Apple がオーバーイヤーヘッドフォンをもう一度発明しました。それが、AirPods Max。独自に設計したドライ バで、原音に忠実なオーディオを再現。キャノピーからクッションに至るまで、すべてのディテールをこの上な いフィット感のために作り上げました。業界をリードするアクティブノイズキャンセリングが外部のノイズを遮断します。周囲の音を聞きたい時は外部音取り込みモードでどうぞ。映画館のような音であなたを包みこむ、ダ イナミックヘッドトラッキングを持った空間オーディオも楽しめます 。
■飾らないシンプルで上品なデザイン
AirPods Maxは密閉型のハウジングに酸化皮膜処理を施したアルミニウムを採用している。つや消し塗装の仕上げもなめらかだ。側面にはアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)とハンズフリー通話のために設けられたマイクの穴がある。
左右がシンメトリックなデザインのヘッドホンだが、イヤーカップには左右の区別がある。音量操作や楽曲送り、ハンズフリー通話の受話・終話操作、Siriの呼び出しなどに使うDigital Crownと、ANC/ヒアスルー/オフの3つのモードを切り換えるノイズコントロールボタンが上部に配置されているカップが右側だ。
本体から着脱可能なイヤーパッドの内側には、ニットメッシュのパターンでL/Rがマーキングされている。ヘッドホン本体フレーム側にもL/Rのマーキングがあるので、外したイヤーパッドを再度装着する時に迷うことはないだろう。
これらの目印だけでも見分けは十分に付くのだが、アップル製品のファンとしては本体の左右どちら側かに左右を見分けるための目印の代わりとしてアップルのロゴマークも配置してほしかったと思う。
イヤーカップは正面方向に90度回転する。全体をフラットな形状にしてから、パッケージに同梱されるSmart Caseにヘッドホンを収納する。
■遮音性能が高く疲れない。無駄のない快適なフィット感
筆者はヘッドホンで音楽を聴く時にも、メガネを着けていないとスマホ画面を見て選曲すらできなくなってしまうので、メガネのテンプルをゴリっと押さえつけてくるイヤーパッドが苦手だ。
AirPods Maxのイヤーパッドは中のメモリーフォームクッションがとても柔らかく、耳のまわりに柔らかくフィットする。テンプルを押さえつけてくることがないので、長時間身に着けて音楽を聴いていても疲れない。テンプルの部分に隙間ができて音がリークすることもない絶妙なフィットが得られるので、ANC機能をオフに切り換えてみても高いパッシブNC効果がある。
左右のイヤーカップから伸びるアームの素材は光沢処理のステンレススチールだ。イヤーカップには左右独立して約120度ほど水平方向に回せる機構としている。スプリングの力で頭の側面にイヤーパッドをぴたりとフィットさせる。側圧の強弱のバランスがとても良い。アームの伸縮はスムーズに行えるが、引き出す長さを決めたらそのポジションにピタリと止まるので、リスニング中にズレる心配はない。
高強度のシリコン素材で作られているキャノピー(ヘッドバンドの頭頂部)は、曲げ伸ばしやひねりにも強いシリコン素材で作られている。通気性を高めるため、フレームの内側はニットメッシュ形状とした。
専用のSmart Caseを装着するとイヤーカップはカバーされるものの、ヘッドバンドの部分がむきだしになる。見た目にはハンドルの付いた小さなポーチのようだ。このままバッグに収納するのは少し不安に感じるかもしれないが、ヘッドホンの筐体はかなり堅牢性が高いので、常識的な使い方の範囲内であればある程度ラフに扱っても心配ないだろう。
Smart Caseはシリコン素材でつくられており、通電箇所を持たない。少し濡れたり、汚れが付着してもふき落とせるが、外で持ち歩く際にはヘッドホン本体が防滴・防水仕様ではないことを意識して使いたい。
AirPods Maxはヘッドホンの質量が384.8g、Smart Caseは134.5gだ。ヘッドホンと専用ケースを合計したサイズ感は平均的だし、ヘッドホンを身に着けるとフィット感がとても心地よいため、とても軽く感じられた。
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