験実施を委託されている。USCPAの試験においても当該機関が試験会場となる。
NASBAで受験申込した後に、こちらで日程と席の確保が必要だ。


日本の公認会計士の試験は金融庁(公認会計士・監査審査会)が実施しているというだけである。
もちろん合格後はCPEや修了試験、実務補習所など公認会計士協会も関わってくるが、米国に比べたら単純な気がする。

結論、受験生に関わりがあるところを要約するとこうだ
AICPA(試験の作成・採点)
NASBA(受験申込・受験料支払い・試験結果確認)
NIES(学歴評価)
Protmetric(試験会場)

参考にNIESから届く学歴評価の一部をアップ。申請より2週間程度で結果が出たと記憶。
NIES 学歴評価証明学歴評価の結果、専門学校の見積もり通り会計12単位であった。

学歴評価申請中も専門学校の見積もりをベースに単位取得を事前にしておくことをおすすめする。


参考までにこちらの書籍は受験ステップ等も触れられていて評判が良いようである。





ALEX

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posted by Alex at 13:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | USCPA全般
この記事へのコメント
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Posted by nike roshe run gr氓 og sort code at 2016年10月03日 07:47
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TOEICで860点(L440、R420 )をゲットし夢の駐在員生活をゲット。喜びも束の間で、ビジネス英語の出来なさを痛感する日々。これではいかんと自己研鑽でUSCPA取得を目指す、無事合格。しかしビジネス英語は相変わらずカタコト。そんな日々を記したブログ。コメントお待ちしています。
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