【シノアリス】ジョブストーリーまとめ

不思議な力というのは素敵なものだ。魔法は灰かぶりの惨めな私を飾りたて、王子の心を射止めさせた。愚かな家族への復讐も叶えてくれた。何もかも力があってこそのものだ。 そうして今、私はさらなる力を手に入れた。 全てを従え、殲滅する力だ。 この圧倒的な力があれば―― 作者なんて、もう要らないんじゃないか？ 別に作者を愛している訳でも忠誠を誓っている訳でもない。 ただ蘇れば便利だなと思っただけ。今はこの力があるし？ 登場人物に見捨てられる作者ってのも素敵で..

命を奪い合う相手が幼児化したので育てて下さい？馬鹿じゃないの……と一蹴するのは簡単だけど、まあいいよ？どんな風に育てて、どんな風に裏切るかはこっちの自由だからね。 ああもう！アリスがこんなに不器用だとは思わなかったよ！なんで昼寝している内にブランケットで首絞めてんだ。 普通、寝返りうつだけでそうなる？自殺したいのか？ 人魚姫は泣きすぎてゲロ吐くわ、ドロシーはおもちゃを破壊するわ、アラジンは見たものなんでも口に入れるわ。義姉さま達と暮らしていた頃より疲れるよ。..

継母：しんでれらノ美貌ニ嫉妬シタ醜イ女ソノ一。 姉妹：しんでれらノ美貌ニ嫉妬シタ醜イ女ソノ二ト三。 魔女：モット根本的ナ原因解決ニ魔法ヲ使ウベキ。 魔法：時間制限有リノ不完全ナ代物。魔法ト呼ベルノカ謎。 舞踏会：出会イノ場。現世ノ婚活ぱーてぃナルモノト酷似。 がらすノ靴：硬質ナ靴ハ脚ヘノ負担ガ多大デアルト予想。 結論：魔女ハ魔法ヲ使ッテオキナガラ、何故がらすノ靴ダケ本物ヲ用意シタノカ。ソノ一点ノミガヒタスラニ気ニナッテ、物語ノ結末ナドハモハヤ些事ニ..

【魔晶石を消費した人には確率で当たる！】 お花見期間の特大キャンペーン！超強力な花粉対策グッズ 『シンデレラ―Kafun―』をプレゼント！ 【応募方法】 １）@Sakurano_kinoをフォロー ２）下のタグをつけてシンデレラにメッセージを届けよう！ ＃ハイハイ水着水着　＃花粉対策？課金対策じゃなくて？ ＃灰なら慣れているけど花粉は……しかも桜？杉だろ普通 ＃義母達が花粉症なら　＃国を挙げて植樹してやったのに 【応募規約】 桜は好きだよ。..

【取扱説明書】シンデレラ―Mizugi― ◯はじめに　２ページ　　◯安全上のご注意　３ページ ◯便利機能　４ページ ◯はじめに このたびはシンデレラをお迎えいただき、誠にありがとうございました。性格が捻くれておりますので丁重にお使い下さい。 ◯安全上のご注意 上から目線で話をしない。見下さない。馬鹿にしない。 口先だけの言葉で褒めない。信用しない。 ◯便利機能 自らの手を汚すことなく、誰にも疑われずに海の家を掌握してくれます。ただし、売上は全て彼女のものとなります。

アラジン：金といえば僕、僕といえば金！つまり、二周年のテーマである「金」にふさわしい人物はもちろんこの―― ギシアン：残念、今回ノ主役はシンデレラデス！ アラジン：なんだって！？そんなコンセンサスは取ってないぞ！僕が主役になれないなんておかしい！いくら払ったんだ！ シンデレラ：はぁ？私は一銭も払ってないよ。 アラジン：この件に関してＭＴＧの場を設けたい。いくらだい？言い値で買おうじゃないか。金があれば義母さまや義姉さま達からいじめられることもなくなる！まさ..

Ｑ：エー、人狼コスプレを始メたキッカケは何デスカ？ Ａ：何かになりきって周りを欺くって意味なら、ずっと昔から やってきたことさ。従順で卑屈な「灰かぶり」としてね。 Ｑ：今回のテーマ、人狼ゲームにツイてドウ思いマスカ？ Ａ：騙し合いに殺し合い。いいねぇ、そういうの。好きだよ。 でも、どうせやるなら徹底的にやるべきじゃない？ Ｑ：ケモミミがヨくオ似合いデスネ。本当ノ狼みたいデス。 Ａ：狼……ね。物語の世界では、いつも最後に殺されるけど。 そんなのが私にお似合いってわけ？ふぅ..

初空に　願う姿を　嘲笑う 祈りなど　時間の無駄だと　切り捨てる 願いなら　自らの手で　叶えよう 命乞う　弱者の顔を　踏みにじり

観察対象は年老いた男。若い女に焦がれ今一度奮い立たせたいと願った。力を貸したものの、奮い立てば女を喜ばせられるという考えは間違っていたらしい。女に泣いて逃げられていた。 観察対象は幼い少女。一人で頑張る母のためにも新しい父親が欲しいと願い、力を貸した。母は男との淫欲に溺れるようになり、少女には見向きもしなくなった。やがて少女は餓死した。 精霊である私の力を使い、何人もの女を廃人にした男がいた。様々な男を溺れさせ、貢がせ、女王のように君臨した女もいた。人の欲は限..

皮を剥ぎ、肉を削ぎ、口の中で何度も味わうために咀嚼を繰り返すと……じゅわっと旨味が広がるのです。この瞬間が本当にたまりません。 ところが不思議なことに、肉を喰めば喰むほど臓腑の内側から憎悪の針と怨嗟の炎で焼かれるような痛みがし始めるのです。じくじくじくとまるで毒のように……私を苛みます。 ですがなんということでしょう！ 私の食欲は痛みごときでは止められません！ 毒に覚える懐かしさ、私の前ではスパイスでしかないのです！ 食べたい、食べたい、食べたい！薄..

家族を養う為に働く。それは正しい。 良い暮らしをする為に働く。それも正しい。 生きる為に働く。それが正しい。 働く事は自由だ。それが自分の意思ならば。 働く事は美しい。それが自分の意思ならば。 働く事は楽しい。それが自分の意思ならば。 ……そんな虚飾に満ちた言葉で誤魔化すのは、もうやめない？ 本当は働かずに一日中ゴロゴロして、誰かに飯を用意してもらって、気が向いた時に風呂に入って好きな時に寝たくない？ 働いて財を成しても死んだら終わり。家族に何..

馬鹿馬鹿しい話だった。換気扇に切り刻まれて死亡するなんて。宝石を咥えていたら逃げるのが遅れたのも馬鹿らしい。自分でも愚かしくて笑えてくる。 だから私は学んだ。欲を出すのは愚かしいことだと。際限ない欲望はやがて命を飲み、侵し、堕落させるのだと。 黒い翼を伸ばし、私は背筋を伸ばす。欲を捨てた今、なんと空気が清々しいことよ！ ああ、でも一つだけ惜しいことをした。死んだ時、くちばしを開けなければ……あのエメラルドの指輪は私のものだったのに！