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2022年05月17日

共産党の侵略に対して自衛隊も用いて守るという姿勢、叩く側の的外れさ

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     ■お名前.com


ロシアによるウクライナ侵攻で、日本も外国から攻撃されうるのではという緊張感がにわかに高まっている。
そんな中、日本共産党の志位委員長が、先月、「万が一、急迫不正の主権侵害が起こった場合には、自衛隊を含めて、あらゆる手段を行使して国民の命と日本の主権を守り抜くというのが日本共産党の立場だ」と述べられました。
これに対して、自衛隊は憲法に違反していると今まで散々主張しておいて、何を言っているんだ、という批判の声が上がっています。しかし、国難に対して、今あるもの、今存在している制度を活用して最善を尽くすというのは、きわめて自然で、当たり前の判断ではないだろうか。
将来的、長期的展望と、短期的課題は区別しないと、話も始まらない。

日本共産党は、自衛隊は違憲とは言っているが、直ちに廃止解散すべきとは言っていない。自衛隊がなくても平和に日本が存続していけると、国民の多数の合意を得た上で、自衛隊を無くしていくと言っています。
もし、日本共産党が政権をとっていたら、自衛隊がなくても、日本が平和に存続していけるような政策、外交を行うことでしょう。
どの政党、政治団体も、綱領には目指すべき理想像、長期的目標が謳われるものです。しかし現実には、多くの政党は与党になることは難しいので、その理想像とは別の方向の政治で時代が進んで行くわけです。
共産党が目指していた政策、外交とは異なる方向で時代は進んでいる。その中で、ロシアや中国との緊張という問題が、差し迫った不安となっている。ならば、今ある状態、今作られている制度で対応するしかない。

「今侵略を受けたら自衛隊を活用して我が国を守る」ということと、「長期的には自衛隊がなくても平和に存続できる状態を作り、違憲である自衛隊はなくす」という目標、どこにも矛盾はないと思います。

色々な、多様な意見が出されて、その中で、選挙によって作られた議会で多数を獲得した政党の政策が採用されていきます。例えばある町議会で、観光業重視か、農業重視かという意見対立があったとして、結果的に農業重視政策がとられたとします。用水路の整備とか、品種改良の研究に予算が使われたとします。だけど、この予算案に反対したからって、農業重視を批判したからって、その恩恵を生かした政策を言うことは自然ですよね。
なぜならば、時間は進んでいて、環境も変わっている。だから最適解も変わる。
長期的目標は変わらないにしても、現状が変われば、今取るべき行動も変わる。実に普通ではないですか。

私が選挙権を得て四半世紀になります。共産党叩き、共産党いじめ、実に目に余る。
私は期待しています。今の自衛隊の実力と、共産党が言う自衛隊をなくしてもいいという気持ちになれる政策と外交に。



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