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2018年12月03日

嘔吐下痢症に感染したら!観戦期間は?感染力は?

その名のとおり、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす「嘔吐下痢症」。実は子供がとても感染しやすい病気でもあります。そこで、嘔吐下痢症はうつるのかどうかや、感染経路、感染力や感染期間などについてご紹介します。



嘔吐下痢症とは?
嘔吐下痢症とは、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす感染症の総称で、感染性胃腸炎とも呼ばれています。嘔吐や下痢に加え、発熱や吐き気、腹痛などの症状も現れることがあります。

嘔吐下痢症は、細菌やウイルス、寄生虫など、さまざまな原因によって起こります。原因として多く報告されているのはウイルスによるものが多く、感染者の年齢層は幼児〜小学生が多いと考えられています(※1)。

原因となるウイルスには次のようなものがあります。



ロタウイルス
ロタウイルスとは、3〜4月に流行のピークを迎えるウイルスで、感染すると、嘔吐と水っぽい下痢に加え、発熱や、乳児の場合は痙攣の症状も現れます。症状が続くと、脱水症状などを起こすこともあります。

感染者は生後6ヶ月から2歳までの子供が多く、5歳までにほとんどの子供が一度は感染すると言われています(※2)。

便の色に特徴があり、患者の約半数に白色から黄色がかった白色の便が出たというデータもあります(※3)。

ノロウイルス
ノロウイルスは、11〜12月に流行のピークを迎えるウイルスで、感染すると、嘔吐、下痢に加え、頻度は低いものの、発熱や痙攣の症状などが現れることがあります。

年齢に関係なく、乳幼児からお年寄りまで感染する可能性があります。

アデノウイルス
アデノウイルスは、季節に関係なく一年中感染者が見られるウイルスで、特に夏は感染者が多い傾向があります。型が50種類以上あり、その中で31型、40型、41型に感染すると、嘔吐、下痢のほかに、腹痛や発熱などの症状が現れます(※4)。

アデノウイルス感染による胃腸炎は、乳幼児が多く発症します。



嘔吐下痢症はうつる?感染経路は?
嘔吐下痢症は感染症のため、原因となる細菌やウイルス、寄生虫によっては、人から人にうつることがあります。

人から人にうつる場合の感染経路は、感染者の嘔吐物や便に含まれるウイルスが手やものを介して口に入る経口感染や、便が乾燥することで空中にウイルスが放出されて、それを吸い込むことで感染する空気感染があります。

また、細菌やウイルス、寄生虫に汚染された水や食品を口にすることでも、感染することがあります。

嘔吐下痢症の感染力は?
嘔吐下痢症の感染力は、原因になっているウイルスによって異なります。特に感染力が強いのは、ロタウイルスです。

ロタウイルスの感染者の便には、1gあたり1000億から1兆個ものロタウイルスが含まれていますが、そのうち10〜100個のウイルスが体内に入っただけでも感染し、嘔吐下痢症にかかる可能性があります(※5)。

そのため、おもちゃやタオルなど、共有物の多い保育園や学校などでは、特に感染が広がりやすい傾向があります。

嘔吐下痢症に感染する期間は?
嘔吐下痢症は、一年を通して感染する可能性があります。冬〜春はノロウイルスやロタウイルス、夏はカンピロバクターやサルモネラ、腸炎ビブリオなどの細菌や食中毒などが原因で、感染者が増える傾向があります。

また、嘔吐下痢症が人から人へと感染する場合、ウイルスに起因するものであれば、発症から最低1週間は便にウイルスが排出されるため、感染源になります(※6)。その期間中は、感染者への接触は特に注意しましょう。



嘔吐下痢症に感染したときの治療方法は?
嘔吐下痢症に感染したときの治療は、原因によって方法が異なります。ウイルス性のものでは症状を和らげるための治療が中心になる一方、細菌や寄生虫が原因の場合は、それぞれの細菌に効く抗菌薬の服用や、寄生虫の摘出などの治療を行います。

