麻生祇 燐 の オカルトコレクション

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遥か遠くの出来事を見通すことが出来る超能力者


〔発生場所〕アフリカ コロウド州
〔発生年〕1933年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
目の前で、見たことも行ったこともない島の全体図を、ほぼ正確に描いたんだ。この能力の軍事利用を考える人間が必ずいる。
〔注目ポイント〕
・スワンは、ソ連の核実験施設や原子力潜水艦の位置を確認するなど、様々な成果を上げている。
・離れた場所にいる者が見ているものを、スワンが透視するという遠隔透視にも成功している。
〔概要〕
インゴ・スワンは、アメリカで超能力研究に貢献した超能力者だ。スワンは3歳のときに、初めて対外離脱（自分が自分の体から抜け出す感覚）を体験。30歳から自分の不思議な能力について研究を始め、38歳で遠くの島や天気を見る実験に成功。遠隔透視能力を身に付けた。その後も、米軍による超能力研究の「スターゲイト計画」に協力し、成果を上げるなどした。彼の能力は、超能力実験に詳しいアポロ14号パイロットのエドガー・ミッチェルや、ノースウェスタン大学の天文学教授のアレン・ハイネックからも、本物であると認められた。

念じただけで思いが相手に届く超能力


〔発生場所〕アメリカ
〔発生年〕1959年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
脳内では、電気信号が流れて情報伝達がされています。テレパシーは、その電気信号が関係しているのでは？
〔注目ポイント〕
・1971年に、宇宙船アポロ14号と地球上で行われたテレパシー実験が成功。地球と宇宙空間の間でも、テレパシーが通じることが証明された。
・テレパシーの実験は、アメリカとソ連が軍事利用をしようと競って研究していたという。
〔概要〕
1959年、アメリカの国防総省がある実験を行った。研究室と、約2千km離れた大西洋海底にいる潜水艦ノーチラス号との間でのテレパシー実験だ。テレパシーとは、考えていることを相手に伝えられる超能力のこと。1930年代、米国デューク大学教授ジョゼフ・バンクス・ライン博士によって世界で初めて研究が行われ、それ以降も世界各地で研究が続けられている。1959年の実験では、研究室から一人がある番号をテレパシーで送り、艦内のもう一人がそれを受信。成功率は75％にもなり、遠く深海まで超能力が及ぶことが証明された。

街から街へ一瞬で移動する不思議な能力


〔発生場所〕アフリカ コートジボワール
〔発生年〕1984年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
ついさっきまでそこに居たと思ったのに。気が付けばいなくなっているんです。羨ましい能力ですよね。
〔注目ポイント〕
・セルジの嘘という説もあったが、教会の神父も証言しているため、その可能性は低いだろう。
・最近の研究では、原子を瞬間移動させることに成功している。研究が進めば、物や人の瞬間移動が実現するかもしれない。
〔概要〕
1993年、アフリカのコートジボワールのとある協会に、セルジという少年がいた。彼には、ある場所から別の場所へ一瞬で移動する「テレポーテーション」の能力があるという。セルジが初めてテレポーテーションしたのは5歳のとき。サッカーをしていて転んだ瞬間、320kmも離れた病院へ一瞬で移動。さらにその後、病院から660km離れた場所まで移動したという。この能力は、自分の意志とは関係なく発動するらしく、原因はセルジにも分からない。怪我をした瞬間に病院へ移動したことから、自分の危機に直面し、秘めた能力が目覚めたのだろうか。

