2009年01月25日
ALAの効果について
いつもネットで稼ぐためのアフィリエイト成功術訪問ありがとうございます
アフィリエイトに全く関係ない話なのだが、今後我々の健康状態改善に大変大きな効果を与える可能性が期待できそうなので、
今日はこの「ALA」という物質について触れたいと思う。
私が20代の始めに東京田町にある中央労働災害防止協会に勤務していたのだが、そこの労働衛生研究所というところで、当時ALAについて調べていたことがあった。
そこでは、労働環境の改善の一環として工場で生産される化学物質や重金属などの毒性試験を行っていました。昭和50年代の初頭は環境衛生の改善が行き届かず、多くの生産工場では数々の化学物質に人体が直接暴露される環境でした。
その中でも、特に重金属カドミウム、鉛、錫(スズ)、などによる被害が大きく、カドミウムは工場ではなく農村部の農米汚染で知られ、イタイタイ病の公害病の原因でした。工場からの排泄される廃液によって田んぼが汚染され、そこで取れた米を主食としたり、水を飲んだりしたことから起こる公害病でした。
高校生の頃、郷里の農村でイタイタ病が最近発生していると言うことで、社会科の授業で卒業研究テーマとして、現地で取材したりしたことがありました。
そして、鉛は塗料などに使われることが多く、当時それら化学物質の毒性試験を行っていました。どうして、それがALAに結びつくのかと言うと、鉛中毒の障害として貧血が起こることが知られていました。そして当時、鉛中毒研究者の間で、δ−ALA(デルタアミノレブリン酸)という物質を代謝するδ−ALAD(デルタアミノレブリン酸脱水素酵素)の代謝が鉛中毒によって低下することが、学会などで発表され始めた頃でした。
ALA(デルタアミノレブリン酸)はアミノ酸の1種で、生体内で血液合成の元になる物質です。ALAから血液中のヘモグロビンの前駆体であるポルフィリンが合成されます。そのため、ALADの活性が下がると血液の合成に必要なポルフィリンの量が減少し、結果としてヘモグロビンタンパク質の体内合成が減少し、貧血となるというわけです。それだけ、重要な物質でした。
ちょうど、私が担当した動物実験が鉛化合物の毒性試験でしたので、ALAについて、色々と文献などで調べ、実際にマウスのALADの測定などを行いました。
あれから、30年以上経てALAが注目を浴びるようになっていたとは全く知りませんでした。当時私が研究していた物質が今になり、動植物の成長の促進、ガンの治療薬、育毛剤などにその応用が広がっているようです。通常ALAは化学合成で少量生産するしかなく、化学実験室で少量使われるのみでした。それが、細菌を利用したバイオ合成で大量に生産可能になったようです。
コスモ石油で生産されているようですが、ALAを利用した植物成長促進によるの生産量増加の内容がホームページに載っています。興味のある方は見てみてください。
本当に奇遇な印象を感じました。まだ、人体に利用するためには多くの臨床試験が必要となりますが1日も早い実用化を期待しています。
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そこでは、労働環境の改善の一環として工場で生産される化学物質や重金属などの毒性試験を行っていました。昭和50年代の初頭は環境衛生の改善が行き届かず、多くの生産工場では数々の化学物質に人体が直接暴露される環境でした。
その中でも、特に重金属カドミウム、鉛、錫(スズ)、などによる被害が大きく、カドミウムは工場ではなく農村部の農米汚染で知られ、イタイタイ病の公害病の原因でした。工場からの排泄される廃液によって田んぼが汚染され、そこで取れた米を主食としたり、水を飲んだりしたことから起こる公害病でした。
高校生の頃、郷里の農村でイタイタ病が最近発生していると言うことで、社会科の授業で卒業研究テーマとして、現地で取材したりしたことがありました。
そして、鉛は塗料などに使われることが多く、当時それら化学物質の毒性試験を行っていました。どうして、それがALAに結びつくのかと言うと、鉛中毒の障害として貧血が起こることが知られていました。そして当時、鉛中毒研究者の間で、δ−ALA(デルタアミノレブリン酸)という物質を代謝するδ−ALAD(デルタアミノレブリン酸脱水素酵素)の代謝が鉛中毒によって低下することが、学会などで発表され始めた頃でした。
ALA(デルタアミノレブリン酸)はアミノ酸の1種で、生体内で血液合成の元になる物質です。ALAから血液中のヘモグロビンの前駆体であるポルフィリンが合成されます。そのため、ALADの活性が下がると血液の合成に必要なポルフィリンの量が減少し、結果としてヘモグロビンタンパク質の体内合成が減少し、貧血となるというわけです。それだけ、重要な物質でした。
ちょうど、私が担当した動物実験が鉛化合物の毒性試験でしたので、ALAについて、色々と文献などで調べ、実際にマウスのALADの測定などを行いました。
あれから、30年以上経てALAが注目を浴びるようになっていたとは全く知りませんでした。当時私が研究していた物質が今になり、動植物の成長の促進、ガンの治療薬、育毛剤などにその応用が広がっているようです。通常ALAは化学合成で少量生産するしかなく、化学実験室で少量使われるのみでした。それが、細菌を利用したバイオ合成で大量に生産可能になったようです。
コスモ石油で生産されているようですが、ALAを利用した植物成長促進によるの生産量増加の内容がホームページに載っています。興味のある方は見てみてください。
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