嘔吐下痢症になった子供を看病していると、市販の下痢止めを与えたくなるかもしれませんが、おすすめできません。特に細菌が原因の場合は、毒素が便と一緒に排出されるのを下痢止めが妨げ、逆効果になってしまう可能性もあります。

嘔吐下痢症のときに市販の下痢止めを与えるのは避けたほうがいいでしょう。

嘔吐下痢症の感染は予防できる?
これまでご紹介してきたとおり、嘔吐下痢症の原因にはさまざまな病原体があります。そのため、全ての原因からの感染を完璧に防ぐような予防方法はありません。

しかし、食品を中心部まで十分に加熱するなど、食中毒の一般的な予防方法や、手洗いの徹底、患者との接触をできるだけ避けるなどの感染症予防を行うことは、一定の効果があるとされています(※1)。

また、ロタウイルスに関しては生後6週間から接種できるワクチンがあるので、早期の接種をおすすめします。

自宅でも、できる範囲で予防を行ってみましょう。



嘔吐下痢症は感染力が強い、うつる病気です
嘔吐下痢症は原因となる病原体が多く、種類によっては感染力が非常に強いものもあります。しかし、感染経路や感染期間などを知ることで、兄弟姉妹やママ・パパにうつる可能性をある程度減らすことはできます。

また、もし子供が感染したとしても、ママ・パパが焦ってしまっては元も子もありません。嘔吐の症状が治まったら、脱水症状を防ぐために塩分と水分が同時に摂れるOS-1などの経口補水液などを、スプーン1杯程度から少量ずつこまめに与えます。

食欲が戻ってきたら、子供が食べやすいように柔らかく煮たうどんやおかゆ、味噌汁など、でんぷん質が多く含まれるものを水分と同様に回数を分けて少しずつ与えましょう(※6)。

子供が苦しんでいるときこそ、ママ・パパの支えが必要です。落ち着いて子供のケアをしてあげてくださいね。

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2018年12月02日

妊娠初期の流産!確率は?可能性は下げられる?

妊娠初期の妊婦さんにとって一番怖くて心配なのは、「流産」ですよね。流産は、その多くが妊娠4ヶ月(妊娠15週)までに起こるといわれています。実際には、流産は妊娠全体の約15%の確率で起こり、このうち、妊娠12週までの流産は、流産全体の8割以上にのぼります(※1)。妊娠初期の流産の確率や予防法など、注意したいことをご紹介します。



妊娠初期の流産とは?
流産とは、妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまうことを指し、妊娠22週より前に妊娠が終わることをすべて「流産」と指します。また、妊娠12週までの流産を「初期流産」または「早期流産」と呼びます。

妊娠初期の流産、可能性はどれくらい?
妊娠初期の流産は、可能性としては全妊娠の8〜15%で生じるといわれています。また、妊娠週数別では流産全体のうち妊娠5〜7週では22〜44%、8〜12週で34〜48%、13〜16週では6〜9%とされています(※2)。

妊娠初期の流産のなかには、胎児がとても小さいため、妊娠したことに気づかないまま出血とともに流産し、ちょっとした生理の遅れと認識されるケースもあるようです。



妊娠初期の流産、起こりやすい年齢はある?
妊娠初期の流産確率は、年齢によっても異なります。一般的に全妊娠の約15%の確率で流産が起きますが、妊婦さんの年齢別にみると、35歳以上になるとその確率が上がります。

具体的には、35〜39歳では20%、40歳以上では40%以上と、同じ妊娠初期でも年齢が進むにつれて、流産の可能性が高くなります(※3)。

加齢とともに流産の確率が高まる理由としては、流産の原因の約60%を占める「胎児の染色体異常」の可能性が加齢とともに高まるからです。35歳以上での妊娠では、産婦人科医との連携も含めて慎重に経過を見ていく必要があります。



