2010年05月10日
本当に終わりですか?
広瀬さんによると、
ドイツのビジョンの欠如がユーロ問題の根源
http://markethack.net/archives/51555420.html
から引用。
PIIGS各国のソブリン債の問題はリーマン・ショックとは根本的に性格が異なります。リーマン・ショックのときは実態が掴みにくいデリバティブのエクスポージャーがどれだけあり、それが個々の金融機関のバランスシートをどれだけ吹き飛ばすか極めて読みにくかったのです。
それに比べればギリシャ国債などのソブリン債は残高が明快です。
それではなぜここまでPIIGSの問題が揉めに揉めたか?というとそれは政治的信念(political will)の欠如です。
問題を見ても、「見て見ぬフリ」をし、隣人が困っている本当の原因は好況時の拡大志向であるにもかかわらず不景気になると周辺国を切り捨てにかかる偏狭さ、、、これこそがユーロを蝕む最大の癌だったのです。つまり問題はコンフィデンス(=投資家の信頼)です。
ドイツの犯した過ちは投資家のコンフィデンスと有権者の歓心を買うことを天秤にかけようとしたことです。
先週までのFXや株式市場の混乱を「ギリシャという国の無責任さに投資家が愛想を尽かした」結果だと本気で信じている人は投資をするセンスが無い人なので投資に向きません。ムダな努力はやめた方が良いと思います。
ドイツのビジョンの欠如がユーロ問題の根源
http://markethack.net/archives/51555420.html
から引用。
PIIGS各国のソブリン債の問題はリーマン・ショックとは根本的に性格が異なります。リーマン・ショックのときは実態が掴みにくいデリバティブのエクスポージャーがどれだけあり、それが個々の金融機関のバランスシートをどれだけ吹き飛ばすか極めて読みにくかったのです。
それに比べればギリシャ国債などのソブリン債は残高が明快です。
それではなぜここまでPIIGSの問題が揉めに揉めたか?というとそれは政治的信念(political will)の欠如です。
問題を見ても、「見て見ぬフリ」をし、隣人が困っている本当の原因は好況時の拡大志向であるにもかかわらず不景気になると周辺国を切り捨てにかかる偏狭さ、、、これこそがユーロを蝕む最大の癌だったのです。つまり問題はコンフィデンス(=投資家の信頼)です。
ドイツの犯した過ちは投資家のコンフィデンスと有権者の歓心を買うことを天秤にかけようとしたことです。
先週までのFXや株式市場の混乱を「ギリシャという国の無責任さに投資家が愛想を尽かした」結果だと本気で信じている人は投資をするセンスが無い人なので投資に向きません。ムダな努力はやめた方が良いと思います。