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2020年02月04日

上達には絶対に必要な、2つのこと 

英語の上達には絶対に必要な、多くの人が見落としている2つのこと 【1】宣言

「40代で英語に開眼した崖っぷちサラリーマンの英語上達法」様より
宣言(Affirmation)
英語の上達に一番必要なことは、実はとても単純なことですが、意欲です。

絶対に英語を上達してやるんだという強い意欲。

この意欲を持っていませんと、いくら英語を学んでも、英語が上達するまでにはかなりの時間がかかってしまいます。

それどころか、途中で挫折してしまう可能性だってあります。

このサイトを読まれているあなたは、英語を勉強するなんらかの理由を、きっとお持ちでしょう。

・入試に合格したい。

・昇進試験に合格したい。

・TOEICで高得点を取りたい。

・映画を字幕なしで見られるようになりたい。

・外国人と英語で会話したい。

・外国旅行に行きたい。

・外国人の恋人を作りたい。

などが主な理由でしょうか。


理由はあなただけのものですから、どんなものであってもかまいません。
ただ、「私はなんのために英語を勉強したいのか」ということについて、改めて宣言しておきましょう。
英語ではこの宣言のことをaffirmationと言いますが、英語に限らず、何かを新しく始める前には、このaffirmationをすることがとても効果的です。
例えば、以下のような宣言をします。
「私は外国人と英語でスラスラと会話できるようになるために英語を勉強します」
このようなaffirmationをまずここでやってみましょう。
できれば、あなたのノートや日記に、その宣言を書いてみましょう。

そして、英語の勉強を進めていく中で、しんどくなったりつらくなったときには、ノートや日記に書いた、affirmationを読み返してみましょう。
あのときの自分の決意がよみがえり、またやる気がわいてくることと思います。

もっとよい方法は、この宣言を紙に書いて、いつも目にはいるところへ張り出すことです。
または、小さな紙に書いて、定期入れなどに入れて持ち歩き、ことあるごとにその宣言を見るようにします。
スマホの壁紙としてもいいかもしれませんね。
そうすると、その宣言があなたの心の奥底(潜在意識)に浸透し、その宣言が達成する可能性が格段に高まります。
英語の上達だけに限りませんが、成功者の多くは、このaffirmationを上手に活用しています。




