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2020年12月24日

apple  アップルが「医療機器業界」を淘汰する未来が迫ってきていると言えるワケ GAFAが狙う「ヘルスケア業界」


アップルウォッチの狙いとは


ヘルスケア領域への参入もGAFAは行っています。キーワードはデータ・クラウドです。現在、病院に行くとまずは問診票を書かされます。その後は検査。ただその多くの情報(データ)は、病院に行く度にアナログ的に記入する必要はありません。

Photo by iStock


たとえばアップルウォッチが活躍する余地があります。常日頃からバイタル情報を測定し、情報をiPhoneと紐付けておく。病院に行った際には、iPhoneを連携させれば、それで済むからです。

 

時間の節約につながるのはもちろんですが、人が記入するとどうしても記憶ミスが生じますから、そのリスクも少なくなります。さらに言えば、蓄積されたデータを管理することで、これまでの受診歴、病歴、投薬履歴などを瞬時に、そして正確に確認することができます。

ヘルスケア領域への参入を公言しているグーグルとは異なり、アップルは極秘に同領域の事業を進めているため、あくまで推測ですが、アップルはこのような未来を想像して、アップルウォッチの開発を推し進めていると私は見ています。

バージョン4から心電図や心拍数の測定が可能となり、バージョン6からコロナ対策にも使えそうな血中酸素濃度測定機能の追加や医療機器の認証も取得しているのが、何よりの証しです。

2020年9月には、日本でも認証を取得しました。つまり今後は日本のヘルスケアマーケットにも進出していくことを、虎視眈々と狙っていることでしょう。

激動するヘルスケア業界


グーグルも負けていません。2019年の秋にアップルウォッチと似たデバイスを開発しているFitbit(フィットビット)というベンチャーを買収することを発表。アップルウォッチと同じようにバイタルを測定し、得たデータを健康促進に活かすためのグーグルヘルスというサービスを展開しています。

Photo by iStock


すべての人がアップルウォッチやフィットビットのような、ウエアラブルデバイスを身につけている。そしてそこから得られた健康データを元に、ヘルスケアサービスを受ける。そんな未来がこの先訪れるのです。

ウエアラブルデバイスのメリットは他にもあります。常に自分の健康状態を把握できますから、数値が悪い人は意識的に運動するようになるでしょう。あるいは食生活を見直すなど、健康への意識が高まることが期待されます。









ヘルスケア領域の未来は、密接に関係のある保険業界にとっても好材料です。保険業界が危惧しているのは、保険に加入したことで安心し、健康に気を使わなくなってしまい、その結果、病気になることです。

そして、そのような人が増えると保険料は高くなります。この点においても、アップルやグーグルが行っている事業は大いに貢献していきます。その結果、保険会社がデバイスを無料で顧客に配る可能性もあると私は考えています。

現時点では、アマゾンがヘルスケア関連のデバイス、アマゾンHaloを発表しています。保険業界には参入していますから、その流れでヘルスケア領域に参入してくる可能性は大いにありますし、ライバル企業と同様、さらなるデバイス開発にも参入してくると私は見ています。

進む医療情報のクラウド化


医療情報のクラウド化は、日々のバイタルチェックだけに限りません。MRIなど、病院のあらゆる検査機器がクラウドにつながる必要があると考えていますし、2025年ごろには、その傾向が出始めていることでしょう。

Photo by iStock


たとえば、癌の疑いがある患者さんがいたとします。その患者さんは以前にも同じように癌に罹患しているのではと指摘され、数年前にMRIを撮影していたとします。

その過去の画像と今回の画像を照らし合わせれば、より確実な診断ができます。そしてこのような画像の管理や提供においては、クラウドは必須のテクノロジーです。さらに言えば、癌の診断を人工知能が画像解析で行うことも、2025年の未来では行われていることでしょう。









さらに、多くの患者さんのデータを集めれば集めるほど、どのような属性の人がどんな病気に罹患しやすいのかといったことも、統計的に分かってきます。そこまで進めば、罹患しやすい属性に入っている人に対し、病気にかかる前に予防診療を行うこともできます。

このようにヘルスケア領域は、データサイエンスにより間違いなく進化していきます。裏を返せば、データサイエンスの力がない医療施設ならびに医療機器メーカーは、淘汰されていきます。

現時点ではクラウドにつながっているMRIは少ないですが、逆に未来の医療業界では、クラウドにつながっていない医療機器は皆無になるはずです。医療機器メーカーも当然、このような未来が来ることを理解しています。

ただ医療機器メーカーのほとんどはデータ・クラウドに弱いです。そこでヨーロッパ最大のソフトウェア企業SAPなどと組んで、クラウドに対応する医療機器の開発をしています。

旧来のメーカーは淘汰される?


しかし同領域の専門家であるアップルやグーグルが、一からクラウドに特化した医療機器を開発した方が早いですし、より良いものが安くできるでしょう。

Photo by iStock


そのため既存の医療機器メーカーは淘汰される、あるいはアップルやグーグルにOEMを依頼される。そのような未来が来ると私は予測しています。

医療機器分野では、マイクロソフトも参入するでしょう。ホロレンズです。2019年の2月にヨーロッパで行われたイベントでは、医師がホロレンズを装着し、自動診断のデモを行っていました。














未来では医師がホロレンズのようなデバイスを装着しているのが当たり前となり、患者が入室してきたら、自動的に個人を特定。同時に、カルテなど診察に必要な情報が前方の空間に表示される。そんな未来が訪れる可能性は十分あります。

ユニークなところでは、アップルウェルネスセンターなる健康増進施設ができているかもしれません。ただ施設経営は利益率が低いですから、ビジネスが目的ではありません。自社の世界観を示すことが目的です。

アップルウォッチと連動したフィットネスプログラムの配信も発表していますし、実際、アップルは2022年にテキサス州オースティンに建設中の新社屋内にホテルを開業予定ですから、その流れでいえば、自社のヘルスケアテクノロジーやサービスを存分に利用者に提供する。そのような、アップルウェルネスセンターが出てくる可能性は十分あり得ます。


posted by gomabon at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | デジタル
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