おはようございます。あるへです。
本日はこちら「ギアーズオブウォー2」のレビューです。
相変わらずですね。1が好きなら2も問題なく楽しめるでしょう。ストーリーは続き物ですが、仕様だけで見れば純粋に上位互換と言って差し支えないと思います。
グロテスクで、男臭くて、血みどろで、洋モノシューティングの見本のようなゲームです。ただ、洋ゲーというと同時に連想されるような不便さ、不親切さは皆無でしょう。この辺の細やかな気遣いは本当に完成度が高いと思います。
本作はギアーズ三部作の中間ということで、前作からストーリーが続いており、また前作ファンに対するオマージュやネタなども絡んでいます。
イマドキ奇特でしょうが、もしも2を知らず、プレイしてみたい、という方がいらっしゃいましたら、是非とも1から始めていただきたい。
特に「カーマイン」というキーワードはギアーズシリーズのお約束ともなっています(笑)。
さてさて、本作は映画のような迫力のあるストーリー、思わず涙を誘うドラマチックな展開も魅力なのですが(相棒の慟哭は本当に泣けてきます)、1から2になって一番変わった、力の入ったシステムはやはりオンラインプレイの方ではないでしょうか。
私は例によってソロプレイ派ですので、オンライン対戦というのは本作において経験したことがないのですが、対戦以外にも「HORDE(ホード)」と呼ばれるサバイバルモードは大人気コンテンツの一つではないでしょうか。
私のフレンドにも、見かけるといまだに「3」のホードをプレイしている方がいるほど中毒性が高く、奥の深いモードです。
私も運良く、この2のホードが大好きだというフレンドがいまして、実績解除に協力してもらった時期があります。
そのフレは本作が流行った時期にマルチプレイをやりこんだ猛者でしたので、とりあえず全てのマップの10waveずつを消化する実績と、どれか一つのマップで50waveを達成する実績について二人で一月ほどかけて臨んだのですが、私はややお荷物状態でした。
本作のホードでは籠城が非常に有効な戦術ですので、事前に各マップの籠り場所を調べ、私は主にそこへ籠ってやってくる敵を迎撃していました。
しかしそのフレは、通称カバキャン(カバーキャンセル)と呼ばれる、むしろマルチではこれが出来ないと良い的になってしまうくらいに重要な移動方法と、この方法に最も適したショットガンを持って、すいすいと、もうね、本当に惚れ惚れするくらい高速にマップを駆け回り、自分から敵を倒しに行ったのです。
マルチ対戦をしたことのない私は目から鱗でしたが、このような移動を用いて対戦もスピーディな展開になるのでしょうね。
ギアーズといえば、この打てば響くような正確かつ直感的なカバーシステムが非常に有能なゲームです。これのおかげでプレイヤーはストレスなく激しい銃撃戦に身を置き、没入できるのだと言っても過言ではないと思います。
しかし、本作を楽しみ、あらゆる要素を堪能しつくしたいと思うならば、覚悟しなければならない部分もあります。
すなわち実績。
本作のマルチプレイは、モードを問わず1ゲーム終了すると経験値が入る仕組みなっています。経験値を蓄積すると当然レベルが上がるのですが、本作においてレベルというのはそのプレイヤーのやりこみ度数を表す程度の意味しかなく、レベルが上がったからと言って他の低レベルプレイヤーと差別化されるような仕様は一切ありません。
しかし実績にはこのレベルをマックスの100まで上げ切るものあったり、ストーリー含むあらゆるゲームで累計撃破数を10万カウント稼がねばならなかったりと、上を目指すとかなり鬼畜な実績が複数存在するんですね。
実績に興味がなければそんなものどうということはないのですが、例によって私はギアーズシリーズにそこまでのめりこむような気質ではなかったので、このレベル実績、10万匹撃破は苦行以外の何者でもありませんでした。
ホードの全マップ10waveクリアなどはまだフレンドと楽しめる分、とても面白かったのですが、さすがに全マップ50wave(全wave)は手が付けられませんでしたし、隔離サーバーで面子の集まらない対戦系の実績も見逃しました。
残る実績はと言えば、やはりレベル100到達と10匹撃破だったのですが、来る日も来る日もひたすらホードの「security」のwave1〜3までを延々と、本当に延々と回し続け、それが終わったら今度はストーリーモードのラストで怪獣に乗って敵の軍団をロケットで一掃する毎日。
この記憶が強烈に残っているため、これ以降のギアーズシリーズは敬遠している状態です。
ストーリーモードについては純粋に面白いし、操作も快適だし、画面分割でも遊べるので、「またやりたい」と思うこともたまにあります。
しかし逆に、オンラインの、こと実績に限っては思い出したくもないし、二度とやりたくもないです。
ゲーム自体は面白いのに、実績的においしくないから手を出せないゲームがある、というのは、実績マニアになることのデメリットの大きなマイナス点ですね(笑)。
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ネタバレはしたくない、自分で確かめたい! でも実績のことを考えると、やっぱり3は手を出したくない……。非常に揺れており、辛いです(笑)。
常々思いますが、やっぱりゲームもインターナショナル化している昨今、英語が理解出来るとやっぱりゲームの幅も広がりますよね。
きっと私が英語版GoW2をやっても、ききょーさんと同じようには感じられないと思いますが、他にもSteamやらで英語のみの面白そうなゲームが溢れていますし、やきもきしますね〜。
日本のアニメが好きだから日本語勉強したっていう猛者が、外国にはたくさんいるんです。
海外のアイデア溢れるゲームが好きだから英語勉強したっていう日本人がいっぱいいても、全然不思議じゃないですよね。
本作のベンジャミンではないでしょうか。
ベテラン兵士ですら余りに過酷な状況に放り出された新米兵士が、
最終的には立派な兵士になったと思います。
まあ、結末は結末なのですが、その直前のシーンを想像すると、
心にガツン!!と来るものがあります。
救援はおろか、仲間との合流すら完全に絶望的な状況の中で、
死を覚悟せざるを得ないまま、それでも孤独に戦っていたんだろうな・・・と。
まあ、それは置いといて(え?)、2はシリーズ中、
最もよく出来たストーリーが魅力かと思います。
英語が分かる人は、是非とも海外版で楽しんでいただきたい。
翻訳も吹き替えも悪くないんですが、この作品に関しては
本来の英語音声の内容のほうが個人的には心に響きました。
ドムの例のアレとか、その直後のマーカスのセリフとかは特に。
基本的な意味はほぼ同じなんですが、
ニュアンスレベルの微妙な違いが、
このシーンとかだと、感じ方にそこそこ大きな差となって表れるといいますか。
実績は・・・鬼畜です(泣)。