英語の上達には絶対に必要な、多くの人が見落としている2つのこと 【2】継続

2つ目のポイントは、毎日英語の学習を継続することです。

例えば、今日は英単語の学習、明日は文法の学習、といったように、毎日、異なる分野の勉強でもかまいませんので、どんなことでもいいから英語に触れることです。
それを毎日続けます。それを習慣づけるのです。
例えば、朝起きると歯を磨くことを習慣にしてしまいますと、歯を磨かなければ気持ちが悪くなりますね。
それと同じように、英語の勉強をしなければ気持ちが悪い、と感じるようになるまで習慣付けるのです。
習慣付いたことは、わざわざ努力しなくても、歯磨きのように自然と行うようになるものです。
英語の勉強も、ぜひ毎日習慣づけましょう。
ここで少し習慣について、英語学習以外の私の体験からお話しします。
習慣についての本を読んだり、セミナーに参加したことがあるのですが、あることを習慣として身につけるためには、21日必要だという説や30日必要だ、という説があるようです。
私は当時ブログを書いていたのですが、だまされたと思って、この説に従い、1ヶ月間、毎日記事を書いていきました。
最初のころは、記事を書くことが苦痛だったのですが、2週間目あたりから、習慣化として身についたきたようで、それこそ歯磨きと同じように、夜寝る前の決まり切った行動として、自然にできるようになっていきました。
その結果、1ヶ月間、毎日記事を書き続けることに成功しました。
私の英語学習は、習慣と言うよりも、必要に迫られて毎日やらざるを得なかったのですが、理由はともかく、半年以上、毎日勉強しました。
人間は弱いもので、何かと理由を付けて、サボろうとします。
時間がないから、というのがその最たるものだと思います。
でも、仕事などで忙しい時も、英語の勉強をしない理由にはなりません。
会社への通勤時間や寝る前の30分など、時間を工面しようと思えば、なんとかなるものです。
どうしても無理だ、という場合は、せめて寝る前に、英語の歌を聞いてください。
忙しいを理由にして、英語の学習をさぼるのは絶対にいけません。
英語の勉強をしなければ、気持ち悪くて眠れない、くらいになってください。
そして、このように毎日英語の学習を続けていきますと、おもしろい現象が生じてきます。
それは、自分が突然、英語がうまくなったように感じるときが出てくるのです。
実は、英語に限らず、毎日継続して学習することにより、習熟度が右肩上がりに向上していくものではないのです。
しばらくは停滞しているかも知れませんが、突然ポーンと、跳ね上がるように向上していきます。
例えば、子どもの頃、初めて自転車に乗れるようになったことを思い出してみましょう。
はじめからすんなりと自転車に乗れた人はまずいないでしょう。
何度も転げながら勉強されたことと思います。
そして、何度も練習をしたある日突然、自転車に乗れるようになったのではないでしょうか。
また、このことは、尺取り虫の歩み方に似ているかも知れません。
尺取り虫は、緩やかに歩むのではなく、身体を前後に大きく曲げながら、一足飛びに歩んでいきます。
何度も繰り返して英語の学習をしても、目に見えるような効果が現れてこないとき、そのときは、力を溜めているところなのです。
それでも、英語の学習を続けていくと、溜まった力は、ある時、突然、大きく外に放たれます。
ちょうど尺取り虫が身体を曲げ終わった後、大きく前に進むように。
そのとき、あなたの英語能力は、緩やかな右肩上がりの習熟曲線を描くのではなく、大きくジャンプした階段状の軌跡を描くのです。
そこで、1つの壁を乗り越えたことが自覚できます。
例えば、英語の文章がスラスラ読めるようになったり、英語の会話がはっきり聞き取れるようになったり。
このような状態になると、とても嬉しいものです。
ぜひこのすばらしい体験があなたに現れることをお祈りします。
乗り越えた後で、振り返って見る壁は、小さく見えます。乗り越える前は、そびえ立つ絶壁のように見えたのに。
努力は裏切らないと言います。
ぜひ毎日の英語学習を継続してください。



やっぱり英単語は大切です!


英語の苦手な人は、英単語の絶対数が不足している!
英語の苦手な人に共通している問題は、英単語の絶対数の不足です。
極端な話ですが、英文法の詳しい知識がなくても、英単語さえわかれば英語の文章の意味をなんとなくですが、推測することができます。
おもしろい実験結果があります。
英語の苦手なエンジニアがいました。
ただ、専門分野のことは詳しいですから、いろいろな専門用語は日本語だけでなく、英語にもなじみがあります。
あるとき、この「英語が苦手なエンジニア」と、「英語は得意だけど、その専門分野のことは全くわからない英語スペシャリスト」が、その専門分野の英文を読んで、どちらがその内容をより理解できるかという実験をしました。
その結果、「英語の苦手なエンジニア」の方が、圧倒的にその英文の理解ができたのです。
もちろん、英文法など、他の英語の学習分野をしなくてもいいということではありません。
ですが、このような事例もありますから、英語がなかなか上達しないと嘆いている方は、まず英単語の学習から徹底的にされることをおすすめします。
私の場合も、さすがに中学校からの英単語の復習はしませんでしたが、高校生用の英単語集を購入して、改めて英単語の復習をしていきました。
復習と言えばカッコいいですが、実際には知らない単語がたくさんあったりしまして、ボキャブラリーの貧弱さに驚いたりもしました。



英文法は必要か?


