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2015年09月09日

ジャッキー・チェン映画その4感想 タイガー・プロジェクト〜ドラゴンへの道 序章〜

(制作1973年 日本未公開 別タイトル:燃えよ!ジャッキー拳、原題:廣東小老虎)


ジャッキー・チェン映画を時系列に観るその4。

暴力団の組織から足を洗おうと逃げ出した兄弟のうち、兄が追っ手に殺されてしまう。
弟は兄の息子のタイガー(ジャッキー・チェン)を引き取り、自分の娘と一緒に育てカ
ンフーも教えた。

十数年後、タイガーは立派に育ち食堂で働いていた。しかし、組織のチンピラが食堂で
無銭飲食したのを咎め、対立したのを機にチンピラたちと争いを繰り返すようになる。

実はチンピラのボスは、かつて弟を殺した男だった。




ジャッキー・チェンの初主演作です。自伝では、姉弟子の紹介により張り切って出演した
ものの、環境が劣悪でついには制作陣にギャラ未払いで逃げられたということでした。

映画は完成したものの、結局上映されずにお蔵入りだったという話ですが、韓国で公開さ
れたという情報もあります。

DVDを観ると、元になったフィルムの劣化が激しく、画面全体がセピアに変色していま
す。また、フィルムに中国語?と英語の字幕が焼き付けてありました。

ジャッキーは武術指導も行っています。チンピラと喧嘩ばかりしていることに怒った叔父
がタイガーに植木鉢を投げつけ、タイガーがよけて鉢が割れたことに激怒、次々と投げら
れた鉢をタイガーが受け止めるというシーンは後のジャッキー映画を彷彿とさせます。

演出または編集がうまくないのか、隣家の娘が攫われ乱暴されようとするところをタイガ
ーが助けに行くシーンなどで、主人公の行動や判断がもたついているように感じるところ
がありました。

ジャッキーの役は登場時点で既に強く、特訓や修行は朝の日課程度にしか行いません。し
かし、敵のボスとの戦いでは苦戦したため、働いている港で飼われている猿の動きを取り
入れた猿拳のような技で対抗します。

敵の攻撃で胸に爪の傷がついたり、ボスを倒した後叔父から罪は罪なので自首するように
言われるたりするところが、ブルースリー映画の影響を受けていると感じました。

チンピラの中にユン・ピョウの顔が見えます。


ジャッキー・チェンがブレイクしたあと、この映画をもとに、ジャッキー映画でおなじみ
の俳優やジャッキーのそっくりさんを使って撮ったフィルムを再編集して「ジャッキー・
チェンの必殺鉄指拳」という映画が作られて公開されました。香港映画界の商魂の逞しさ
には驚かされます。

この映画撮影と前後してブルースリーの死とそれによるカンフーブームの終了があり、仕
事が途絶えたジャッキーは一時両親の住むオーストラリアへ行くことになります。

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はじめまして。 映画が大好きで、現在も続いている午前十時の映画祭の第一回と第二回では上映作品100本全ての映画を鑑賞しました。 映画やテレビはたとえ架空設定のSFであっても、制作当時の時代を映しています。50歳を超えた今、特に邦画と日本のドラマは、過去の世相と風俗を振り返りながら観ていきたいと思っています。
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