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2015年10月08日

「ゴッドファーザー」感想

原題:THE GODFATHER 制作:1972年 日本公開:1972年7月15日

ファミリーには属さず、表の世界で生きようとしていたアル・パチーノ
演じるマイケル・コルレオーネの繊細で優しい表情が、父の命を守るた
めに罪を犯し、ファミリーの中枢になっていくに従い酷薄な表情を見せ
るようになっていく演技に惹きこまれました。


マーロン・ブランド演じるマイケルの父親のドン・ビトー・コルレオー
ネも、末っ子のマイケルには表の世界で実力者になって欲しかったのに
マフィアのボスの後を継がせなければならなくなったのには運命の皮肉
を感じました。


ドンが名付け親になった俳優が、ある映画で是非とも欲しい役をプロデ
ューサーに拒まれ、その報復としてプロデューサーが大切にしていた馬
の首をベッドに入れられるというシーンがありました。

このシーンを見て、ジャッキー・チェンの映画会社移籍の際も不審火が
起こったり重役の車の中に犬の頭が入れられていたと自伝に書いてあっ
たのを思い出しました。

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Akio
はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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