年齢的にはタケシとテリー伊藤君の間、番組作りはベテラン中のベテランで、不慣れなテリー君のフォローとタケシの間を取り持て、と指示。
またMカメラマンはフジテレビ日曜日ゴールデンタイム8時からの萩本欽一「オールスター家族対抗歌合戦」のチーフカメラをやっていた人物で同時進行中。
収録日程を確認し、民放キー局8チャンネルの裏番組4チャンネル、ゴールデンタイム同時間帯に同一チーフカメラマンを起用したのである。
ひかるはお笑い番組もやっていたのでタケシとは顔見知りだ。
これといった印象はないが関西に対抗する東京のお笑い界の起爆剤人になるのではないかと見ていた。
ひかるは毎日平均して15本前後のスタジオ番組や中継、ロケやニュースの取材等忙しい思いをしていたがMカメラマンにタケシの番組、細かに報告するよう指示してあった。
ロケが終わると必ずMカメラマンとは時間を取り状況報告は受けると同時にMカメラマンには不慣れなテリー伊藤君、タケシとの間をうまフォローするよう、その都度指示していたのだ。
タケシの事故後、雨傘番組が次々とお蔵入り状況時、会社の近くの小料理屋でMカメラマンと報告を聞きながら話をしていると時々首をくねらせるヒュック突き現象が出る。
Mカメラマンに注意すると、全く感じていないし自分は何もしていないと言い張る。
これはタケシが事故の後、首をくるんくるんとヒュック突かせる現象が出、カメラのファインダーを見ていて、そのカメラマンが無意識のうちに移ってしまった職業病である。
ひかるがMカメラマンを番組担当にしている都合上あまり強硬に止めろと言えなかった。
そのうち色んな事が起きた。
飲み屋のママが「あんた達2人何をやってんの?? 首をくるんくるんヒュック突く、気持ちが悪いね」と言う。
な なんとひかるに移ってしまったのだ〜
ヒュック突きをひかるとMカメラマンが交互にくねる・・笑い話だ。
その内、何んという事だ! ママに移ってしまったのだ。
料理をしながら、あるいは、いらっしゃいませ、と言いながらくるんくるんとヒュック突きをやっている。
恐るべし・・その内お客までがくるんくるんとヒュック突きをやっている。
店中大騒ぎだ。
これはもうタケシに責任を取って貰うしかないだろうという事になる。
ところがひょんな事にMカメラマンがトイレへ入って居なくなると、全員納まってしまう。
出てくると全員がまた、くるんくるん。
止めろ〜タケシ〜
裁判にしてもMカメラマンが証言台に立たないと実証出来ない。
とんでもないタケシ伝染病、ワクチンのないコロナ以上だ!!
本物タケシのヒュック突き病が放送されると、全国でヒュック突きが蔓延し放送局自体がやり玉に挙げられ社会問題化するのでは、と心配した。
このタケシ騒動、タケシ! 責任を取れ! と言いたかったがその内タケシも番組お蔵入り中、徐々に収まりMカメラマンも収まった。
それで一件落着、タケシは人騒がせな奴じゃ。