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2020年08月19日

独学を極めて初心者脱却!

マジに英語が話せる!英会話上達法

独学を極めて初心者脱却!


出典「Study Hacker」さま
出典「U-Site」さま
出典「DMM英会話」さま

“ひとり勉強” の効率を上げる3つのコツ

資格取得や昇進試験、期末テストに就活など日々の生活の中で英会話勉強は欠かせません。
まとまった時間を作るのが難しい社会人や金銭的に余裕のない大学生は、独学での英会話勉強が大部分を占めるのではないでしょうか。
マニアックな分野であれば教室が開かれていないこともありますから、自力での英会話勉強は必須と言えるでしょう。
しかし独学だとなかなか捗らなかったり、継続できずに悩んだりする人も多いはず。
そこで今回は独学で成果を出す英会話勉強法を紹介します。


独学は非効率的?
独学で勉強しても成果が出ず、効率が悪いと考えている方も多いかもしれません。
しかし、独学はうまくカスタマイズすることができれば、むしろ効率の良い勉強になります。
しかし、効率の良いはずの独学が非効率になってしまう場合があります。
なぜなら継続することが難しいからです。
英会話勉強の成果は、ある程度継続しないと表れませんから、その前に挫折してしまうと意味がありません。
1人ではモチベーションを維持することは難しいものです。
勉強すべきポイントが押さえられておらず、ただ机に向かっているだけになっている場合もあるでしょう。
また、自分で勉強内容をカスタマイズできることは独学のメリットですが、下手な勉強計画では効率の良い勉強とかけ離れていく可能性が否定できません。


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科学的トレーニングで英語人材をスピード育成!

独学のメリット

独学にはデメリットもありますが、メリットを活かすことができれば勉強は捗り、最も効率の良い勉強法が確立できます。
独学のメリットは何といっても勉強内容から時間や場所にいたるまで自分でカスタマイズできること。
学習塾では自分のレベルに合ったコースが見つからなかったり、都合のいいスケジューリングができなかったりします。
さらに、講義形式では集中していなくても次々と進んでしまうため勉強しているつもりになりがちです。
そして、新しい知識を学んだことで満足し、復習を怠るために結局学んだことが身につかないのです。
その点、独学は自分が好きな時に好きな場所で勉強できますし、勉強内容から内容のレベル、参考書や問題集選びまですべて自分で行います。
主体性をもって勉強に取り組むことができますし、自分にぴったりの学習計画が立てられるのです。

独学の効率を上げる方法1

独学が続かない、独学に集中できないという悩みを解決するために、達成度をその都度確認することを推奨します。
Study Hackerの人気コラム記事でも紹介されているぬり絵勉強法は独学にぴったりでしょう。
方眼紙とカラフルなペンを用意し、15分勉強したら1マス塗っていくだけです。

・Study Hacker|勉強嫌いの私が1年で3000時間勉強して京大に合格した「ぬり絵勉強法」

塗った面積がどんどん広がっていくと楽しいですし、勉強するモチベーションに繋がります。
教科ごとに色を変えれば学習時間のバランスまで見えます。
独学では管理しにくい教科バランスもしっかり管理しましょう。


独学の効率を上げる方法2

最適なスケジュールや勉強内容、レベルで勉強するために、英会話勉強法の指針を作成しましょう。
独学を続けているにもかかわらず成果が出ないという人はこの英会話勉強法カスタマイズの段階で躓いている可能性大です。

押さえるべきポイントは3つ。
1.最終目標を確認する これをすることで初めて勉強の方向性が見えてきます。
医学部を目指す人と文学部を目指す人の勉強内容が違ってくるように、最終目標に照らし合わせた勉強計画は非常に重要です。

2.いつまでに達成する目標であるか 同じ医学部を目指す人であっても、今年受験する人と来年受験する人では変わってきますよね。

3.現在位置の確認
同じTOEIC800点を目指す場合でも、現在700点レベルの人と600点レベルの人では対策が異なります。

3つのポイントが確認できたら、現状からやるべきこと、期間から勉強計画を立てましょう。
まず、最終目標と現状を照らし合わせてやるべきことを洗い出します。
余裕がない時に限ってやらなければいけないことばかり目につき、やれもしない計画を立ててしまいがちですが、やるべきことに対して期間が少ない場合は優先順位を立てることも大切です。
あまり重要でないところは潔く捨てていくのも作戦でしょう。
独学ではまったくわからない範囲を対策していくのは時間も労力もかかってしまいますよね。
優先すべきは曖昧な理解の箇所を完璧にしていくこと。試験は残念ながら努力を測る試験ではありません。
すぐに得点に結びつく理解度が高いものから1つ1つ完璧にしていくようにしましょう。


独学の効率を上げる方法3

最後におすすめすしたいのがテストを英会話教材とした勉強法。
テストというと学習内容の理解や定着を測るツールと考えがちですが、テストによって学習内容の定着が促進されることがわかっています。
Purdue UniversityのJeffrey D. KarpickeとJanell R. Bluntが、今月(2011年1月)のScience で発表した論文によると、彼らは人々が科学のテキストを読んでから1週間後に覚えていられる情報量の測定をしたという。
テキストを読んだだけでその後他に何もしなかった学生に比べ、テキストを読んだ後に複雑なテストをこなした学生は1週間後に覚えていた内容が145%も多かった。

(引用元:U-Site|テストを受けることが学習効果を高める)

記憶の過程には符号化(情報を憶える過程)、貯蔵(情報を保存しておく過程)、検索(情報を思い出す過程)があります。インプットした情報はアウトプットできるよう練習しておく必要があるのです。
テストを活用して検索を繰り返し、アウトプットできる記憶に変換しましょう。
さらに、テストを受けて理解度を客観的にチェックすることで、根拠のない自信を持つことなく、理解度が低い部分を把握できます。
要復習のポイントが簡単にチェックできるので自分の弱点に特化した勉強計画が立てやすくなりますよ。
*** 目標に沿った英会話勉強計画で継続することができれば、必ず独学は大きな成果をもたらします。
独学の方法を見直し、独学の効果を最大限に発揮させましょう。



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テストを受けることが英会話勉強の効果を高める

出典「U-Site」さま

人というのはテキストを読んだ後、それについての情報を記憶から検索すると、ずっと多くのことを覚えるものである。
クイズは、ユーザーがより多くのことを覚える手助けをウェブサイトがするための1つの方法になる。
Test-Taking Enhances Learning by Jakob Nielsen on January 31, 2011

