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2022年06月17日

英語Q&A 001〜040 「お手並み拝見てところかな」は、英会話ではどんな言い方

【英語Q&A 001】
(Q1)「お手並み拝見てところかな」はどう言いますか?

「お手並み拝見てところかな」は、英語/英会話ではどんな言い方をするのでしょうか? 

少し挑発的ですが、ある人の言動を見ていて、その人から「なぜ、私のことを見ているの?」と尋ねられた場合です。

(兵庫県 きらきらぼしさん)



Let me see you in action. と言います。

「お手並み拝見」は「実際にしているところを見る」と考えて、<see 人 in action>と表現します。

相手に直接、「お手並み拝見てところかな」と言うなら、Well, let me see you in action. でいいでしょう。

相手との関係によっては、would like to 〜(〜させていただく)を使って、I'd like to see you in action. と言えば、丁寧な響きになります。

また、具体的な動詞を用いて表すこともできます。

例えば、料理が得意と豪語する相手には、I want to see how well you cook.

(あなたがどれだけ上手に料理するのか拝見したいものですね)のように表現します。

歌がうまいと自信満々に話す相手には、cookをsingに変えればOKです。

簡単にLet me see your skills.(あなたの技術を見せてもらうかな)や、

Let me see how good you are.(どれだけうまいのか見せてもらおうかな)などと表してもいいでしょう。

いずれも、see(見る)を使う点は日本語と同じですね。

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【Q&A 002】
(Q2)The woman with a red cap on seems to be shouting. のonは必要ですか?

The woman with a red cap on seems to be shouting. のonはなぜ付いているのでしょうか?

(茨城県 みかさん)



赤い帽子をかぶっていることを明確に表すために必要です。

まず、意味を確認しておきましょう。

この文は簡単に言うと、The woman seems to be shouting.(その女性は大声を出しているようだ)で、

その女性の様子を描写したのがwith a red cap on(赤い帽子をかぶっている)です。

onが必要なのは、赤い帽子をかぶっていることを明確に表すためです。

with 〜 だけでは、赤い帽子をかぶっているのか、手に持っているのかが明確ではありません(後者の意味が一般的)。

しかし、onを付けると、赤い帽子をかぶっていると限定されます。

onには「(衣服やアクセサリー)を身に着けて」という意味があるからです。

「〜を着て、〜をかぶって、〜を履いて」などと表すときは、with 〜 onで表すと覚えておきましょう。

「赤い帽子をバッグに入れているその女性」なら、the woman with a red cap in her bagと表現します。

このように、withに語句を添えることで「身に着けている」や「バッグに入れている」など、状況をより具体的に表すことができます。

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【Q&A 003】
(Q3)あまり良くない話を聞いた場合の応答は?

それほど親しいわけではない知人にばったり会い、本人やその家族、共通の知人に関するあまり良くない話(離婚や死別、失業など)

を聞かされた場合、応答としてどんな表現を使うのがいいのでしょうか?

 例えば、That's too bad. はそういう場合にも使えますか?

(北海道 cawoluさん)



I'm sorry to hear that. と言いましょう。

離婚や死別、失業といった精神的ダメージの大きいことを経験した相手、あるいは第三者には、I'm sorry to hear that. と言いましょう。

「そのことを聞いて残念に思います」が直訳ですが、

「それは大変ですね/それは大変でしたね」「おつらいでしょう/おつらかったでしょう」「お悔やみ申し上げます」

といったニュアンスで、相手に寄り添う気持ちを表します。

That's too bad. は精神的ダメージを受けるほどではないこと、

例えば、風邪をひいた、傘を置き忘れた、などと話す相手に、「それはいけませんね」といったニュアンスで使うのが適しています。

また、精神的につらい思いをした相手には、I know the feeling.(<私も経験があるので>お気持ちは分かります)、

I know how you feel.(お気持ちをお察しします)、It must've been hard.(大変でしたね)

、It will take time to get over it, but I hope you'll get back to your normal routine soon.

(おつらいでしょうが、早くいつもの生活に戻れるよう願っています)

などと添えると、なおいいですね。

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【Q&A 004】
(Q4)感謝の気持ちを伝える表現を教えてください。

Thank you. 以外に、感謝の気持ちを伝える言葉のバリエーションが知りたいです。

(鹿児島県 mycさん)



心の中にある感謝の気持ちをそのまま言葉で表現してみましょう。

Thank you. をベースとした表現では、次のように感謝の度合いを変えてみるといいですね。

Thanks. → Thank you. → Thank you very much. / Thank you so much. → Thank you so very much.

英語会話では、右にいくほど、感謝の気持ちが強くなります。

Thank you. と言った後に、I owe you one. と言うネイティブスピーカーもいます。

「あなたに1つ借りができたね」というニュアンスです。

Thank you. と同じ意味で、I appreciate it. もよく使われます。

appreciateは「〜を感謝する」という意味です。強調するときは、I really appreciate it. と表しましょう。

感謝の気持ちを強調するなら、I can't thank you enough.(感謝してもしきれません)や、

My appreciation can't be expressed in words.(言葉では感謝の気持ちを表しきれません)などと表現してみましょう。

その他、状況に応じて次の表現を添えると感謝の気持ちがより伝わります。

ちょっとした親切には、It was nice of you.(ご親切にどうも/やさしいですね)、

協力、尽力してくれた相手には、You've been a great help.(大変助かりました)、

Without you, I couldn't have done it.(あなたがいなかったら、できなかったと思います)。

友達への感謝の気持ちは、I'm happy I have a friend like you.(あなたのような友達がいて幸せです)。

心の中にある感謝の気持ちをそのまま言葉で表現すれば、相手にきちんと伝わります。

いざというときにさっと口をついて出てくるように、日頃から具体的に感謝を表す練習をしておくといいですね。

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【Q&A 005】
(Q5)can afford to doは肯定文で使えますか?

イディオムでcan afford to doがありますが、否定文、疑問文の中で使われることが多いと書かれていて、これを使った肯定文を見たことがありません。

肯定文で使っても問題はないのでしょうか?

(東京都 Endeavorさん)



肯定文で使うこともできますが、否定文や疑問文で用いるのが一般的です。

「〜する(時間的・金銭的な)余裕がある」という意味の<can afford to+動詞の原形>は肯定文で使うこともできますが、否定文や疑問文で用いるのが一般的です。

肯定文で用いても自然な状況とは、「〜する余裕がある」ことを強調する必要がある場合で、特に相手の発言を訂正したり、意外性のあることを述べたりする場合です。

例えば、友達と旅行の計画をしているとしましょう。1泊2日を予定していたものの、話の流れで2泊3日にする案が出たとき、多忙なあなたを心配して友達が、But you're very busy. Maybe you won't be able to take time off for a three-day trip?(でもあなたは忙しいから、2泊3日の旅行は難しいかな?)と気を使ってくれたとします。そんなときに、Don't worry. I can afford to take three days off.(大丈夫、3日間の有休を取れるよ)のように返すことができます。

意外性のあることに関しては、High school students nowadays can afford to have a smartphone.

(最近は高校生でもスマートフォンを持っている)といった例が挙げられます。

Q&A 006
(Q6)何年くらいで英会話をマスターできますか?

私は今、小学6年生です。

英語をペラペラと話せるようになりたいし、スラスラと書けるようになりたいのですが、自分に合う英会話勉強法が分かりません。

まず、今は単語を覚えています。

先生のおすすめの英会話勉強法と英語の読み方、何年くらいで英語会話をマスターできるのかを教えてください。

(兵庫県 kurumiさん)



何年かかるかはあまり気にせず、コツコツ勉強しましょう

【継続は力なり】です。



自分に合ったレベルとペースで、単語→日常表現→会話、という順に勉強することをおすすめします。

まずは、食べ物や教科、国名など、興味のある単語をノートに何度も書きましょう。

英語のスペリング(つづり)は手を動かして覚えるのが一番です。

ある程度単語を覚えたら、次は「おなかが空いたなあ」「宿題を忘れちゃった」などの日常表現をたくさん覚えましょう。

家族や友達と、あるいは独り言で普段言っている表現がたくさん載っている本(表現集)を入手するといいですね。

できれば、音声付きのものがいいでしょう。

発音や抑揚をまねしながら音声に続いて何度も練習することで、英語のリズムが身に付きやすくなります。

英単語の読み方は、発音の仕方がかなで書かれた辞書や英語本を参考にするといいですが、理想は音声を聴きながら忠実にまねをすることです。

英語には日本語にない音がたくさんあり、かなでは全てを正確に表しきれないからです。

できれば、発音をチェックしてくれる人を見つけて、基本的な英語の音を体に染み込ませましょう。

英語を流ちょうに話せるようになるには、日頃から声に出して練習することと、英語を話す機会をたくさん持つことです。

特に会話では、相手の話を理解する力と、瞬時に自分の言いたいことを英語で話す能力が必要です。

初めは、相手の言った英語を頭の中で日本語に訳し、その受け答えを日本語で考えてから英語に訳すというプロセスになるかもしれませんが、場数を踏んで慣れてくると、日本語で考えることが減り、英語会話を聞いてさっと英語で返せるようになっていきます。

何年で英語会話をマスターできるかについては、勉強する時間の長さや(日本か海外かといった)場所によって異なりますし、独学か英会話教室などに通うかによっても変わるでしょう。
また、マスターの基準にもよると思います。
簡単な日常会話ができるレベルなのか、ニュースの話題を討論できるレベルなのか、翻訳や通訳ができるレベルなのか……。
そしてそれは、勉強を続けるうちに、だんだん変わっていくこともあります。よって今は何年かかるかはあまり気にせず、「これならできそう!」という目標を立て、コツコツ勉強(練習)しましょう。
そして、そのレベルに達したら次の目標を立て、少しずつ向上していくことを目指してみてください。
何年かたって過去を振り返ったとき、自分の上達ぶりに感動すると思います。Good luck!(がんばってね!)

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【英語Q&A 007】
(Q7)anyの後の単数形と複数形の使い分けについて教えてください

留学先で、ネイティブの先生に聞いても納得のいく回答が返ってこなかったのですが、anyの後の単数形と複数形の使い分けについて教えていただけますか?

(神奈川県 まっすーさん)



名詞が数えられる名詞の場合は複数形に、数えられない名詞の場合は単数形にします .

anyが「いくらかの、何人かの」などを表すとき、後に続く名詞が数えられる名詞の場合は複数形に、数えられない名詞の場合は単数形にします。

このanyは数の意識があまりないので、日本語には訳さないことが多いのが特徴です。

(例) Do you have any brothers or sisters?

    きょうだいはいますか?

    Do you have any low-cal sugar?

    低カロリーの砂糖はありますか?

ただし、anyが「どんな〜でも」という意味の場合は、数えられる名詞でも単数形を続けます。

このanyは「どれを取っても」という意味で、名詞を強調するときに使います。

(例) You can buy any bag you like.

    気に入ったバッグを買っていいですよ。

    Do you have a pen? Any pen will do.

    ペンはありますか? どんなペンでも構いません。

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【英語Q&A 008】
(Q8)Not really. の使い方を教えてください

Not really. の使い方が分かりません。

教えていただきたいです。

(海外 eddyさん)



3つの英会話用法についてご説明します

3つの使い方を覚えておきましょう。

【用法1】 質問に対する答えのNo. と同じように使います。

No. が「いいえ」や「違います」ときっぱり否定するのに対し、Not really. は「いや、そうでもないよ」と軟らかいニュアンスになります。

(例)
 A: Is it cold outside?(外は寒いですか?)
 B: Not really. (いや、そうでもないですよ)

【用法2】 自分ではそれほどでもないと思っていることについて褒められた場合に使います。

「いや、それほどでもありません」といったニュアンスです(もっとも、欧米人の多くは、褒められたらThank you. と返すのが一般的ですが……)。
(例)
 A: You sing well.(歌がお上手ですね)
 B: Not really.(いや、それほどでも)

【用法3】 用法1と2は下がり口調で言いますが、Not really. を上がり口調で言うと、「まさか!」と驚きを表します。
(例)
 A: This chocolate is 500 yen apiece.(このチョコレートは1粒500円だよ)
 B: Not really! (まさか!)

