2018年07月22日
赤ちゃんの首に湿疹!後ろにブツブツ!原因は?治療法は?
新生児や赤ちゃんは、気づかないうちに湿疹ができていることがあります。湿疹がよく現れる箇所のひとつが、首回りです。首が赤くなり、首元や後ろにブツブツができることもあります。どうして首回りには湿疹ができやすいのでしょうか?赤ちゃんの首にできる湿疹の原因や症状、治療法、自宅ケア方法などについてご紹介します。
赤ちゃんの首にできる湿疹とは?
生まれたばかりの赤ちゃんは、肌のバリア機能が未熟なため湿疹が出やすいもの。
生後3ヶ月頃までは、胎児のときにママからもらい受けたホルモンの影響もあり、皮脂の分泌量が多く、新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹になりやすくなっています(※1)。
その期間を過ぎると、今度は皮脂の分泌量が減ってきて、乾燥性湿疹になることがあります。このように新生児期から乳児期にかけて現れる湿疹をまとめて「乳児湿疹」といいます。
乳児湿疹が首にできると、首まわりや首の後ろなどの皮膚が赤くなったり、ブツブツができたり、乾燥してカサカサしたりします。こうした湿疹は、かゆみを伴うこともあります。
赤ちゃんの首に湿疹が出やすいのはなぜ?
なぜ赤ちゃんの首は、湿疹が出やすいのでしょうか?それは、赤ちゃんの首は皮膚が重なっていて汗が溜まりやすく、蒸れたりこすれたりすることが多いからです。食べこぼしやよだれを拭き残してしまうと、首に流れて湿疹の原因になることも。
また、いつも決まった位置で縦抱きや横抱きをしていると、赤ちゃんの首が常に埋もれている状態になり、蒸れやこすれを引き起こしてしまうのです。
赤ちゃんの首の湿疹で病院に行くべき?治療法は?
赤ちゃんの首の湿疹が乳児湿疹の場合、基本的には肌を清潔にしたり、肌の乾燥を防いだりしてきちんとケアをすれば、自然と治まっていきます。
しかし、かゆみや赤みがひどいときに保湿を行っても症状がよくならない場合は、小児科もしくは皮膚科を受診しましょう。
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎を、症状だけで見分けることは医師でも難しいとされています。日本皮膚科学会は、アトピー性皮膚炎の診断基準のひとつとして「乳児期では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上湿疹が続くこと」を挙げていて、湿疹がどのくらい続いているかという情報は、診断する際の重要な判断材料です(※2)。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎と診断された場合は、ステロイド外用薬や非ステロイド外用薬、保湿剤といった塗り薬が処方されます。かゆみ止めの服用薬が処方されることもあります(※1)。
赤ちゃんの首の湿疹に対しての自宅ケア方法は?
赤ちゃんの首に対してのケア方法は、原因によって異なります。
皮脂の分泌が多いときのケア
皮脂の分泌が多くて、首に湿疹ができているときは、石鹸を使って肌を清潔に保つことが肝心です。
首には汗や汚れがたまりやすいので、清潔なガーゼでこまめに首元をぬぐってあげましょう。よだれも丁寧に拭いてあげ、できれば頻繁にスタイを取り替えてあげてください。
お風呂では赤ちゃん用の低刺激の石けんをしっかり泡立てて、優しく体を洗います。石鹸のすすぎ残しがないよう、ぬるめのシャワーでしっかりと洗い流しましょう。
肌が乾燥しているときのケア
肌の乾燥によって湿疹が現れていたら、おむつ替えや着替えのときにベビー用ローションやクリームを塗り、保湿を心がけてください。特にお風呂上りは肌が乾燥しやすいので、タオルで優しく水分を拭き取ったら、すぐにローションやクリームを塗りましょう。
また、加湿器や部屋干しで部屋の乾燥を防ぐことも、大事なお肌ケアです。
アトピー性皮膚炎に対してのケア
アトピー性皮膚炎と診断された場合、入浴時に赤ちゃん用石鹸で泡をたてて優しく洗い、シャワーで洗い流して、お風呂あがりに保湿剤を塗ります。
肌に触れる衣服や寝具は、柔らかくて刺激が少ない木綿素材のものにするのがおすすめです。毛布にはカバーをかけ、症状が重い場合は、毛布の代わりにタオルケットや綿毛布を使います(※3)。
汗をかいたときは、できるだけ速やかに着替えさせるようにしましょう。
赤ちゃんの首の湿疹対策のために肌を常に清潔に
赤ちゃんの首の湿疹は、体の変化のなかで起きることもあるので、完全に予防するのは難しいかもしれません。しかし肌を清潔に保ち保湿を心がけていれば、湿疹ができても悪化することは少なく、赤ちゃんへの負担を減らすことができます。
普段から入浴時に体をしっかり洗ったり、寝具をこまめに交換したりして、赤ちゃんの健康と笑顔を守っていきたいですね。
※1 主婦の友社 『最新 赤ちゃん・子ども病気百科―0-6才』 P.114~115
※2 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016 年版」
※3 東京都福祉保健局「アトピー性皮膚炎−解説−」
赤ちゃんの首にできる湿疹とは?
