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2019年02月26日

356.Spyro: Reignited Trilogy

Spyro Reignited Trilogy (輸入版:北米) - XboxOne



 おはようございます。あるへです。
 本日はこちら「スパイロ:リイグナイテッドトリロジー」のレビューです。

 本作はプレイステーションの名作アクションゲーム、スパイロシリーズの初代から三作目までを現代の技術で蘇らせたファン垂涎の作品です。
 私はスパイロ知らなかったんですけどね(笑)

 めっちゃくちゃ面白かったです。
 何がって言うか、このシステムがすごいとか、このアクションが画期的とか、そういうものではなくて、あえて言うならアクションゲームのアクションゲームらしい面白さの根本というのがちゃんと生きていて、それが今のHD技術で刷新されても全く衰えずにゲーム内に存在しているというか、なんというか。
 PS1や64の時代ですからね、移動用のスティックが有るか無いか、そんな時代でカメラ操作に難儀していた時代です。
 ものすごく遊びやすいです。

 ゲームジャンルとして似たものをあげるならバンジョーとカズーイの大冒険やスーパーマリオ64が近いでしょうか。スタートとゴールの概念はありますが、作り込まれたマップをうろうろしてたくさんの宝石やキーアイテムを探して探索するのが主な目的になります。
 ステージ数がとても多く、その全てが非常に作り込まれていて、それぞれに個性というか世界観があるんですよね。これが本当にたまらん!
 特に二作目ではほぼ全てのステージに寸劇ムービーが入っていてきちんとオチまで付けているのが最高でした(同時にとあるボス戦が鬼門になるくらい難しかったですけど……)。1〜3まで全部プレイして一番印象に残っているのはこの二作目でした。

 どれも甲乙つけ難いものでしたが、やはりゲームや世界観として秀逸なのは初作である1でしょうか。水中遊泳、グライドからのホバーなど作品を重ねるごとに操作やアクションが快適になっていくので、一番出来ることが少ないのが1なのですが、それを補うかの如くステージの仕掛けがかなり秀逸で、「あそこの宝石を取るにはどうやっていけばいいんだろう」「このスキルポイントを達成するにはどうすればいいんだろう」と知恵を巡らせたのがこの1でした。
 2や3も悪くないんだけど、現時点ではいけそうにない場所が見えた時は、「ああ、きっと新アクションを携えてあとで戻ってくるのか」とメタ的なことを考えてしまいます。
 実際、2と3ではそのように一度攻略したステージを後になって戻ってくる必要があるのですが、逆にこの1では初めて訪れたステージでも必ず100%コンプリートしてから退場することができるのが素晴らしかったです。
 うん。丁寧に作りつつ、こんな方法が!?と驚くような(大規模ではないけれど、逆転の発想的な……というのもまた大げさだけど。そんなさりげない盲点みたいな)仕掛けが満載で、当時の製作者、アイデアマン達に脱帽です。

 その上Xbox Oneという現行の最新機の性能をフルに生かした非常に美しいグラフィックともうすんごい愛らしいスパイロの仕草などなど、語るに紙幅が足りないくらいで、ああもうあのおて手がたまらん……。
 くしゃみとかホント可愛い(笑) スパイロはドラゴンなんで、強く息を吐くと火が出るんですよ。くしゃみすると周りが火の海になるのがめちゃくちゃ好感。あとは動かずにじっとしてると相棒のスパークスが画面の目の前まで来て手を振ったり、そういう時はBGMも楽器を少なくして静かな感じなんですけど、スティックを入力して動き出すとそれに合わせてBGMも盛り上がり出すダイナミックなんちゃらいうオプションなど、まさに「芸こま」。

 もう洋ゲーやりすぎてなんとも思わなくなっちゃった身ですけど、あえて欠点をあげるならやはり言語の問題でしょうね。
 基本的には低年齢層向けのゲームなので、あれをしろこれをしろというミッション目標はわかりやすく表現されます。
 ただ、シリーズを追うごとにストーリーの味付けが濃くなっていきますので、少しでも英語耳になっておけないとそのあたりで残念気分になってしまうのは仕方ありません。
 つまり本作は未ローカライズ作品。

 まぁ、それを差し置いても各ステージに一つずつある実績を解除しながら、特定のステージに設定されたスキルポイント(一定数達成するとアートギャラリーが解放されるオマケやり込み)を達成したり、宝石を集めてキーアイテムを集めて、それぞれがそれぞれの世界観を持つ個性豊かなステージを散策してお気に入りのスポットを見つけてみたり。
 すごく癒されますよ〜。

 日本では知名度的にクラッシュバンディクーばかり注目されていましたが、こちらもまったく劣らない名作であり、雰囲気やプレイスタイルの違いから、こちらの方が好きという人も絶対にいるはずの超お勧め作品でした!

 三作品、計3000の実績解除しましたが、お腹一杯という気分にならず、もっとずーっとやっていたいゲームでした。こんな気持ち久しぶりや〜。

↓下三つの動画は全て初作1のもの。始めたばっかりで距離感が掴めずにまごまごしてます。


↓このくしゃみが超かわえぇんじゃぁ〜。桟橋での撮影はミスったな。下が草原だと周りが赤くチリチリと燃えるんですよね。


↓スーパーチャージは1での主要ギミック。結構速くて操作に手こずりました。



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