ウェブサイトを英会話教材とする。
私が長い間心配してきたことに、ウェブというのは、なにかを本当に学習するには向いてないのではないか、というのがある。
そこでの根本的な問題は、ユーザーの情報に対する表面的「ネットサーフィン」である。
つまり、1997年以来、数え切れないほどの調査が示しているように、人というのはウェブサイト上ではテキストを流し読みすることが多く、じっくりとは読まないものなのだ。
このことから認識する必要があるのは、ユーザーは忙しいので、ウェブサイトにはそれほど関心がないということだ。
彼らのしたいことは、現状のニーズを満たしたら、可能な限りすばやく離れるということだけである。
こうして、従来からある、ウェブにふさわしいライティングのためのガイドラインは導かれる。すなわち:
流し読みをしやすくするために、見出しの最初の2語や、その他のマイクロコンテンツには手間をかけよう。
ユーザーが流し読みしそうなデータや情報を示す数字には、単語の代わりに算用数字を利用しよう。
箇条書きを利用しよう :-)
どれもそのとおりだが、要点だけを知るというよりは、本当にどうしても何かを学ぶことが必要なときもユーザーにはある。対象がティーンエイジャーであれ、大学生であれ、教育サイトがこのカテゴリーに入ることは明らかである。
しかし、商業サイトにもユーザーに情報を与える必要のあるものは多い。
そう、例えば、高血圧の患者用の薬についての、製薬会社のサイトを制作中だとする。目的の1つは、その会社の錠剤を飲む以外に、何をすべきかを患者にアドバイスすることである。しかし、「塩分の摂取量を減らしましょう」とだけ、言うわけにもいかない。必要なのは、このことが実際には何を意味するかを人々に教えることである。例えば、メキシコ料理店での注文方法を提案するのもいいだろう。強力な概念モデルを持つ人は、血圧を下げることに成功して、それを、長い間、低く保てる可能性も高くなるからである。

テスト後には情報保持率が145%向上

自分たちのウェブサイトのコンテンツから、ユーザーにもっと多くのことを学んでもらうためには、どういう支援をすることができるだろうか。ここにあるのは、最近の調査研究から得られたその救済策である。
Purdue UniversityのJeffrey D. KarpickeとJanell R. Bluntが、今月(2011年1月)のScience で発表した論文によると、彼らは人々が科学のテキストを読んでから1週間後に覚えていられる情報量の測定をしたという。
テキストを読んだだけでその後他に何もしなかった学生に比べ、テキストを読んだ後に複雑なテストをこなした学生は1週間後に覚えていた内容が145%も多かった。
興味深いことに、テキストは読んだがテストは受けなかった人たちに比べて、テストを受けた人たちは覚えたと自分で思っていた量が15%少なかった。実際には彼らの方がずっと多く覚えていたわけだが。思っていることと現実のこの食い違いは、ユーザーの実際の行動というのは観察するものであって、彼らの言っていることは当てにしてはならない、という既に山ほど出ている調査結果についての、さらなる小さな証拠である。
この場合、なぜ、テストを受けた学生たちが、実際にはより多くのことを覚えていたのにより少なくしか覚えていないと思ったのかは、(もちろん、終わってみれば、ということになるが)明らかだ。テストを受けることで、自分の知識にある穴がすべて顕在化してしまうため、自分への自信が(正しく)揺らいでしまったのである。対照的に、テキストは読んだがテストを受けなかった人たちは、自分にうぬぼれ、次の週のテストでの実際の成績よりも、ずっと良い点数が取れるだろうと予想したというわけだ。
テストを受けたほうの条件は検索練習テストだったが、ここでの条件は従来のテストに比べ、はるかに複雑なものである。その全体の手順は以下の通りだった:

テキストを読む。
自由想起テストを受け、できるだけ多くの情報を思い出す。
再び、テキストを読む。
もう1度、想起テストに答える。
同じ情報を4回扱う必要のあるこの複雑な手順を踏んだ後のほうが、多くのことを覚えているというのは、たいして驚きではない。しかし、研究者たちは単にテキストを4回読むだけという条件についても調査していた。こういう読み方をした人たちも、1回しかテキストを読まなかった人より、多くのことを1週間経っても覚えていたが、その覚えていた割合は64%多かっただけに過ぎなかった。
言い換えると、2回の再読を2回のテストに置き換えることで、人々の1週間後のパフォーマンスは大きく上昇したということである。
この理由は大きく2つある:

第3ステップは、検索練習をしている読み手にとっての唯一の再読の機会だが、人々が第2ステップで覚えていなかった情報により多くの注意を払うであろうことは予想が付く。対照的に、同じ内容のものを繰り返し読み続けるだけの人々は、自分の記憶の欠けているところに気づかないので、間違った優越感だけを持つようになる。
想起テストによって、概念は記憶の中によりしっかりと組み込まれることになる。
昔からある心理学の定説に、何かを多く覚えようとすればするほど、それについて良く覚えられる、というのがある。なにかを想起しようとするというまさにその行為によって、将来の利用に向けて、より強固に脳の中でコード化されるのである。(「人の心とユーザビリティ」での1日セミナーでは、人間の記憶のユーザーインタフェースデザインに対する意味等、心理学に関わる調査結果についての情報がさらに提供されることになっている)。

