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2018年12月19日

日本における「男女平等」って何だ?  〜 文化の違いは無視? 〜

ダボス会議の中で発表されるレポートに、「男女の平等度」というのがある。
例年疑問に感じていたので記事にしてみた。

評価の基準がよくわからない。
世界男女格差指数(ウイキペディアより)
によると下記の項目を評価しているらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
概要
指標は経済・教育・政治・保健の4分野の14の変数を総合してつけられている。そのうち13は、国際機関(国際労働機関、国連開発計画、世界保健機関など)が提供しているデータに基づいている。

経済活動の参加と機会
労働力の男女比
類似の労働における賃金の男女格差
推定勤労所得の男女比
管理的職業従事者の男女比
専門・技術職の男女比

教育
識字率の男女比
初等教育就学率の男女比
中等教育就学率の男女比
高等教育就学率の男女比

政治的エンパワーメント
国会議員の男女比
閣僚の男女比
国家元首の在任年数の男女比(直近50年)

健康と生存
出生時の男女比
平均寿命の男女比
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今年の順位は下記を参照ください。

男女平等度、日本またG7最下位 1位は10年連続同じ
12/18(火) 8:27配信 朝日新聞デジタル

 世界の政財界の指導者が集うダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)が18日に発表した2018年の男女格差(ジェンダーギャップ)報告書によると、男女平等度で日本は149カ国中110位だった。昨年の114位から3年ぶりに順位を上げたが、主要7カ国(G7)では引き続き、最下位だった。1位はアイスランドで「男女平等の最も進んだ国」の地位を10年連続で保った。

キャプチャ4.JPG男女平等ランキング


 報告書は経済、教育、健康、政治の4分野14項目でどれだけ格差が縮まったかを指数化し、国別に順位をつける。100%を完全な平等とすると、今回、世界の格差は平均で68・0%。日本は前年の65・7%から66・2%に改善した。

 日本は、女性の国会議員数が依然として少ないことが響き、女性の意思決定への参加をはかる政治分野で、前年の123位から二つ順位を下げた。経済分野では、労働人口における女性の比率や男女間の所得格差などすべての項目で指数は改善されたものの、調査対象の国が増えた影響もあって、順位は前年の114位から三つ下がった。

朝日新聞社


朝日新聞らしい巧妙な記事だが、指数はTOPのアイスランドで約86%、最下位のイエメンで約50%
となっていた。(DATAのある国のみ)
平均で68%、日本が約66.2%となっている。 順位は110位。

アイスランドとの差が20%。 これが大きいか、小さいか?
平均からすると差は、1.8%の差である。

そんなに騒ぐことかなあ・・・。
G7では最下位と言われているが、G7が進んでいるとも思えない。
大体、欧米と日本では、育んできた「文化」が大きく違うと思う。

日本でも一部の女性たちが騒ぎ立てているが、多くの女性はどう感じているだろうか?

奥さんに聞いてみた。
「別に不満なことはない」と言う。

ひと昔前に「ウーマンリブ運動」というのがあったが、ご存じだろうか?
一部で騒いでいる女性たちは、ほとんどが、この時のメンバーだった人たちだ。
自分たちの境遇に不満を抱いての行動で、全共闘の内部から出てきた運動だ。

この時にも、多くの女性たちは、前面で活動する男性を支えることに生きがいを感じており
男性たちもそんな女性たちに感謝をしていたはずだ。
日本の男性は、決して「女性差別」などしてはいなかった。

日本文化はそういうものだと思う。
農耕民族・海洋民族として、それぞれが得意な部分を受け持って日本文化を
作ってきたのではないか。

その一番いい見本が「天皇」であろう。
天皇が皇后さまを、卑下しているように見えるだろうか?
あのお姿が「日本人」の在り方だと思う。

欧米流の「男女差別」とは、まったく違うものであろう。

元々、男女には「向き不向き」があるのだ。
例外的な人は、もちろんいる。 それはそれで、尊敬に値する。

評価の基準が違うのである。

「同一労働・同一賃金」というが、男女格差とは別物であり、この格差は
男性間でも「学歴格差」として、歴然と存在している。

結局、欧米並みに女性が活躍できるようにするには、教育方法から変えないと
積極的な女性は、育たない。

男女含めて、私の経験からすると、圧倒的に日本の学生たちは意見表明が下手だ。
現役の頃、高校生たちを海外の高校生たちと交流させる活動をしていた時があるのだが
発表会の時の力の差があまりにも大きくて、あきれたことがあった。

学校時代から、そういう経験の機会が少ないのが原因だと思うのだ。
海外の学生たちは、毎日のように議論して主張を磨いているのに、
日本の学生たちは、一部の積極的な学生を除いて、議論を嫌う。

周りと摩擦を起こしたくないのだ。
「空気を読め」とかいうが、そんな必要はない。
自分が主張したいことは、堂々と、主張するべきだ。

そして、相手の主張を認めるべきなのだ。
同調するかどうかは、別問題。
育った環境がそれぞれ違うんだから、意見が違って当たり前。

だから議論が必要なんだよね。
これを避けていたら、日本人は外国人に絶対勝てない。

外国との外交が下手だ、とよく聞くけれど、当たり前である。
そういう機会がないのだから、競争にならない。

どんなに優れた技術があっても、外国との駆け引きで負けるのだ。
商売にならない。

だから、優秀な人材はみんな海外に逃げてしまう。
日本人は新しいことを中々受け入れない民族だからだ。
革命が起きないのは、そのせいでもあると私は思っている。
それはそれで、いい文化だとも思うのだが・・・。

だから、教育方法を変えて、もっと議論する場を設けるべきだと思うのだ。
若者たちは、それで自信を持つはずだ。

そんな場がここにある。

|高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」

是非、日本の教育現場で取り上げてほしい活動です。

「カタリ場」とは、主に高校生の将来への可能性を引き出し、将来への行動へと動機付けることを目的とした、キャリア学習プログラムです。
授業を行うのは、大学生を中心としたボランティア・スタッフです。
利害関係のある“親”でも“先生”でもない、毎日付き合う“友達”でもない、少し年上の「先輩」だから、高校生たちも本音を話しやすいのです。
このような「ナナメの関係」によって生まれる“憧れ”や“刺激”、
そして対話のなかで引き出される“自己理解”や“意欲”を最大限活用するため、
カタリ場の授業は、「座談会」「先輩の話」「約束」の主に3つのパートで構成されています。
「座談会」では、生徒にスタッフが質問していくことで、生徒が好きなこと、嫌いなことを言語化するとともに、未来の夢や漠然とした不安などを引き出していきます。生徒の自己理解を促します。
「先輩の話」では、スタッフ数名が、「部活」「進路」「友人関係」などのテーマで、紙芝居形式のプレゼンテーションを行うので、高校生は興味のある話を聞きにいきます。内容は、今打ち込んでいることや夢、進路選びの失敗談や、高校生のときの失敗談や自分への後悔などさまざま。
「約束」では、これまで見つけた憧れや、見えてきた自分の興味関心などを行動につなげるために、今日からできる小さな行動をカードに書き込みます。
スタッフと「約束」をすることで、授業の興奮を日常生活につなげます。


高校生の心に、火を灯す授業|キャリア学習プログラム「カタリ場」

         BY いいとこどり

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