触れずに物を自在に動かす超能力


〔発生場所〕ソ連 レニングラード
〔発生年〕1926年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
静電気をはじめ、体内に電気エネルギーが溜まることがあります。ただ、それで物を動かせるなんて。
〔注目ポイント〕
・ニーナは能力を使うと、血圧の上昇や脊髄の痛み、頭痛などの副作用があったという。
・ソ連が彼女の能力を軍事的に利用しようとしたという噂もある。
〔概要〕
サイコキネシスとは「念動力」とも呼ばれ、念じるだけで物体に触れずに動かしたり変形させたり出来る能力のことである。サイコキネシスが使える能力者の中で有名なのが、ソ連（現在のロシア）生まれのニーナ・クラギーナという女性だ。彼女は手をかざして意識を集中させるだけで物体を動かすことができ、ワイングラスや透明なケースに入ったマッチなどを簡単に動かしてしまう。研究家が彼女の体内を調べたところ、体内で放電エネルギーが形成されていることが分かった。ただ、それが実際に起きた現象とどう関連があるのかは不明だという。

霊能力者の体から出る正体不明の物質


〔発生場所〕ロンドン
〔発生年〕1856年
〔怪奇度３段階評価〕Ａ
〔目撃者談〕
クックの体から煙のようなものが染み出したんです。そしたら、それは少しずつ人の顔のようになって…。
〔注目ポイント〕
・霊媒師ジャック・ウェーバーが出したエクトプラズムは、4.5m以上も流れ出たという。
・霊能力者の体から出たエクトプラズムは、煙状や糸状のものが多く、光に弱く、暗い場所でしか現れないという。
〔概要〕
エクトプラズムとは、霊能力者の体から出る煙のような謎の物質だ。霊能力者の口や鼻から煙のように流れ出し、生物のように動きだしたり、霊の姿に形を変えたりする。エクトプラズムがまるで人間のように人々と交流した例もある。1871年、イギリスの女性霊能力者フローレンス・クックが、ケイティ・キングと名のる女性の霊をエクトプラズム化させると、降霊会に参加した人々と話をしたりしたと言われている。しかし1950年以降は、エクトプラズムの報告は激減。能力者自体が減ったのか、能力者が力を隠すようになったのか、真相は謎だ。

霊能力者の体から出る正体不明の物質


〔発生場所〕ロンドン
〔発生年〕1856年
〔怪奇度３段階評価〕Ａ
〔目撃者談〕
クックの体から煙のようなものが染み出したんです。そしたら、それは少しずつ人の顔のようになって…。
〔注目ポイント〕
・霊媒師ジャック・ウェーバーが出したエクトプラズムは、4.5m以上も流れ出たという。
・霊能力者の体から出たエクトプラズムは、煙状や糸状のものが多く、光に弱く、暗い場所でしか現れないという。
〔概要〕
エクトプラズムとは、霊能力者の体から出る煙のような謎の物質だ。霊能力者の口や鼻から煙のように流れ出し、生物のように動きだしたり、霊の姿に形を変えたりする。エクトプラズムがまるで人間のように人々と交流した例もある。1871年、イギリスの女性霊能力者フローレンス・クックが、ケイティ・キングと名のる女性の霊をエクトプラズム化させると、降霊会に参加した人々と話をしたりしたと言われている。しかし1950年以降は、エクトプラズムの報告は激減。能力者自体が減ったのか、能力者が力を隠すようになったのか、真相は謎だ。

石でも金属でも何でもくっつく奇妙な体


〔発生場所〕ﾏﾚｰｼｱ ﾀﾝｼﾞｭﾝ･ﾗﾝﾌﾟｰﾀﾝ
〔発生年〕1938年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
彼の皮膚には、普通の人では有り得ない強い接着性があるのでは？ しかし、岩まで張り付くとは驚きです。
〔注目ポイント〕
同じく「磁石男」として知られるリュー・ソウ・リン。彼は体に金属板を張り付け、小型車を約20m引っ張ることに成功したという。
〔概要〕
物体を体に張り付けることが出来る磁石人間は、世界中に数多く存在する。マレーシアのタン・コク・タイは、ある日突然、ポケットから落ちたコインが体にくっ付いたのを目にして、その能力に気付いた。その後、岩石や金属、プラスチック、自転車など様々な物を体に張り付けることで、一躍有名人になった。マレーシア科学大学で特殊能力を研究している博士によると、物が体にくっ付く能力は、皮膚の吸収力が何らかの原因で変異したのではと推測しているが、科学的実証には至っていない。

