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2019年08月20日

カシミールが動き出した。  〜ヒマラヤへの通り道〜

カシミール1.JPGカシミール概念図

インドがカシミールの自治権をはく奪したことで、この地域の主導権争いが
三国の間で動き出したようだ。

この地域は、地図でわかる通り、三国が支配している。

南側の「ジャンムー・カシミール」はインド。
北側のカシミールは、パキスタン。
そして、東側の一部が中国である。

ただし、インドの場合、ジャンムーカシミールは、一部「ラダック」が
含まれており、ここだけは、インド政府が「直轄」で統治すると言うことになった。
ここは昔からの一つの王国であり、特別な地域なのである。
従って、今回の自治権はく奪は、ラダックを除いた地域の話である。

登山をしている人、あるいは、トレッキングなどで、ここを訪れた人も多いと思う。


【解説】 インド憲法370条 「自治権」廃止、カシミールで一体何が?
2019年08月6日 ニュースジャパンより

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Image copyrightGETTY IMAGES
Image caption

憲法370条廃止反対派は、「またカシミールを失望させた!」と書かれたプラカードを手に抗議した

インド政府は5日、「歴史的大失態」の是正だとして、70年間にわたって認めてきたジャンムー・カシミール州の自治権の剥奪を決定した。デリーで取材するBBCのギータ・パンディ記者が、自治権剥奪の理由や、その重要性について解説する。

なぜカシミール地方が論争の的なのか


カシミールはヒマラヤ山脈の麓の地域で、インドとパキスタンがそれぞれカシミール全土の領有を主張している。

かつてはジャンムー・カシミール藩王国の自治領だったが、1947年にイギリスによる植民地支配が終わると、国は二分され、インドとパキスタンが誕生した。ジャンムー・カシミールはインド帰属となった。

以降、インドとパキスタンはカシミール地方の領有権をめぐる争いを繰り返した。イギリスから独立した2カ月後には第1次印パ戦争、65年には第2次印パ戦争、71年に第3次印パ戦争がそれぞれ勃発した。現在では、国連が監督する停戦ラインが合意され、それぞれがカシミール地方の一部を実効支配している。

人口の大半をイスラム教徒が占める、インドが実効支配するジャンムー・カシミール州では、インドからの独立またはパキスタンへの編入を求める分離主義者による紛争が、約30年にわたり続いている。

いま何が起きているのか

8月最初の数日間に、カシミール地方で何かが起きている前兆はあった。

インド軍が何万もの兵士を追加配備し、主要なヒンドゥー教の巡礼は中止され、学校が閉鎖された。観光客に対して退避勧告が出されたほか、電話やインターネット・サービスも停止され、地方の政治指導者は自宅に軟禁された。



カシミール問題で中パ連携=インドは介入拒否
8/18(日) 7:21配信 時事通信

カシミール問題で中パ連携=インドは介入拒否

16日、カシミール地方のインド側、ジャム・カシミール州の中心都市スリナガルで開かれた自治権剥奪に抗議する集会の参加者ら(AFP時事)
 【北京時事】インドがパキスタンと領有権を争う北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪し、直接支配を強めている問題で、反発するパキスタンを伝統的友好国の中国が支援している。

 中国も同州の一部でインドと領土紛争を抱えているためだ。

 インドは「内政問題」と主張してカシミールへの介入を拒むが、国連安全保障理事会は16日、中国とパキスタンの要請で自治権剥奪に関し緊急会合を開催。出席した張軍・中国国連大使は、「関係国は緊張を悪化させる一方的行動を控えるべきだ」という見解が示されたと説明した。


中国らしいやり方である。
ここから、インドへの影響力を強化しようとする狙いが、見え見えだ。

インド・パキスタン・中国 とも「核保有国」である。

これからの動き次第では、イランと共に、世界の混乱の一原因となる。
世界を混乱に巻き込もうとする勢力が暗躍していることは間違いない。

金の動きと共に、ここの情勢を見て行こう。




      BY いいとこどり



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