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2020年03月14日

前立腺がんの診断

 < 指診 >
 前立腺がんの診断で簡単なので従来より行われている方法は、直腸指診があります。これは、肛門から直腸の中に指を入れて、前立腺の状態を調べる検査です。指の感覚で、前立腺表面の不整の有無、かたさ、周囲との境界、痛みの有無などを検査します。
 前立腺がんの初期の段階では、腫瘤として前立腺内に触診できます。がんが進行していくと前立腺全体がかたく、表面が不整になり、さらに進行すると前立腺と周囲との境界が不明瞭になります。炎症がなければ、多くは痛みがありません。


 < 超音波検査 >
 もうひとつの検査は、血液中の前立腺特異抗原(PSA)の測定と経直腸的な超音波検査です。PSAは、前立腺がんの存在を検出できる血液検査です。がんの進行とともにPSA値も上昇し、病期までも予測することができます。
 しかし、PSAは前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇することがしばしばあります。
 超音波検査は、肛門より超音波の機械を入れて直腸を通して前立腺の状態を調べます。正常の時は前立腺は左右対称であり、前立腺内の各領域の境界が判別できます。がんになりますとその多くは正常部位と異なる像がみられ、左右不対称や各領域が不鮮明になることが多く見受けられます。
 さらに進行した場合には、前立腺と周囲組織との境界が不鮮明になり、周囲への浸潤(しんじゅん:がんが周囲へ拡がること)が疑われます。


 < PSA検査 >
 PSAは、前立腺でつくられるタンパクで、本来は精液の中に分泌され、精液の液化に関係した重要な働きをしています。血液の中にもPSAは少量存在しています。
 前立腺がんでは、この血液中のPSAが上昇することが多いため、早期診断に広く利用されています。
 一般に前立腺がんでない人のPSAは 4ng/ml以下ですが、4から10ng/ml(これは「グレイゾーン」といわれています)ですと前立腺がんの可能性は25%くらいになります。PSAが10ng/ml以上になりますと前立腺がんは50%以上でみられます。
 重要なことは、PSAのみでは前立腺がんの確定診断はできないこと、前立腺肥大症や前立腺炎などの他の前立腺の病気でもPSAはしばしば上昇することです。
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