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2014年08月14日

戻りはどこまで

昨日のNYダウは反発して16670.29ドルまで戻りました。7月17日高値から8月7日安値への下げ幅の38.2%戻りが16646.172ドルで、これを達成しました。半値戻りは16742.67ドルです。61.8%戻りが16839.168ドルで、NYダウの25日移動平均線は16830ドルくらいで下降しています。半値戻りや61.8%戻りできるかはポイントになるでしょう。
日経平均はシカゴ日経平均先物が15305円で、今日は25日移動平均線15330円のあたりがポイントになります。

NYダウと日経平均は戻って来てはいますが、週足では先週の長い陰線の中での動きです。25日線や50日線などが上値抵抗になって戻りいっぱいになると、再度、下値を確認する動きはあっておかしくないでしょう。
需給的には来週になると、45日前ルールの通過でヘッジファンドが動きやすくなるという見方はあるのですが、今週が反発局面になっているので、このまま明日まで強い場合は、来週はまた下押す可能性があるのではと思います。
日経平均はまだ15000円台前半でのもみ合いだろうと思います。

なお、地政学的リスクとして言われている中東情勢については、原油価格が下がっているので大きなリスク要因ではないと言えるでしょう。
「ドバイ13カ月ぶり安値 原油、需給緩和観測で 2014/8/13 23:58 」(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO75629400T10C14A8QM8000/

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2014年08月13日

225先物は15240円が節

後場は一目均衡表の日足の先行スパン(雲)上限をなかなか抜け切れなかったのですが、引け前に上げ幅を広げて雲上に出ました。高値は15235.90円でした。日経平均先物では15240円まであって、昨日の高値と同値です。
15240円は、7月23日の安値や8月7日高値と同水準です。また、日足の遅行スパンの上にあるローソク足の安値もそのあたりです。今週はこの水準が上値抵抗になっているようです。半値戻り水準、基準線15256円もありますね。
明日は、ここを抜けるか期待はしますが、デイトレ以外では、ここから直ぐ買うのではなくて押し目を待ちたいです。上に25日移動平均線があるので、そこまで戻っても再び押すのではないでしょうか。今月は15000円台前半でもみ合って値固めできると良いと思います。
日経平均一目均衡表(日足)8・13
もしも15000円を大きく割り込むとしたら、米株の大きな下落など強力な売り材料が出た場合だと思います。米株については、調整途上で50日移動平均線の下での推移ですから、まだ気をつけておくべきでしょう。
(NYダウのチャート)
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU

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昨日の終値を挟んでもみ合い

前場の日経平均は昨日の終値を挟んでもみ合いでした。一部で懸念視されていた4−6月期GDPは売り材料にはなりませんでした。そうかと言って買い材料にもならず、日経平均は昨日と同水準です。お盆休みでもありますし、次のきっかけ待ちということかもしれません。
7月31日に戻り高値をつけたので、今はそこからの調整過程にあって、この調整にもう少し日柄が必要なのだと思います。昨日は7月31日戻り高値からの下げ幅の半値戻りに近いところまで戻りました。短期的には戻りの目途は25日線あたりまでで、もう一度、下値を確認する動きがあっておかしくないでしょう。その動きが今週末か来週末にかけて出るのかどうか。
米株が大きく下げないで、目立った悪材料がなければ、SQ値か200日移動平均線のあたりが下値サポートになる可能性はあります。その場合は15000円前後が押し目ということになります。
もしも米株が大きく下げる場合は8日の安値や日足の雲下限が意識されるでしょう。



日・4-6月期国内総生産(GDP)速報値

予想より少し良かったようです。

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『【速報】日・4-6月期国内総生産(GDP)速報値:前期比年率-6.8%で予想を上回る/指標フラッシュ
8時50分配信 フィスコ


【速報】日・4-6月期国内総生産(GDP)速報値:前期比年率-6.8%で予想を上回る08:50に発表された4-6月期国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率-6.8%となった。』