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【英語Q&A 009】
(Q9)日本語の「の」に当たる前置詞でinとofの使い分け方を教えてください

日本語の「の」に当たる前置詞の使い方を教えてください。

「日本の首都」はthe capital of Japanであり、the capital in Japanではありません。

「日本の火山」や「A会社の従業員」というときは上記のようにinではなくofなのでしょうか。

このinとofの使い分けがよく分からないので、教えていただけないでしょうか。

「部屋の鍵」みたいにthe key to the roomのようなものは個別に覚えなくてはいけないと考えてよろしいでしょうか。

(京都府 kalbanyさん)



BがAに属している場合は、B of Aと表します。

BがAの中にあるというイメージなら、B in Aと表します。

「AのB」のような「の」は、BがAに属している場合は、B of Aと表します。

BがAの中にあるというイメージなら、B in Aと表します。

「日本の首都」の場合、首都は日本に属しているという見方なので、the capital of Japanとなります。

the capital in Japanだと「日本にある首都」となり、本来とは違う意味になってしまいます。

「日本の火山」の場合は、「日本に属する火山」という見方ならvolcanoes of Japan、「日本にある火山」と考えるなら、volcanoes in Japanとなり、どこにポイントを置くかによっていずれも可能といえます。

ちなみに、「京都のお土産」などと言うときは、a gift from Kyotoのようにfromで表します。

「A会社の従業員」のように勤務先を表す場合は、atやforを用いて、an employee at A Companyやan employee for A Companyとします。

atは多数いる中の1人というイメージが強く、forは雇用されているというニュアンスがあります。

「A会社の社長」のように、その役職が1人しかいない場合は、the president of A Companyのようにofを用います。

また、電話で「A会社のイトウです」のように会社名と自分の名前を名乗るときは、This is Ito of A Company. / This is Ito from A Company. / This is Ito with A Company.のいずれも可能です。

日本語の「の」に相当する英単語は数多くあります。

the key to the roomのtoも意外な「の」の使い方の1つですね。

前置詞のイメージを意識するとそれぞれの特徴が見えやすくなりますが、それが難しい場合は和英辞典で「の」を引き、そこに載っている例文を参考にすることをおすすめします。

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【英語Q&A 010】
(Q10)I play game on tennis. は正しい文ですか?

「私はテニスの試合をする」は、I play game on tennis. でいいですか?

(石川県 中3m(__)mm(__)mさん)



I play a match of tennis. が正しい英語英会話表現です。

英文を解説する前に、「試合」という単語について説明しますね。

アメリカ英語では、テニスや卓球、ボクシングなどにはmatchを、野球(baseball)やバレーボール(volleyball)のように、-ballの付くスポーツにはgameを使うことが多いのですが、イギリス英語では多くのスポーツにmatchを用います。

よって、ここではmatchに替えて解説します。

I play match on tennis. ―― 惜しい! まず、「試合」を表すmatchは数えられる名詞なので、1試合ならa match、2試合ならtwo matchesとします。

そして、on tennisはof tennisにしましょう。I play a match of tennis. ―― これが正しい文です。I play a tennis match.としてもOKです。

日本語はあいまいなところがあるので、もう少し具体的に見ておきましょう。

「私はテニスの試合をする」は、習慣なのか、予定なのかによって次のように使い分けます。

「私は(毎週日曜日に)テニスの試合をする」のように習慣的にしていることなら、I play a tennis match (every Sunday). と普通の現在形で、

「私は(明日)テニスの試合をする」のように予定を述べる場合は、I will play a tennis match (tomorrow).

やI'm going to play a tennis match (tomorrow). と未来を表すwillやbe going toを使って表します

(中学校では未来形として、I will 〜. とI'm going to 〜. を習いますが、

ネイティブスピーカーの日常会話では、時や場所などが決まっている予定は、I'm going to 〜. または、I'm -ing 〜.

(例:I'm playing a tennis match tomorrow.)で表すのが一般的です)。

最後に、「試合に勝つ・負ける」に関する表現を紹介しておきます。

I won a tennis match.(テニスの試合に勝った)、

I lost a tennis match.(テニスの試合に負けた)、

I beat him at tennis.(テニスで彼に勝った)、

I lost to him at tennis.(テニスで彼に負けた)



【英語Q&A 011】
(Q11)名詞の前に冠詞が付く場合と付かない場合で意味の違いはありますか?

冠詞がなくて、しかも名詞が単数形になる使い方にいつも迷いを感じます。

例えば、He sent me an email from hospital yesterday. のhospitalの前にaが付く場合と付かない場合は何か意味の違いがありますか。

どこのhospitalからメールを送ったのか特に気にしない場合はhospitalの前にaを付けてもいいと思いますが、名詞の前に冠詞がないとなんだか不安を感じてしまいます。

(滋賀県 Hide)

agnes2.jpg


建物や場所に関する語句で、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、冠詞を付けないことがよくあります。

aやtheなどの冠詞を伴わない数えられる名詞の単数形は、建物や場所に関する語句によく見られます。

特に、その建物や場所が持つ機能に焦点が置かれ、建物や場所そのものより、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、aやtheを付けないことがよくあります。

例えば、go to churchは「教会」という建物へ行くというより、そこでする「事」、つまり「礼拝」に焦点が置かれるため、「礼拝に行く」という意味になります。

go to college(大学に通う、大学生である)、

go to class(授業に出る)、after school(放課後に)、go to bed(就寝する)、go to prison(服役する)、

be at work(勤務中で)、leave office(<公職を>辞職する)なども全て同じ理由で冠詞が付きません。

「病院」に関連する語句の場合は、イギリス英語ではtheを付けない、アメリカ英語ではtheを付けることが多いようです。

go to (the) hospital(病院へ行く、入院する)、leave (the) hospital(退院する)という具合です。

ただし、お見舞いに行くときは、医療行為を受ける場所というより、身内や友達が入院している「建物」と捉えるため、

I went to the hospital to see my father.(父を見舞いに病院へ行った)のようにtheが必要です。

ご質問の、He sent me an email from hospital yesterday. という文からは、入院中の男性からメールが送られてきたことが伺えます。

hospitalの前にaが付くと「建物」に意識が向くため、診察や入院などではない理由で訪れた病院(受信側にはどの病院かが不明)からメールが送られてきたことになります。

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【Q&A 012】
(Q12)海外で赤っ恥!日本人によくある変な英語フレーズ5個


その昔、英会話系サイトのテレビCMで、飛行機で機内食を注文するのに“I am a chicken.”と真顔で言っちゃう男性がいたのを覚えていますか?

この“I am chicken.”同様、正しいようでまちがっている英会話フレーズというのはたくさんあります。

まあ、機内で「私は鶏系男子(臆病者)です」くらいなら笑い話ですみますが、勘違いフレーズのために、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるおそれも……。

そこで、英会話講師デイビッド・セインさんの著書「日本人のちょっとヘンな英語」から、日本人がやりがちな英語のまちがい表現を5個お届けしたいと思います。

1:“散歩好き”のつもりが“誘惑”に?

あなたの趣味は何ですか? 

出合いを求めて街をぶらぶら散策するのが好きな人が、“I like street walking.”なんて言っちゃうと、絶対にドン引きされるので要注意!

“I like street walking.”は、なんと「私は売春が好きです」という意味になってしまうのだそう。

「街を歩くのが好き」を表現したいのなら、“I like walking through the streets.”と言うのが正解です。

女性が「売春が好き」なんて言おうものなら、大変なことになってしまいますね。

2:変なあだ名?〜Here is △△△の英会話教材

タクシーを呼んでほしい場合、“Could you call me taxi?”と言ってはいけません。

これでは、「私を“タクシー”と呼んで下さい」という意味になります。

正しくは、“Could you call me a taxi?”です。

“a”があるのと無いのとでは、意味がガラッと変わってしまうのですね!


3:タクシー内でそんなこと言うなんて!?

無事タクシーを呼ぶことができ、乗車したあなた。

目的地に着いたら、運転手さんに何と声をかけますか? 「ここで降ろしてください」のつもりで“Please get me off here.”と言ってはヤバイことになるかも……。

実は、“Please get me off here.”は、「私を性的に興奮させてください」という意味になるのです。

いきなりそんなこと言われては、運転手さんもびっくりですよね。

正しくは、“Please let me off here.”です。きちんと覚えておきましょう!



4:それは日本の文化ですか……?

値段を尋ねる表現は“How much 〜 ?”であることは、中学英語で習いましたよね。

では、「ひとりいくらですか?」と尋ねるには、どう言えばいいのでしょうか?

 “How much is one person?”と言っては大恥! これでは「人間ひとりいくらですか?」という人身売買系との出合いになってしまうのです。

ひとり当たりの料金などを尋ねたい場合は、“How much is it for one person?”という表現があります。

海外旅行の際にぜひ使ってみましょう。



5:親切心がアダになる?

ちょっと遅い時間まで引き止めてしまった相手に対し、「家まで送ります」と申し出たいあなた。

でも、“I’ll send you home.”と言っては、ムッとされるかもしれません。

というのも、“I’ll send you home.”では、「家に帰すぞ!」というきついニュアンスになってしまうのです。

「家まで送ります」の正しい英語フレーズは、“I’ll take you home.”になります。


以上、日本人がやりがちな英語のまちがい表現との出合い、いかがでしたか? 

いずれも、知らずに使っちゃうと上達法ピンチを招きそうなフレーズばかりでしたね!

英語圏の人々と出合い、接する場合や、海外旅行の際にはくれぐれも気を付けましょう。

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【英語Q&A 013】
(Q13)今回の、英会話教材は、食事に関する英語会話表現です。
世界中どこに行ってもどんな出会い恋愛状況でも毎日必要となるのは食事。
あなたは英語で「いただきます」や「ごちそうさま」が言えますか? 通訳やガイドさんのいない出会い系状況で、「こういうとき一体どう言えばいいの?」と困ってしまうかもしれませんね。
そこで、英会話系サイト講師デイビッド・セインさんの著書『「ごちそうさま」を英語で言えますか?』より、食事にまつわる英語フレーズです。



■食事前に使いたい英語英会話フレーズ
(1)「夕飯、どうする?」

What about dinner? 夕飯、どうする?
もちろん、“dinner(夕飯)”の部分を“lunch(昼食)”や“breakfast(朝食)”に置き換えて使ってみてもいいですよ。

(2)「バイキングに行こう!」

Let’s go to an all‐you‐can eat place! バイキングに行こう!

食べ放題という意味の“バイキング”は、和製英語。
海外では通じません。
“食べ放題=an all‐you‐can eat place”です。

(3)「とりあえず、ビールください」

Let’s start with beer. とりあえず、ビールください。

“Beer!”と連呼するだけでもとりあえず通じそうな気もしますが、それだとちょっとかっこ悪いので、スマートな表現もぜひ覚えておきましょう。

■食事中に使いたい英語会話フレーズ4個
・Looks good! おいしそう!
・Let’s eat! いただきます!
・One bite! ひと口ちょうだい!
・My mouth is burning! 激辛だ!

いずれも簡単で、すごく便利なフレーズ。それにしても、“My mouth is burning!=口の中が燃えている!=激辛だ!”というのは面白い表現ですよね。

■食事の終盤に使いたい英語英会話フレーズ2個
Anything else? もっと食べる?
・Second, please! おかわり!

これらもサッと使える便利表現。ちなみに、“second”は“2杯目”という意味で、3杯目は“third”、4杯目は“fourth”となりますが、おいしいからって食べ過ぎにはご用心!

■食後に使いたい英語会話フレーズ2個

・That was delicious. ごちそうさま。
・Check, please. お会計お願いします。

満腹のあまり、言葉を失ってはなりません。最後までビシッと英語フレーズで決めましょう!

以上、食事にまつわる英語フレーズ11個をお届けしましたがいかがでしたか? 海外旅行時はもちろんのこと、海外からお客さんとの出会いなどでも、これらの表現をぜひ使いこなしてくださいね!

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【Q&A 014】
Q14 今回の、の英会話教材は、使ったら恥ずかしい!勘違い英語会話フレーズ



自分の言いたいことを英語で表現しようとする際、
日本語をそのまま英語に置き換えようとしていませんか?
これは、日本人がよくやっちゃうミス。
一昔前のCMではありません が、飛行機の機内食を注文するのに“I am chicken.”では、キャビン・アテンダントサイトからきょとんとされてしまいます。
この例のように、相手に意図が伝わらないだけならまだしも、ニュアンスの違いから相手を怒らせてしまっては大変ですよね!

