2017年03月29日
スティーブンソン『宝島』
無人島での宝探しという、男の子なら一度は憧れる大冒険。
そんな大冒険物語の元祖ともいえるのが、スティーブンソンの『宝島』です。
ジム・ホーキンズ少年の勇敢な冒険談は、大人が読んでも存分に楽しめます。
むしろ古い小説のためか、実際に人が死んだりもするので、子どもにとっては刺激が強すぎるかもしれません(笑)
しかしそのような緊迫感があるからこそ、本当に心臓をドキドキさせるスリルを味わうことができます。複雑な裏切りや駆け引きが行われる中で、ホーキンズ少年が機智を効かせて様々なピンチを乗り越える場面に、ワクワクが止まりません!
また、合わせて非常にオススメしたいのが、『宝島』をもとに作られた2002年のディズニー映画『トレジャー・プラネット』です。
この映画では舞台が「海と島」ではなく「宇宙と星」に拡大されています。宇宙船に乗って冒険する未来のジム・ホーキンズ。男のロマンは不滅です!
プリンセスものが人気を博す中で、知名度の低い男の子向けの『トレジャー・プラネット』ですが、個人的にはディズニー映画No.1作品です!原作よりもちょっといいキャラになっている名悪役、ジョン・シルバーの心情の変化にも注目です。
『宝島』が当時の子ども達に与えた影響は、本当に大きかったのでしょう。かの手塚治虫のデビュー作も、『新宝島』という作品でした。
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