2015年10月05日
ジャッキー・チェン映画その6感想 ジャッキーチェンの飛龍拳 少林門
制作1975年 日本未公開
ジャッキー・チェン映画を時系列に観るその6。
清朝は武術界の制圧を目論んだ。少林寺の門弟シー・シャオフォン(ジェームス・ティエン)
)は清朝に寝返り少林寺を攻撃したため、少林寺の門弟は中国全土に逃亡した。10年後、シ
ーは8人の用心棒を育て上げ、権力を拡大していた。
少林寺の奥義を極めたユン・フェイ(タン・トゥリャン)はシーの討伐を命じられると同時
にもう一つの使命を与えられた。それは、清朝打倒を目指す革命同志が租界で会合を行い、
そこでチャン(ジョン・ウー)という男が清軍の駐屯地の地図を渡す予定である。チャンは、
シーが治める白石村を通過しなければならないためその保護をするということであった。
白石村に潜入したユン・フェイは、シーを兄の仇とつけねらう槍術使いのタン(ジャッキー・
チェン)とシーのために自分の女が死んだ剣士ランスー(ヤン・ウェイ)、そして少林寺か
ら応援に駆け付けた門弟二人と組んでチャンを逃がし、シーを倒す計画を練るのであった。
主演がテコンドー・マスターで「神の脚」といわれていたタン・トゥリャン。監督がデビュ
ー間もないころのジョン・ウーです。この初期作品から才能の片鱗を見せていて、いままで
のジャッキー映画に比べると格段に面白かったです。ジョン・ウー自身も地図の運び屋チャ
ンとして出演しています。サモハン・キンポーは武術指導も行っています。
ジャッキー・チェンは脇役ながらもシー討伐グループの主要な主役を助ける二人の一翼を担
っています。サモハンもシーの軍の隊長トウ役でなかなかいい味を出しています。ユン・ピ
ョウは、ワンシーンながらシーを暗殺するために軍に潜り込み殺されてしまう役を演じてい
ます。
今回は、ジャッキー、サモハン、ユン・ピョウ三人とも死んでしまう役でした。
日本版DVDタイトルがジャッキーチェンの飛龍拳となっていますが、ジャッキーは槍術
の使い手で拳法は使いません。今までの酔拳や蛇拳のような拳シリーズの人気にあやかっ
て勝手につけたと思われます。
この映画の唯一のコメディ部分として、回想で兄と並んで一緒にカンフーの型の修行をする
ジャッキーが、よろけて兄の蹴りを受けてしまうというシーンがありました。
この映画は、カンフー映画ブームの下火によって1975年の制作でしたが、香港公開は1976年
としばらくの間お蔵入りとなってしまいました。サモハンから仕事をもらっていたジャッキ
ーでしたが、サモハン自身が仕事を得るだけで精一杯となってしまい。失業したジャッキー
は再び両親の住むオーストラリアに戻ることになります。
自伝によると、オーストラリアの建設現場で働いているときに知り合ったジャックという男
が、中国語名でジャッキーを人に紹介すると覚えにくいだろうと自分と同じジャックと紹介
(適当すぎる!)して、二人を区別するためにリトル・ジャック→ジャッキーと名前が変遷
していったらしいです。そのジャッキーという名前と本名のチェン・コンサンという名前を
組み合わせてジャッキー・チェンと海外用の芸名が出来上がったとのことです。
そして半年後、「ドラゴン怒りの鉄拳」を監督したロー・ウエイがゴールデン・ハーベスト
社から独立してロー・ウエイプロダクションを設立しました。そこのマネージャーとなった
ウィリーという男がオーストラリアのジャッキーにスカウトの電話を掛けます。こうしてジ
ャッキーは香港に戻り、ロー・ウエイプロの専属俳優となります。
2015年12月20日追記
ディアゴスティーニ版は48巻まで発売されていて第45巻からは、ジャッキーがブレイクする
前のマイナーな映画も発売され始めました。この「少林門」も第46号として発売されています。
