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2022年06月09日

わたしの砂

今日も肌寒い

朝さんぽでいつもの河原に行ったら寝ていた人がいた

起こさないように違う場所で瞑想してきた今日の朝

本日は わたしの砂

6月の100分de名著は安部公房さんの『砂の女』

指南役はマンガ『テルマエ・ロマエ』作者のヤマザキマリさん

先週のラジオ『高橋源一郎の飛ぶ教室』の秘密の本棚も『砂の女』で

ゲストもヤマザキマリさんだった

わたしはまだ安部公房さんの本を一冊も読んだことがない

食わず嫌いではないけれどもなんとなく読まない小説家の一人

わたしがなんとなく読まない小説家は

大江健三郎さん、先日亡くなられた瀬戸内寂聴さん、石原慎太郎さん

ちなみに半年前にやっと石原慎太郎さんは読んだ

デビュー作の『太陽の季節』を

話はもどしてこの『砂の女』

ある教師の男性が趣味である昆虫採集をしに田舎にくるが砂丘にまぎれこみ

砂丘の穴にある家から出れなくなる物語

この「砂」は流動性で自由の象徴であるかのようにとらえられているけれど

いつの間にこの「砂」から抜け出せないといったところがこの本の味噌らしい

ドストエフスキーも確かどっかで言っていたけれど

自由を、自由をとせっかく自由になったにもかかわらず

すぐ自由を放棄したくなると

これとどこか通じるところがあるな

わたしの砂も自由と自由を放棄するそんななかで揺れ動いているのだろう

まとめ
・はやく『砂の女』を読まなくては





posted by ましゅ at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) |
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