妊娠初期の流産はなぜ起きる?
流産の原因は様々で、妊娠の時期によっても異なります。

妊娠初期の流産の原因
妊娠初期の場合、胎児の染色体異常や、臓器が育つことができなかったなど、胎児側の何らかの異常がほとんどの原因です(※4)。例えば次のような原因が考えられます。

● 胎児側の異常:染色体異常・遺伝子病など
● 母体側の異常:子宮の異常、黄体機能不全、感染症、内分泌疾患、母児間免疫異常など

後期流産の原因
妊娠12〜21週に起こる「後期流産」は、子宮奇形や子宮頸管無力症など母体側の要因によって起こります。

流産を経験すると、自分のせいだと落ち込んでしまったり、もう妊娠できないのではないかと不安になったりする女性も多いもの。ただ、妊娠初期の流産は特に、胎児側の原因が大きいとされているので、あまり自分を責めすぎないようにしてください。



妊娠初期の流産の症状は?出血はあるの?
妊娠初期の流産の多くは、少量の不正出血やお腹の張り、腹痛などの症状が出て、病院を受診してみたら胎児の心拍が確認できなかったというケースです。妊娠初期の胎児は非常に小さいため、出血があったとしても流産だと気づかないこともあります。

特に妊娠1ヶ月は、妊娠の自覚もほとんどない時期で、基礎体温をつけていなければ、妊娠に気づかない女性もいます。この時点で、特に痛みもなく流産してしまうと、いつの間にか流産していたということも。

流産の症状には個人差がありますが、不正出血、腹痛やおなかの張りなどが続くようなら、早めの産婦人科受診を心がけてください。

妊娠初期の流産に種類はある?手術や治療法は?
妊娠初期に関わらず、流産は次のような種類に分けられ、それぞれの手術や治療法があります(※1,4)。

切迫流産
切迫流産とは、流産の可能性が高まっている状態のことで、まだ流産が起きているわけではありません。妊娠16週以降は子宮収縮抑制薬が治療に使われることがありますが、妊娠初期の対処法としては安静にして経過を観察することが多くなります。

稽留流産
受精卵や胎児がすでに死亡しているにも関わらず、子宮内に留まっている状態をいいます。感染症を起こさないよう、入院して子宮内除去手術を受けるか、経過を見ながら自然に排出されるのを待ちます。

不全流産
不全流産とは、流産が進んで子宮内のものが体外に排出されたとき、その一部が残ってしまうことをいいます。子宮内除去手術で残ったものを取り除きます。

完全流産
完全流産とは、子宮内のものがすべて流れ出てしまうことをいいます。陣痛のような下腹部痛があります。

進行流産
子宮口が開き、流産が始まってしまうことをいいます。最終的には不全流産か完全流産のどちらかになり、治療法としては子宮内除去手術か経過観察のどちらかになります。

化学流産
化学流産とは受精はして妊娠検査薬で陽性が出たものの、着床が長く続かなかった状態をいいます。女性が気づかないうちに流産していることも多く、治療等は不要になります。



妊娠初期の流産を予防するには?
残念ながら、妊娠初期に絶対に流産を予防できるという方法はありません。それは、妊娠初期の流産の原因の多くが、胎児側の成長異常にあるためです。ただ、流産のリスクを減らすために妊婦さんにもできることはあるので、以下のようなことに妊娠初期から気をつけておきましょう。

● 飲酒やたばこを控える
● 体を冷やさない
● 葉酸を妊娠初期(できれば妊娠前)から積極的に摂取する
● 薬を使用する前に、必ず医師に相談する
● ストレスを溜め込まず、不調があればすぐに病院に向かう



妊娠初期は流産の可能性を心配しすぎないで
妊娠初期の流産は、確率的に10〜15%と高い数字が出ており、珍しいものではありません。流産すると、悲しい気持ちになり、落ち込んだりするのは当たり前ですが、決して自分を責め過ぎないというのも大切なことです。

流産を経験しても、その後赤ちゃんを授かる女性はたくさんいます。また、妊娠中に流産を気にしすぎるのもストレスが溜まってしまうので、できるだけ心穏やかな日々を過ごせるといいですね。

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posted by 新山 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 妊活・妊娠

2018年11月30日

妊娠中旅行はOK?安定期のみ?注意点は?