英会話教材としてのウェブデザインへの意味
もしあなたが学生で、ある試験にパスしたいと考えているなら、どう勉強したらいいかはわかったはずだ。
つまり、教科書の各章を読んだ後に、自由想起テストをしてみればよい。
しかし、この研究は実際のデザインプロジェクトにとってはどういう意味があるのだろうか。
ウェブユーザーに無理にフルの検索練習テストを受けさせ、ウェブページを訪問するたびに、それについて覚えていることすべてについての作文を2回書かせることなどできるわけがない。
たいていの場合、ユーザーには検索練習で時間を無駄に使うことすらさせるべきではない。
4段階の手順を踏むことによって、情報を1回読むことに比べると、かかる時間は約300%増しになる。
それなのに、結果として、保持できる情報の量は145%増しになるだけなのである。
費用対効果分析では表面的アプローチの方が有利になることは間違いない。
つまり、4件の記事を読めば、各記事の内容を少しずつ覚えることができる。
あるいは、その同じ時間で、1つの記事だけをじっくりと学ぶことも可能だ。
情報採餌理論や実験的観察が教えてくれるのもともに同じ結果である。
すなわち、英会話教材とみなしているユーザーが好むのはより幅広く経験することであって、より深く学ぶことではない。
それでも、ユーザーが本当に深く知りたいと思うような場合も、数は少ないがある。
さっと興味をひくブログの投稿ではなく、見識に満ちた記事を書くことにもメリットがあるように、こういうやる気のあるユーザーをターゲットにすることは有益である。
ユーザーエクスペリエンスをブランドとみなすとき、表面的なサイトよりも、あなたがたのサイトのことについて、顧客がより多くのことを覚えてくれれば、そのほうが都合がよいのは明らかだからである。
本物の検索練習というのはウェブでは現実的ではない。
しかし、そういうゲームを作って、ユーザーが覚えている限りのことを書き出させ、概念をいくつ正確に書き留めることができたかを数えられるチェックリストにクリックスルーするように働きかけることはできるだろう。
とはいえ、たいていのサイトではインタラクティブなクイズのほうが実現の可能性が高いとは思われる。
自由想起テストの形で内容を書き出すほうが効果は高いが、書くということは仕事のようなものなので、ユーザーがより好むのは、単にボタンをクリックすることだからである。
どんな場合でも、重要なのはコンテンツを読んだ後に、ユーザーに記憶力を使わせることである。
そして、いかに自分たちが覚えてないかを見せた後には、その内容を再訪する機会を与えることだ。
では、今から、この記事について覚えていることを書き出してみよう。
そして、その後、もう一度読んでみよう :-)


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私はこうして大学院合格を勝ち取った――東大生が伝える「成果が出る独学」3つの心得。

出典「Study Hacker」さま

なんだかうまく勉強のペースがつかめない……。
高校や大学までの勉強には教科書があり、授業があり、同じことを勉強している級友もいて、勉強をすること自体が非常に簡単なことでした。
しかし社会に出たら、何かを身につけるためには独学をしなければならないですよね。
学校での勉強に比べて、独学というのは非常に難しいものです。
筆者自身、学部での専門とは別の大学院を受験して、専門外の学問について一から独学で学ぶ、という経験をしました。
その中で何度も壁にぶつかりながら、改めて「独学の大変さ」を実感しました。
しかし同時に、いったい独学の何が大変なのか、どうすれば独学を成功させられるのかについて真剣に考え、最終的には無事合格を勝ち取ることができました。
その経験を踏まえながら、独学でも十分に結果を出すために必要なノウハウを紹介したいと思います。

英会話独学はなぜ難しいのか
実際に長期間独学を行ってみて、うまくいかないことで悩むことは少なくありませんでした。
しかし、繰り返し、解決策を模索しているうちに、独学の難しさの原因は主に次の3つだと分かったのです。
・勉強の地図がない ・成長を実感しにくい ・ペースメーカーが存在しない
逆に言えば、この3つを解決することで、独学であったとしても非常に高い効率で学習を進めることが可能になります。筆者自身もこれらを解決することで、最初は五里霧中だった独学が一気に効率的になりました。ではこれをどのように改善していけば良いのか、その方法を紹介したいと思います。

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最初はとにかく広く、浅く

独学の際に一番辛い問題は、指定された教科書がないということだと思います。
どの本が一番役立ちそうなのか、逆にどれは自分にとって必要ではないのか……、
それを見極めるというのは独学最大の難関です。
そこで最初にオススメするのは、手当たり次第に本を読む、ということです。
気になった本はとにかく、中身をざっと見てみましょう。
このとき、まずはほとんど流し読み、飛ばし飛ばしで中身を眺める程度にするのが重要です。
まだ勉強する前の専門用語などがあるとは思いますが、「説明がわかりやすいか」「カラーが一色か」「縦書きか横書きか」など、検討していくうちに自分が読みやすいと感じる本に出会えるでしょう。
いずれにせよ、その時間は無駄にならず、学習計画の見取り図やペース配分を考えるのに役立ちます。
この方法もう一つの利点は、「独学を始める前に立ち止まってしまう時間」を減らし、モチベーションを維持できるということです。
人間の脳は側坐核(そくざかく)という部分が活性化し、ドーパミンが分泌されているときにやる気を感じるようにできています。
では側坐核が最も活性化する状況はと言うと、それは「実際に行動しているとき」です。
つまり、やる気がある間に行動を始めれば、行動をすることでさらにやる気が促進される好循環が生まれるのです。
逆に、せっかくやる気が出ているというときに行動に移さなければ、再びやる気を取り戻すのが大変になってしまいます。
このような理由から、独学の最初にはとにかく多読、乱読を心がけて立ち止まらないようしましょう。

達成度を確認すること

独学を継続していると、なかなか身についている気がしない……
とモチベーションが下がってしまうときがありますよね。
人間のやる気に繋がるドーパミンは、心地良いことが起きた時に活性化される脳内のシステム「報酬系」とも密接に関わっているため、成果が見えにくい努力に対してはモチベーションが上がりづらいのです。
例えば高校の勉強であれば定期試験や模試などで成果を図ることができたり、大学の勉強でも成績に反映されることで達成感を得られたりしますが、独学の場合はそれがなかなか難しい。
それを解決するために、自分でいくつかの対策をするのが効果的です。
特に効果的なのは、勉強しながら自分なりにまとめたノートを作ること。
疑問に思ったことや分からなかったことなどを重点的にまとめておくのがポイントです。
このノートを見直すことで自分がどのように勉強してきたのかを確認することができるとともに、以前は理解できなかったことを理解しているという事実を発見できます。
このことは成果を確認するのが難しい独学において、大きな励みになるでしょう。
また達成感を得るために、学習の記録をつけるというのも効果的です。
毎日どれだけ学習したかを記録しておけば、それを確認することで「これだけの努力をしたのだ」ということを実感することが可能です。
筆者の場合は、役に立ちそうな本や論文をひたすら読むということを繰り返していましたから、積み上げた本の厚みや書き込みをしたページなどを見返しながら「これだけ努力したんだ」ということを確認するようにしていました。
このように、達成感を得るというのが独学継続のためには重要なのです。

締め切りは自分で作る!