催眠術によって明らかになった前世の記憶


〔発生場所〕アメリカ
〔発生年〕1927年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
正直なところ疑いながらアイルランドに行ったんだが、彼女が話していた教会が実際にあったんだ。
〔注目ポイント〕
・タイの一件が公表されると、アメリカで「生まれ変わり」が話題となり、雑誌や新聞でも調査が行われた。
・タイに催眠術を行ったモーリー・バーンスタインは、このいきさつを本にまとめて発表し、有名になった。
〔概要〕
1956年、アメリカの催眠術師が、ヴァージニア・タイという女性に過去を思い出す催眠術をかけたところ、驚くべき事実が語られた。タイの前世は、19世紀はじめにアイルランドに住んでいたブライディ・マーフィーという名の女性で、1864年に66歳で死に、自分の葬式も見たというのだ。タイ自身は一度もアイルランドに行ったことはないが、調査をすると、高確率で話の内容が的中していたという。さらに、タイには読書の習慣もなく、アイルランドの情報を手に入れるのは不可能だったという。このため、この前世の記憶は本物ではないかと話題になった。

針を突き刺しても無事な串刺し人間


〔発生場所〕オランダ
〔発生年〕1912年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
検査の結果、剣が彼の体を貫通しているのは確実です。なのに、内臓へのダメージがないんです。
〔注目ポイント〕
・不死身の肉体だけでなく、人の怪我を治す能力や、遠くのものを見る遠隔視能力も持っていたという。
・ミリン・ダヨの肉体があまりに奇跡的であることから、メディアから「第二の救世主」などと、キリストになぞらえて報じられたこともある。
〔概要〕
1912年、オランダ生まれのパフォーマー、ミリン・ダヨは、「奇跡の男」と呼ばれていた。その理由は、ダヨの驚くべきパフォーマンスにあった。ダヨのショーでは、助手がフェンシング用の剣を持ち出し、なんとダヨの背中から正面へ突き刺すのだ。なのに、体から血が流れることもなく、平然と立っている。このパフォーマンスに疑問を抱いた医師がダヨを検査したところ、Ｘ線検査で剣が実際に体を貫いていることが証明された。しかし、剣を抜いても何故か出血がなく、臓器も無事なのだ。この奇妙なダヨの体の謎は、未だに解明されていない。

空中を自在に舞うことが出来る超能力者


〔発生場所〕アメリカ、イギリス、イタリアなど
〔発生年〕1833年
〔怪奇度３段階評価〕Ｂ
〔目撃者談〕
空を飛べるなんて絶対に嘘だと思っていたんだ。でも、実際にヒュームは、私の目の前で宙に浮いていたんだよ。
〔注目ポイント〕
・ヒュームは超能力で、身長を30cmも伸ばすことが出来たという。その際、腕や脚も伸びていたと言われている。
・あるとき、ハーバード大学の調査チームがヒュームの超能力を調べたが、偽物の証拠は出ず、その能力は本物だと結論付けた。
・ヒュームは、超能力を見世物にして金儲けすることなどはしなかったとされている。
〔概要〕
19世紀に、アメリカとイギリスで「偉大な超能力者」と呼ばれた、ダニエル・ダングラス・ヒュームという男がいた。ヒュームが有名になったのは、1852年8月8日にアメリカのコネチカット州で行われた集会でのこと。その会に招かれたヒュームは、なんと突然、多くの人が見ている前で、ゆっくりと天井近くまで浮かび上がったのだ。その後も、不思議な力で物を動かしたり、宙に浮かせたりする能力で有名になった。彼の超能力をナポレオン3世をはじめ、政治家などたくさんの人が目撃し、多くの人間がその力を本物だと証言しているという。