「赤ちゃんが生まれるとゆっくり旅行に行けなくなるので、妊娠中に行っておきたい!でも、お腹の赤ちゃんに何かあったら、どうしよう」と、お悩みの妊婦さんも多いはず。安定期に国内旅行くくらいなら、妊婦さんでも大丈夫という話も聞いたことがあるかもしれません。そこで、妊婦さんが旅行していいのはいつからいつまでなのか、妊婦さんが旅行をするときに気をつけたいポイントなどについてご紹介します。



妊娠中に旅行してはいけないの?
妊娠中に旅行をしてはいけない、ということはありません。無理のない計画をしっかりと立てたうえでの旅行なら、妊婦さんにとってもいい気分転換になり、ストレス解消にもつながります。

しかし、旅行によって環境が変わると、心身ともに疲れてしまうことも。ましてやホルモンバランスが変化して、体調が傾きやすい状態の妊婦さんならなおさらです。

妊娠中は体調が崩れやすく、を自覚しながら、旅行場所や宿泊施設、プランを選ぶようにしましょう。



妊婦の旅行はいつからいつまで?安定期ならOK?
妊婦さんが旅行に行く場合、出血やお腹の張り、下腹部痛などのトラブルがなく、かかりつけのお医者さんから自宅安静を言われていなければ、問題になることは少ないです。しかし、妊娠初期はまだ胎盤が安定していない時期(※1)なので、妊娠中の旅行は、胎盤も完成する安定期(妊娠中期/16週〜)に入ってからがおすすめです。

妊娠後期になると、お腹が大きくなっていて動きにくいうえに、無理をするとお腹が張りやすくなり、貧血などのマイナートラブルも増えてきます。そのため妊婦さんが旅行にいくので、あれば妊娠5〜7ヶ月の、妊娠中期の間にしておいたほうが良いでしょう。

しかし、妊娠中は何が起こるかわからないものです。安定期であっても、旅先で体調が急変したり、破水したりといったリスクがあるということは覚えておきましょう。

妊娠中に温泉旅行にいっても大丈夫?
妊娠中に起こりやすい肩こりや腰痛がひどいと、温泉に行ってほぐしたくなりますよね。1982年に当時の環境庁が定めた「温泉施設に関する注意書きと効能」に、「妊娠中の温泉への入浴を避けるべき」と記載されていたため、長い間「妊婦さんにとって温泉は禁忌」と考えられてきました(※2)。

しかし、その見解には医学的根拠はなく、環境省は2014年に見直しの方針を発表しています。つまり、妊婦さんが温泉に入っても、特に問題はありません。ただし、妊娠中はのぼせやすく、お腹が大きくなっている妊婦さんは足元が不安定になることもあるため、注意は必要です。

また、「妊娠中は入らないでください」と注意書きをしている温泉もあるので、妊婦さんが浸かってもいい温泉かどうか、事前に宿泊先に確認しておきましょう。



妊婦は飛行機に乗って旅行してもいい?安定期なら大丈夫?
ちょっと遠出をして飛行機に乗って出かけたい場合はどうでしょうか。飛行機搭乗中は、気圧の変化や酸素濃度、湿度の低下、揺れなど、通常とは異なる環境におかれます。長時間同じ姿勢でいなければいけないことも、妊婦さんにとっては、辛いものとなるかもしれません。

妊娠中に飛行機に乗ってはいけないということはありませんが、できるだけ妊娠中期の安定しているときが良いでしょう。また、事前にかかりつけのお医者さんに許可を得てから利用するようにしましょう。