 英語は自然に身に付くか?
「英語の学習には文法など必要ない、なぜなら、アメリカ人は文法など習わなくても子どものころから自然に英語を身につけている」
という方がたまにいますが、これは大きな間違いです。
確かにアメリカ人の子供は、英文法を学ばなくても自然と英語を身につけています。
このことは我々日本人にとっても言えることで、特に日本語の文法を学ばなくても、世界でもっとも難しいと言われている日本語を何不自由なく読んだり書いたり話したりしていますよね。
アメリカ人の子供が自然と英語を身につけていけるわけは、彼らは一日中、英語に接しているからです。
朝起きれば母親から声をかけられ、食事の際にも両親からいろいろ話しかけられ、絵本を見てアルファベットや英単語を覚えたりします。
つまり、一日中英語漬けの生活をしているわけですから、いやでも英語が身についていくわけです。
しかし、学生や大人である我々は、アメリカ人の子供のように、一日中英語に囲まれた生活をするのはきわめて困難です。
留学などで、英語環境にどっぷりつかるという手段がないでもありませんが、経済的な負担も大きいですし、おいそれとできるものではありません。
特に社会人の場合は、今の仕事を投げ捨てて、海外で英語の環境に身を置くには相当の覚悟が必要です。
でも心配することはありません。
我々には大人の知恵というものがあります。



英語の法則を知れば英語が攻略できる
それは、英語の法則を知ることです。

南の離れ小島に埋もれている宝箱を掘り出す探検の旅に出るとしましょう。
必要なものは何でしょうか? 地図ですよね。地図を持たず、やみくもに船を出すわけにはいきませんね。
英語もそれと同じことです。英語を攻略する方法がなくては、英語を上達することができません。
その英語を攻略する方法が、英文法なのです。
アメリカ人の子どもが数年で英語を身につけられるのと同じような環境に、簡単には身を置けない大人の我々は、英語の攻略方法を知ることによって、大人であるからこそ可能な方法で、短期間で効率よく英語を身につけることができるのです。
英文法と言えば、学校時代の英語のことを思い出し、苦い思い出しかないかもしれません。
でもそれは、英文法そのものが悪いのではありません。学校における英文法の教え方に問題があったのです。
一つだけ例を出しましょう。
文法的な説明は、ちょっとややこしく感じるかも知れませんが、マジックの種明かしを聞いているつもりで聞いてください。
The book she read has a yellow cover.

bookは本、yellowは黄色、coverは表紙。ここまではやさしいと思います。

では、read とhasという2つの動詞がありますが、述語としての動詞はどちらでしょうか?
まず基本的なルールとして、一つの文章には、動詞は一つしか使えないというルールがあります。正確には、述語動詞は一つしか使えない、ですが。
すると、readとhasのどちらかが述語動詞となりますが、readに着目すると三人称単数のsheに対応するには、readsとsがつくはずですが、ついていませんねすると、readは現在形ではなく過去形であると推測できます。
そうなると、今度はhasの主語をみつけるわけですが、hasの活用形は三人称単数現在ですから、それに相当する主語を探しますと、単数名詞であるthe bookです。
つまり、she readは、関係代名詞が省略されていますが、the bookにかかる形容詞節なのです。

結局、先ほどの英文は、

彼女が読んだ本は黄色い表紙だ。

となります。

このように、英文法という攻略法があれば、英文が攻略できるのです。
なんだか、攻略法を見ながら、ゲームの攻略をしているようにも思えてきますね。
知っている単語があるからといって、その単語の意味だけを適当に並べて自分流に英文を解釈してしまいますと、たまには正解に近い解釈が得られることもありますが、とんでもなく間違った解釈をするケースもありますよ。
ちょっとした会話であれば笑って許されることあるでしょうが、ビジネス上の会話や、ビジネス文書の読解などにおいては、その誤解が大きな損害につながることもあるのです。
政治の世界でも、通訳や翻訳のミスが外交問題に発展することさえありますからね。
ですから、きちんと英文法というルールを頼りに、正しく解釈していきましょう。
英文法に慣れたら、先の文章などは、一瞬で文法構造が理解でき、その結果、意味も理解できます。
英文法はつまらないものではありません。ましてやあなたの敵ではありません。
英文法は英語を上達させる攻略方法なのです。とっても便利なあなたの味方なのです。
ですから、うまく英文法とつきあって、ぜひあなたの英語を上達させるようにつかいこなしてください。