学校の勉強であれば提出期限や試験日が確定していてそれを目安に努力しやすいですが、独学の場合はそうはいきません。
それに資格試験などは数ヶ月に1回や、年に1回の試験日程が多いですよね。
そのため、どの程度のペースで準備をすれば良いのがかわからず、毎日が忙しいほど「落ち着いたら……」と先送りにしてしまいがち。結局ペースが上がらずになかなか学習が進まないということも。
それを防ぐためにも、自分で自分にこまめな「締め切り」を作ることが大切です。
例えば「この本とこの本を今週中に読み終える」というような目標を立てて、それを紙に書き、目に入る場所に貼っておきます。
頭の中で考えるだけでは「忙しいから期限を延期で……」と妥協しやすくなりますが、わざわざ紙に書き、それを毎日見るというのはその重みが違います。
「締め切りを守れなかった……」と紙を丸めて捨てる姿を想像したら、どうしても先送りにはできないでしょう。
逆にきちんと達成すれば、達成感でモチベーションが向上します。
長いスパンで計画を立てていると「後で帳尻が合わせられる」と考えてしまいがちですが、1週間程度の計画であれば、それができないということをきちんと認識することが可能です。
ペースを自分で組み立てなければならない独学だからこそ、計画を細分化してキッチリと管理することが重要なのです。
*** 独学で大学院を受験するとき、相当の不安とともに途方に暮れかけたことを、今でもよく覚えています。
それでも試行錯誤しながらやりきってみて、独学で何かを学び取るという経験から、学ぶことの本質を垣間見たように思います。
自分自身と向き合うという意味でも、それはとても有意義な経験でした。
自分をしっかりマネジメントしながら、新しいスキルを身につけられると良いですね。


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コツコツタイプにおすすめの「書き写すだけ」英語勉強法

出典「U-Site」さま

英語の表現力を上げたい! 
というのは、筆者を含めた英語を勉強する人の永遠の課題だと思います。
英語を読んだり聴いたりするだけでは、英語は使えるようになりません。
やっぱり自分で発信してみないと定着しない…とはよく言われていますよね。
でも、自分で発信してみたとしても、その英語が合っているかどうかわからないですよね。
直してくれる人もなかなかいませんから、下手をすると間違ったまま覚えてしまいます。
そこで今回は、筆者が実際に試している、ひたすら英語を「書き写す」勉強法を紹介します。
コツコツタイプの方なら、きっとハマるはずです。

ただ書き写すだけで何の意味があるの?

書き写し勉強法は、ただひたすら英語を書き写すだけの勉強法です。
一見すると、なんだかあまり意味がないように見えます。
ですが、これも大事な英語の基礎トレーニングの1つです。
「聞き流し勉強法」をご存知の方は多いと思いますが、「書き写し」もそれとよく似ています。
聞き流しでは、わからなくてもいいからとにかく英語を耳に入れることが大事でした。
書き写しも同じことで、とにかく手を動かして英語を書くことが大事です。
この時、最初は英語の内容が理解できる必要はありません。
とにかく手を動かすことが大切です。
書き写し勉強法で得られるメリットは、英語に慣れることです。
毎日英語のニュースを書き写したら、確実に英語のニュースの文体や単語のスペルに慣れることができます。
英語ニュースの文章そのものが、手を動かすことで体の中に蓄積されます。
ただ英語を読むだけでは、体で覚えることはできません。手を動かすことで、「体で」英語を習得できるのです。
慣れてきたら、何となく「これが名詞」「これが動詞」と頭に思い浮かべながらやってみると、英文の構造が一気に頭に入ります。
ご存知の通り、英語と日本語は単語の並べ方が大きく違います。
実際に書きながら意識することで、読むだけよりも深く頭に入ります。
この表現は面白い! と思ったら、そこを軽く音読しながら書き写すのもポイントです。
口と手を両方使うことで、一気に体が英語に慣れてきます。
負担はすこし大きくなりますが、面白い部分だけ訳しながら読むのもよいです。
昔仏教を学ぶ人は、「写経」でお経を理解しました。書き写し勉強法は、それをライトにしたイメージです。
I think that this flower is beautiful.
こんなかんたんな文でも、訳しながら書き写すと新鮮です。
「私、思う……接続詞のthatはパスして、この花、きれい」
こんな風に、普段は読み飛ばしてしまうような接続詞も、書き写すというステップがあるおかげで少し考えるようになります。
書き写し勉強法をするうえで大事なのは、「自分がこんな文章を書けるようになりたい」ということをイメージして、その文章を書き写すことです。
ビジネス文書が書きたければビジネス文書を、論文が書きたければ論文を書き写しましょう。
既にあるものを書き写すだけですから、むずかしい文章でも問題ありません。最初は意味が分からなくても大丈夫です。とにかく書き写すことで、少しずつ確実に英語になれることができます。
キッズニュースで試してみよう。

ニュースの書き写し

ニュースを英会話教材として活用します。
最初に手を付けるならどんな題材でしょうか?
やりやすいのは、子供向けのニュースの書き移しです。
子供向けならあまりむずかしい単語は出てきませんから、書き写すことに集中できます。

News In Levels(https://www.newsinlevels.com/
は、英語を勉強する人向けのwebニュースサイトです。
かんたんな英語で書かれたニュースを書き写すことで、英語力を安定して伸ばすことができます。
このサイトの強みは、レベル1−レベル3まで、1つのニュースでも単語のむずかしさを選べる点です。
例えば、「トランプ大統領がアメリカ宇宙軍結成を打診(https://www.newsinlevels.com/products/future-space-wars-level-3/)」という記事を見てみましょう。
レベル1(初心者向け)では

Donald Trump orders something new. He wants to build the United States Space Force. He thinks the government can say ‘yes’ to this.
(ドナルドトランプは新しいものを命じた。彼はアメリカ宇宙軍を作りたがっている。

彼は政府が「イエス」というと思っている。)
と言われています。では、レベル3(上級者向け)ではどうでしょうか?

