2018年03月12日
赤ちゃんの肌荒れ!かゆみを伴う時はどうする?原因と対策をご紹介☆
子供の肌はいつでもつるつるすべすべ、というイメージがあるかもしれません。しかし実は肌荒れを起こしやすく、デリケートなんです。子供がかゆみを訴えてきたら、「どうにかしてあげたい!」と思うのが親心というもの。そこで、子供の肌荒れがひどいときに考えられる原因と対策についてご紹介します。
子供が肌荒れしやすい原因は?
子供の肌を触るたび、「こんな肌になりたい!」と思うママは多いのではないでしょうか。でも子供も大人と同様に肌荒れを起こします。
新生児の皮膚の表面積は0.25u、成人では1.6uといわれ、その差は6倍ほどあります(※1)。しかし毛穴や汗口の数は生後増えることはありません。新生児が汗をかきやすいのは、体の表面積に対して、汗腺の数が多いことが要因のひとつです。
また皮膚も大人より厚みがないため、肌のトラブルは大人よりも起こりやすいのです。湿疹や乾燥によるかゆみで肌を爪でひっかいてしまうと、さらに乾燥が進み、肌荒れしやすくなる…という悪循環に陥ります。
子供の肌荒れの症状にはどんなものがある?
子供によく見られる皮膚のかゆみを伴う症状について、いくつかご紹介します(※1)。
あせも(汗疹)
汗を出す汗腺の出口が、汗や汚れでふさがれて炎症を起こすと、赤いぶつぶつの汗疹、いわゆる「あせも」ができ、かゆくなります。大人と比べて体の小さい子供は、せまい皮膚の表面に汗腺が密集していること、新陳代謝が活発でたくさん汗をかくことから、あせもができやすい状態にあります。
とびひ(伝染性膿痂疹)
あせもや虫刺されなどをかき壊して傷ができ、そこから細菌に感染することで発症します。破れやすい水ぶくれが体中にでき、それを掻くことで「飛び火」して体の様々な部分にどんどん広がっていきます。
おむつ皮膚炎
いわゆる「おむつかぶれ」のことです。おむつの中のおしっことうんちが反応してアルカリ性になり、糞便中の酵素が活性化されることなどから炎症を起こします。お尻の痛みやかゆみで、泣いたり不機嫌になったりして、あせものような赤いぶつぶつができます。
アトピー性皮膚炎
慢性的にかゆみの強い湿疹を繰り返すアレルギーの病気で、赤ちゃんから子供に多い病気です。食物アレルゲン(特にタンパク質)や環境アレルゲン(ハウスダストやダニなど)が体内に取り込まれたときに発症します。
また汗や気温の急変、精神的ストレスなどもアトピー性皮膚炎を悪化させる要因です。
赤ちゃんの肌トラブル対策ベビーローション
子供の肌荒れの対策は?
前述したとおり、子供の皮膚は肌荒れしやすいものです。だからこそ、大人以上にしっかりとケアをして肌荒れを予防することが重要です。
スキンケアを心がける
ママの美容と同様、肌を保湿することが大切です。入浴時に、石鹸を泡立てて優しく洗う、ナイロンタオルなどで強く体をこすらないようにする、お風呂あがりにすぐローションやクリームを肌に塗るなど、できるだけ肌のうるおいを守るようにしましょう。
子供の爪を短く切る
肌がかゆいと、子供は無意識にかきむしってしまうものです。子供の爪はママやパパが定期的に短く切り、やすりをかけて角を取っておくことで、肌をできるだけ傷つけないようにしましょう。
部屋の湿度を適切に保つ
夏は冷房、冬は暖房の影響で部屋の空気が乾燥しがちです。加湿器を使用したり、濡れたタオルをかけておいたりすることで、部屋の湿度を適切に保ちましょう。風邪対策にもつながり、一石二鳥ですよ。
子供の肌荒れは病院に行くべき?
対策を試しても、なかなか子供の肌荒れが改善されない場合には、病院を受診しましょう。
明らかに皮膚の症状だけだったり、乾燥によるかき壊しなど、肌が荒れている原因がわかっている場合には皮膚科で診察を受けると良いでしょう。
皮膚の症状であれば、皮膚科ではステロイド外用薬などを処方されることもあります。「副作用が怖い」ととらえがちなステロイドですが、病院の先生の指導の下、適切に使用すればしっかりと効果が出ますよ(※1)。
また、「発熱や湿疹など、肌荒れ以外の症状も現れた」「ただの肌荒れなのか、湿疹なのか判断がつかない」といった場合は、ウイルス・細菌などに感染しているかもしれません。そのようなときは、小児科を受診しましょう。
子供の肌荒れは、普段のケアが大切!
まず「子供の肌は季節を問わず荒れやすいもの」ということを覚えておきましょう。できるだけ乾燥やかゆみを防ぐために、子供のスキンケアや室内環境に気をつけてあげたいですね。
家でできる対策をしてもなかなか肌荒れが改善されず心配なときには、皮膚科や小児科にかかるのがおすすめです。
自己判断で市販薬を塗るよりも、原因や症状に合った治療をしてもらう方が、早くきれいに肌荒れが治りますよ。
あかちゃんは寝具も清潔に☆干すよりキレイ!
