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2019年04月30日

池澤夏樹さん個人編集の世界文学全集の苦海浄土を読了

平成最後の日も暖房をつけている

夢にも思わなんだ

本日は 池澤夏樹さん個人編集の世界文学全集の苦海浄土を読了

去年の5月ぐらいに

石牟礼道子さんの『苦海浄土』を知り単行本を読んだのがはじまりで

7月に熊本の天草、水俣をみてきた

このみっちーさんの『苦海浄土』であるが

一般的に知られているのはこの『苦海浄土』第1部で

じつは第2部、第3部あることはあまり知られていない

書かれなかったが第4部も構想としてあったと以前

米本浩二さんの講演会で聞いた

第2部、第3部を探したのだが

単行本では買えなかった

しかたなく図書館で探していたところ

書棚に

池澤夏樹さん個人編集の世界文学全集の『苦海浄土』を見つける

これには

第2部 神々の村

第3部 天の魚

が収録されている

約1年かかって昨日読了した。

途中、いったん借り出されることはあったが

あとはわたしのしおりがずっとさしてあった状態だった

第1部より第2部が

第2部より第3部が

みっちーさんの思いが伝わる

3部作で『苦海浄土』なのだということがわかる

死民

怨旗

そうした旗があの東京丸の内にはためていてかと思うと

なんともいえない

埋め立てられた土壌の上に建てられた水俣資料館からみた海

天草へ渡る前の長島からみた海

天草に渡ってから熊本をみた海

天草から熊本にむかうときにみた海

不知火の海

この海であんなことが起こったなんて

想像できなかった

小学生、中学生のときに四大公害病のひとつとして

水俣病を知ってはいたが

知るだけでありわかりはしなかった

あれから25年たち

やっとその現場をみることができた

そして肌で感じた

あの夏の日

まとめ
・みっちーさんがよく使う「高漂浪」がなんとなくわかるようになった
posted by ましゅ at 04:57| Comment(0) | TrackBack(0) |
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