Last week, Donald Trump signed a new order at the White House. He said to be thrilled about this move leading towards creating the United States Space Force.
(先週、ドナルドトランプはホワイトハウスで新たな命令を下した。

彼はアメリカ宇宙軍をつくることに向けた動きに対してつよい興味を示していると言われている。)
レベル3ではthrilled(スリルを感じる、強い興味を持つ)、towards(に向けた)など、むずかしめの単語が使われていることに気づいていただけると思います。
このように学習者向けに作られたサイトでは最初はかんたんな英文を見て意味をつかみ、その後むずかしいものを書き写すという作業が有効です。
むずかしい英文でもひるむ必要はありません。やるのは書き写しです。こどものころ、むずかしい漢字を意味も分からないまま書き写した経験を、誰もがもっていると思います。書き写し勉強法はその英語版です。全員がやったことのあることを、英語でもういちどやっているだけです。
わからなくてもOK 小説の書き写し

小説が読めるようになりたい、でも、独特の文体についていけない……。
そんな時にも、書き写しの勉強は役に立ちます。
小説は文学的な表現やむずかしい語彙が多く出てくるので、英語力が上級になっていても読みにくいものですよね。
でも、小説の文体を「体得」すれば、かなりスラスラ読めるようになります。
私が最近書き移しているのは、イギリスの作家Nevil Shuteの傑作小説『On The Beach』です。
1957年の小説ということで、文章もちょっと硬めで読みにくい小説です。
「これ読みにくいな」とおもったら、書き写し勉強法を試すチャンスです。

Lieutenant-Commander Peter Holmes of the Royal Australian Navy woke soon after dawn.
He lay drowsily for a while, lulled by the warm comfort of Mary sleeping beside him,
watching the first light of the Australian sun upon the cretonne curtains of their room.
(オーストラリア海兵隊のピーターホームズ中尉は、夜明けのすぐ後に目覚めた。

彼は横で寝ているメアリーの暖かな快適さにまどろんで、自分の部屋のクレトンさらさのカーテンの上のオーストラリアの日の出を見つめていた。)
(Shute, Nevil. On The Beach . Kindle 版.)

固有名詞のオンパレード+「drowsily」や「lulled」などの見慣れない単語の連続で、書き出しの文だけでも読みにくいですね。
この文章を、何も考えずに書き写してみましょう。
「Lieutenant」を書き写していると、「変なスペリングだな」と思わされます。
「lieu」はなんと読むのでしょうか?
辞書を見てみると、「lutenant(ルーテナント)」と読むことがわかります。
このように、書き写すことでスペリングのおもしろさに気づくことができます。
ただ読むだけだと読み飛ばしてしまうかもしれません。
その他、過去分詞の「lulled」、現在分詞の「watching」など、見慣れない形で使われている単語にも気づかされます。
これらは、「人やモノの状態を描写する」ための使い方です。
どんな参考書にも書いてありますが、読むだけでは読み飛ばしてしまうような内容です。
自分の手で書き写すからこそ気づくことができるのです。
裏技 テスト問題の書き写し

これは裏技です。
資格試験のリーディングで読むスピードを速くする人はどうしたらいいのでしょうか?
答えは、自分もその文章を書けるようになることです。
とは言っても、いきなりそんなことをするのは無理……。
こんなとき、書き写しは役に立ちます。
例えばTOEICテストの参考書を買って来ます。
ただ読む、問題を解くだけでは、文章を読むスピードは上がりません。
その問題を書き写すことによって、文章の構造が体に叩き込まれます。
こうすることで、文章を読むスピードが大幅にアップします。

The boss presented John with a bonus to show appreciation for his hard work on the project.
(上司は彼のプロジェクトでの尽力に感謝を示すためにボーナスを出した)

part5のこの文章をさらっと読めば、英語力が中級以上の方は意味を理解できると思います。
ですが、文の構造まで一発で見抜けるでしょうか?present A with Bで「AにBを与える」
、hard work on Aで「Aでの尽力」になります。時間の限られたリーディングテストの中では、この内容を一発で見抜けることは必須になります。でも、普通に読んでいると「意味は分かる」で安心してしまって、その中身までは定着しないのではないでしょうか。
書き写しをすると、「present John a bonusではダメなのかな?
このwithはどうしてついているんだろう」とどうしても考えさせられます。
「書き写す→考える→定着する」というステップを無理なく踏めることが、書き写し勉強法の強みです。
まとめ
書き写し勉強法は、ことばの構造を「体得」する最高の勉強法です。
しかも、ただ文を書き写すだけですから、誰でもすぐに始めることができます。
めんどうな準備は必要ありません。紙に書いてもいいですし、PCで書いても大丈夫です。
英語を体に覚え込ませる書き写し勉強法、ぜひお試しください。

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英会話が上達した全ての人がスタートからやっていた3つの英会話勉強法の原則

出典「DMM英会話」さま

最初のうちからやっておいてよかった、
と思える3つのこと
そろそろ年末も近付き、来年の準備なども始まるころだと思います。
年の初めと言えば新年の抱負、そして新年の抱負を掲げる人の中には
「今年こそは英会話を頑張るぞ」と誓う人も多くいるはずです。

でも、なかなか続かないものなんですよね…

やりたい人10,00人、やる人100人、続ける人10人、なんて言ったりもしますが
そのくらい自分が掲げた目標を続ける、そして達成するって簡単なことではないんだと思います。

僕自身、忘れもしない2011年の新年の抱負が「英会話を頑張る」だったんです。

そして、ほぼそこから4年が経ち、今僕はここにいます。

あの時思い描いた自分にはまだまだ程遠いけれど、英語を使い、日々を暮らすようになりました。
英会話を活かした、イカシタお仕事もたくさんするようになりました。

悔しい思い、情けない思い、恥ずかしい思いをたくさんして、そして日々上がり下がりを繰り返すモチベーションと向き合いながらここまでやってきました。

そんな僕が英語の学習を通してこれは最初のうちからやっておいてよかった、
と思える3つのことを今日はまとめておきたいと思います。

逆に言うとこれを最初から知っておかないと、英会話勉強法がうまく機能せず、思ったように上達できず、その結果諦めてしまう、ということもあるかもしれません。

そうなってしまわないように、確かな情報を持って走り出してほしいと思います。

1、発音
英会話の発音って学校でちゃんと教えてもらいましたっけ?

っていうかそもそも僕らが教わった先生ってちゃんと発音できてましたっけ?

