本日はこちら「アスディバインハーツ」のレビューです。
たまには旬なゲームを楽しみたいと思っていましたがこんな形で叶うとは思いませんでした。安上がりだし、タイムリーだし、ゲームもすごく面白かったしで言うことありません。
別に何かこのゲームについてお互いに語らずとも、どこかで誰かがプレイしている、ただそれだけで違うんですよね。空気が。
そしてその空気は、たとえば実績獲得のフィードのイイネに表れたり、実績の解除率の数字に表れたり、あるいはクラブやMSストアのクリップに表れたり……、買ってプレイした人、買わなかったけど気になってる人、そんな見えない興味の視線が集まるのが旬なゲームなわけですよ。
さて、本作は古き良き日本のRPGをリスペクトした、まるでSFCかのようなコマンド式RPGです。
以前、当ブログでレビューした「忘失のイストリア」と同じ会社が作っており、イストリアを非常に楽しめた私は本作も似たようなもので絶対に面白いと確信しており、予約購入をして解禁時間(には間に合わなかったけど数時間後)に即プレイを始めたのでした。
私の予想は大当たり。……というか、かなりの部分でイストリアのシステムとも似ていたので「そうそう、これこれ」といった感じで懐かしさも手伝って大いに楽しめました。
発売順としてはアスディバインが先で、イストリアが後なので、イストリアの方がアスディバインに似ていて、かつ洗練されているのですが。
というわけで、イストリアと比べてしまうとあちらの方が大分「こなれて」いて、戦闘にもストーリーにも勢いを感じます。
ただ、こちらはこちらで十分に調整がされており、特に不満は感じませんでした。
これらKEMCOゲーは、古き良きJ-RPGの王道を丁寧に則りつつも、せっかちな現代に合わせた数多の新設設計が売りでもあります。
経験値がもっと欲しい? よろしい、倍にしてあげましょう。ついでにスキルポイントもお金も二倍どーん!
もっとサクサク遊びたい? よろしい戦闘エフェクトをカットして超速で戦闘を進めましょう。セミオート(前回の行動をもう一回)、オート(全員突撃)機能もついてますぜ。
もっともっとサクサクがお好み? いいですとも。経験値倍率アップのジュエルはいかかですか? 一歩歩くごとに経験値の入るジュエルもありますよ。それとも一歩毎に戦闘になるほうがいいですか?
このゲームでの一歩はおそらく1ドットくらいなので、キャラが1マス移動すると経験値が10くらい入ります(笑)
こんな感じでサクサク戦闘をこなしもりもり強くなっていくのも楽しいですが、実はストーリーもしっかり作り込んであって、しかもそれが十分に長いのです。
見方によっては軽くてご都合主義ななんちゃってファンタジーとも取れるのですが、もともとスマホRPGであり、いやいやこんなもんでしょ、という気楽な感じで見てみると、意外と骨子が太く、物語づくりの専門的な技術もきちんと組み込んであるんですよね。
だからこそ骨太なようで案外チャラい世界観でも、わりと許せてしまい、キャラクターもきちんと立っているので感情移入してほっこりしたり、にやにやしたりできました。
激戦に次ぐ激戦、あるいは心を抉るような悲壮な世界観、心臓を鷲掴むようなホラー演出、リアルで血なまぐさい戦場……そんな海外式エンターテインメントに疲れた時こそ抜群に効く、緩くて暖かい世界観とストーリーです(牧場物語とか、そんなほんわかハートフル……とは少し違うのですが)。
戦闘の難易度はいつでも変更できますが、私は最初から最後まで最高難易度であるHELLで挑みました。まぁ、イストリアの経験があるので、便利アイテムに手が届き始める中盤あたりから楽になるのはなかば予定のうちでしたし。
とはいえイストリアとは違い、なかなかゲーム内ボーナスポイント(AHP)が手に入り辛く、いわゆるファーミングが可能になるまでは結構な苦戦を強いられました。
難易度の違いで敵のステータスに倍率で補正がかかっていくので、基礎ステータスの高いボスが軒並み超強化されるんですよね。