1:「とてもいいアイデアですね」会議の席で、ネイティブの上司が新しいビジネス・プランを提案したのに対し、あなたは「とてもいい出合い系サイトですね」と賛同したいとします。
この場合、ついつい言ってしまいがちな表現は、“It’s a good matchmaking site.”ではないでしょうか。
ところが、これだと「まぁいい出合い系サイトなんじゃないかな?」というニュアンスになってしまうのです。
プライドの高い上司なら、ムッとしてしまうかもしれませんね!
実は、“good”は「まあまあいい」に聞こえる場合があり、「とてもいい」というニュアンスではありません。
積極的に賛同したい場合には、“It’s a great matchmaking site”を使いましょう。
これなら、「すばらしい出合い系サイトですね」というニュアンスなので、気難しい上司も「だろ?」とニコニコです。

2:「おっしゃっていることがよく分かりません」〜
人との意思疎通は日本人同士でもうまくいかないことがありますが、相手が外国人だとなおさらです。
物事をうやむやにしないためには、「おっしゃっていることがよく分かりません」と伝えなければならない場面も出てくるでしょう。
この際、“I don’t know what you mean.”という表現はNG。
教科書の例文にありそうな表現ですが、実はこれだと「何言ってんのかよく分かんない」というニュアンスになり、大変失礼なことになりかねません。
相手の発言内容がよく分からない場合には、“Could you explain that again for me?(もう1度説明していただけますか)”とお願いするのがオススメ。
“Could you 〜?”を用いると、とても丁寧な言い回しになるので、相手も快くもう1度説明してくれることでしょう。

3:「きっと成功できますよ」 外国人の彼女が、会社で新しい出会い系サイトプロジェクトの責任者を任されたそうです。
「自分なんかが……」と不安げな彼に、あなたは何と声をかけてあげますか?
ここで、“Maybe it will be a success.”と言うのは、彼女にとってあまり励みになりません。
というのも、“Maybe it will be 〜.”という表現では、「…かもね〜」とちょっと他人事というか、単に客観的な予想を言っているだけのようなニュアンスがあり、しかも成功の可能性があまり高くないように聞こえるからです。
本当に彼を励ましたいなら、“I think you can do it.(あなたならできるよ)”と言ってあげましょう。
これならあなたのポジティブな思いが込められており、励ますニュアンスもあるので、彼はきっと自信を持ってくれるはず!

4:「うまく出会いました」 お得意先に出向いての、あなたのプレゼンテーションは大成功! 
会社に戻ると早速、ネイティブ上司から「彼氏との出会いはどうだった?」との質問。さあ、あなたなら何と答える?
ここで、“It’s okay.”と伝えては、上司は「あっ、そう……」と気の抜けた反応しかしないかも。
というのも、“okay”は「ベスト」ではなく「まあまあ」として使うことが多い形容詞だから。
あなたの報告は、「まあまあ許容範囲内だったということかな?」という程度にしか受け取られません。
本当にうまくいったことを伝えたいなら、“It went well !”と表現しましょう。きっと上司も大喜びです。

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【Q&A 015】
Q15 ネイティブ、外国在住の人たちに、No、Goodな会話表現は?



1:「美味しいですね」

今日のランチは、上司のお気に入りのお店で出会い、おごってもらえることに。
おいしい料理に 舌鼓を打っていると、上司が感想を尋ねてきました。

ここで、“This tastes good.”と返しては、上司は不機嫌になっちゃうかも……。
“good”は「まあまあいい」というレベル。
なので、“This tastes good.”では、「まあまあの味ですね」というふうに聞こえてしまいます。

本当においしいと伝えたいなら、“It’s really good!”か、もしくは“It is delicious!”と伝えましょう。
これなら、上司もあなたを連れてきた甲斐がありますね!

2:「とても楽しんでいます!」
友人宅でのクリスマス・パーティー。
日本人はあなたひとりですが、みな気さくな参加者に出合い、あなたも充実した時間を過ごしています。
そこへ、ホスト役の友人があなたを気遣い、「楽しんでる?」と声をかけてきたとしたら?

ここで、ついつい言ってしまいがちな表現は、“I enjoy it.”でしょう。
でも、この表現では、あなたは2度とパーティーに呼んでもらえなくなるかもしれません。
というのも、“I enjoy it.”では「まあまあかな」というニュアンスで、暗につまらないと言っていることになってしまうのです。

では、感謝と感動の気持ちをどう伝えればいいのかというと、“I really enjoy it.(とっても楽しんでいます)”という表現がオススメ。
なんと“really”というひとつの単語があるかないかだけで、意味がガラリと変わってしまうわけです。

これからも出会い交流を深めていきたいなら、「出逢い」を大切にしたいなら“really”を付けるのをどうかお忘れなく!

3:「つまらないものですが」

日本では贈りものをする際、「つまらないものですが」と謙遜するならわしがありますよね。
これをそのまま英語に置き換えて、“This is a boring present, I’m sorry.”と表現しては、「一体、何を贈りつけるつもりなんだ!?」と相手を恐怖に陥れることになってしまうかも……。

とはいえ、謙遜の文化が、英語圏には全くないというわけではありません。
英語圏の人でも自分の贈りものを「すんごいいいものだから」とアピールするようなことはなく、ちゃんと謙遜の表現があります。

それは、“This is a little something I got for you.(ちょっとしたものですが、どうぞ)”というフレーズ。
どんなに素晴らしい贈りものであっても、“little”という控え目な表現を用いるのです。

卑屈にも尊大にもならない便利なフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう!

4:「体調が悪くて……」
日本語で“体調”のことを“コンディション”と表現することってありますよね。たとえば、「今日はちょっとコンディションが悪くて……」みたいに。

ところが、英語で“My condition is bad.”と言うと、体調のことを言っているのではなく、「私の条件はよくありません」と聞こえる可能性があります。
悩ましげな表情でこんなことを口走っても、かなり意味不明ですよね。

ここは、“I’m not feeling very well.”で表しましょう。
“bad”を使うよりも“not very well”を使うことで、相手にも過度の心配をかけることがありません。

以上、ネイティブに絶対伝わらないNGな英語の言い回し4個をお伝えしましたがいかがでしたか?
 いずれも、日常会話や出会い恋愛の場でも使いそうな表現なので、相手を「?」とさせないように、ぜひ覚えておきましょう!

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【Q&A 016】
Q16「なるほど」の英会話表現
納得したときに言う「なるほど」はどう言うのでしょうか?



納得したときの「なるほど」は、I see.が一般的です。
筋の通る説明をした相手には、That makes sense.と言うこともできます。
make senseは「理解できる、道理にかなう」という意味で、通常はthat(=相手の言ったこと)を主語にします。
I make sense.とは言わないのでご注意を。。
納得したときの表現とは少しニュアンスが異なりますが、「なるほど、それは興味深いですね」と相手の意見に興味を示すなら、That's interesting.がピッタリです。

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Q17 「来年もよろしくお願いします。」の英会話表現は?



「来年もよろしくお願いします。」の、英語での言い方です。
が、英語会話には、「来年もよろしく」の表現がありません。
何故なら、欧米人には、「来年もよろしく」と言う習慣がないからです。
ですので、無理に訳そうとすると違う意味になってしまいます。
「来年もよろしく」は、欧米人に対しては言う必要が無いということです。
彼らが年末に使う挨拶は、Have a happy New Year!(よい新年に出会いますように。)という表現があります。
日本の「よいお年を。」ですね。
「来年もよろしく」の持つ意味とは異なりますが、言う状況は同じなのでこちらを使いましょう。
目上の人にも親しい間柄の相手にも使えます。
 
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【Q&A 018】
Q18 未来を表すwill と be going to はどう使い分ければいいのでしょうか。教えてください!
(静岡県 M.O.さん)



will は今決めたこと、be going to はすでに決めてあったことを表します。

 will と be going to は「〜します」「〜する予定です」といった意味で、いずれも後ろに動詞の原形を続けますが、will は話をしている最中に決めた事柄について用いるのに対し、be going to は話をする前に決めてあった事柄について用いることに違いがあります。
例えば、ある友人の誕生日に何をあげるか、ほかの友人と話しているとします。
スカーフにしようと決めてある状況では、I'm going to give her a scarf.(彼女にスカーフをあげる予定です)と言います。
一方、何をあげようか迷っている状態で、友人から「スカーフをあげたら喜ぶと思うよ」というアドバイスをもらい、「それじゃ、スカーフをあげよう」と決めた場合は、OK, I'll give her a scarf. となります。
 そのほか、will は「こうなるだろう」という単なる予想を表すのに対し、be going toは「(今の状況からすると)こうなるだろう」と根拠があって予測するときに使うという違いもあります。
例えば、さっきまで晴れていた空に雲が出始め、だんだん暗くなってきた状況で「雨が降るだろう」と言うなら、It's going to rain. が適切です。

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【英語Q&A 019】
Q19 Will you ...? は依頼の英語会話表現だと学校で習いました。
が、文法書には「……するつもりですか」という未来の意志を表すと書いてありました。どちらが正しいのでしょうか。
(徳島県 M・Iさん)



依頼をするときにも、未来の意志を表すときにも使えます
 Will you ...? は「……してくれない?」とカジュアルに依頼するときと、「……するつもりですか」と予定や意志を尋ねるときのどちらでも使われます。
… には動詞の原形が入ります。
 でもそうすると「どちらの意味で使われているのか、どう判断すればいいの?」と不安に思う人がいるかもしれませんね。
たいていは、そのときの状況と動詞の意味で判断できます。
例えば、Will you help me? なら「手伝ってくれない?」という依頼の意味、Will you be home tonight? なら「今夜は家にいるつもりですか」と未来の意志を表現していると理解するのが自然ですね。
 実際の英語会話では、依頼するときはpleaseを加えてWill you please ...?としたり、予定を尋ねる場合はHow long will you ...?
(どのくらいの間……するつもりですか)や
When will you ...?(いつ……するつもりですか)
のようにHow longやWhenと一緒に用いたりすることが多いので、依頼か予定かがさらに判断しやすくなりますよ。

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【英語Q&A 020】
Q20 経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか?



現在完了形についてです。
I have eaten the cake.の場合、「私はそのケーキを食べてしまった(完了)」と「私はそのケーキを食べたことがある(経験)」の二つの意味があり混乱しています。
経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか? 
また、規則動詞の過去形と過去分詞形の見分け方も教えてください(例:fried potato、 揚げたイモ or 揚げられたイモ?)。
(北海道 Toshiさん)



twice(2度)などの言葉を補って意味を明確にしましょう。

have+過去分詞形で表す現在完了形は、「〜してしまった」という完了を表すこともあれば、「〜したことがある」という経験を指すこともあります(他に継続も表します)。
どの意味で使われているかは、文脈から判断します。
単独で用いる場合は、次のような言葉を補って意味を明確にすると良いでしょう。
I have already eaten the cake.(もうそのケーキを食べてしまった)、I have eaten the cake twice.(そのケーキを2度食べたことがある)

fried potatoのfriedが過去形か過去分詞形かについても、前後の語句から判断します。
例えば、I fried some potatoes.のfriedはfry(〜を油で揚げる)の過去形です。直前に主語のI、直後に目的語のsome potatoesが続いているからです。
I have fried some potatoes.のfriedはfryの過去分詞形です。
現在完了形を表す<have+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
Those potatoes were fried.(それらのジャガイモは油で揚げてあります)のfriedは過去分詞形です。
受け身を表す<be動詞+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
fried potatoesが名詞として使われている場合は「油で揚げられた」という過去分詞形です
。I like fried potatoes.(油で揚げられたジャガイモ<→フライドポテト>が好きです)という具合です。
<過去分詞形+名詞>の固まりは「〜された名詞」という意味を持ち、例えば、iced tea(冷たくされた紅茶→アイスティー)、boiled egg(ゆでられた卵→ゆで卵)など、さまざまな名詞として使われます。



【英語Q&A 021】
Q21 英語会話で「少しだけしか〜していない」はどう言いますか?

「私はこれしか食べていない」や「少しだけしか触っていない」など、食べた事実はあるけれど、「少しだけ」のときに否定ではないのに訳すと否定の文で作られてしまいます。
こういう文はどのように作ればいいのでしょうか?




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肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります。

まず、言語間のギャップを理解しましょう。
日本語では「〜しか…していない」と否定語を使って表すのに対し、英語では「〜だけ…した」と肯定的に表します。

この「〜だけ… した」は、肯定文にonly をはめ込んで文を作ります。

例えば、「私はこれしか食べていない」は「私はこれだけ食べた」と考えて、I ate only this.と表します。

「少しだけしか触っていない」は「少しだけ触った」と置き換えて、I touched only a little.のように表現すればOKです。

onlyを置く位置にも注意しましょう。only(〜だけ)は基本的に、それが修飾する語の直前に置きます。

例えば、I saw him.という文があるとします。
Only I saw him. だと「私だけが彼を見掛けた→私しか彼を見掛けていない(他の人は彼を見掛けなかった)」となります。

I only saw him.の場合は、「私は彼を見掛けただけだ→話し掛けたりはしていない」となります。

I saw only him.なら、「私は彼だけを見掛けた→私は彼しか見掛けていない(他の人を見掛けなかった)」となります。

onlyの使い方はお分かりいただけましたか?

