2021年01月06日
三浦綾子の「道ありき」で交絡を考える2
2 実例
例えば、病人には、病人役割として仕事を休む特権とか回復に努め専門医の意見に従う義務がある。綾子は、微熱が続き血痰もで、背中も痛み失禁の症状になり、カリエスの診断がでる。そして、何もする気がしない虚無に陥りうつ病を発症する。
回復するためには周囲の対応が必要である。ここでは、原因が結核で結果を虚無にする。カリエスやうつ病は、原因結果の一例になる。一方、恋しい思いはどうであろうか。隠れた因子として交絡因子になりうるであろうか。
1 恋しい人が提供する聖書の「伝道の書」が綾子の求道生活をまじめにし、順調に行けば回復に向かう。病人としての義務の意識が芽生え、正しい筋道を考えるため、1は成立する。
2 結核については恋愛よりも医者の協力が不可欠である。例えば、カリエスの場合は、恋しい思いではなく絶対安静が課せられる。そのため、2は不成立である。
3 カリエスであれば、恋しい思いが働いて、自分はやる気がなくなる。そんなことはない。病人の場合、周囲の励ましがあれば、やる気を見せるものである。従って、恋しい思いは、中間因子ではない。3は成立する。しかし、2が不成立のため、恋しい思いは、交絡因子になりえない。
例えば、病人には、病人役割として仕事を休む特権とか回復に努め専門医の意見に従う義務がある。綾子は、微熱が続き血痰もで、背中も痛み失禁の症状になり、カリエスの診断がでる。そして、何もする気がしない虚無に陥りうつ病を発症する。
回復するためには周囲の対応が必要である。ここでは、原因が結核で結果を虚無にする。カリエスやうつ病は、原因結果の一例になる。一方、恋しい思いはどうであろうか。隠れた因子として交絡因子になりうるであろうか。
1 恋しい人が提供する聖書の「伝道の書」が綾子の求道生活をまじめにし、順調に行けば回復に向かう。病人としての義務の意識が芽生え、正しい筋道を考えるため、1は成立する。
2 結核については恋愛よりも医者の協力が不可欠である。例えば、カリエスの場合は、恋しい思いではなく絶対安静が課せられる。そのため、2は不成立である。
3 カリエスであれば、恋しい思いが働いて、自分はやる気がなくなる。そんなことはない。病人の場合、周囲の励ましがあれば、やる気を見せるものである。従って、恋しい思いは、中間因子ではない。3は成立する。しかし、2が不成立のため、恋しい思いは、交絡因子になりえない。
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