なつかなさんは、管理人宅の庭で育った3姉妹ノラネコの末っ子(推定)で、管理人の家猫として迎えられた後、何度か脱走を図り、半年以上前に2階ベランダから決死のダイビングで逃走して以降は、周辺に潜伏しながら一人暮らしを謳歌しています。
ときどき目撃情報は入っていたのですが、今日は仕事から帰宅した際に、庭から逃げるところを鉢合わせしました。
家の前の側溝に隠れてこちらを見ていたので、「にゃあ」と呼びかけたら「にゃあ」と返事がきました。
しばらく家の前でお話をしていたのですが、目を離した隙に、暗渠の中に消えてゆきました。
今日のなつかなさんとの会話は、こんな内容でした。
「皆も心配しているので、もうそろそろ帰ってきてはどうかね」
「わたしはまつろわぬネコです」
「家に閉じ込められるのは窮屈かね」
「わたしは物心がついたときからたった一人で旅を続けてきました。多分、これからもそうするでしょう。それが、わたしにとっては自然なことなんです」
「きみはスナフキンみたいなことを言うね」
「じゃあまた」
【このカテゴリーの最新記事】