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【英語Q&A 022】
Q22 ネイティブな英会話は、冠詞が聞こえないのは、どうしてですか?

会話中、冠詞が聞こえないのは、どうしてですか?
(海外 Davidyiさん)音が連結したり脱落したり、抑揚も付くため、聞こえにくくなります。



日本語と比べて英語は、目で見る文字と耳から入ってくる音とのギャップが大きい言語です。
音が連結したり脱落したりと変化することに加え、抑揚も付くため、「強・弱・強」のリズムで発せられる弱い部分が聞こえにくくなります。
特に冠詞(a、an、the)は 弱く発音される ことが多いため、聞き取りづらくなります。

ネイティブスピーカーはよく、aやanを直前の単語と連結して発音します。
take a bus(バスに乗る)の場合、ゆっくり言うと「テイク・ア・バス」となりますが、速い会話ではtakeとaを連結して「テイカ・バス」と発音するため、「ア」の音がはっきり聞こえません。

theは「その」を強調する必要がない限り、前後の単語の方が強く発せられるため、theが聞き取りにくくなります。
私自身、留学していたころ、アメリカ人の友人が言ったLet's hit the road. (さあ行こう)という表現を、Let's hit road. と誤って覚えていた時期があります。
hit the roadはhitのtを脱落させて、「ヒッ・ザ・ゥロウド」のように発音しますが、私にはtheが聞こえなかったため、「ヒット・ゥロウド」と言ったのだと勘違いしていました。

聞き取りづらい冠詞を聞き取れるようにするには、スピーキングやリーディングの際の意識付けが必要不可欠です。
英語は、単語を一つひとつ区切って発音するのではなく、音を連結したり脱落させたりしてネイティブスピーカーの英語の音に慣れるようにしましょう。
目で見る英語と耳から入ってくる英語のギャップを埋めることで、聞こえにくいものの存在する音に気が付くようになります。

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【英語Q&A 023】
Q23 英語会話で「どういう意味?」と尋ねるには何と言えばいいですか ?
英語が不得意の女の子です。

学校の英語の先生に授業以外で廊下で出会い、話し掛けられました。
彼には密かに恋愛感情を抱いている私なので、こちらから話し掛けるのは難しいのですが、英語を勉強しているので、話し掛けられるのは嫌ではありません。
でも、意味が分からないときに英語で「どういう意味?」と尋ねるには何と言えばいいでしょうか?



英語で「どういう意味?」と尋ねるには〜〜〜
What do you mean by that?と言います。。。

英語で彼の言ったことが理解できないときは、次のような表現を使って質問やお願いをしてみましょう。

? What do you mean by that?(それはどういう意味ですか)
? What does “  ” mean? (“  ”はどういう意味ですか)
? “  ”に意味の分からない言葉を入れる。

? Could you speak slowly?(ゆっくり話していただけますか)
? Could you use easy English?(簡単な英語を使っていただけますか)

授業以外で英語の先生と出会い、話すことはとてもいいことですね。
ある意味、そういうときこそ、本当の英会話力が身に付きます。間違いを気にせず、どんどん彼氏?に話し掛けてみましょう。
最初は、通りすがりにHi.(こんにちは)とあいさつするだけでもOKです。
慣れてきたら、How are you?(元気ですか)と尋ねたり、Do you know this?(これを知っていますか?)と言ってはやっているものを見せてあげたりすると、彼も喜ぶと思います。
おしゃべりを終えてその場を去るときは、Bye.(さようなら)、See you.(ではまた)、Have a nice day!(良い一日を!)、It was nice to talk to you.(お話しできてうれしかったです)などの一言を添えられたら完璧です。

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Q24 今回は「would beやshould beの使い方」です。

Would be all right.
「おそらく〜だろう」と意見を控えめに述べるときに使います。
It would be all right.は「おそらく大丈夫でしょう」
That would be the shortest way for a nise meet.
(おそらくそれが良い出会い への一番近道でしょう)

should beの使い方
Should be OK.
「たぶん〜なはずだ」と推測を述べるときに使います。
It should be OK.は「たぶん大丈夫なはずです」となります。
That should be the shortest way for a nise meet.
(たぶん、それが良い出会い への一番近道のはずです)

could beの使い方
推測を述べるときに使います
「(間違っている可能性もあるけれど)〜ということもあり得る」
That could be the shortest way for a nise meet.
(<間違っているかもしれませんが>それが良い出会い への一番近道かもしれません)

must be〜
こちらも推測を述べるときに使います
「きっと〜なはずだ」という意味です。
That must be the shortest way for a nise meet.
(きっと、それが良い出会い への一番近道のはずです)

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【Q&A 025】

Q25 Don't keep the door open.とDon't leave the door open.の違いは?
Don’t keep the door open.とDont leave the door open.の違いを教えてください。



「ドアを(ストッパーを支うなどして)開けた状態にしておかないで」と「ドアを開けっぱなしの状態にしておかないで」の違いです。

<keep A 〜>と<leave A 〜>はいずれも「Aを〜の状態にしておく」と訳すため、使い分けが難しく感じられますが、大きな違いは「なんらかの働き掛けがあるかどうか」です。
<keep A 〜>は、Aを〜の状態に維持しておくための働き掛けが必要ですが、そういった働き掛けをしないでそのままの状態にしておくのが<leave A 〜>です。
つまり、keep the door openは、ドアにストッパーを支う(かう)などの働き掛けをして開けた状態に保つことを意味しますが、leave the door openは既に開けっぱなしになっているドアをそのまま開いた状態にしておく、あるいは、入退室の際に開けたドアをわざわざ閉めず、開けっぱなしの状態にしておくといったイメージです。
仮に、一度開けるとゆっくり閉まっていくタイプのドアの場合、keep the door openにすることは可能ですが、leave the door openは状況的に不可能ですね。

では、ご質問の表現を比較してみましょう。
Don't keep the door open.は、「ドアにストッパーを支うなどして開けた状態にしておかないで」→「無理にドアを開けておかないで」、
Don't leave the door open.は「開けた(あるいは、開いている)ドアをそのままの状態にしておかないで」→「ちゃんとドアを閉めてね」というニュアンスです。


「いしはらまゆみ先生の、英語質問箱」より。

(Q26)「天つゆに大根おろしを入れてください」は何と言えばいいでしょうか?

外国の方に日本食の食べ方を説明したいのですが、「天つゆに大根おろしを入れてください」は何と言えばいいでしょうか? 「このスープにこれを入れて食べてください」のように言ってもいいのでしょうか?
(福島県 まおさん)

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英語Q&A 26
Put the grated radish in this tempura sauce.と言います

「天つゆに大根おろしを入れてください」は、(You can) Put the grated radish in this tempura sauce.と言います。「天つゆ」はsoup(スープ)よりsauce(料理に付けたりかけたりする液状の調味料)を用いて、tempura sauceと表現するのが良いでしょう。天つゆが分からない外国人には、It's a special sauce for dipping tempura in.と説明するといいですね。「天ぷらを浸すための特別なソース」が直訳で、「天ぷら用のソース」といったニュアンスです。

天ぷらに天つゆ、塩、レモンを添えてお出しする場合は、You can enjoy your tempura with this sauce, salt or lemon juice.(天つゆ、塩、またはレモン汁で天ぷらをお召し上がりください)や、This sauce, salt and lemon are for the tempura. Each one will give the tempura a different taste.(この天つゆと塩とレモンは天ぷらにお使いください。さまざまな味をお楽しみいただけます)などと表現しましょう。

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(Q27) sickとillの使い分けについて教えてください

He has been sick.とHe has been ill.は同じ意味でしょうか? feeling sickと feeling illはどうでしょうか? 症状やその重さにより、どちらを使うべきか変わるのでしょうか?
(海外 ココナッツさん)



英語Q&A 27
sickとillに意味の違いはありません

sickとillはどちらも「具合が悪い」「病気の」を表す形容詞で、意味の違いはありません。よって、He has been sick. / He has been ill.はともに「彼は体調が悪い(状態が続いている)」を表します。feel sickとfeel illにも意味の違いはありません。

傾向として、アメリカ英語ではsickが、イギリス英語ではillが多用されます。アメリカではillだと堅い英語に聞こえます。一方、イギリス英語でsickを用いるのは、「吐き気がする、ムカムカする」という意味のときです(アメリカ英語で「吐き気がする、ムカムカする」は、I feel sick to my stomach.のようにto one’s stomachなどの語句を加えて表します)。

最後にもう1点。「病気の〜」という意味で後ろに名詞が続くときはsick 〜のみが使われ、ill 〜とは言いません。例えば「病気の子ども」の場合、a sick child(○)、an ill child(×)です。これは、アメリカ英語、イギリス英語に共通しています。

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(Q28)例文中のpeopleがなぜ複数じゃないのか分かりません

中学2年生の問題で、“How many people are there in the living room? ”とあり、解答が“There are three people in the living room.”でした。この問題と解答のpeopleがなぜ複数じゃないのか分かりません。
(大阪府 ゆーさん)




英語Q&A 28
peopleに-sを付けることができるのは、「(複数の)国民、民族」を表すときです

How many people are there in the living room?(居間に何人いますか?)に対する解答として、There are three people in the living room.(居間に3人います)は正しく、このpeopleは「(複数の)人、人々」という意味です。

辞書にはpeopleの複数形としてpeoplesが載っているので、なぜHow many peoples ...やThere are three peoples ...とならないの?と疑問に思われたのだと思いますが、peopleに-sを付けることができるのは、「(複数の)国民、民族」を表すときです。例えば、「アジア民族」や「アジア諸国民」などと言うとき、the peoples of Asiaと複数形のpeoplesを用います。アジアには、日本、韓国、中国、ベトナム、タイなど、いろいろな国民や民族がいるからです。

ご質問のpeopleは「国民、民族」ではなく、「(複数の)人」という意味ですね。このような場合はtwo people(2人)、ten people(10人)のようにpeopleに-sを付けないで用います。peopleそのものが「人」を表す複数形だからです。仮に、居間に「1人」しかいない場合は、There is one person in the living room.のようにone person(1人)を使います。oneは単数形なので、one peopleとは言えません。

※personの複数形にpersonsもありますが、堅い響きのため、ニュースなどでは好まれるものの日常会話ではpeopleを用いるのが一般的です。

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Q&A 29<I'd say+動詞>は正しい使い方ですか?

あるテキストで<I'd say+動詞>で「〜するのが良いでしょう」というのを見ました。疑問に思っていろいろと調べてみたのですが、I'd sayの後は<主語+動詞>が続いている文例がほとんどで、上記のように直接、動詞が続く文を見つけられませんでした。上記の使い方は正しいのでしょうか?
(北海道 やっちんさん)




英語Q&A 29
通常は<I'd say+主語+動詞>とします

I'd say 〜.は控えめに意見を述べるときの「〜ではないかと思いますが」や「おそらく〜ではないでしょうか」といったニュアンスです。おっしゃる通り、通常は直後に<主語+動詞>を続けます。I'd say he's in his 30s.(彼は30代ではないかと思いますが)、I'd say it takes about three hours.(おそらく3時間くらいかかるのではないでしょうか)という具合です。

ある教材に、<I'd say+動詞>のパターンが載っていたそうですが、推測するに、<I'd say you should+動詞の原形>のyou shouldが、あるいは、<I'd say it'd be better to+動詞の原形>のit'd be better toが省略された形かと思います。会話でWhat should I do?(どうすればいいかしら?)やWhich would be better, to buy now or wait a few more days?(今買うのと、もう数日待つのとでは、どちらがいいかな?)などと聞かれて、I'd say (it'd be better to) buy now.(今買うのがいいんじゃないかな?)のように、it'd be better toやyou shouldを省略して答えた状況が考えられます。このように、全文できちんと表さなくても文脈から意味が明白な場合、I'd sayの直後に(一部が省略されて残った)動詞が続くパターンを見掛けることがあるかもしれません。
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(Q30)「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」はどう表現しますか?

