2019年11月25日
【南アランド為替日記(その2)】引き続き右往左往する米中貿易交渉の行方に・・7.38円台
【南アランドチャート図(週間足)】
週間足も上に向きつつあるも
本日も南アランド円の
上値が重い・・
南アランドは10月末に、
南ア財務省が発表した中期財政計画において
2020/21年度に向けて財政赤字が一段と拡大する見通しが示され
急落する場面があったものの、
11月1日に格付け会社ムーディーズ
が格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた一方、
格付けそのものは
投資適格級に維持・・
とはいえ、国営電力会社
エスコムによる計画停電や、
米中通商協議になかなか進展が見られないことなどに
よって上値は重い。
やはりムーディーズが南アの格下げを決定すること
があれば南アからの資本流出が強まるんで
南アランドには下落圧力がありか?
そうなれば南アのエネルギー輸入のコストが上がり、
インフレが急上昇する可能性を憂慮しないといけないか・・
実際、南ア中銀は電力価格の見通しを2019年に+9.6%(前回+9.0%)、
2020年に+10.4%(同+9.7%)と大幅に上方修正している。
どうしても南アランド円は、2月の予算発表に向けて、
財政赤字縮小の道筋を示せさざるを得ない。
もし財政赤字削減策によって当面のムーディーズによる格下げが
避けられれば、南ア中銀も追加利下げに動く可能性が・・
これは、景気拡大を促せるポジティブなほうです。
しかし
エスコムへの財政支援が重くのしかかっている状況を考えると、
画期的な財政赤字削減策が打ち出される見込みが薄いかなぁ。。で、
やはり南アランドは資本流出による下落圧力は依然として強しか・・
本日はここまで
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