2016年01月21日
使える英語を身につける方法 <心に残る旅>
添乗員やガイドなしで、海外旅行するには、ある程度の語学力が必要です。
ホテルや飛行機のチェックイン、レストランでの注文、支払い、ショッピングなど、海外旅行中にコミュニケーションが必要になるシーンは、ある程度予想がつくので、旅の指さし会話帳などの旅行用会話本を参考に、シーンごとの会話のパターンや決まり文句さえ覚えてしまえば何とかなります。
私の場合、旅先が英語が通じる場所だと、まだ何とかなるのですが、英語が通じない場所となると、いくら、ジェスチャーが得意とはいえ、少々不安なので、必ず、旅の指さし会話帳などの旅行用の会話本を携帯しています。
トロント滞在中は、中南米が近いということもあって、中南米に行く機会が多いので、スペイン語の会話本が大活躍しています。
旅行中、チェックインや支払い時などに決まった会話をするくらいなら、会話本を買って勉強すれば、何とかなると思うのですが、それだけでは、現地の方と難なく雑談できるレベルには到底及びません。
現地の方とは、必要以上のコミュニケーションを取らずに、ホテルに宿泊し、観光地を回り写真を撮って、ショッピングして、美味しいものを食べて・・・それだけなら、会話本さえあれば、何とかなります。
しかし、現地の方とコミュニケーションを深めることで、旅先のことを深く知ることができたり、パックツアーでは体験できないような素晴らしい体験ができるきっかけとなったりするわけです。
やはり旅行中、いつまでも心に残るのは、現地の方とのコミュニケーションです。
現地の方とのやりとりが、旅先の印象を左右するのです。
よく、「これまでの旅先の中で1番どこが良かった?」と尋ねられることがありますが、私はきまって、「1箇所に決められません。」とこたえています。
街並みの美しさや食べ物の美味しさ、人々のあたたかさなど、それぞれの場所にそれぞれの1番があるからです。
ただ、1番良かった場所は決められませんが、1番印象に残っているのは、ノースウエスト準州の小さな村で過ごした時間です。
それは、人々が親切で、とてもあたたかかったからです。
どんなに美しい景色や美味しい食べ物、珍しい動植物との出会いよりも、ずっと心に残るのは、旅先での人との出会いです。
現地の方とたくさんコミュニケーションをとった場所の方が、心に残るのです。
前置きが長くなりましたが、現地の方と難なく雑談できるくらいの「使える英語」を身につける方法は、できるだけ、たくさん英語で会話することだと思います。
1人で、単語を暗記することも重要ですが、実際、口にして誰かと会話しないと自分のものにはなりません。
失敗を恐れず、とにかく、しゃべることです。
ダウンタウンの日本食レストランやラーメン屋に行くと、ワーキングホリデー中の日本人の若者に必ず出会いますが、彼ら、彼女らの中には、こちらに来る前にフィリピンのセブ島で語学留学をしたという方が増えているようです。
セブ島だと物価が安く、語学学校の授業料ももちろん安いので、カナダに来てから語学学校で勉強するよりも、安上がりだからだそうです。
セブ島には、たくさん韓国系や日系の英語の語学学校があるらしいです。
中には、現地で1日数時間働きながら、滞在費も学費も無料で英語を勉強できる0円留学なるものもあるようです。
※0円留学についての詳細→0円留学ならアーグス
私は、これまで、授業料が高いので留学やら英会話学校やらに通った経験はないのですが、ちょっとした旅行気分を味わいながら、無料で英語が勉強できるのなら良いですね。
学生など、1ヶ月以上の長期休暇をとれる方なら、観光がてら、利用してみるのも良いかもしれません。
ただ、日本人がたくさんいるところよりも、日本人が他に誰もいず、英語しか話せない環境に身を置いて、ひたすら英語をしゃべることが英語上達の近道だとは思います。
語学学校に通うと、先生と英語でたくさんしゃべることで、確かに英語力はアップするとは思うのですが、日本人が他にたくさんいる学校だと、日常的に日本語を話してしまうので、日本語の発音がなかなか抜けず、スムーズな英語の発音を身につけるのに時間がかかってしまうと思うんですよね。
実際、私は、今、トロントで生活していますが、周りに何人か日本人が住んでいて、日常的に日本語を話しているので、英語はあまり上達していません。
せっかく、英語を話す機会がたくさんあっても、毎日、日本語を必ず話すので、口が英語用の口にならないんですよね・・・
それに比べて、昔、ノースウエスト準州にいた頃は、他に誰も日本人がいない環境だったので、日常的に日本語を話す機会はまったくなく、、英語か現地語(イヌイット語やデネー語)を話さざるを得なかったので、だんだんと口が英語用の口になっていったのです。
英語用の口になっていたので、たまに電話で日本語を話す時は、母音が少なく1つ1つの音をしっかり発音する日本語が、何だか発音しにくく感じました。
この英語用の口になったおかげで、ノースウエスト準州での滞在を終え、バンクーバーの知人に再会した時には、「英語が上手になったね。」と言われました。
ずっと日本語を使わず、英語だけで生活することが、使える英語を身につける近道であることは、間違いありません。
英語を身につけるには、まず、たくさん英語で会話すること。
そして、できるだけ、日本語を話さないこと。
この2つを継続的に実行すれば、必ずや、英語力はアップすることでしょう。
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