「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」と日記に書きたいのですが、どう表現すれば良いのでしょうか。「どうしようか迷っている」と同じ意味ではあるのでしょうが、できるだけ日本語に近い表現にしたくて質問しました。
(広島県 ウルトラの母さん)




英語Q&A 30
There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that wants to stay.と表します

自分の中に存在する2人の異なる自分について、「…したいという自分と〜したいという自分がいる」と表すには、There is a part of me that wants to ... and another part of me that wants to 〜.を使うと良いでしょう。There is 〜.は「〜がいる」という意味で、このthatは「どんな私か」を表す関係代名詞です。…や〜には動詞の原形を入れましょう。「チームを辞めたいという私と続けたいという私がいる」の場合、…にleave the teamを、〜にstayを入れて、There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that wants to stay.と表します。leave(〜を退団する)の代わりにquit(〜を辞める)を用いてもOKです。また、stay(とどまる)の部分を次のような否定形にすることも可能です。There is a part of me that wants to leave the team and another part of me that doesn’t (want to leave).

なお、複数の名詞について「〜がいる・ある」と表す場合は通常、There are 〜.を用いますが、上記のように、名詞がandで結ばれた複数のとき、最初の名詞(ここではa part of me)が単数ならThere is 〜.を用いるのが一般的です。そのため、2人の異なる自分について述べたこの文も、There is 〜.となっています。
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マジに英語が話せる!(Q31)海外ドラマを使っての勉強はどのようにすればいいですか?

海外ドラマを使っての勉強法がありますが、実際の英語のせりふと字幕、吹き替えでは多少違いがありますよね? 
だいたい合っていればいいと思って進めるべきか、徹底的に調べるべきか、どちらがいいのでしょうか? 
また、洋楽の歌詞はさらに抽象的なので、日本語訳がまるで違っていて戸惑います。
(山梨県 とんとのあさん)

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見る英語英会話教材31
リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりしましょう

海外ドラマは、英語の感覚をつかむのに適した学習ツールといえます。
状況が設定されているので、はっきりと英語が理解できなくても意味が想像しやすく、状況に応じた自然な表現を身に付けることができるといったメリットがあります。
しかし、各せりふの英語と日本語を照らし合わせながらきちんと学びたい人には、言語間で生じる表現のギャップに疑問が残るかもしれません。
ドラマや映画の字幕は、せりふの長さによって翻訳の字数が決まっています。
状況、役柄、その人の口調などを考慮しながら、翻訳者は巧みな日本語さばきで字数内に収めているのです。
例えば、I can’t do that.というせりふがあるとします。これを「私にはそんなことできないわ」と直訳した場合、吹き替えだと15字、字幕だと13字になり、展開の早いシーンでは字数オーバーです。
しかし、「無理よ」と意訳すれば3字に短縮できます。男性役なら「無理だ」と訳してもいいですね。
人によっては「できないわ」や「いやよ」と訳すかもしれません。このあたりの訳し方は翻訳者のセンスによります。

このように、ドラマや映画には独特の訳し方があることを念頭に置き、声のトーン、顔の表情、ジェスチャーなど、語学書からは学びきれない点に意識を向けて、英語を感覚的に捉えるよう割り切ってはいかがでしょうか? 
余裕がある人は、和英のギャップや英文の成り立ちを調べるとより効果的ですが、そうでなければ、細かな点を気にせず、リスニングに特化したり、使ってみたい表現のみを覚えたりするだけでもいい勉強です。

また、洋楽は全体の世界観を大切にするため、英語と日本語とが全く異なる表現になっている場合が多々あります。
歌詞に込められたメッセージに目を向けて、音楽と英語を楽しむといいですね。

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マジに英語が話せる!(Q32)canとget toの違いは何でしょうか?

canとget toの違いは何でしょうか? どちらも「〜できる」の意味ですよね。
今、アメリカに住んでいるのですが、日本人だったらcanを使うところをアメリカ人はget toを使っているように思います。
(東京都 M. Davisさん)



get toは、「(そうする機会を得て)〜できる」「(そうすることが許されて)〜できる」のようなニュアンスです

canとget toはいずれも「〜できる」の意味で、後ろに動詞の原形が続く点は同じですが、ニュアンスが異なります。
canの使い方は既にご存じだと思いますので、ここでは、get toの用法を中心に回答します。

アメリカ英語で日常的に多用されるget toは、次のようなニュアンスを含んでいます。
幸運やタイミングに恵まれて、「(そうする機会を得て)〜できる」
特権や特典として、「(そうすることが許されて)〜できる」

1の例から見ていきます。例えば、ショッピングモールへ行ったときにたまたま手品のショーをしていたとしましょう。
見事な手品で、思わず友達に話したくなったあなた。そんなときに、I got to see a magic show at ABC Mall. It was great!(ABCモールで手品のショーを見ることができたんだ。素晴らしかったよ!)のように表します。タイミング良くショーをしていて「見られた」からです。

2の例は、例えば、映画館で働いている人が、「私は(映画館で働いている特権で)全ての映画をただで見られます」と言うとき、
I get to see all the movies free.
と表現できます。
仕事で全国を飛び回っている人なら、I get to go to a lot of different places and enjoy the local food.(いろいろな所に行ってその土地の郷土料理を楽しむことができます)と表現することもあるでしょう。
これも、仕事で得られる特権ですね。また、兄弟でおやつを分けるときに、弟がお兄ちゃんに、
You always get to eat more than I do. It's not fair.
(お兄ちゃんはいつだって僕より多く食べている(食べることができる)じゃないか。ずるいよ)のように使うこともできます。
これは長男の特権というところでしょうか。

get toにはこのようなニュアンスが含まれていることを意識しながら、周囲のアメリカ人が話す英語に耳を傾けてみてください。
canとの違いがより具体的に見えてくると思います。





マジに英語が話せる!(Q33)一緒に映画を見た相手に「Wasn't it the fantastic movie?」と言うときは、theを使いますか?

一緒に映画を見た相手に、「素晴らしい映画だったね!」と話し掛けるとき、お互いが知っている映画なので、「Wasn't it the fantastic movie?」のように、theを使うと思っていましたが、今勉強している本では、aを使っていました。どうしてでしょうか? 
aは、不特定で聞き手が知らない情報の前に付けて使うと思っていました。
(岩手県 あやちゃんさん)



Wasn't it a fantastic movie?とするのが正解です

「素晴らしい映画だったね」は、Wasn't it the fantastic movie?ではなく、Wasn't it a fantastic movie?とするのが正解です。
お互いが知っている映画なのでtheを使うのでは?という視点で言うと、theが付くのはfantastic movieではなく、お互いの共通認識である「(一緒に見た)その映画」の方です。
この文はthe movieをitに置き換えていますが、置き換えずに表すと、Wasn't the movie a fantastic movie?となります。
a fantastic movieにaを用いる理由は、素晴らしい映画は他にもたくさんあり、一緒に見たその映画はそのうちの1つにすぎないからです。

何日かたってその映画のタイトルを忘れてしまったとしましょう。
一緒に見た相手に、「(一緒に見た)あの素晴らしい映画のタイトルって何だっけ?」と尋ねる場合は、What was the title of the fantastic movie?とします。「(一緒に見た)あの素晴らしい映画」が共通認識なのでfantastic movieの前にtheを付けます。

titleの前がtheなのは話題に挙がっている映画のタイトルと限定されるからです。





マジに英語が話せる!(Q34)

三単現の意味が分かりません

三単現の「三は三人称」「単は単数」「現は現在」の意味が分かりません。また、「三単現について説明しなさい」と言われたら、どう説明すればいいでしょうか?
(北海道 きれいなジャイアンさん)



“三単現”とは、主語が三人称で、動詞が現在形のとき、動詞に-sや-esを付けるルールのことです

「三単現」の「三」は何かと言うと、「三人称」の頭文字です。
一人称は、自分(単数)、あるいは、自分を含む複数のことです。
つまり、Iとweですね。二人称は、話し相手一人、あるいは、話し相手複数人を指します。
つまり、youのことです。
youは「あなた(単数)」「あなたたち(複数)」のいずれの意味にもなります。
三人称は、自分や相手以外の人のことで、he(彼は)やshe(彼女は)、they(彼らは)を指します。
人だけでなく、it(それは)やthey(それらは)も三人称です。三人称は、he、she、itが単数で、theyが複数です。

次に「現在」についてです。英語では、likeやgoといった動詞の現在形を使って文を作るとき、動詞の末尾に-sや-esを付けることがあります。
例えば、「チョコレートが好きです」は、主語がI(私は)ならI like chocolate.とlikeに-sは付けませんが、主語がhe(彼は)やshe(彼女は)の場合はlikeに-sを付けて、He likes chocolate.とします。

他の例文でも見てみましょう。
「私たちは大学に通っています」はWe go to college.とgoに-esは付けませんが、「彼は<彼女は>大学に通っています」の場合は、goに-esを付けて、He goes to college.とします。
このlikesやgoesのように、動詞の現在形に-sや-esを付けた形が「三単現」と呼ばれるものです。
語尾を少し変化させてから-sや-esを付ける動詞もあります。
例えばhaveの場合、veを-sに変えてhasとし、cryはyをiに変えて-esを付けてcriesとします。

まとめると、「三単現」の「三」は「三人称」を、「単」は「単数」を、「現」は「現在」を指し、「“三単現”とは、主語がheやshe、itで、動詞が現在形のとき、動詞に-sや-esを付けるルール」のことです。






マジに英語が話せる!(Q35)

どの程度単数形と複数形の区別を厳格にしないといけませんか?

名詞の単数形、複数形の使い分けについて質問します。
名詞を使うときには辞書を調べて、CとUのマークで確認していますが、どの程度単数形と複数形の区別を厳格にしないといけませんか? 
数量に言及していない会話であれば、複数あったとしても、名称さえ知らせれば良いときは、単数にして構いませんか? 
それとも、対象が明らかに複数であると分かる場合は複数形を使わないと不自然でしょうか?
(神奈川県 chubbyさん)



ある程度は意識して使い分けた方が良いでしょう

単数・複数を誤って用いたとしても誤解なく伝わることが多いのですが、ある程度は意識して使い分けた方が良いと思います。
例えば、犬が好きかどうかを尋ねる場合、頭の中に柴犬やプードル、レトリバーなど、さまざまな種類の犬を思い浮かべますよね。
よって、Do you like dogs?と複数形にするのが適切です。一方、「犬を飼っていますか?」と尋ねる場合は、1匹の犬を想定するのが一般的なので、Do you have a dog?と単数形にします。
「(どんな犬でもいいから)何か犬を飼っていますか?」という聞き方なら、Do you have any dogs?となります。

「曜日」は、単数か、複数か、無冠詞かによって、次のように意味が変わります。on a Sundayは「ある日曜日に」、on Sundaysなら「毎週日曜日に」、on Sundayは、文脈によって「この前の日曜日に」「今度の日曜日に」「日曜日はいつも」のいずれの意味も表します。

多くの抽象名詞は、数えられる名詞、数えられない名詞のいずれも可能です。
漠然と「〜というもの」を表す場合は数えられない名詞、個々の状況や状態を指す場合は数えられる名詞として用いることが一般的です。
例えば、experience(経験)の場合、「経験は宝だ」はExperience is treasure. となりますが、「アメリカ滞在中に素晴らしい経験をたくさんした」と具体的な経験を指すなら、I had a lot of wonderful experiences during my stay in America.となります。

Patience is virtue.(忍耐は美徳だ)はどうでしょう? 
これは、「忍耐=美徳」となり、忍耐が美徳そのものであることを表します。
これを、Patience is a virtue.とすると、「忍耐は美徳の1つである」と、いろいろな美徳がある中で忍耐もその1つであることを意味します。

このように、単数・複数の使い分けは単純ではありませんが、辞書の例文を読むなどして感覚を養っていくと良いでしょう。



(マジに英語Q36)

断続的な行為の場合でも現在完了進行形を使いますか?

I've been using this dictionary since I was a freshman in high school.
(この辞書を高校1年生のときからずっと使っています)
は現在完了進行形になっています。use(使う)という行為ですが、その辞書をずっと使って(持って)いても、辞書を引くのは勉強しているときだけですよね。こういった行為が途切れる場合にも現在完了進行形を使うのでしょうか?
(愛媛県 MUさん)

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継続状態にあれば現在完了進行形を使います

現在完了進行形の文は、今この瞬間にその行為をしている、していない、いずれの場合にも使うことができます。
どちらの状況かは文脈で判断します。
例えば、I've been using this dictionary for an hour. But I still can't find the meaning of this 'have.'(1時間この辞書を使っているけれど、まだこのhaveの意味を見つけられない)のような例では、今、辞書を使っていることになります。
一方、本棚からボロボロになった辞書を取り出して、I've been using this dictionary since I was a freshman in high school. Look, it's worn out.(高校1年生のときからずっとこの辞書を使っているんだ。
見て、もうボロボロだよ)と言った場合、今この瞬間に辞書は使っていないことを表します。
後者のように、辞書を使っていない時間帯や時期があったとしても、全体的に見て継続状態にあれば現在完了進行形が使えます。
仮にこれを、I've used this dictionary for an hour.と現在完了形で表すと、「1時間使っている」という継続の他に、「1時間辞書を使った(今終えた)」という完了の意味で捉えることもでき、どちらの意味かがはっきりしない場合があります。
そのため、useのような「動作を表す動詞」を用いて「継続」の意味であることを明確にするなら、現在完了進行形の方が誤解なく伝わります。
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(マジに英語Q37)

「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」はおかしいですか?

