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2024年04月17日

日本昔話 ふしぎな枡





枡という小さな村に、昔々、ひとりの老人が住んでいました。その老人は、村の子どもたちに不思議な話をするのが大好きでした。ある日、村の子どもたちに集まってもらい、彼は彼らに言いました。

「今日は、不思議な枡の話を聞かせてやろう。この枡は、誰かが欲しいものを入れると、翌朝にはその願いが叶うという不思議な力があるのだ」

村の子どもたちは興奮し、枡を使ってみたがる者もいれば、そんなことはあり得ないと疑う者もいました。

しかし、ある少年が枡に願いを込め、翌朝になるとその願いが叶っているのを目撃しました。それを見た子どもたちは、次々と枡に願いを託しました。枡はその度に不思議な力を発揮し、村は喜びに包まれました。

しかし、ある日、村に外からやってきた悪い商人がその枡を知り、金銭や権力を欲する願いを枡に込めました。翌朝、村は不吉な影に覆われました。願いが叶ったものの、それは村にとって災いをもたらすものでした。

村人たちは悲しみ、老人は悔やみました。彼は枡を取り上げ、村の外に持ち出し、そこで砕きました。枡は粉々になり、その不思議な力も消え去りました。

しかし、その日から村人たちは、願いが叶うのは自分たちの手で努力し、善意を持って行動することであることを学びました。

ギャグ編

枡という小さな村に、昔々、ひとりの変わり者の老人が住んでいました。その老人は、いつも変なことを言っては村の子どもたちを笑わせるのが趣味でした。

ある日、村の子どもたちが老人の家に集まり、老人は大げさな口調で言いました。

「今日は、不思議な枡の話を聞かせてやろう。この枡は、誰かが欲しいものを入れると、翌朝にはその願いが叶うという不思議な力があるのだ!」

村の子どもたちは興奮し、老人の話に耳を傾けました。一人の少年が手を挙げて言いました。「じゃあ、ピザを入れたら翌朝にはピザがいっぱいになるんですか?」

老人はにやりと笑いながら、「もちろん、その可能性もあるさ!でも、ほどほどにね。」

村の子どもたちは大喜びで枡に願いを込め、翌朝を待ちました。しかし、朝になって枡を開けると中身は…カブしか入っていませんでした!

村の子どもたちはがっかりしましたが、老人は笑いながら言いました。「見ろ!枡はちゃんと働いたんだぞ!これでカブ祭りを開こう!」

村は笑いと楽しみに包まれ、それ以降、子どもたちは枡に願いを込める代わりに、カブ祭りを開くことにしました。そして、枡も笑顔で村の一員として受け入れられたのでした。



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