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2025年01月27日

不動明王の怒りと慈悲 The Wrath and Compassion of Fudo Myo-o



 

不動明王の怒りと慈悲

燃え上がる炎が空を裂き
赤い影が大地を染める
怒りの剣が闇を切り裂き
不動の名が世界に響く

ナウマク・サマンダ・祈りよ届け
悪を断ち切り光を招け
怒りと慈悲が織りなす守護者
不動の力よ永遠に輝け

 

Blazing flames tear through the skies,
A crimson shadow stains the earth,
A sword of fury cuts the dark,
The name of Fudo echoes wide.

Namu Samanda, let prayers arise,
Sever the evil, bring forth the light,
Wrath and compassion, the guardian's might,
Eternal shines Fudo's divine light.

不動明王の怒りと慈悲

燃え上がる炎が、大地に赤い影を落としていた。
その中心に立つのは、見る者すべてを震え上がらせるほどの威容を持つ存在。不動明王だ。
彼は破壊と再生を司る守護者、悪を滅し、道を誤った者を仏道へと導く使命を帯びている。その姿はまさに荒ぶる神、シヴァ神の面影を色濃く宿していた。

怒りをたたえた表情は恐ろしい。右目は天を睨み、左目は地を射抜いている。口元には上下逆さの牙が露わになり、その牙は善を守り悪を断つ意思の表れだ。背後には燃えさかる炎が立ち上り、彼の神性を示しているかのように辺りを包み込んでいた。

右手には龍が巻きついた剣を握りしめていた。その剣は、大日如来の知恵の鋭さを象徴するもの。左手には羂索を持ち、それは煩悩を縛り、悪の心を改心させる縄だという。彼の周囲には、矜迦羅童子と制多迦童子という二人の従者が控えていた。どちらも小柄だが、不動明王の怒りの化身として忠実にその使命を全うしている。

不動明王が現れるのは、闇が深くなった時だ。
災いが続き、人々が苦しみに喘いでいる場所へ、彼は降り立つ。そして剣を振りかざし、悪を滅ぼしながらも、迷いの中にいる者たちを慈悲の心で包み込む。たとえそれがどんな悪人であろうとも、仏道へと導くのが彼の決意である。

「ナウマク・サマンダ・バザラ・ダン・カン」
彼の名を呼ぶ真言が大地に響くたび、炎の剣が閃き、悪しき影が霧散していく。その場に立ち尽くす者たちは、ただ感謝と安堵の涙を流すばかりだ。

不動明王の力は、単なる破壊ではない。彼が振るう剣は、破壊の後に新たな道を切り拓くものだ。その足跡には、再び芽吹く命と穏やかな日々が広がっていく。

そして、不動明王は静かにその場を去る。人々に微かな微笑みを残して。彼の背中を照らす炎の光背だけが、彼の存在の名残として空を染めていた。

どんな時でも彼を呼べばいい。
悪夢に苦しむ時、道に迷う時、心が折れそうになる時――その名を真言と共に唱えれば、不動明王は必ずや現れる。力強い守護者として、そして慈悲深き導師として。

 

 
posted by gomabon at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 運命学
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