会って間もない友達に「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」と言うとき、I'd appreciate it if you'd continue to get along with me.はおかしいですか?
(神奈川県 隆弥さん)



友達になれてうれしいという気持ちを表現しましょう

I'd appreciate it if you could continue to get along with me.は文法的に見て正しく、I'd appreciate it if you could 〜(〜していただけたらありがたく思います)は丁寧さが伝わる構文ですね。ただ、出会ったばかりの相手にこのような表現で「これからも仲良くしていただけるとありがたいです」と言うネイティブスピーカーは、そう多くいないと思われます。
それは、「これからも仲良しでいる」ことに対する感謝より、うれしいという気持ちを表現するのが英語圏では一般的だからです
(もちろん、相手との関係や立場にもよりますが……)。

このような状況では、I'd be happy if we could stay good friends.(<これからも>いいお友達でいられたらうれしいです)や、I'm very happy to have made friends with you. Let's keep in touch.(お友達になれて本当にうれしいです。
これからも連絡を取り合いましょう)のように表現することをおすすめします。

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(マジに英語Q38)

断るとき、No, thank you.は良くないですか?

断るときなどに使う言葉、No, thank you.は、初対面の人にはぶしつけな感じがします。
I'm good.やI'm OK.という言い方もアメリカではよく聞きますが、そちらの方が軟らかい表現なのでしょうか?
(東京都 sammyさん)



棒読みでサラッと言うと「いいえ、結構!」と偉そうに聞こえかねません

モノを薦められたり、申し出をされたりしたら、Yes, please.(はい、お願いします)やNo, thank you. (いいえ、結構です)で答えると習った人もいるのではないでしょうか? 
pleaseやthank youを付ければ丁寧な表現になるという知識から、No, thank you.を用いる人も多いと思います。
しかし、No, thank you.を棒読みでサラッと言うと「いいえ、結構!」と偉そうに聞こえかねません。
ぶしつけな響きを避けるには、Noを優しく、thank youに気持ちを込めて言うのがポイントですが、実はもっと有効な表現があります。
それが、Thank you, but no thank you.です。
まず、Thank you, but(ありがとう、でも)と前置きしてから、no thank youを続けることで、相手の好意に対するお礼を丁寧に表すことができます。

ネイティブがよく使うI'm good.やI'm OK.なども軟らかい表現です。
これに、thank youやthanksなどのお礼表現を付け加えると、なおいいですね。
A:Would you like more coffee?(コーヒーのお代わりはいかがですか?)
B:I'm OK, thanks.(大丈夫です、ありがとう)という具合です。

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(マジに英語Q39)

関係代名詞を省略できるときと、できないときの違いは?

関係代名詞のthatを省略できるときと、できないときの違いが分かりません。教えてください。
(大阪府 こまささん)



関係代名詞は、直後に<主語+動詞(助動詞)>が続いていれば省略できます

解説する前に、関係代名詞のthatを使った例文を見ておきましょう。
1. I want an electronic dictionary that can pronounce English
  words.
  英単語を発音してくれる電子辞書が欲しい。
2. I lost the electronic dictionary (that) I bought last month.
  先月買った電子辞書をなくしてしまった。

1、2はいずれも、関係代名詞のthat以降が「どんな電子辞書か」を説明しています。
1は「英単語を発音してくれる電子辞書」、2は「先月買った電子辞書」ですね。
関係代名詞を省略することができるのは、直後に<主語+動詞(助動詞)>が続いている場合です。
1は、thatの直後がcan(助動詞)なのでthatを省略することはできません。
2は、I bought(主語+動詞)が続いているのでthatを省略して、I lost the electronic dictionary I bought last month.とすることができます。
このような文を見聞きしたとき、the electronic dictionaryとI bought ...の間に関係代名詞が省略されていると意識することが大切です。

省略可能な関係代名詞はthatだけでなく、人について用いるwhoも同様のルールです。
3. I have a friend who lives in Egypt.
  エジプトに住んでいる友人がいます。
4. She is a friend (who) I respect.
  彼女は私が尊敬している友人です。

3のwhoは直後にlives(動詞)が続いているので省略不可、4はI respect(主語+動詞)が続いているので省略可です。
お分かりいただけましたか?

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(マジに英語Q40)

宿題のことを「分かっている」と言いたいとき、I know.は良くないですか?

英会話のレッスンで、イギリス人の先生が「来週の宿題分かってる?」と私に聞いたとき「I know.」と答えました。
そのとき先生は、違和感のある表情をした気がしたのですが、宿題のことを「分かってる」と言いたいとき、I know.は良くなかったでしょうか? I understand.やI got it.などを使うべきでしょうか? 
Sure.も使えますか? または、ただYes.と言えば良かったのでしょうか?
(埼玉県 くま子さん)



言い方によっては誤解を与えてしまう可能性があります

来週の宿題について分かっているかどうかを聞かれて、I know.と答えるのは間違いではありませんが、言い方によっては誤解を与えてしまった可能性があります。I know.はIを強く言うと「そんなこと知ってるよ」といった響きになることが多いからです。
knowを強く長めに言うと、「ほんと、そうですね」と同意や共感を表します。

Do you know 〜?と聞かれたら、Yes.またはYes, I do.と答えれば十分です。Do you know 〜?
に対してI know.、Do you have 〜?に対してI have.、Did you eat 〜?にはI ate.のように、<主語+その動詞>と答える学習者がいるようですが、同じ動詞を繰り返さず、(Yes,) I do.や(Yes,) I did.のようにdoやdidを使うといいですね。

ちなみに、I understand.はちゃんと理解できたかどうか聞かれたときの「理解できました」、I got it.は依頼されたり、念を押されたりして「分かりました」「了解」と言うときに使うので、「宿題分かってる?」の答えとしては不向きです。
Sure.はYes.の代わりとして使えます。

2022年06月15日

マジで英語お悩み解決Q41〜Q60

(Q41)

Don't keep the door open.とDon't leave the door open.の違いは?

Don’t keep the door open.とDon’t leave the door open.の違いを教えてください。
(山形県 摩周怜さん)



「ドアを(ストッパーを支うなどして)開けた状態にしておかないで」と「ドアを開けっぱなしの状態にしておかないで」の違いです

<keep A 〜>と<leave A 〜>はいずれも「Aを〜の状態にしておく」と訳すため、使い分けが難しく感じられますが、大きな違いは「なんらかの働き掛けがあるかどうか」です。
<keep A 〜>は、Aを〜の状態に維持しておくための働き掛けが必要ですが、そういった働き掛けをしないでそのままの状態にしておくのが<leave A 〜>です。
つまり、keep the door openは、ドアにストッパーを支う(かう)などの働き掛けをして開けた状態に保つことを意味しますが、leave the door openは既に開けっぱなしになっているドアをそのまま開いた状態にしておく、あるいは、入退室の際に開けたドアをわざわざ閉めず、開けっぱなしの状態にしておくといったイメージです。
仮に、一度開けるとゆっくり閉まっていくタイプのドアの場合、keep the door openにすることは可能ですが、leave the door openは状況的に不可能ですね。

では、ご質問の表現を比較してみましょう。Don't keep the door open.は、「ドアにストッパーを支うなどして開けた状態にしておかないで」→「無理にドアを開けておかないで」、Don't leave the door open.は「開けた(あるいは、開いている)ドアをそのままの状態にしておかないで」→「ちゃんとドアを閉めてね」というニュアンスです。


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(Q42)

I think that English is difficult.という文を音読するとき、thatの前と後のどちらで区切りますか?

I think that English is difficult.という文を音読するとき、次の@とAではどちらの区切り方が正しいですか?
 @ I think that (間) English is difficult. 
A I think (間) that English is difficult.
私は@のように読みますが、英語の先生は「thatは接続詞だから、thinkでいったん切れ」と言います。
でもそうすると、「私はあの英語は難しい」となってしまうように思います。
(兵庫県 78さん)



I thinkで一呼吸置いて、that English is difficult.とします

一般的な文法のルールに従って区切る場合、
A I think (間) that English is difficult.のように、I thinkで一呼吸置いて、that English is difficult.とします。
なぜなら、that English is difficult(英語は難しいということ)が意味上の一固まりだからです(このthatは「〜ということ」の意)。しかし会話には、絶対にここで区切らなければいけないというルールはありません。
例えば、I think ... と言ったものの、自分の考えをまとめきれていない場合は、I think thatまで言い、その後にuh ... (えーと)などで間をつなぐこともあります。
この場合、thatを先に言っておくことで、「これから考えを述べますよ」というメッセージになるからです。

まとめると、音読練習の際はI think (間) that 〜、会話では、話をする時点ですでに意見がまとまっていれば、I think (間) that 〜、意見がまとまっていなければ、I think that (間) 〜で一呼吸置くことがあると覚えておきましょう(もっとも、文章が短ければピリオドまで一気に言うのがベストですが)。

ちなみに、I think that English is difficult.が「あの英語は難しい」を表す場合、thatを強調気味に言います。
「〜ということ」を表すthatは弱く言い、省略されることもあります。


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(Q43)

There isとThere areの使い方について、単数名詞をいくつか列記する方法は?

There isとThere areの使い方について質問します。
There areの場合は複数名詞が続きますが、単数名詞をいくつか列記する際はどうしたらいいのでしょうか。
例えば、There is / are a tree, a road and a church in the street.の場合は、isとareのどちらを使いますか?
(岩手県 sattonさん)



単数名詞をいくつか列記する場合は、複数なのでThere areを使います

不特定のものや人について、「〜があります」「〜がいます」と言うときのThere is / There areは、続く名詞が単数なら<There is a+単数名詞.>、複数なら<There are+複数名詞.>と表します。
There is a library near my house.(うちの近くに図書館があります)、There are some cookies on the table. Help yourself.(テーブルの上にクッキーがあるから食べてね)という具合です。
このルールに従うと、a tree, a road and a churchは3つのもの、つまり複数なので、There are a tree, a road, and a church ...
とするのが文法的に正しいのですが、andで結ばれた複数の名詞は、最初の名詞が単数ならThere is、複数ならThere are にすることが会話ではよくあります。
a treeは単数なので、There is a tree, a road, and a church ... としてもOKです。
仮に、木が複数本ある場合は、There are trees, a road and a church ... となります。

ご提示の文はroadとstreetで「道」が重複しているので、There is a tree, some flower beds and a church on the road.(その通りには木が1本と花壇と教会があります)のようにするといいですね。streetは両側に建物が立ち並んだ「道」を指すことが多く、roadは建物を意識しない「道」を指します。また、in the streetはイギリス英語で、on the streetはアメリカ英語で多用されます。


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(Q44)

<get+形容詞>の使い方を教えてください

getの使い方がいまいち分かりません。
ネイティブがgetを多用しますが、例えば、I was tired.とI got tired.の違いは何ですか?
(東京都 Reinaさん)



<get+形容詞>は「〜(の状態)になる」という状態や状況の変化を表します

<be動詞+形容詞>は「〜(の状態)である」を表すのに対し、<get+形容詞>は「〜(の状態)になる」という状態や状況の変化を表します。
例えば、I'm tired. は「(今)疲れている」という現在の体の状態を表します。
I was tired. だと「(そのとき)疲れていた」という過去の体の状態を表します。
一方、I got tired. だと「疲れている状態になった」、つまり「疲れた」となります。「疲れた」と「疲れていた」の違いに注意してくださいね。

getを現在形や進行形にして、次のように表すこともできます。
I get tired easily these days.(最近、疲れやすい)、I'm getting tired. Let's take a break.(疲れつつある[→疲れてきた]。休憩を取ろうよ)

他の例でもbe動詞とgetを比較してみましょう。

・I was hungry.(おなかがすいていた)
・I got hungry.(おなかがすいた)

・It's already dark outside.(外はすでに暗い)
・It's getting dark outside.(外は暗くなりつつある[→外は暗くなってきた])

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(Q45)

「〜まで」と言うときの、until、till、inの違いを教えてください

「〜まで」と言うときに、until、till、inの使い分け方が分かりません。
後に時間が来るときはinのような気がするのですが。
(神奈川県 Fishさん)



