昔話

ある日、森の中に住む村人たちが、泥棒の間抜けな悪行に不満を募らせていました。泥棒は新しい計画を立て、巧妙な作戦で有名になりたいと考えていました。

彼はまず、村の広場で大勢の村人が集まる夜に、夜更けに忍び込むことを決めました。しかし、泥棒は方向音痴で、夜の森の中で途方に暮れてしまいました。

迷子になりながらも、彼は見つけた小道を進んでいくと、そこには見知らぬ洞窟が広がっていました。興味津々の泥棒は、中に入ってみると、そこには驚くべき光景が広がっていました。

洞窟は宝物でいっぱいで、泥棒は目が点になりました。彼は思わず宝石や貴重品を袋に詰め込み、大成功の強盗となるはずでした。しかし、泥棒は財宝の中で一番大きな宝石を手に取ると、それが洞窟の守護神の目玉だと気づきました。

守護神は怒り燃える目で泥棒を見つめ、「間抜けな泥棒よ、私の宝物を盗むなど許さぬ！」と叫びました。泥棒は慌てて逃げ出し、結局、彼の波乱に満ちた大冒険は、再び失敗に終わったのでした。

ギャグ編

ある日、森の中で泥棒の間抜けな悪行が噂になり、村人たちは彼を「笑い者の泥棒」と呼んでいました。泥棒は新しい計画を立て、今度こそ成功しようと決意しました。

彼は夜中に村の広場に忍び込むつもりでしたが、方向音痴なので途中で「北、南、東、ウェスト？」と迷子になり、結局「これが広場かな？」と思っているうちに、村人たちが翌朝市場に集まっていました。

泥棒は勘違いして市場に忍び込むと、宝物のつもりでカボチャを袋につめてしまいました。「これが村の宝物か！」と得意気に逃げる泥棒を見て、村人たちは爆笑しました。

洞窟に迷い込んだ泥棒は、宝石のつもりで守護神の目を持ち上げ、「おおっと、これはデカい宝石だ！」と叫びながら、守護神に気づきました。守護神も思わず笑い転げ、「君、宝石のかわりに目をもっていってくれてありがとう！」と泥棒を褒めました。

結局、泥棒は笑いを取って大成功となり、村人たちは彼を「笑い者の大盗」として認めることになったのでした。