航空会社によっては、出産間際の搭乗には「医師の診断書を提出や医師同伴の必要」としているところもあります。事前に航空会社に問い合わせをしておくと安心ですね。

妊娠中の旅行では、どんなことに注意すればいい?
さまざまな条件が整い、妊娠中に旅行に行けることになっても、油断は禁物です。以下の項目に気をつけてゆったり過ごすようにしましょう。

無理をしない
疲れや体調の異変を感じたらすぐに休むようにしましょう。万が一のことを考えて、道中の病院を下調べしておくことも大切です。

安定期でも無理に動くと赤ちゃんに危険が及ぶ可能性もあります。妊娠していないときと同じように行動することは控えましょう。



体を冷やさない
体が冷えると、妊婦さんはお腹が張りやすくなり、体調が崩れることも。寒い場所に行くときはもちろん、暑い地域でも室内の冷房に気をつけましょう。旅先で海水浴やプール遊びをするときも注意してくださいね。

重たい荷物を持たない
旅行ではつい荷物が多くなりがちですが、妊婦さんが重い荷物を持つと疲れの原因になります。同伴者に持ってもらうか、キャリーバッグ、宅配便などを利用しましょう。

移動は安全な手段で
妊婦さんの旅先での移動は、できるだけ車やレンタカーにして同伴者に運転してもらうといいでしょう。公共交通機関を利用する場合は、いざというときに対応しやすい電車がおすすめです。

飛行機に乗る場合は、トイレに行きやすい通路側の席を選びましょう。また、エコノミークラス症候群のリスクを考慮し、水分を多めに取るほか、同じ体勢を避け、足首を回したり、ふくらはぎのマッサージをしたりして、体をいたわってあげてくださいね。

これは電車や車の場合でも注意しておきたいポイントです。

母子手帳・健康保険証を携帯
妊婦さんの旅行では、旅先や道中で何かあったときのために、母子手帳や健康保険証を持っていっておきましょう。現地の病院にかかるようなことになった場合、診察がスムーズに進みます。

また、バッグにマタニティマークをつけておくとさらに安心です。



妊婦は安定期にゆっくり旅行を楽しもう
妊娠中の生活には、色々な制約がかかります。でも、出産前に素敵な思い出を作っておきたいという妊婦さんもいるでしょう。お腹の赤ちゃんの状態がよく、かかりつけのお医者さんの許可がおりているのであれば、マタニティ旅行の計画を立ててみるのもいいですね。

最近ではマタニティプランのある宿泊施設なども増えてきました。この時期にしかできない旅行をするのも一つの手ですね。くれぐれも体の状態に注意しながら、お腹の赤ちゃんとの旅行を楽しんでください。

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2018年11月29日

逆子の胎動は?痛みは?場所は?位置は?

妊娠20週を過ぎると、早い人では胎動を感じられるようになります。お腹の赤ちゃんが元気に過ごしているのがわかって、うれしい気持ちになりますよね。しかし、胎動を感じる位置が変わると、「あれ、もしかして逆子になってる?」と不安になるかもしれません。そこで、逆子の胎動は普通の胎動と違うのか、逆子の胎動の位置・場所はどのあたりになるのかなどをご説明します。



そもそも逆子とは?
逆子とは、子宮内で赤ちゃんの頭が下を向かず、頭を上にして足やお尻が下向きになっている状態をいいます。胎位異常の一種で、正式には「骨盤位」と呼ばれます。

逆子の状態には大きく4種類あります。

● 単殿位(たんでんい):両足を頭の方へ上げ、体がV字になっている状態
● 複殿位(ふくでんい):膝を曲げて、体操座りをしている状態
● 膝位(しつい):膝立ちして、膝を子宮口に向けている状態
● 足位(そくい):膝を伸ばし、足先が子宮口を向いている状態



逆子は胎動の位置・場所が普通とは違う?
個人差はありますが、胎動は18〜22週頃から感じられるようになります(※1)。へその少し上あたりで胎動を感じることが多いとされますが、逆子の場合には胎動を感じる位置が通常とは少し違うこともあります。