品詞の違いを知る


品詞を意識すれば英単語が飛躍的に覚えられる
多くの人が英単語の記憶を苦手としているようです。

確かに、丸暗記でいきなり100個の英単語を覚えようとしてもそれは難しいことです。
実は、英単語を効率よく覚えるにはコツがあります。
そのコツの一つが「品詞の違いを知る」ことです。
英語には品詞があります。
代表的な品詞には次の種類があります。

名詞

動詞

形容詞

副詞

前置詞

形容詞の場合は、beautifulのように末尾が「ful」で終わったり、prettyのように、「y」で終わるケースが多いです。ちなみに、「ful」や「y」のことを、接尾辞(suffix)と言います。
副詞の場合、friendlyやespeciallyなどのように、接尾辞の「ly」がつくケースが多いですから、これで判断できます。
英単語をたくさん覚えていくうちに、接尾辞を見て、その英単語がどの品詞であるかはある程度推測できるようになると思いますが、より効果的な方法は、接尾辞のパターンを前もって学習し、品詞が何であるかを見抜く力を付けることです。
これについては、「英単語ー接尾辞」で詳しくご説明します。
もし、これまで英単語を漠然と覚えていたならば、今後は英単語とともに、品詞は何であるかについても、きちんと意識して覚えるようにしましょう。
また、ある英単語を覚る際に、その単語から派生する他の品詞についても同時に覚えると、一石二鳥にも三鳥にもなります。
例えば、imagineを例に取ってみましょう。

名詞: imagination(想像)

動詞: imagine(想像する)

形容詞: imaginable(想像できる)

副詞: imaginably(想像できるように)

このように、名詞だけでなく、派生する動詞、形容詞、副詞も一緒に覚えると、覚えやすいし、一気に4倍の英単語が覚えられます。


接尾辞(suffix)を知る


接尾辞(suffix)のパターンを知って未知の英単語を推測する
英単語には、接尾辞(suffix)というものがあります。
英単語の後ろについて、派生語を作るものです。
この接尾辞のパターンを知ることにより、初めて出会う英単語の意味を推測する手がかりとなります。
接尾辞には多くの種類がありますので、ここでは代表的なものをご紹介します。

パターン1:  形容詞 + en → 動詞

(例)

形容詞: dark(暗い) → 動詞: darken(暗くする)

形容詞: flat(平らな) → 動詞: flatten(平らにする)

形容詞: wide(広い) → 動詞: widen(広くする)


パターン2: 名詞 + en → 動詞

(例)

名詞: haste(急ぎ) → 動詞: hasten(急ぐ)

名詞: strength(強さ) → 動詞: strengthen(強くする)



パターン3: 動詞 + al → 名詞

(例)

動詞:arrive(到着する) → arrival(到着)



パターン4: 動詞 + ance → 名詞

(例)

動詞:perform(実行する) → performance(実行)



パターン5: 動詞 + ion → 名詞

(例)

動詞:decide(決定する) → decision(決定)



パターン6: 動詞 + y → 名詞

(例)

動詞:discover(発見する) → 名詞:discovery(発見)



パターン7: 形容詞 + cy → 名詞

(例)

形容詞:frequent(頻繁な) → 名詞:frequency(頻度)



パターン8: 形容詞 + ance → 名詞

(例)

形容詞:distant(遠い) → 名詞:distance(距離)



パターン9: 形容詞 + th → 名詞

形容詞:deep(深い) → 名詞:depth(深さ)



パターン10: 形容詞 + y → 名詞

(例)

形容詞:jealous(嫉妬深い) → jealousy(嫉妬)



パターン11: 名詞 + eer → 人を表す名詞

(例)

名詞:engine(エンジン) → engineer(エンジニア)



パターン12: 名詞 + ian → 人を表す名詞

(例)

名詞:music(音楽) → musician(音楽家)



パターン13: 名詞 + able → 形容詞

(例)

名詞:value(価値) → valuable(価値のある)



パターン14: 名詞 + ful → 形容詞

(例)

名詞:care(注意) → careful(注意深い)