※1 南山堂『開業医の外来小児科学』pp.780-801
子供が肌荒れしやすい原因は?
子供の肌を触るたび、「こんな肌になりたい!」と思うママは多いのではないでしょうか。でも子供も大人と同様に肌荒れを起こします。
新生児の皮膚の表面積は0.25u、成人では1.6uといわれ、その差は6倍ほどあります(※1)。しかし毛穴や汗口の数は生後増えることはありません。新生児が汗をかきやすいのは、体の表面積に対して、汗腺の数が多いことが要因のひとつです。
また皮膚も大人より厚みがないため、肌のトラブルは大人よりも起こりやすいのです。湿疹や乾燥によるかゆみで肌を爪でひっかいてしまうと、さらに乾燥が進み、肌荒れしやすくなる…という悪循環に陥ります。
子供の肌荒れの症状にはどんなものがある?
子供によく見られる皮膚のかゆみを伴う症状について、いくつかご紹介します(※1)。
あせも(汗疹)
汗を出す汗腺の出口が、汗や汚れでふさがれて炎症を起こすと、赤いぶつぶつの汗疹、いわゆる「あせも」ができ、かゆくなります。大人と比べて体の小さい子供は、せまい皮膚の表面に汗腺が密集していること、新陳代謝が活発でたくさん汗をかくことから、あせもができやすい状態にあります。
とびひ(伝染性膿痂疹)
あせもや虫刺されなどをかき壊して傷ができ、そこから細菌に感染することで発症します。破れやすい水ぶくれが体中にでき、それを掻くことで「飛び火」して体の様々な部分にどんどん広がっていきます。
おむつ皮膚炎
いわゆる「おむつかぶれ」のことです。おむつの中のおしっことうんちが反応してアルカリ性になり、糞便中の酵素が活性化されることなどから炎症を起こします。お尻の痛みやかゆみで、泣いたり不機嫌になったりして、あせものような赤いぶつぶつができます。
アトピー性皮膚炎
慢性的にかゆみの強い湿疹を繰り返すアレルギーの病気で、赤ちゃんから子供に多い病気です。食物アレルゲン(特にタンパク質)や環境アレルゲン(ハウスダストやダニなど)が体内に取り込まれたときに発症します。
また汗や気温の急変、精神的ストレスなどもアトピー性皮膚炎を悪化させる要因です。
赤ちゃんの肌トラブル対策ベビーローション
子供の肌荒れの対策は?
前述したとおり、子供の皮膚は肌荒れしやすいものです。だからこそ、大人以上にしっかりとケアをして肌荒れを予防することが重要です。
スキンケアを心がける
ママの美容と同様、肌を保湿することが大切です。入浴時に、石鹸を泡立てて優しく洗う、ナイロンタオルなどで強く体をこすらないようにする、お風呂あがりにすぐローションやクリームを肌に塗るなど、できるだけ肌のうるおいを守るようにしましょう。
子供の爪を短く切る
肌がかゆいと、子供は無意識にかきむしってしまうものです。子供の爪はママやパパが定期的に短く切り、やすりをかけて角を取っておくことで、肌をできるだけ傷つけないようにしましょう。
部屋の湿度を適切に保つ
夏は冷房、冬は暖房の影響で部屋の空気が乾燥しがちです。加湿器を使用したり、濡れたタオルをかけておいたりすることで、部屋の湿度を適切に保ちましょう。風邪対策にもつながり、一石二鳥ですよ。
子供の肌荒れは病院に行くべき?
対策を試しても、なかなか子供の肌荒れが改善されない場合には、病院を受診しましょう。
明らかに皮膚の症状だけだったり、乾燥によるかき壊しなど、肌が荒れている原因がわかっている場合には皮膚科で診察を受けると良いでしょう。
皮膚の症状であれば、皮膚科ではステロイド外用薬などを処方されることもあります。「副作用が怖い」ととらえがちなステロイドですが、病院の先生の指導の下、適切に使用すればしっかりと効果が出ますよ(※1)。
また、「発熱や湿疹など、肌荒れ以外の症状も現れた」「ただの肌荒れなのか、湿疹なのか判断がつかない」といった場合は、ウイルス・細菌などに感染しているかもしれません。そのようなときは、小児科を受診しましょう。
子供の肌荒れは、普段のケアが大切!
まず「子供の肌は季節を問わず荒れやすいもの」ということを覚えておきましょう。できるだけ乾燥やかゆみを防ぐために、子供のスキンケアや室内環境に気をつけてあげたいですね。
家でできる対策をしてもなかなか肌荒れが改善されず心配なときには、皮膚科や小児科にかかるのがおすすめです。
自己判断で市販薬を塗るよりも、原因や症状に合った治療をしてもらう方が、早くきれいに肌荒れが治りますよ。
あかちゃんは寝具も清潔に☆干すよりキレイ!
※1 南山堂『開業医の外来小児科学』pp.780-801
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