胎動は赤ちゃんの手や足が子宮の壁にぶつかって感じるものですが、頭の位置が上下逆になる逆子では、手足がぶつかる位置も通常より下側になりやすいためです。

以下は、逆子の胎動の位置の一例です。

● 胃のすぐ下あたり
● 肛門や膀胱のあたり
● 太ももの付け根の近く

これら以外にも、逆子の体勢によって胎動を感じる位置・場所は変わります。たとえば、足を高く上げた単殿位ではわき腹の上の方、複殿位では骨盤近く、足位の場合は膀胱近くで胎動を感じた、というママもいます。

ただし、逆子の胎動の位置には個人差があるため、必ずしもこの通りではありませんよ。



逆子の胎動の感じ方は?
逆子の胎動の位置・場所に違いが出るなら、感じ方や痛みには違いがあるのでしょうか?

結論から言うと、胎動の感じ方には個人差があるため、逆子だからといって特徴的な胎動を感じるわけではありません。通常の胎動と同じように、ごにょごにょ動くのを感じたり、蹴られたような鈍い痛みを感じたり、ゴロゴロ転がるような感じがしたりします。

逆子は胎位が少し違うだけで、それ以外は正常な状態と違いがないため、逆子だと胎動が強くなりやすい、あるいは痛みが弱くなるといったことはないといわれています。

逆子の胎動を感じたら?
逆子の状態が続いていると、出産までに元通りになってくれるのかと心配ですよね。

妊娠週数が早い時期は、子宮の中のスペースにゆとりがあるので、赤ちゃんは子宮内を活発に動き、体勢も日々変化します。通常、妊娠7ヶ月(24〜27週)くらいまでは逆子でもまだ正常に戻ることが多いため、特に問題はありません。

妊娠8ヶ月(特に30週以降)に入っても逆子の状態が続く場合、医師から逆子体操などを勧められることもあります(※1)。

逆子体操には、主に次の2つがあるので、医師の指示に従って取り組んでみてくださいね。

胸膝位から側臥位になる
まず、「胸膝位(きょうしつい)」と呼ばれる、胸と両膝を床につき、おしりを高くあげる姿勢をとります。この姿勢を15分程度キープした後、お腹の赤ちゃんの背中がある側を上にして横向きに寝ます。この姿勢を「側臥位(そくがい)」といいます。

なお、お腹の赤ちゃんが背中をどちら側に向けているのか、左右のどちらを下にして横向きになるべきかは、医師に確認して指示を受けてくださいね。

骨盤高位から側臥位になる
仰向けになっておしりの下にクッションを置き、骨盤が高くなるようにします。この姿勢を「骨盤高位」といいます。骨盤高位を15分程度キープしたら、次に側臥位で休みます。

また、逆子を改善するのに効果があるとされるツボ押しやお灸を試す妊婦さんもいますよ。

ただし、切迫早産の兆候やお腹の張りがある場合は、逆子体操などの対処法は基本的におすすめできません。実施するときの注意点も含め、必ずかかりつけの産婦人科医の指導・アドバイスをもらってから行ってくださいね。



逆子体操でも元に戻らないときは?
逆子体操によって赤ちゃんが自然に回転し、逆子の状態が治ることもありますが、治らない場合もあります。妊娠35週を過ぎても逆子が元通りにならない場合には「外回転術」が行われることがあります。

外回転術とは、医師がママのお腹に両手を当て、お腹の上から赤ちゃんのおしりを持ち上げたあと、頭とおしりを支えた状態で赤ちゃんの向きをくるくると回転させる方法です。

外回転術には常位胎盤早期剥離などのリスクが伴うため、しっかりとした管理体制のもと、熟練した技術を持った産婦人科医が実施することが必要です(※1)。病院によっては外回転術を行っていないところもあるので、事前に確認してみてください。