パターン15: 名詞 + y → 形容詞

(例)

名詞:luck(幸運) → lucky(幸運な)


接尾語のパターンの紹介はこれくらいにします。

もっと知りたい方は、ぜひ英和辞典を参考にしてください。


接頭辞(prefix)を知る


接頭辞(prefix)のパターンを知って未知の英単語を推測する
英単語には、接頭辞(prefix)というものがあります。

単語の先頭について、元の単語とは違った意味を持つ単語を作るものです。

この接頭辞のパターンを知ることにより、接尾辞と同じように、初めて出会う英単語の意味を推測する手がかりとなります。



接頭辞には多くの種類がありますので、ここでは代表的なものをご紹介します。





パターン1: un + 名詞/形容詞/副詞 → 名詞/形容詞/副詞の打ち消しを表す

(例)

able(可能な) → unable(不可能な)

happy(幸せな) → unhappy(不幸な)



パターン2: dis + 動詞 → 動詞の打ち消しを表す

(例)

cover(覆う) → discover(覆いを取り除く→発見する)

charge(貯める) → discharge(はき出す)



パターン3: en + 名詞 → 動詞

(例)

large(大きい) → enlarge(大きくする)



パターン4: in/ im/ il/ ir + 形容詞/名詞 → 形容詞/名詞の打ち消しを表す

(例)

possible(可能な) → impossible(不可能な)

legal(合法な) → illegal(不法な)

regular(規則正しい) → irregular(不規則な)





接頭辞のパターンの紹介はこれくらいにします。

もっと知りたい方は、ぜひ英和辞典を参考にしてください。

語源辞典にはより詳しく接尾辞の説明があります。




語根(root)を知る


語根(root)のパターンを知って未知の英単語を推測する
portable(持ち運べる)、import(輸入する)を見比べてみましょう。



どちらの単語にも、portが含まれています。

ちなみに、portableの接尾辞はableで形容詞を表しています。

importの接頭辞はimで、inと同じ「内」を表しています。

この共通に含まれているportを語根と言います。ちなみに、portは、「運ぶ」という意味を持っています。



では、同じ語根を持つ、exportの意味を考えてみましょう。

portは「運ぶ」でしたね。exは「外」を表す接尾辞です。またimportが輸入であったことから、exportは輸出であることは容易に想像がつきますね。



では、porterはどうでしょうか。

erは、人を表す接尾辞です。portは運ぶですから、porterは運ぶ人、すなわち、運送屋さんを意味します。



次に、includeの構造を調べてみましょう。

inは「内」を表す接頭辞です。cludeは、「閉じこめる」という意味を持つ語根です。

つまり、内に閉じこめるということで、「包含する」という意味になります。



同様に、excludeはどうでしょうか。

exは「外」を表す接頭辞です。cludeは「閉じこめる」でしたね。ですから、excludeは、「閉め出す」という意味になります。



もう一ついきましょう。

concludeという単語があります。これは、「結論づける」という意味ですが、conは「一緒に」を表す接頭辞です。cludeは「閉じこめる」ですので、一緒に閉じこめるということですから、結論づける、決定する、という意味になります。



このような、語根の種類は大変多く、ここですべてを紹介するわけにはいきません。

語根について詳しく勉強していくには、英和辞典を参考にしてください。



ただ、英和辞典には、初心者用から上級者用までいろいろな種類のものがあります。

一つ一つの単語について、接尾辞、接頭辞、語根が詳しく説明されているものもあれば、全く説明されていないものもあります。ですから、このあたりをよくチェックして英和辞典を選ばれるとよいでしょう。



また、語源辞典というものもあり、こちらはより詳しく、接尾辞、接頭辞、語根についての解説がありますし、それらが成り立つに至った歴史的背景も解説されていますので、参考にされるとよいでしょう。



