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2015年06月14日

ある条件が揃えば害虫は駆除しなくていい??

どうも、夫の方です。


今までにハチの話や、センチュウ、気持ち悪い生き物、ダニとの話をすることが多いですね。

このブログ虫の話多くない??

と思われたかもしれません。

そうなんです、多いんです。

そしてこれからもどんどん書きます。

何故かと言うと、畑と虫は切っても切り離せないからです。

あともう一つ理由がありまして、私が虫好きという事です。

小さい頃から虫取りをしており、気付けば大学の卒論も虫でした。

そして卒業後は畑の虫対策の指導で海外へ...

まぁそういう訳で虫がよく出るブログです。

今後も付き合って頂ければと思います。


今日は畑に居る虫を人間目線でグループ分けした時の、

害虫と言われる集団にスポットを当てたいと思います。

これは言わずと知れたグループで、作物を食い散らかしたり、病気の元をぶち込んだりと

悪さをする
連中ですね。

でもこれ、居ないに越した事は無いですが、

低密度で推移するなら駆除しない場合の方が良かったりもします

何故かと言うと、それを駆除するには労力と農薬が必要です。

つまりお金が掛かるんですね。

駆除する事により最終的な収支が減っては何のためか分かりませんよね。


では、駆除しないでいい場合ってなんだ?ってなりますよね。

色々条件はありますが、例えば冬を迎える時

その時期はこんな条件が当てはまるかもしれません。

・害虫の密度は極めて低いです

・気温が何日も10℃を超えず、これからさらに寒くなります

・その作物は冬の間に全て収穫し終えてしまいます


この様な条件がそろうと薬を撒かなくても良いかもしれません。


虫は変温動物です。

ある程度の温度がなければ動くことすらままならないのです。

だから蚊も夏が多いですし、冬は虫を見なくなるのです。

殆どの虫は10℃を下回ると動きがかなり鈍くなる、あるいは停止します。

つまり、害虫が低密度だと作物全体に打撃を与えられるほど増えるまでに時間がかかり、

低温で動きが鈍いので作物を食べる事も困難になります。

加えて寒い間に餌となる作物が畑から無くなる
のであれば、そこに居る虫は無視してもいいという訳です。

ん?何ですか?

私何か変なこと言いましたかね?


まぁ、こんな感じで考えていけば減農薬野菜も出来ちゃうかもしれません。

あなたの菜園は無農薬でこだわっているかもしれませんが、

もし薬撒かなきゃいけないと思ったら、今日の話を思い出して下さいね。

今回はこの辺で。


さぁ、悪い虫の話をしたので、良い虫の話もしましょう。

次回も虫の話をします。

虫攻めじゃー!
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