おはようございます。あるへです。
本日はこちら「アスディバイン メナス」のレビューです。
Kemcoの看板シリーズタイトルで、より具体的には前回レビューしたアスディバイン ディオスの続編になります。
前作で雑に敷かれていた伏線などが今回で回収されるので、その点は見てて面白かったような……そうでもないような(笑)
ストーリーは可もなく不可もなく(シナリオライターのその時の気分で、軸がぶれまくるキャラ達のわちゃわちゃを眺める)、それなりって感じでしたが、前作よりもストレートに下ネタに走る部分がちょいちょいあって胃がムカムカしました。
多分執筆時期や構想段階とかまちまちなんで仕方ないと思うんですけど、Exe-Createのシナリオライターと言ったらだいたいこの人って決まってるんです。で、直前に遊んだレファルシアの幻影も同じ人です。前回はちゃんと面白かったので、やればできるんだってのはわかってるんですよ。我流で、文章技術などについてはちゃんと学んだことがなさそうなので、ストーリーを俯瞰して見られる第三者、設定や文章そのものにも細かく指摘できる担当や編集みたいな役割の、優秀な人が付いてくれれば、普通にラノベ作家として食っていけそうだなぁとは思うんです。
今回は世界を股にかけるというか、アスディバインという今までの冒険の舞台を飛び出して、他の世界にも出掛けるのは、主人公たちが神様やそれに準ずる存在ということで壮大な設定は良かったと思います。
しかしやはりこれはKemcoゲー、字面からイメージできる壮大性とは裏腹に実際のゲームはどんな感じかは推して知るべし。もう少し金かけて作ったならば、スターオーシャンみたいな世界観にもできたのになぁ。
その世界毎にワールドマップがあるのですが、あまりに適当なマップなのでその世界ならではの世界観はほぼ感じられず、一つのダンジョンを攻略しているような心地です。
世界とはいえ一つ一つのマップは小さく狭く、街やダンジョンもそれぞれ一つ二つ点在しているのみ。徹夜で転寝(うたたね)しながら作ったような適当な形の、ご都合主義丸出しの地形。船や飛行オブジェは、次の地点へ行くためのフラグに過ぎず、ルートは山や岩礁で強力にブロックされまるで迷路のよう。
ただ、だからといってめっちゃつまんないかと言われると、別にそうでもないんですよね(笑) なんだ私は、批判しながらお布施をするアンチ信者かw やってることは本当にその通りなんだよな……。自己嫌悪しそう。
シリーズの通例を考えると、序盤から強力なアクセサリーなどが手に入って、「ずいぶん飛ばしてるなぁ」という印象は受けました。それでストーリーやゲーム全体のボリュームも不安になったりもしましたが、こうして遊びきってみればまったくいつも通りのアスデバでしたね。サブクエストが10個しかなかったり、全体として若干スリムになってる印象はありましたが。
実績はシンプルで、今回はほぼやりこみを要求されませんが、コンテンツとしてはちゃんといつも通りなので、安心しました。別にやりたかったわけではないんだけども(汗)
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