僕にとっての「学校」体験はかなり前のことなのでもう記憶もうっすらなのですが、少なくとも僕は「th」の正しい発音、「R」と「L」の明確な違い、全ての母音の微妙な違い、などを教わった記憶がありません。

はっきり言えるのは、言葉というのが音が先です。
面白いTEDトークがあって、僕の大好きなTEDトークの一つなんですがこのトークによると「人類の歴史を24時間とすると書く、という行為は午後の11時7分、つまりもうほぼ終わりかけ、と言えるほどに遅くに生まれたものだ」と言っています。

【TED 2013 John McWhorter: Txtng is killing language. JK!!!】



これは、つまりどういうことかと言うと、
人間はずっと長い間、文字よりも、音を頼りに生きてきた、ということ。

そして僕たちもその起源の延長上にいる以上、その「音」の能力は引き継いでいるはずなんです。

でも、学校で正しい音を教えてもらうことなく読まされたり、間違ったまま音を理解していたり、することで英語というものを正しく理解できていないまま、「英語ができない、英語は苦手」
という意識に苛まれてきました。

文字よりも先に、音がくる。

これは非常に大事なポイントで、
正しい英会話勉強法では一番初めに勉強すべきことは、「発音」です。

音が全ての土台なんです。

ここを軽視する傾向が日本人に強いのは
やはり学校での教育、耳に頼らない文字偏重の教育の結果の一つだと思います。

読めはするけど、聞けない。

という意識の人が多く、また実際にそうなのだと思います。

読むときは頭の中で独自の音に変換して、意味も変換して読めるので音が間違っていても自分の頭のだけでは意味は取れるかもしれません。

でも、それが音として発せられた時、頭の中の情報と結びつかないので聞いてもわからない、ということが起こります。

極端な話

"favorite" という単語をスペルを覚えるために「ファヴォリッテ」
"Wednesday" という単語を「ウェドネズデイ」

と覚えるのは、聞く、そしてまた話す、という次元においてはなんの意味も持ちません。

最初の頃は英会話を「勉強」することは非常に大事です。

英語は慣れだよ、とアドバイスする人がいます。
「習うより慣れろ」という教訓を引き合いに出す人もいます。

が、違います。

慣れる前の下準備をせずに慣れようとしても、慣れられないのです。
慣れる、には基礎がいります。

「習うより慣れろ」ではなく

「習いながら慣れろ」なんです。

慣れる事と同じくらい、基礎が大事。

その一番初めにくるのが「発音」なのです。

事実、英会話が高いレベルでできる人に共通しているのは「発音」が綺麗、ということなんです。

これはつまり、口と耳で英語という言語を正しく認識している証拠。

逆に言うと、ここを疎かにしていては、英語という言語はなかなか身につかないはずです。

英会話勉強では発音の基礎を学ぶことから始めましょう。

頭の中にあるカタカナに置き換えてきた「英語もどき」の音を本当の英語の音にアップデートしていくんです。

セレンさん_英語上達3原則_1

という流れで学んでいくのがベストです。




発音の学び方
1、アルファベットの勉強
この英会話勉強にはフォニックスが一番いいと思います。

フォニックスは本なんかもありますが、Youtube上にたくさん素材があります。
ネイティブの子供のためにもともと作られたものなので、わかりやすいものが多いです。



フォニックスはこれで全部なので、個人的にはわざわざ本を買わなくてもいいかなあとは思います。

それでもちゃんと学びたいという人にはこういうのもあります。

CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK

基礎の基礎、アルファベットがどういう音か、わかればまずはオッケーです。

2、母音、子音
ここが一番大事なところです。

ここを、しっかりやるかやらないか、でこの先が大きく変わってきます。
間違いないです。

分かれ目です。

ここを適当にやってしまうと、
その先よほど修正してくれる有能な指導者か熱心な友達に出会わない限り、あなたの英語はずっと「なんか違う」ものになってしまいます。

僕も経験したのですが、母音の「i」または冠詞の「the」、
子音のRとL

この辺をだいたい、で通りすぎたので、「通じはするけど、なんか違う」まましばらく進んでいました。

ネイティブの人なんかも、他人の発音なんかよほど物好きでない限り直したりはしないので、僕自身「まあだいたいあってるだろう」
とタカをくくってた部分もありました。

でも、改めて発音をしっかりやってみようと、ネイティブ、バイリンガルの講師や知人などにコレクトを頼むと、まあ出るわ出るわ、間違い勘違いの数々。

それもこれも、この初歩の初歩の時にちゃんとやりきれなかったからかなあ、と反省している部分もあります。

老舗のサイトですが、こういうところもあります。

「英会話発音入門 English Pronunciation Practice for Japanese Learners」

母音と、子音は全て大事な要素です。

これは知ってるから飛ばそう、なんてズルしようとするとあとあと後悔することになるかもしれません。

しっかり正しい音、そして正しい出し方を身につけてほしいと思います。

英語で "second nature" という表現があって、何も考えなくてもできるスキルの事です。

発音はそこまで落とし込まないとものにはなりません。

ちょっとめんどくさく感じてしまうかもしれませんが、
しっかり、発音がいいことの恩恵を理解して高いモチベーションで学んでほしいなと思います。

恩恵その1 かっこいい
まずはシンプルにこれにつきます。
理由はあげるまでもないでしょう、本物に音が近いからです。
そしてしっかり学んだ人にしか出せないからです。

恩恵その2 自分が話しやすい
発音がいい、というのはつまり発音が正しいということ。
それはつまりフォームとして正しいということなので、何が楽かって自分が楽なんです。

恩恵その3 聞き取りに大きな影響
自分が正しい音を発せられる、ということは相手の発する音が自分の感覚として理解できるということ。
この恩恵は大きいです。

恩恵その4 学習にブースト効果
この後に出てくるんですが英語を読む時、に非常に影響します。
発音が正しくない状態で自分が英語を読むと、耳に入ってくるのは正しくない音です。
でも発音が正しければ読めば読むほど正しい音が耳に入ります。
その相乗効果で発音の正しい人はどんどん差をつけて伸びていくのです。

そして、ここまでで実は安心できないのが英会話の発音なんです。


【アクセント→文章→イントネーション&リズム】

この工程が残っているんです。

単語が正しく言えるのと文章が自然に聞こえるのは少し違うんです。
カレーライスでいうと、食材を正しく各々切れるのと、カレー全体を美味しく作れるのは別のスキル、というのに近いかもしれません。