ジャッキー・チェン映画を時系列に観るその6。
清朝は武術界の制圧を目論んだ。少林寺の門弟シー・シャオフォン(ジェームス・ティエン)
)は清朝に寝返り少林寺を攻撃したため、少林寺の門弟は中国全土に逃亡した。10年後、シ
ーは8人の用心棒を育て上げ、権力を拡大していた。
少林寺の奥義を極めたユン・フェイ(タン・トゥリャン)はシーの討伐を命じられると同時
にもう一つの使命を与えられた。それは、清朝打倒を目指す革命同志が租界で会合を行い、
そこでチャン(ジョン・ウー)という男が清軍の駐屯地の地図を渡す予定である。チャンは、
シーが治める白石村を通過しなければならないためその保護をするということであった。
白石村に潜入したユン・フェイは、シーを兄の仇とつけねらう槍術使いのタン(ジャッキー・
チェン)とシーのために自分の女が死んだ剣士ランスー(ヤン・ウェイ)、そして少林寺か
ら応援に駆け付けた門弟二人と組んでチャンを逃がし、シーを倒す計画を練るのであった。
主演がテコンドー・マスターで「神の脚」といわれていたタン・トゥリャン。監督がデビュ
ー間もないころのジョン・ウーです。この初期作品から才能の片鱗を見せていて、いままで
のジャッキー映画に比べると格段に面白かったです。ジョン・ウー自身も地図の運び屋チャ
ンとして出演しています。サモハン・キンポーは武術指導も行っています。
ジャッキー・チェンは脇役ながらもシー討伐グループの主要な主役を助ける二人の一翼を担
っています。サモハンもシーの軍の隊長トウ役でなかなかいい味を出しています。ユン・ピ
ョウは、ワンシーンながらシーを暗殺するために軍に潜り込み殺されてしまう役を演じてい
ます。
今回は、ジャッキー、サモハン、ユン・ピョウ三人とも死んでしまう役でした。
日本版DVDタイトルがジャッキーチェンの飛龍拳となっていますが、ジャッキーは槍術
の使い手で拳法は使いません。今までの酔拳や蛇拳のような拳シリーズの人気にあやかっ
て勝手につけたと思われます。
この映画の唯一のコメディ部分として、回想で兄と並んで一緒にカンフーの型の修行をする
ジャッキーが、よろけて兄の蹴りを受けてしまうというシーンがありました。
この映画は、カンフー映画ブームの下火によって1975年の制作でしたが、香港公開は1976年
としばらくの間お蔵入りとなってしまいました。サモハンから仕事をもらっていたジャッキ
ーでしたが、サモハン自身が仕事を得るだけで精一杯となってしまい。失業したジャッキー
は再び両親の住むオーストラリアに戻ることになります。
自伝によると、オーストラリアの建設現場で働いているときに知り合ったジャックという男
が、中国語名でジャッキーを人に紹介すると覚えにくいだろうと自分と同じジャックと紹介
(適当すぎる!)して、二人を区別するためにリトル・ジャック→ジャッキーと名前が変遷
していったらしいです。そのジャッキーという名前と本名のチェン・コンサンという名前を
組み合わせてジャッキー・チェンと海外用の芸名が出来上がったとのことです。
そして半年後、「ドラゴン怒りの鉄拳」を監督したロー・ウエイがゴールデン・ハーベスト
社から独立してロー・ウエイプロダクションを設立しました。そこのマネージャーとなった
ウィリーという男がオーストラリアのジャッキーにスカウトの電話を掛けます。こうしてジ
ャッキーは香港に戻り、ロー・ウエイプロの専属俳優となります。
2015年12月20日追記
ディアゴスティーニ版は48巻まで発売されていて第45巻からは、ジャッキーがブレイクする
前のマイナーな映画も発売され始めました。この「少林門」も第46号として発売されています。
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