基本的にuntilとtillに違いはありません。inには「〜まで」という意味はありません

まず、untilとtillから見ていきましょう。
これらはいずれも「〜まで」という意味で、動作や状態がそのときまで続くことを表します。
I work until eight every night.(毎晩8時まで働いている)を例にとると、「8時まで」働いている状態が続いていることを表していますね。
基本的に、untilとtillは同じように使えますが、節(主語+動詞を含む固まり)が続く場合は、untilが好んで使われます。
I stayed awake until my husband came back. (夫が帰宅するまで起きていた)という具合です。
untilに節が続くとき、未来のことでも動詞は現在時制になる点に注意してください。
I'll stay awake tonight until my husband comes back.(今夜は夫が帰宅するまで起きていよっと)

until / till と混同しやすい前置詞にbyがあります。
untilやtillは状態や動作があるとき「まで続く」こと、byは状態や動作があるとき「までに終わる」ことを表します。
byは次のように使います。I have to get back by five.(5時までに戻らないといけない)

さて、inについてですが、inには「〜まで」という意味はありません。
後ろに数字が続く場合は主に、@「(今から)〜後に」、
A「〜の所要時間で」という意味で使います。
@は、I'll call you back in ten minutes.(10分後に折り返し電話します)、Will you wake me up in an hour?(1時間後に起こしてくれる?)のように使います。
Aは、She mastered French in three years.
(彼女は3年でフランス語が自由自在に操れるようになった)、He can run 100 meters in 12 seconds.(彼は100メートルを12秒で走れる)



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(Q46)

thinkとsupposeの使い分け方を教えてください

thinkとsupposeはどのように使い分けたらいいでしょうか? 
suppose toの使い方がよく分かりません。
(北海道 normさん)



thinkは客観的判断による意見、supposeは推測的な意見を述べるときに使います

thinkとsupposeはいずれも「思う」という意味です。
thinkは自分の考えを述べるときの最も一般的な語で、よく客観的判断による意見に用います。
supposeは根拠や確信はないけれど、たぶんそうだろうと推測する場合に使います。
例えば、「彼の言っていることは正しいと思う」と言うとき、冷静な判断によるものならI think he's right.と言いますが、根拠はないけれどそうじゃないかな〜と思う、というニュアンスならI suppose he's right.とします。

また、suppose toについても触れておきますね。
supposeはbe supposed to 〜(〜は動詞の原形)の形で用いることもあります。
「〜する予定になっている」という意味で、be going toと似たニュアンスで使います。
His lecture was supposed to start at seven, but it actually started at seven twenty.(彼の講義は7時に始まる予定だったけれど、実際は7時20分スタートだった)という感じです。
Babies are supposed to cry.(赤ちゃんは本来泣くものだ)

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(Q47)

「少しだけしか〜していない」はどう言いますか?

「私はこれしか食べていない」や「少しだけしか触っていない」など、食べた事実はあるけれど、「少しだけ」のときに否定ではないのに訳すと否定の文で作られてしまいます。こういう文はどのように作ればいいのでしょうか?
(東京都 Akabaneさん)



肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります

まず、言語間のギャップを理解しましょう。
日本語では「〜しか…していない」と否定語を使って表すのに対し、英語では「〜だけ…した」と肯定的に表します。
この「〜だけ…した」は、肯定文にonlyをはめ込んで文を作ります。

例えば、「私はこれしか食べていない」は「私はこれだけ食べた」と考えて、I ate only this.と表します。
「少しだけしか触っていない」は「少しだけ触った」と置き換えて、I touched only a little.のように表現すればOKです。

onlyを置く位置にも注意しましょう。
only(〜だけ)は基本的に、それが修飾する語の直前に置きます。
例えば、I saw him.という文があるとします。
Only I saw him. だと「私だけが彼を見掛けた→私しか彼を見掛けていない(他の人は彼を見掛けなかった)」となります。
I only saw him.の場合は、「私は彼を見掛けただけだ→話し掛けたりはしていない」となります。
I saw only him.なら、「私は彼だけを見掛けた→私は彼しか見掛けていない(他の人を見掛けなかった)」となります。
onlyの使い方はお分かりいただけましたか?


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(Q48)

経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか?

現在完了形についてですが、I have eaten the cake.の場合、「私はそのケーキを食べてしまった(完了)」と「私はそのケーキを食べたことがある(経験)」の二つの意味があり混乱しています。
経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか? 
また、規則動詞の過去形と過去分詞形の見分け方も教えてください
(例:fried potato、 揚げたイモ or 揚げられたイモ?)。
(北海道 Toshiさん)



twice(2度)などの言葉を補って意味を明確にしましょう

have+過去分詞形で表す現在完了形は、「〜してしまった」という完了を表すこともあれば、「〜したことがある」という経験を指すこともあります(他に継続も表します)。
どの意味で使われているかは、文脈から判断します。
単独で用いる場合は、次のような言葉を補って意味を明確にすると良いでしょう。
I have already eaten the cake.(もうそのケーキを食べてしまった)、
I have eaten the cake twice.(そのケーキを2度食べたことがある)

fried potatoのfriedが過去形か過去分詞形かについても、前後の語句から判断します。
例えば、I fried some potatoes.のfriedはfry(〜を油で揚げる)の過去形です。
直前に主語のI、直後に目的語のsome potatoesが続いているからです。
I have fried some potatoes.のfriedはfryの過去分詞形です。
現在完了形を表す<have+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
Those potatoes were fried.(それらのジャガイモは油で揚げてあります)のfriedは過去分詞形です。
受け身を表す<be動詞+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
fried potatoesが名詞として使われている場合は「油で揚げられた」という過去分詞形です。
I like fried potatoes.(油で揚げられたジャガイモ<→フライドポテト>が好きです)という具合です。
<過去分詞形+名詞>の固まりは「〜された名詞」という意味を持ち、例えば、iced tea(冷たくされた紅茶→アイスティー)、boiled egg(ゆでられた卵→ゆで卵)など、さまざまな名詞として使われます。


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(Q49)

can't stop -ing / can't help -ingの明確な違いは何でしょうか?

can't stop -ing / can't help -ingの明確な違いは何でしょうか? 
スペースアルク内の例文に"I can't stop laughing."と"I can't help laughing."がありますが、どちらの方が「自分の意思に関係なく」やめられない、してしまう、という意味が含まれているのでしょうか? 
stopはやめたくてもやめられない動作、helpはしたくてしている動作、ということでしょうか?
(東京都 ゆひさん)



can't stop -ingは「すでに始まっている動作を止めようとしても止められない」、can't help -ingは「まだ始まっていない動作をついしてしまう」という意味です

can't stop -ing / can't help -ingは、いずれも自分ではコントロールできない動作について用いるため、使い分けが難しいですね。
辞書などに掲載されている和訳も、can't stop -ing(〜するのを止められない、〜せずにはいられない)、can't help -ing(〜せずにはいられない、つい〜してしまう)と似ているため、あまり見極めの手助けにならないかもしれません。

これらの明確な違いは、すでに始まっている動作を止めようとしても止められないのか、まだ始まっていない動作をついしてしまうのかという点です。
前者の場合はcan't stop -ingを、後者の場合はcan't help -ingを使います。laughingを例に取ると、すでに大笑いしている状況で、笑いを止めようと思っても止められない場合に、His joke was beyond funny. I couldn't stop laughing.
(彼のジョークは面白いなんてものじゃなくて、笑いがこらえきれなかったよ)などと使います。
「すでに笑っている時点」に自分がいて、こう表現しています。一方、彼の冗談を聞いた瞬間に吹き出してしまった状況なら、His joke was beyond funny. I couldn't help laughing.
(彼のジョークは面白いなんてものじゃなくて、思わず吹き出してしまったさ)などと使います。
始点は「笑う前」にあり、こう表現しています。

他の動詞についても、その動作が始まっている状況なのか、始める前に始点があるのかによって、can't stop/help -ingを使い分けてみましょう。


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(Q50)

I don't like it.に対して、Me, neither.と言えますか?

neitherとeitherの使い方がよく分かりません。
I don't like it.に対して、Me, neither.と言えますか?
(埼玉県 dorisさん)



否定文に対して同意する場合は、Me, neither.と言えます

自分も同じであることを伝えるときの「私も」を表す表現について説明しますね。
例えば、I like it.(私はそれが好きです)と言う相手に「私も(好きです)」と言う場合は、Me, too.と表現します。
これは、肯定文に対する「私も(そうです)」という意味です。
一方、I don't like it.(私はそれが好きではありません)と言う相手に「私も(好きではありません)」と言う場合は、Me, neither.と表現します。
これは、否定文に対する「私も(そうではありません)」という意味です。eitherを使って「私もそれが好きではありません」と言うなら、I don't like it, either.とします。
くだけて、I don't either.と動詞を省略することもあります。

まとめると、「私はそれが好きではない」という否定文に対して「私も(好きではない)」と言う場合、neitherを用いるならMe, neither.、eitherを用いるならI don't (like it,) either.とします。
ちなみに、neitherは[ニーザ〜]と[ナイザ〜]、eitherは[イーザ〜]と[アイザ〜]、それぞれ2通りの発音があります。
一緒に覚えておきましょう。





(Q51)would beとshould beの使い方を教えてください

Would be all right.やShould be OK.などとよく聞くのですが、使い方がよく分かりません。
would beとshould beの使い方を教えてください。
(北海道 ponさん)




would beは意見を控えめに述べるとき、should beは推測を述べるときに使います

wouldやshouldにはさまざまな用法がありますが、Would be all right.や Should be OK.などのwouldは「おそらく〜だろう」と意見を控えめに述べるときに、shouldは「たぶん〜なはずだ」と推測を述べるときに使います。
It would be all right.は「おそらく大丈夫でしょう」、It should be OK.は「たぶん大丈夫なはずです」となります。

ちなみに、could be やmust beも推測を述べるときに使います。
could beは「(間違っている可能性もあるけれど)〜ということもあり得る」、must beは「きっと〜なはずだ」という意味です。
次の例文で比較してみましょう。

That would be the shortest way.
(おそらくそれが一番近道でしょう)
That should be the shortest way.
(たぶん、それが一番近道のはずです)
That could be the shortest way.
(<間違っているかもしれませんが>それが一番近道かもしれません)
That must be the shortest way.
(きっと、それが一番近道のはずです)







(Q52)「1つはXさんに、もう1つはYさんに、残りの1つはZさんに」はどう言いますか?

例えば、目の前に2つの物(書類など)があり、「1つはXさんに、もう1つはYさんに」と言うとき、"One for X, another for Y."と言えると思いますが、3つあったらどうなるのでしょうか? 
例えば、「残りの1つはZさんに」と続ける場合です。
(兵庫県 Khabarovsk mushinaさん)




"One (is) for X, another (is) for Y, and the other (is) for Z."と言います

2つの物について、「1つはXさんに、もう1つはYさんに」と言うとき、One (is) for X, and the other (is) for Y.と表します。
3つの物について、「1つはXさんに、1つはYさんに、残りの1つはZさんに」と言う場合は、One (is) for X, another (is) for Y, and the other (is) for Z.となります。

anotherは不特定の物1つ、あるいは1人について用います。
the otherは特定の物1つ、あるいは1人について用います。
上記の例で説明すると、前者は2つのうち、1つをXさんにあげると手元には1つしか残っていません。
つまり、この1つが何を指しているか特定されるので、the otherになるわけです。
後者は、3つのうち、1つをXさんにあげると、残りは2つです。
このうち、1つをYさんにあげますが、どちらをあげるかが明確ではありません。
よって、Yさんの分は、残りのうちのどちらでもいいから1つと考えてanotherになります。
1つをXさんに、1つをYさんにあげると残りは1つです。
残りの1つはどれを指しているかが特定されるため、Zさんの分はthe otherで表します。

別の例で見てみましょう。
「姉が2人います。1人は先生、1人(=残りの1人)は看護師です」を英語にすると、
I have two sisters. One is a teacher, and the other is a nurse.となります。
「姉が3人います。1人は先生、1人は看護師、もう1人(=残りの1人)は美容師です」の場合はI have three sisters. One is a teacher, another is a nurse, and the other is a hairdresser.となります。







(Q53)英会話で、日本人の前だと何も言えなくなってしまいます

英語日記を毎日書き続けて3年目です。
まだ口からなかなか言いたいことが出てきません。
毎日数行書いています。
外国人の前だと間違いながらも何かしら言えるのですが、日本人の前だと何も言えなくなってしまいます。
何か改善策はないでしょうか?
(千葉県 田園地帯さん)





会話の際は間違えてもいいから積極的に話すようにすることが大切です

It's wonderful that you've been keeping a diary in English for three years!
普段、英語を話す機会があるようですが、英会話レッスンを受けていらっしゃるのでしょうか?