今朝の話題は4−6月期GDP




今日は8時50分に4−6月のGDPの発表があります。マイナス幅が大きくなる予想が出ていて、発表後の株価や為替の反応が注目されます。一部メディアではGDPショックで株価が急落するのではないかと煽る記事もありました。
シカゴ日経平均先物は15115円で13週移動平均のあたりです。今週は13週移動平均線を上回って週末を迎えるかも注目ポイントです。NYダウは小幅安でした。アメリカも夏休みモードみたいです。
GDPの反応は実際に見てみるまでわかりません。大きなショック安がないならSQ値の15036円あたりや200日移動平均などのある14950円あたりがサポートになる可能性があります。お盆休みで閑散なので先物の仕掛けには注意というところでしょうか。
GDPの他では15日に米国債の利払いがあって、これによって為替ドル円が円高になるという観測も一部にあるようですが、実際には多くが米ドルで再投資されるので円高要因としては小さいようです。仕掛けるファンドなどの口実でしょう。
他には15日はファンドの45日前ルールの該当日でもあるので、この辺で株価を抑えている売りが一段落するかも気になります。30日ルールもあるらしいので22日まで上値が重い可能性はあるのではと思います。


2014年08月12日

「戻りは窓まで」

「戻りは空まで」とも言うようですが、株価が窓を開けて下放れしたら、株価の戻りはその窓を埋めるところまでであるという格言です。
直近では日経平均が7月31日に戻り高値をつけた時にこの格言が当てはまりました。
7月31日に日経平均は15759円の高値をつけて、その後は下落トレンドで先週末8月8日の大幅下落に向けての下げになりました。15759円という水準は今年1月23日と24日の間に空けた窓(15690〜15485円)を埋めた水準です。
文字通り窓を埋めて達成感が出て、7月31日は日足が陰線になり、出来高が多くなりました。そして、翌日は窓を空けて下げました。
8月8日の大幅下落は予想できないまでも、7月31日の戻り高値で一旦は高値をつけて調整に入ったことを1月の窓を埋めて出来高増の陰線で引けたことや翌8月1日は窓を空けて下げて、その窓を埋めきれなかったことから判断できたのではないかと思います。私は7月31日の戻り高値をつけた後、少し押してから16000円方向を期待できるのではと、しばらく思っていました。それについての反省です。
7月末からの動きで上記の事以外に気になった点はソフトバンク(9984)が6月〜7月のもち合いを8月に入って下放れていたことです。日経平均に対して寄与度の高い銘柄なので、この動きも日経平均の下落を予期させる1つの要素だったのではないでしょうか。なお、同じく寄与度の高いファナック(6954)とファーストリテイリング(9983)はソフトバンクとは違う形ですが、7月下旬以降は下げトレンドです。

では、上の窓を埋めても、「戻りは窓まで」にならない場合はどういう場合でしょうか。
それは、上の窓を埋めても7月31日のように陰線にならないで、更に株価が上がって陽線で引ける場合だと思います。あるいは窓上限を埋めて、その上限の水準をその日の終値で維持することが「戻りは窓まで」にならない条件だろうと思います。
ローソク足を見る場合、陽線で出来高が増えて株価が上がる時が強い相場です。7月31日のように陰線で出来高が増えたのは注意すべき点でした。また、31日の陰線は前日の陽線に対してカブセ足になっていました。



後場の動きは気迷い?

日経平均の日足は少し上髭の長い十字足になりました。明日以降の方向が読みにくいことを示しているのかもしれません。
前場に15235円まで戻って、先週の下げに対するリバウンドを試しました。次は再び下げて先週の安値で下げ止まったのか確かめるような動きがあるのが通常だと思います。
先週末のような大きな下落要因がなければ、SQ値の15036円あたりでサポートされるのだろうと思います。その下では200日移動平均線や週足の雲上限などがある14950円あたりがサポートになりやすいでしょう。
これら15000円前後のサポートを割り込むとしたら、また何か悪材料が出る場合だと思います。その1つの可能性はアメリカ株の大きな下落です。今月はもうしばらくアメリカ株の調整がどうなるか確認したいです。今は夏休み中なのでNYダウがもっと確りして来るとしたら来週末以降ではないかと思います。
日経平均は大きな悪材料が出なければ15000円台前半でのもみ合いが中心だろうと思います。





前場の戻りは半値戻りには届かず

前場の日経平均の高値は15235.98円でした。7月31日高値からの下げ幅の半値戻りが15256円で、そこに近い水準までありました。前引けは15178.77円で日足の雲上限の中に戻っています。基本的には日足の雲の中でのもみ合いになっていると言えそうです。
15256円には転換線があり、その上には下向きの25日移動平均線があります。先週末の大幅下落の後のリバウンドとしては良い所なのでしょう。
この後はもう一度押して下を固められるか確認したいです。先週末のように売り材料が出なければ、SQ値15036円のあたりか、その下の75日移動平均線や200日移動平均線の他、週足の雲上限などもある14950円のあたりがサポートになる可能性はあります。
ただし、国内外から大きな悪材料が出ると、先週末の安値を再度確認するような下げがあってもおかしくないでしょう。
気になるのはアメリカ株で、NYダウが200日移動平均線をサポートにしているものの、まだ調整途中のようです。NYダウが50日移動平均線の上に直ぐに戻れない場合は注意した方が良いと思います。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU

今日、明日は日経平均は変化しやすい日柄で、もう一度下を試す可能性はあります。
NYもまだ調整がどうなるかわかりません。
8月はもうしばらく調整基調で下値を固める時間になるのではないでしょうか。来週いっぱいかもと思っています。来週いっぱい下げが限定的なら、今度は上を試すのではないかと思うのですが。





日経平均の目先の戻り目途




NYは続伸しましたが、NYダウの週足は長い陰線の下の方で短い足が並んでいます。この水準での推移になると下値遊びのような形になりかねません。日足では50日移動平均線の上に早く戻ることが期待されます。
(NYダウ チャート)
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU
日経平均は昨日に下げ幅の38.2%戻りを達成して、今日にも半値戻りを期待したいです。ただ、シカゴ日経平均先物の動きは15200円が抵抗になっているようでした。ここを抜けると半値戻りの15256円が見えて来ます。現時点で為替ドル円が少し円安になっているので可能性はありそうです。
明日は問題の4−6月GDPの発表があります。日刊ゲンダイの記事にはGDPの悪化で株価暴落とありましたが、はたしてそうなるのかどうか。GDPの悪化で為替が円安になる期待もあり、下げたとしても押し目買いの見方になりやすいでしょう。
GDP発表後の反応はともかく、今日、明日は変化しやすい日柄ではあるようです。日経平均は25日移動平均線が下降しているので戻りいっぱいでは売りが出て一旦は押すと思います。
1番のリスクは海外要因です。特に米株がしっかり戻れないで反落すると、日経平均も下値模索になる可能性はあります。地政学的リスクもありますが、エボラ出血熱の拡大も少し気になってきました。


2014年08月11日

秋に買って、翌年の春に売る




例年の傾向として日本株は秋10月〜11月に買って、翌年の春3月〜5月に売るとパフォーマンスが良いと言われます。この10年間はそういう年が多かったと言えるでしょう。
アメリカ株も同様なのかもしれません。アメリカの場合は税金の還付との関係もあるようですが、日本株の場合はヘッジファンドの期末と関係あるようです。5月前後にはファンドの中間期末の売りが出やすくて、11月前後は期末の売りが出やすいから上記のような「秋に買って、春に売る」というパターンができていると思います。
今年の場合はご存知のように日経平均は昨年末が高値で、このパターンが崩れています。更に見方を難しくしているのがNYダウやS&P500が最近まで史上最高値をつけていたということです。春に高値をつけて多少の調整をしてくれていれば、日本株と一緒に秋に買い場と言えたのではないでしょうか。

今年はパターンが崩れてはいますが、それでも来年に向けて秋に買う方針は変えなくて良いと思います。
ただし、ここから秋にかけての動きは、いくつか想定を考えておく必要がありそうです。
それは、簡単に言って、アメリカ株が大きく下落するのか、それとも今くらいの水準を保って浅い調整で済むのかの違いです。それが、どうなるかわからないので日本株をどのタイミングで、どの水準を買っていいか迷います。

最近のNYダウは200日移動平均線をサポートにしています。この形が続くのであれば、浅い調整でもみ合いということでしょう。もう少し下げるとしても4月安値の16015ドルあたりが目途になるかもしれません。それなら、日経平均は15000円割れを買っていいことになるでしょう。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$INDU
一方、大きく下げる場合は難しくなります。ご存知の方も多いと思いますが、NYダウの1998年以降の月足チャートは拡大波動になっていて、その上限から大きく下げる可能性があるという見方があります。そこまで大きな下げにならないとしても、NYダウが数年に1度の大幅な調整をするなら、日経平均も一緒に下げるでしょう。
http://sisannka.com/chart-ny.html

今後の日本株については、目先で4−6月のGDP発表でどう動くかも注目点ではありますが、中長期的な視点からはアメリカ株がどう動くかにかかっているでしょう。
繰り返しになりますが、「秋に買う」パターンは同じなのですが、アメリカ株のここから秋にかけての調整の仕方によって、日本株の仕込むタイミングは変わって来るだろうと思います。
どちらにしても、下がって下げ止まったら買うということでは同じです。





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