セレンさん_英語上達3原則_2

ここから先は文章に触れていくのがベストです。

『シャドーイング』といって音を追って真似をしていく練習法があります。

これを丸々真似をするつもりでやることが非常に効きます。

丸々真似をする、ということが大事で、「なんとなく」ではなんとなくの仕上がりになります。

最初からそんなに気合を入れてやる必要もないんですが、うまくなってきたらきっと楽しくなってくるはずです。

イントネーション、アクセント全て真似をします。
発音に独自さなんてこれっぽちもいらないんです。
選んだ素材(ここは間違えないようにすべきですが)を徹底的に真似をすればいいのです。

その時期が来ればしめたものです。
発音は向上を自覚したときから飛躍的に楽しくなります。

そして、大事なポイントは発音は日々進化していく、ということ。

発音って、もう良くならないと思っちゃう人が多いんですね。
そうではないんです。

思い違いや、勘違いが自分の中に上書き保存されていき、毎日よくなっていくものです。

諦めずに、初期のころからよい発音を目指すといいと思います。

発音は「字の綺麗さ」に似ています。

正しいお手本どおりに真似をする。

そしてなにより綺麗に書こうとする、ことが大事です。

それとまったく同じで、発音の綺麗な人はいつも虎視眈々と発音を綺麗にしよう、と思っている人です。

2、基礎文法
発音も大事だけど、音だけ正しくても何も始まりません。

そこで大事なのが基礎文法なんです。

文法はいらない、という人がいたりして混乱する人も多いかもしれませんが、間違いなく「基礎文法」はいります。

必要です。

もう一度言います、

基礎文法は必要です。

でないと

"I had my hair cut."
(髪切ってもらった。)

「こんな簡単ななんの変哲もない文章になんで動詞の原形が二つも入ってるの?」
「んーよくわかんないけど、そういうもんじゃないの?」

ということになってしまいます。

で、よくわかってないとなにがいけないかと言うと覚えられないんです。

自分が腑に落ちてないから馴染めなくて記憶に残らないんです。

記憶の定着とは馴染みです。

馴染み、に大事なのは理解です。

この文章は
「have」+「 物」+「動詞の受動態」
で「物」を〜してもらう、という表現。

基礎文法でいう『使役』のあたりで学ぶもの。

最後の"cut" は原形ではなく受け身形なんですね。

"cut" は原形も受動態も"cut" なのでちょっとトリッキーなのですが理解できればなんてことない文章。

男性なら数ヶ月に一度は髪を切るでしょう。
僕も髪を切るたびにツイッターでこの文章をツイートしてるので最低でも数ヶ月に一度は使う頻出の文章です(笑)

そしてこれもよく言われますが中学までの基礎文法がしっかりわかっていれば、まずは問題ありません。

これも本当です。

「中学までの英語ならわかってるけど話せないよ」という人は「わかっている」の解釈が違います。

ここでいう「わかっている」というのは使える、ということです。

りんごが好きです。

を英語でスッと言えますか?

むちゃくちゃ簡単なはずなんですが

"I like apple."

"I like a apple."

"I like an apple."

と間違いが多発します。

I like apples.

がここでは正解です。
セレンさん_英語上達の3原則_3

日常会話で主に使われる「文法」というのは大げさでもなんでもなく日本の中学校で学ぶ文法が使えるレベルで理解できていたら本当に問題ありません。

でも、「中学の文法理解してるけど、アメリカ映画で英会話を聞いてもまったくわかんないよ」という人が必ずいます。

これは、発音やスピードなどもあるのですが、文法ではなく「表現」によるところが大きいので、また少し文法とは違う話になってきます。

いわゆるネイティブ表現というやつで

"You can take a hint!"
(空気読めるね。)

"He has it in for me."
(あいつなんか俺に恨み持ってる。)

というように文法的にわからないのではなく、
表現自体がわからない、というものが多いんです。

あとは句動詞なんかも影響してきます。

"I’ll ask her out."

"I can make it."

"Can you get over it?"

"He said of his wife."

なんか、わかるようでわからない、
動詞+前置詞のやっかいなあいつです(笑)

これらは句動詞と呼ばれ、英語特有の非常にフレキシブルで多様なイメージを持つ、そして僕らがあまり学校で習ってこなかったものです。

意味的には

あの子に 告ってみるよ。間に合うよ。

(問題などを)乗り越えられる?

彼は奥さんの話に少し触れた。

というニュアンスになります。

この辺りは表現なので、どんどん覚えていく必要があるのですが、まず大事なのは基礎文法なんです。

三単元のSや過去形、現在形、などなど、
もう聞いただけで「いやー」ってなる人も多いと思います。

めんどくさー、と思う気持ち非常にわかります。

で、楽をしようとして、いきなり楽そうなことから始めようとしたり、ということもよくあります。

でも、ですね、もしあなたがしっかり英語をやりたいならこれだけははっきり言えます。

今回提案する3つをしっかりやることが、一番の近道なんです。

間違いないです。

飛ばしてもいいかもしれません。でもたどり着ける場所は限られています。
ブロークンでもいいんだ、というゴールを最初から掲げるのは少しもったいない。

やるなら、とことん。
もちろん時間は限られています。
その中で、とことんやる。

そして正しい手順でとことんやる。
これ以上の近道はありません。

英語の上達に残念ながら楽な道はありません。
でも確かな道はあります。

この道を行けば多少長く険しいかもしれないけれど、確実に上達する、ものにできる、という道はあります。
確かな道は楽しい道です。

「楽しい」という意味では「楽」な道はあるのかもしれませんね。

基礎文法の理解をどうか疎かにしないでほしいです。

基礎文法のおさらい系の本が沢山出ています。
僕は基本どれでもいいと思います。

基礎文法に大きな違いはないからです。

どの本を見てもほとんど大差はありません。

『しっくりくるかどうか』を基準にしてみるといいと思います。

で、基礎文法を学び直す時の大事なポイントは上でも少し触れた『使えるかどうか』に絞るといいと思います。

読んで理解して終了。では学校と変わりません。

「これがとっさの場面で口からでるか?」

僕がいつも自分に問うのはこの問いです。

とっさ、というのがポイントです。

長い時間かけて考えれば出る、では会話では使えません。

りんごが好きです、と言いたい時に

"I like apples!"

と自然に出れば十分です。

基礎文法の落とし込み方も今日からアップデートしましょう。
とっさに言えるかどうか?