日本人の前だと何も言えなくなってしまうというお気持ちは(私自身もそうでしたらから)よく分かります。
特に、自分より英語力がある日本人の前だと劣等感から聞き役に徹してしまうこともあるでしょう。
そのように感じるのは、正確な英語で話さないといけないという気持ちの表れではないでしょうか。
あるいは、クラス全体の雰囲気が真面目過ぎるのかもしれません。
正しい英語で流ちょうに話すことを目的として努力することは大切ですが、会話の際は間違えてもいいから積極的に話すようにすることが大切です。
英語の正誤より、通じる喜びに重きを置くと、もう少し話しやすくなると思います。

緊張やちゅうちょからほとんど話せなくなってしまうのであれば、「こう言いたい」「使ってみたい」という表現をスタンバイさせておき、ここぞというタイミングで言ってみることから始めてみましょう。
英会話レッスンでは週末の出来事などを話す機会があると思います。
このときに役立つのが、日記に書いたことです。
日記に書いたことを何度も音読したり、通勤時や入浴中にセルフチェックしたりして、スラスラ言えるようにしておきましょう。
また、会話のやりとりには、I think so, too.(私もそう思います)やThat's great!(すごいね!)といった「あいづち表現」のストックを増やしておくことをお勧めします。

英会話で大切なのは積極性とその後のフォローアップです。文法の正誤より、まずは積極的に話す姿勢を持ち、あのときああ言いたかった、といった反省点を勉強でカバーしていく、この繰り返しだと思います。
地道に頑張ってくださいね。







(Q54)<make+人 〜>の表現について教えてください

「make」を使った表現ですが、make you feel angry のように、人の後は必ず動詞がくるのでしょうか? 
make you sleepy、make you happyのように、形容詞を使うこともできますか?
(東京都 パノラマさん)



<make+人 〜>の表現では、人の後に動詞だけでなく、形容詞がくることもあります。

makeには「人を〜の状態にさせる」という意味があり、<make+人 〜>で表します。
〜には、動詞だけでなく、形容詞がくることも非常に多くあります。
挙げてくださった一つ目の例のmake you feel angryは、make you angryとすることも可能で、このangryは形容詞です。
他に、名詞がくることもあります。
一つずつ見ていきましょう。

【動詞の例】
make A cry(Aを泣かせる)、make A laugh(Aを笑わせる)、make A yawn(Aにあくびをさせる→Aを退屈させる)

【形容詞の例】
make A happy(Aを喜ばせる)、make A sleepy(Aを眠くさせる)、make A nervous(Aを不安にさせる)、make A famous(Aを有名にする)

【名詞の例】
make A leader(Aをリーダーにする)、make A a star(Aをスターにする)







(Q55) getの使い方で、get homeの場合はtoがいらないのはなぜですか?

getの使い方でget homeの場合はtoがいらなくて、schoolのときはtoが必要なのはなぜですか? 
schoolもhomeも同じ場所を表す単語なのに分かりません。
教えてください。
(大阪府 のんちゃんさん)



home自体にtoの意味が含まれているからです

getには「着く、到着する」という意味があり、get to school(学校に着く)、get to the airport(空港に着く)のように使います。
ではなぜ、「家に着く=帰宅する」は、get homeとなり、toが不要なのかというと、このhomeは「(自分の)家へ、家に」という意味の副詞で、home自体にtoの意味が含まれているからです。
このhomeはgo home(家に行く=帰宅する)やcome home(家に来る=帰宅する)などのときも同様にtoが不要です。
ただし、人の家の場合は、toが必要です。
get to Non-chan's home(のんちゃんの家に着く)、go to Non-chan's home(のんちゃんの家に行く)という具合です。
この場合のhomeやhouseは「家」という意味の名詞です。

他に、there(そこへ)やhere(ここに)にも「へ」や「に」の意味が含まれているので注意しましょう。
「そこへ行った」は、I went there.と表します。
I went to there.(×)とはしません。
また、overseasやabroadは「海外へ」「海外に」の意味で、これらにも「へ」や「に」が含まれています。
よって、「海外に住みたい」は I want to live overseas.となります。
I want to live in overseas.(×)としないように注意してくださいね。





ホントに楽しく英語学習 (Q56)

日付を聞くとき、"What date is it today?"と言えますか?

曜日を聞く際は"What day is it today?"なのに、日付を聞くときは"What is the date today?"と聞くのはなぜですか? 
"What date is it today? "と言うのでは駄目なのでしょうか?
(福岡県 まるちゃん)

ga1.jpeg




「今日の日付」は今日しかないので、What's the date today?と尋ねましょう

まず、dayとdateの違いから見てみましょう。dayは「日、曜日」、dateは「日付、日にち」という意味です。
dayは単独だと漠然としているので、first day(初日)、three days(3日間)、busy day(忙しい日)のように形容詞と用いて意味を具体化します。
birthday(誕生日)のように名詞の一部として使われることもあります。
一方、dateはそれだけで「日にち」という特定した意味があるので、the dateの形で用いるのが一般的です。

曜日は、Monday, Tuesday …と週に7日あります。
dayだけでは何曜日のことか分からないので、Mon- やTues- などの語句と一緒に用いて「月曜日」「火曜日」と明確にするわけです。
「今日は何曜日?」と聞くときは、「何」を表すwhatと「曜日」を表すdayを一緒に用いて、What dayとし、is it today?を続けて、What day is it today? と表します。
what dayが「曜日」を指すことをより明確にするために、What day of the week is it today? とすることもあります。

一方、What date is it today?(×)という聞き方はしません。曜日は月曜日から日曜日までありますが、「今日の日付」は今日しかないからです。
今日の日付はthe dateを用いて、What's the date today?と尋ねましょう。



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ホントに楽しく英語学習(Q57)

ちょっと離れた所にいる人に「お電話ですよ」という言い方は?

電話を取ったら「マリアさんをお願いします」と言われ、ちょっと離れた所にいるマリアさんに「お電話ですよー!」と言いたいときはどう言えばいいでしょうか? すぐそばにいれば名前を呼んで受話器を渡せばいいかなと思うのですが。
(石川県 なおぞうえるさん)



(名前), there's a call for you. または、(名前), you have a call. のように言います

他の人にかかってきた電話を受けて、当人に「お電話ですよ」と言うときは、例えば、Maria, there's a call for you. または、Maria, you have a call. のように表します。
「通話」の意味での「電話」は (phone) callと言います(phoneは省略可)。
telephoneやphoneは「電話機」のことなので注意しましょう。

その他の電話に関する表現を見ておきましょう。
The phone is ringing.(電話が鳴ってるよ)
Can you get the phone? (電話に出てくれる?)
He / She is out now.(今、席を外しております)
He / She is on another line now.(今、別の電話に出ております)
You have the wrong number.(おかけ間違いです)
Could you tell him / her I called? (電話があったことをお伝えいただけますか)
Could you tell him / her to call me back?(お電話いただくようお伝えいただけますか)



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ホントに楽しく英語学習(Q58)

"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."の違いは?

「何もしたいことがない」という英文をネットで調べると、下記の両方の言い方があるみたいです。
"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."。どう違うのでしょうか?
(岡山県 てっちゃんさん)





I don't want to do something. は文法的に誤りです

「何もしたいことがない」を表す英文として、I don't want to do anything. はOKですが、I don't want to do something. は文法的に正しいとは言えません。
否定文ではsomethingではなくanythingを使います。
代わりに、I want to do nothing. という英文を使って違いを説明しますね。

何かが「ない」という否定文は、次のどちらかで表すことができます。
1. 否定形の動詞+anything
2. 肯定形の動詞+nothing
つまり、@のパターンで表したのがI don't want to do anything. で、
Aで表したのがI want to do nothing.です。どちらも意味は同じですが、Aの方が否定が強調されます。
anythingやnothingの代わりに、<any+名詞> や <no+名詞>で表すこともあります。
例文でも比較してみましょう。

「何も買いませんでした」
1. I didn't buy anything.
2. I bought nothing.
「質問はありません」
1. I don't have any questions.
2. I have no questions.



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ホントに楽しく英語学習(Q59)

熟語の中の代名詞の位置について教えてください

熟語の中に代名詞が入ると、その代名詞は通常は単語と単語の間に挟むものだと理解しています。
例えば、turn it off 、put it offのit のように。
しかし、代名詞でも挟むときと挟まないときがありますよね。例えば、Go over it.、He'll get over it. など。
どういうときに代名詞を挟み、どういうときに挟まないのでしょうか?
(富山県 yoyoさん)





他動詞なのか準他動詞なのかで見分けます

まず、名詞や代名詞の位置を整理しましょう。
例えば、「電気<それ>を消す」と言う場合、turn the light off(○)、turn off the light(○)、turn it off(○)、turn off it(×)のように、the light のような名詞はturn とoff の間に挟んでも、off の後に置いてもどちらでも構いませんが、itのような代名詞は、間に挟むというルールがあります。

これは、turn offという句動詞(動詞を含む固まり)が「〜を消す」という意味の他動詞の場合に当てはまります。
「〜を延期する」という意味のput offも同様です。従って、「試合<それら>を延期する」は、put the games off(○)、put off the games(○)、put them off(○)、put off them(×)となります。

しかし、同じような句動詞に見えるものでも、働きの異なるものがあります。
例えば、look like(〜に似ている)がそうです。
一見、目的語を必要とする他動詞のように見えますが、これはもともと、look(見える)という自動詞にlike(〜のように)という前置詞を続けて「〜に似ている」という意味を持たせたものであり、完全な他動詞ではありません。
あくまでも、「自動詞+前置詞」から成る固まりです。このタイプは、他動詞ではないものの、他動詞のような働きをするので、「準他動詞」と呼ばれています。
この準他動詞タイプの句動詞は、名詞、代名詞ともに必ず前置詞の後に置き、間に挟むことはできません。
look like my mother(○)、look my mother like(×)、look like her(○)、look her like(×)とします。

get overは、他動詞、準他動詞の両方の用法があります。
「(嫌なこと)を片付ける、終わらせる」という意味の場合は他動詞で、get over the presentation(○)、get the presentation over(○)、get it over(○)、get over it(×)とします。
一方、「(困難)を乗り越える」という意味の場合は準他動詞なので、get over the difficulty(○)、get the difficulty over(×)、get over it(○)、get it over(×)とします。

とはいえ、他動詞なのか準他動詞なのかを見分けるのは難しいかもしれません。その場合は、英和辞書などで確認することをお勧めします。
一部の辞書(学研の『アンカーコズミカ英和辞典』など)では代名詞を間に挟むことができるものは他動詞を表す【他】、代名詞を間に挟むことができないものは準他動詞を表す【準他】と表記されているので、これを判断基準にすると良いでしょう。
念のため、look after(〜の世話をする)、get through(〜を通り抜ける、〜を終える)、keep at(〜を根気よくやる)などを調べてみてください。
【準他】と書いてあるはずです。



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ホントに楽しく英語学習(Q60)

トイレで「入っています」は、どう言いますか?

海外で公共のトイレなどに入っている最中にドアをノックされた場合、「入っています」と答えるには、どう言えばネイティブっぽいでしょうか?
 私は混乱して「I am here」と言ってしまったことがありますが、何か違う気がしてなりません。
(海外 ごまふあざらしさん)





「入っています」は、Just a minute. やJust a moment. などと言うことが多いです

I'm here. でも通じますが、厳密に言うと、これは「私はここにいます」という意味なので、Where are you?(どこにいますか?)などと聞かれた場合の答えとしてしっくりきます。
トイレのドアをノックされたときの「入っています」は、Just a minute. やJust a moment. など「ちょっとお待ちください」と言うことが多いようです。
I'm coming out. やI'm out soon. など、「すぐに出ます」と表現してもいいですね。
映画やドラマでは、It's taken .やOccupied. で「使用中です」と返答しているシーンも見掛けます。
基本的に、使用中であることが分かればいいので、単に、Yes. と言うだけでもOKですし、何も言わずにノックし返しても良いでしょう。

ちなみに、公共のお手洗いや銀行の窓口などでは、一列に並び、空きができたら一人ずつ前に進むのが一般的です。知らないで横入りしてしまい、白い目で見られた……なんてことがないように、Are you in line?(並んでいますか?)やAre you the last person in this line?(あなたが最後尾ですか?)といった表現も覚えておくと便利ですよ。








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