なお、外回転術を行う前に、子宮収縮抑制剤を点滴で投与することが一般的ですが、もし医師が処置しているときにお腹の張りや痛みを感じたときは、すぐに医師に伝えましょう。

外回転術を行っても最終的に約5%の妊婦さんは逆子のまま分娩のときを迎え、帝王切開になることがあります。



逆子に限らず胎動を意識して過ごそう

妊婦健診のときに医師から逆子だと診断されたり、胎動をいつもよりも下の方に感じると、不安になるママもいるかもしれません。

しかし、妊娠30〜35週までは自然に治るケースもあるので、あまり心配しすぎないでくださいね。逆子体操などを試しながら、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

逆子かどうかに関係なく、胎動が急に感じられなくなったり明らかに弱まったりしたら、念のため産婦人科を受診しましょう。赤ちゃんの動きをじかに感じられるのはママだけです。

ちょっとした違和感があったら、それは赤ちゃんからのサインかもしれないので、かかりつけの医師に相談してみてくださいね。

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posted by 新山 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 妊活・妊娠

2018年11月28日

胎動はいつからどう感じる?動きは?

お腹の中の赤ちゃんからのメッセージである「胎動」を初めて感じたときに、喜びと感動で涙が溢れる妊婦さんもいるようです。胎動は、妊娠中にしか感じることができない神秘的な体験。胎動について、いつから感じるのか、胎動を感じる位置、妊娠時期別の胎動の感じ方、初産と経産婦で違いはあるのかをご紹介します。



胎動とは?いつから感じるの?
胎動とは、子宮内で胎児が動くことをいいます。胎動を初めて感じる時期には個人差がありますが、一般的に妊娠18〜20週頃です。早い人だと妊娠16週頃、遅い人だと妊娠22週頃に胎動を感じることもあります。

胎動を感じる時期が早い・遅いで、胎児の成長や出産に影響が出ることはなく、小さな動きをママが察知できるかどうかは、妊娠経験や体型が関係しているといわれています。

実はママが胎動を認識する何週間も前から、お腹の中の赤ちゃんは動き始めています。妊娠8週頃から胎児の脳や筋肉、神経系統が発達し、体や手足が自発的に動くようになります。ただ、この時期の胎児の手足はとても小さくて、子宮壁に当たることはないため、胎動を感じることはありません。

感じ方や感じ始める時期に違いはありますが、遅くとも妊娠24週頃には、胎動をはっきりと感じられるようになります。

妊娠24週頃を過ぎても胎動を全く感じない場合は、妊婦健診時に医師に相談してみましょう。



胎動を感じる時期は初産婦だと遅い?
「初産だと胎動を感じる時期が遅い」という話を聞いたことがあるかもしれません。

これは初産の場合は胎動の経験がないので、実際に胎児が動いていても、それを胎動だと分からないケースが多いためです。「食後だから消化してるのかな」とか「腸のあたりが動いていて体調が悪いな」と勘違いして、胎動だと気づいていないということです。

また、胎動はゆっくり座ったり横になっているときは感じやすいため、家事や仕事などで動いている時間が多い妊婦さんは、胎動を感じにくいこともあります。



胎動を感じる位置は?

胎動を感じる位置は、赤ちゃんが正常な胎位であれば、へその少し上あたりやその周辺で感じるのが一般的です。ただし、赤ちゃんはお腹の中でぐるぐる回っているので、子宮の中の赤ちゃんの姿勢によって胎動を感じる位置は変わってきます。

赤ちゃんが同じ姿勢ばかりとっていると、同じ場所で胎動が感じることが多くなることもあります。また、以前は逆子だったのが治った場合、感じる胎動の位置が変わることもあります。逆子は頭の位置が上下逆になっているので、手足がぶつかる位置も下側になりやすいのです。