特にSPDの強化が顕著で防戦一方のじり貧になることも多々。その分、倒した時の喜びも一入(ひとしお)で、とにかく先が気になる……というかパーティーメンバーたちの掛け合いが気になって、最後までだれることなく攻略出来ました。
難を言えば最序盤でソルとステラの二人が旅立った理由や、凶獣遣いという設定が、ストーリーや演出でほとんど生かされずに死んでいたのが残念でした。
面白かったですよ。とても面白かったです。
ただ、注意点があります。
KEMCOゲーの伝統だと思うのですが、表ボスを倒してアフターストーリーに突入すると(つまりクリア後のやりこみ、裏ボス)とたんに世界観がぶっ壊れます。
イストリアでも触れましたが、今作でも「侍女」がぐいぐい出しゃばって来てとんでもない厨二世界観を披露してくれますよ(笑)
ここはもう、諦めて付き合うしかないです……。
追記
一歩歩くごとに経験値の入るジュエルですが、前述したようにこのゲームの見た目の一歩はムカデの如き一歩なので、このジュエルを獲得できる中盤から終盤にかけて、このジュエルを付けたキャラと付けていないキャラの差が顕著に開きます。ジュエルの形的に扱い辛いのですが、是非とも付けて歩くことをお勧めします。
レシピは、ブルージュエル+グリーンジュエル、です。
追記の追記
実は、このゲームを通して最初に書いた旬なゲームというタイムリー性が引き起こした二つの奇跡がありました。
私は、ここにこうして自前のブログがあるものですから、ゲームレビューはまずしないのですが、本作が好きだし、あとのシリーズ作もXboxに来てほしいという願い(建前)から、たまたま(本音)MSストアにレビューを書いたんですね。
そしたらなんということでしょう。
ブログ仲間の日向さんにばっちり目撃されてしまいました(笑)
実は私、日向さんとはブログの中だけのお友達で、Xboxでフレンド登録はしていない間柄なのです。私のゲーマータグは右上に晒してあるので見ればわかるのですが、実は私は日向さんのゲーマータグを知らないのですよ。
なので事前に示し合わせたり、MSストアにレビュー書いてきたぜーイイネよろしく、などと言えるはずもなく、日向さんの興味のみが私のレビューを発見させたということになりますね。
私がレビューするのも稀なことなら、レビューを見た人がその隣の普段スルーするようなタグにまで目が行き、知り合いだったと気づく、しかもフレンドじゃないっていう(笑)
これも、旬なゲームだからこそ起きた奇跡だと思うんですよ。
さて、もう一つの奇跡はですね。
その前に、私は以前からなんとなーくな気持ちでなんとなーく申請を送り、なんとなーくフィードを眺めるだけの、なんとなーく所属してるクラブが一つあるんですよね。
ざっくり言うと、古今東西のRPG同好会みたいなクラブです。
で、↓の動画をこのブログ用に撮った後、数日たってからふと「そういやこれRPGだからクラブの皆も好きかも」と思ってクラブに共有したんです。
で、頂いたコメントがこちら(あるへ式意訳してます)
「マジかよ! たった今(ストアで)これ観たところだっての!!」
MSストアの商品紹介ページのクリップを見てホーム画面に戻ってきたら、フィードに今観たばかりの動画が共有経由で表示されてた、というミラクルでございました。
そんな動画がこちら↓。このシリーズの一つの醍醐味、「宿会話」です。すごいにやにやできます。ここでは事前にセーブしておき、あえて信頼度の上がらなそうな選択肢を選んでます。
メールフォームがうまく機能しませんでしたか><
調べてみましたが私が自分宛てにフォームを使ったところ、問題はありませんでした。サーバー側で何か不調があったのかな。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
すぐにそちらのブログにコメントしますね。
←のメールフォームで何度かメールしようとしたのですが、
確認ボタンを押しても、ウンともスンとも言いませんので
まさに困っている所です。
あるへさんのメールアドレスをお教え頂けませんでしょうか?
わたしのブログで『管理人だけに見せる』と選んでコメントして頂ければ、
わたし以外の人物にアドレスを知られずに済みます。
宜しくお願い致します。