生まれたばかりの赤ちゃんは、肌のバリア機能が未熟なため湿疹が出やすいもの。
生後3ヶ月頃までは、胎児のときにママからもらい受けたホルモンの影響もあり、皮脂の分泌量が多く、新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹になりやすくなっています(※1)。
その期間を過ぎると、今度は皮脂の分泌量が減ってきて、乾燥性湿疹になることがあります。このように新生児期から乳児期にかけて現れる湿疹をまとめて「乳児湿疹」といいます。
乳児湿疹が首にできると、首まわりや首の後ろなどの皮膚が赤くなったり、ブツブツができたり、乾燥してカサカサしたりします。こうした湿疹は、かゆみを伴うこともあります。
赤ちゃんの首に湿疹が出やすいのはなぜ?
なぜ赤ちゃんの首は、湿疹が出やすいのでしょうか?それは、赤ちゃんの首は皮膚が重なっていて汗が溜まりやすく、蒸れたりこすれたりすることが多いからです。食べこぼしやよだれを拭き残してしまうと、首に流れて湿疹の原因になることも。
また、いつも決まった位置で縦抱きや横抱きをしていると、赤ちゃんの首が常に埋もれている状態になり、蒸れやこすれを引き起こしてしまうのです。
赤ちゃんの首の湿疹で病院に行くべき?治療法は?
赤ちゃんの首の湿疹が乳児湿疹の場合、基本的には肌を清潔にしたり、肌の乾燥を防いだりしてきちんとケアをすれば、自然と治まっていきます。
しかし、かゆみや赤みがひどいときに保湿を行っても症状がよくならない場合は、小児科もしくは皮膚科を受診しましょう。
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎を、症状だけで見分けることは医師でも難しいとされています。日本皮膚科学会は、アトピー性皮膚炎の診断基準のひとつとして「乳児期では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上湿疹が続くこと」を挙げていて、湿疹がどのくらい続いているかという情報は、診断する際の重要な判断材料です(※2)。
乳児湿疹やアトピー性皮膚炎と診断された場合は、ステロイド外用薬や非ステロイド外用薬、保湿剤といった塗り薬が処方されます。かゆみ止めの服用薬が処方されることもあります(※1)。
赤ちゃんの首の湿疹に対しての自宅ケア方法は?
赤ちゃんの首に対してのケア方法は、原因によって異なります。
皮脂の分泌が多いときのケア
皮脂の分泌が多くて、首に湿疹ができているときは、石鹸を使って肌を清潔に保つことが肝心です。
首には汗や汚れがたまりやすいので、清潔なガーゼでこまめに首元をぬぐってあげましょう。よだれも丁寧に拭いてあげ、できれば頻繁にスタイを取り替えてあげてください。
お風呂では赤ちゃん用の低刺激の石けんをしっかり泡立てて、優しく体を洗います。石鹸のすすぎ残しがないよう、ぬるめのシャワーでしっかりと洗い流しましょう。
肌が乾燥しているときのケア
肌の乾燥によって湿疹が現れていたら、おむつ替えや着替えのときにベビー用ローションやクリームを塗り、保湿を心がけてください。特にお風呂上りは肌が乾燥しやすいので、タオルで優しく水分を拭き取ったら、すぐにローションやクリームを塗りましょう。
また、加湿器や部屋干しで部屋の乾燥を防ぐことも、大事なお肌ケアです。
アトピー性皮膚炎に対してのケア
アトピー性皮膚炎と診断された場合、入浴時に赤ちゃん用石鹸で泡をたてて優しく洗い、シャワーで洗い流して、お風呂あがりに保湿剤を塗ります。
肌に触れる衣服や寝具は、柔らかくて刺激が少ない木綿素材のものにするのがおすすめです。毛布にはカバーをかけ、症状が重い場合は、毛布の代わりにタオルケットや綿毛布を使います(※3)。
汗をかいたときは、できるだけ速やかに着替えさせるようにしましょう。
赤ちゃんの首の湿疹対策のために肌を常に清潔に
赤ちゃんの首の湿疹は、体の変化のなかで起きることもあるので、完全に予防するのは難しいかもしれません。しかし肌を清潔に保ち保湿を心がけていれば、湿疹ができても悪化することは少なく、赤ちゃんへの負担を減らすことができます。
普段から入浴時に体をしっかり洗ったり、寝具をこまめに交換したりして、赤ちゃんの健康と笑顔を守っていきたいですね。
※1 主婦の友社 『最新 赤ちゃん・子ども病気百科―0-6才』 P.114~115
※2 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016 年版」
※3 東京都福祉保健局「アトピー性皮膚炎−解説−」
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