対象となるのは、ダイハツ『タント』『ミラ』『ムーヴ』『キャスト』『コペン』『ウェイク』『ハイゼットトラック』などの21車種で、2017年7月3日から2019年5月8日に製造された95万6221台。
これだけの規模のリコールは珍しいです。
対象車両は、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
改善措置として、全車両、燃料ポンプを対策品と交換する。
・・・という内容のリコールです。
管理人が現在乗っている車がまさにこれなので、ダイハツから「リコールのお知らせ」のハガキが届いており、本日(10/31)ようやくリコールが終わりました。
リコールの図解。燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の不良。最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。 |
自分の車がリコールの対象になるのは初めてではなくて、以前乗っていた「ソニカ」は2回ぐらいリコールや、それに準ずる「改善対策」などがありました。
リコールはメーカーの責任において不良個所を無料修理するものですが、ユーザーは自分でわざわざディーラー等へ電話して修理予約を入れて車を持ち込まなくてはいけません。
正直、めんどくさい。
リコール箇所については無料で修理してくれますが、それ以外のことはしてくれません。もちろんお金がもらえることもありません。
そのために、リコール通知を無視して放置しているユーザーもいますが、リコールを放置して、その箇所が原因で事故を起こした場合はユーザーの責任になります。使用者責任です。
ということで、管理人は何回目かのリコールをやりに行ったわけです。
電話予約を入れたのは2カ月ほど前ですが、大規模リコールだったせいか、修理予約がなかなか取れずに本日になりました。
車をリコールに出すときの攻略法ですが、まずは紳士として寛容に振る舞うことです。
「なんでわしらがてめーらの粗相の始末をせなあかんのじゃーい」
などと、不寛容な態度・言動をしてはいけません。
販売店の窓口のお姉さんに悪態をついても誰も得をしません。「ご苦労様」と言って爽やかに笑うぐらいの度量を見せましょう。
修理に時間がかかる場合は、代車を手配してくれることがあります。管理人はありがたく使わせてもらいました(ただしガソリンは満タン返し)。
車を預ける際に、さりげなく「小さなお願い」をしてみます。
「じつは先日、左側の後ろを擦ったみたいなんです」「塗装が白くなっているので、塗料があれば塗っておいてもらえますか。ええ、お金は払いますから」
お姉さんに傷の箇所を見てもらって、やり方はお任せするので、適当に目立たなくしてほしいと伝えます。
それでは、と言って立ち去ってから2時間ほどでスマホに電話がありました。
リコールの修理が終わったこと、塗装の傷は磨いてみたらほぼ目立たなくなったことの連絡でした。
戻って確認すると、傷の箇所は言われないと気が付かないレベルになっていました。
塗装をしたわけではないので、とくに代金は不要とのことでした。
ありがとうございましたとお礼を言って、ディーラーを後にしました。
おしまい。
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