また、先ほどご紹介した、接頭辞、接尾辞などに特化した参考書もあります。



英語の「語脳」をつくる接頭辞と接尾辞の完全ガイド

著:酒井玲子

出版社:国際語学社



このように、接頭辞、接尾辞、語根のルールを知ることにより、未知の単語に出会った時にも、ある程度その意味を推測することができます。

これこそが、限られた時間で効率よく英語を学習する大人の知恵と言えるものです。




英々辞典の意外な活用法

英英辞典を使ってた英単語を推理する
意味のわからない英単語に出会ったとき、どうしますか?
通常は英和辞典で調べますね。
では、英々辞典を使うのはどういうときでしょうか?
英和辞典があるのに、わざわざ英々辞典を使うメリットってなんでしょうか?
それは、既に意味がわかっている英単語を英々辞典で調べ、その意味が英語でどのような表現をされているのかを学習することなのです。
例えば、apple:りんご を英々辞典で調べてみましょう。
私の手元の英々辞典では、次のように記述されています。
A fruit with firm juicy flesh and smooth skin, red or yellow when the fruit is ripe.
では、この文章の意味を考えてみましょう。
firmは堅い、juicyはみずみずしい、smoothはつやつやした、skinは皮の意味です。
このあたりは説明しなくてもおわかりでしょう。
ちょっと難しいのが、fleshとripeでしょうか。でもとりあえずこの2つの単語は後回しにして、日本語にしてみましょう。

堅くてみずみずしいfleshとつやつやした皮を持つ果物で、(その皮は)果物がripeしたときには赤や黄色になる
では、fleshの意味を考えてみましょう。
fresh:新鮮な ではありませんので、注意が必要です。
りんごにおいて、堅くてみずみずしいところって、どこでしょうか?もうおわかりですね、りんごの中身、つまり果肉の部分です。そう、fleshとは果肉という意味なのです。
こんどはripeですが、果物がripeしたときには皮があかや黄色になる、とありますので、〜のとき、から、果物の成長にかかわる状態であることが推測されます。
その時期がいつかを考えてみると、成熟したときではないでしょうか。
そう、ripeとは成熟した という意味なのです。
このように、既によく知っている英単語を、あえて英々辞典で調べてみるのです。
もうひとつ例をみてみましょう。

英単語に、pretty:かわいい がありますね。
では、prettyを英々辞典で調べてみると、
attractive, pleasing, charming, but less than beautiful.
とあります。
attractiveは魅力のある、pleasingは気持ちのいい、charmingはチャーミングな、less than〜は〜以下ですから、この文章の意味は、
魅力的で、気持ちがよく、チャーミングだけれど、美しいにはちょっと足りないとなります。
このように、既に意味がわかっている英単語を英々辞典で調べることにより、関連する英単語の意味がついでにわかったり、英語の表現力が身についたり、わからない単語を推測する力を養うことができるのです。
英々辞典の文章は、もともと易しい英単語を使って書かれていますので、すくなくともそこに使われている英単語程度は覚えてしまいたいものです。

また、英々辞典には、基本的な英単語2000語程度だけを使って、すべての英単語を説明しているものもありますので、学習用にそのようなタイプの英々辞典を利用されるのもいいでしょう。
先ほどの方法をさらに発展させた、
すでに意味がわかっている英単語を、英語でどのように表現するか、を考えるという方法があります。
この方法は相当難しいと思いますが、一度自分でその英文を考えたうえで英々辞典を引いてみると、そのシンプルでわかりやすい英語表現に、あらためで感心されることでしょう。
また、この方法は、英作文の能力を高めたり、英文法の力を身につけることにもつながっていく、とても効果がある方法ですから、ぜひチャレンジしてください。



スイートルームは甘いの?

スイートルームって、英語でどう綴るかわかりますか?

そんなの簡単だよ。

Sweet roomでしょ。

と思ったあなた、大きな間違いです。

スイートルームは、新婚さんや恋人のための、甘い部屋ではないのです。

正しくは、suit roomと綴ります。

ちなみに、suitとは、洋服のスーツに使われているのと同じものです。
suitとは、「ひとそろいの」という意味。
スイートルームとは、ベッドだけでなく、ちょっとしたキッチンや事務机などが一通り揃っている部屋、からきているのです

スイートルームは甘くなかった!?

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