これがわかっているか、の基準です。

3、声に出して読む
これが最後です。
そして大事なこと。

1、で学んだ発音と2、で学んだ基礎文法の掛け合わせです。

正しい文章を正しい発音で声にだす。

このプロセスが逃してはいけない3つめの項目です。

僕たちが英語を話せない、根本の原因がこれなんです。

少なくとも僕は教室でこれを繰り返しやったり、宿題として出されたりした記憶はほとんどありません。

逆に驚くべきことに教室で口に出したものは今でも記憶があります。

"Could you tell me the way to the station?"

この文章を繰り返し言わされた記憶があります。

そして20年以上たった今も覚えているんです。

驚異的だと思いませんか?

また学校に外国人の英語の先生が訪ねて来た時質問がある人?
と言われバスケットが大好きだった僕は持てる限りの勇気を振り絞って

"Do you know Chicago Bulls?"

と聞いたことも今でもありありと覚えています。

でも相手がなんて答えたかは覚えてないんですね、これが(笑)

口にする、という記憶をまだ英語を始めたばかりの人は知らないはずです。

でも、口には記憶力があります。

口にする、ということ自体が恐るべきパワーを持っているんです。
記憶というより、まさにセカンドネイチャー、
考えずに勝手に反応するくらい、口にすることで定着していることがあるんです。

この話をするときによく例に出すんですが日本語で一度1から10まで数えてみてください。

1(いち)、2(に)、3(さん)、4、5、6、…10、というふうに

では今度は逆に10から1まで数えてみてください

10(じゅう)、9(きゅう)、8(はち)、7(なな)…2、1

というふうに。

で、やってほしいのは4の数え方なんです。

1から10にあがる時はなんて数えましたか?

4(し)ですよね?

では10から1に下がった時は?

4(よん)

と数えませんでしたか?

これ、今まで意図的に上がるときは「し」、下がる時は「よん」と変えて読んでいた人いますか?

いないはずです。

つまり、今の今まで無意識に一つの数字である4の読み方を上がり下がりの順序によって変えていたんです。

これ、なんででしょうか?

これがつまり口の記憶、何度も何度も口にした幼い頃の経験がもう記憶に定着していて、考えないでも口から勝手に出ちゃうんです。

セレンさん_英語上達3原則_4

英語もまさに同じことが言えるんです。

英語を話す、というのは一から文章を英語で組み上げていく作業ではありません。

文法的に間違えないように、文章を作っていく作業でもありません。

頭にある文章がストンと出てくる、作業というより「反応」に近い。
もっと言うと「反射」に近い。

その反応を支えるのがこの「口にする」という練習なんです。

断言しますが、これをしない限り英語は話せるようにはなりません。

口を使った数、が話せるかどうかを左右します。

どれだけ文法を知っていても、単語を知っていても、
テストで正解の選択肢を選べても、
このプロセスを経てない人はまったく話せません。

そのくらい英語を話すというプロセスは「話す」ことでしかカバーできないものなのだと思います。

発音を正しく知り、そして基礎文法を学ぶ、そしてそれらを口に出す。

この3つこそが、英語をはじめたばかり、特に半年くらいは本当に大事になってきます。

単語は?
表現は?
テストは?
スラングは?

いろいろ気になるかもしれませんが、まずはこの3つ、これが最も大事な基礎です。
それをしてからでないと、これからやる全ての歯車がうまくかみ合わなくなってしまいます。

"I have a pen."
"This is a pen."



"How are you? I’m fine."

をバカにするための引き合いに使う人がよくいます。

「こんな簡単なことやってんだぜ、バカみたいだろ」って具合に。

でも、その人たちの何人くらいがそんなバカみたいな文章を正しい発音で、「使いこなして」いるでしょうか?

"This is a pen."

こんなの日常で絶対使わねー、という人がいますが、
僕は使ったことがあります。

ある企業の商品開発で海外の方とその企業に視察に訪れた時、スマートペンというタブレットなどと書いたものがリンクする最新式のペンなのですが、見た目はスティックのような棒状のもの。
先に日本語で説明を受けた僕に外国人の彼は聞きました。

"What’s that you have?"

ぼくは、ええ、答えましたとも。

"This is a pen."

(笑)

使うんです。簡単な文章だけど。

簡単、ということを決してバカにしないでほしい、
僕はそう思います。

文法を学びながら発音を学び、そして口にする機会へとつなげる。

今日あげた3つの項目は1つも落とさなければすべて同時にできることなんです。
非常に効率がいいことなんです。

『英語の力』で初めのうちに大事なのは、簡単なものをしっかり理解する力です。

今日あげた3つの大事なことはそれを支える、本当に大事なことです。

僕自身、発音でも基礎文法でも また一から始めたい気持ちを今でも持っています。

なにか疎かにしていなかったか、なにか軽視して見落としていなかったか?

今でも振り返ることがあります。

これから英語を始めようかと悩んでいる方がいたら、今日の記事をぜひ読んでほしいと思います。

そして、しっかりとした強い土台を築いてほしいと思います。

英語は楽しいですよ。
できると世界が広がります。

これはまぎれもない事実です。
当たり前なんです。

だって今まで話せなかった人と話せるんですよ、
聞こえなかったものが聞こえるんですよ、
読めなかったものが読めて、伝えられなかった人に伝えられるようになるんです、
程度の差はあれ、何かが変わるに決まってる。

でも、もう一つ言っておくべき大事なことがあります。

それはある程度できるまでは「楽しくなんかない」
ということなんです。

なんでもそうですが、「本当の楽しさ」はできるようになって初めて訪れます。

英語も同じです。
できるようになってから、身の毛がよだつほどの感動を
何度も何度も覚えるようになります。

僕なんかは、人生をリマスタリングして別の人生を歩んでいるような感覚さえあります。

そこまでの道のりで絶対に外せないポイントを今日は紹介したつもりです。

少しづつできるようになる喜びをかみしめながら、着実に、確かな歩みで進んでいってほしいと思います。

はじめが肝心です。

読んでくださった方の学習がスムーズに滑走路を飛び立てるように祈っています。

せっかくはじめる英語です。

役に立たない英会話教材・勉強法でお金も時間も無駄にしたくない気持ちはみんな一緒です。

正しい道を、正しい歩みで進んでいきましょう。
そして、思い描いた自分を自らの手で実現していきましょう。

英会話のある生活、英会話のできる人生を選んだあなたへ。

扉は開かれるのを待っています。

さあ、また一緒に楽しんでいきましょう。





Presented from マジに英語が話せる!英会話上達法



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