胎動の感じ方は?妊娠時期によって変わる?
腹の中の赤ちゃんは成長と共に動き方が変わるので、胎動の感じ方も変わっていきます。

前述のように、最初の頃は、「お腹の中で金魚が泳いでいるみたい」「なんだかお腹がゴロゴロする」などと感じるだけで、それを胎動と認識できないこともあります。

週数が進むにつれて、お腹をグイッと強く押されるように感じたり、ちょっとした痛みを伴う妊婦さんもいます。

妊娠16〜19週頃の胎動
少しずつ胎動を感じ始める時期ですが、まだ全く感じない妊婦さんもいます。この時期は、赤ちゃんが子宮のなかで自由に動き回っていて、上下左右さまざまな方向に回転しています。そのため、お腹がむずむずしたような胎動を感じることがあります。



妊娠20〜23週頃の胎動
多くの妊婦さんが胎動を感じるようになる時期です。この時期の赤ちゃんは聴覚が発達し、ママの声や心音も聞こえるようになっています。お腹の外の大きな音に反応して、胎動が起きることもあります。

音楽を聞かせたり、歌を歌ったりすると胎動が激しくなったといった経験をする妊婦さんもいるようです。

妊娠24〜35週頃の胎動
赤ちゃんの筋肉が発達して、体を伸縮させる動きを見せるようになります。それに伴って、子宮に手足が当たることが増え、胎動をよく感じるようになります。

力強く、ぐっと押されるような胎動で、夜hは気になって眠れないという妊婦さんもいます。

また、この頃から赤ちゃんのしゃっくりによる胎動を感じる妊婦さんもいます。しゃっくりの場合は「ピクッ、ピクッ」と一定のリズムで感じるのが特徴です。



妊娠36週目以降の胎動
出産が近づくと、赤ちゃんは頭を下にして骨盤に固定させるため、胎動の頻度が減ったり、感じる強さが弱くなったりします。しかし、胎動が全くなくなるということはありません。陣痛中に胎動を感じることもあります。

胎動を感じやすい時間帯はあるの?
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陣痛が起きる時間帯に決まりはありません。しかし、ママが横になっているときや、比較的ゆったりとした気持ちでいるときに胎動を感じやすい傾向にあるといわれています。

そのため、夜中の睡眠中にも胎動を感じることもあります。赤ちゃんは20〜40分ごとに寝たり起きたりを繰り返しているため、ママが寝ている夜中に、お腹の中で動いていることもあるためです。

妊娠後期は胎動が激しくなるので、夜なかなか眠れないという妊婦さんもいます。

胎動を感じる時間帯も個人差が大きいので、少ないと感じる時間があっても焦らないようにしましょう。ただし、それまであった胎動が急に減って、しばらく感じられないときは、かかりつけの産婦人科を受診しましょう。



胎動はいつまで感じられるの?
胎動は、臨月に入っても感じますし、出産直前の陣痛中にも胎動を感じる人もいて、いつまで胎動を感じるかは個人差が大きいものです。

妊娠週数が進んで赤ちゃんが大きくなり骨盤に頭を固定させると自由に動き回れなくなるため、臨月に入ると少しずつ胎動の回数が減ったり、弱く感じたりする傾向にありますが、基本的に1日中全く感じないということはありません。

出産が近づき、、安静にしていても2時間以上胎動が感じられない場合は、赤ちゃんに異変が起きている可能性もあるので、かかりつけの産婦人科へ連絡をしてください。

胎動をいつから感じるかは人それぞれ

周りの妊婦さんがすでに胎動を感じていて、自分だけまだ感じていないと不安な気持ちになってしまうかもしれません。しかし、胎動をいつから感じるかには個人差が大きいため、妊婦健診で医師が経過順調と判断していれば、それほど心配になる必要はありません。

胎動を感じたときには、お腹の赤ちゃんに「元気だね」などと声をかけたり、お腹を撫でたりして、コミュニケーションをとるようにしてみてくださいね。胎動に応えてあげるのも、妊娠中の楽しみ方のひとつです。
posted by 新山 at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 妊活・妊娠
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