新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年04月09日
KenMulti PB-7 Power Up Booster
音色を損なわずそのままパワーアップさせるブースター。ちょっと粗めのワイルドトーンだが、余計なサスティンやコンプ感がなく、まさにナチュラルブースターと言えるものだ。樹脂製筐体でしかもアリアのBIGFOOTシリーズと酷似しているが、そのあたりの関係はよー知りません。ラフなというか、適度に荒れたトーンがわしには恰好よく聴こえてくる。基本的にギター選ばずだが、非力系のほうがより有効に使えそうです。
音に加工感がなく素直なので多少ごつごつした感じは否めないが、そこが良いと思う。非力なギターを豊潤な音にしてくれるというか、ストレートにパワフルにしてくれるのだ。微妙な音色や歪みぐあいにこだわる人はこんなのひとつあったらずいぶん楽しめて、のめり込めるんじゃないかな。わしはそれほどのめり込まないけど、これで増幅させた元気の良い音は好きですね。
艶を求めたいならこれはちと無理、おとなしくTS系を使えば艶がポンポン出てくる。わしの場合このPB-7ギターの特性を出しやすいブースターなので、例えばテレキャスターだけにこれを使うとか使い分けをして行きたいね。これは超希少です。
Ibanez PH10 Bi-Mode Phaser
マスターシリーズのBPLとほぼ仕様が同じだが、こちらは表記からすると6段と10段フェイズシフトから選択できるようになっているみたいだ。それによりBPLより音に深みがあるが正直そんなに変わった印象はしない。ボディーカラーを鮮やかな朱色というかオレンジに刷新し、マスターシリーズのマイナーなイメージを払拭。問題はやはりフットスイッチのもろいところかな。アイバニーズはええエフェクター作るのにまだパーフェクトに近いものがない。まあパーフェクトなもんは不可能にしてもすべて平均以上というものが見当たらない。チューブスクリーマーはヒットしたがわしの中ではイマイチだし。
どーもフェイザーと言うとどこもかしこも朱色かオレンジ色したモデルばかりに見える。これもやはり朱色。ボスがケロヨングリーンにしているだけ。アイバニーズだったら真っ青とか真っ黒とかにしても良かったんじゃないかな。工夫して欲しいなあ。10段フェイズシフトまで出るので、スイープの幅がもちろん広く感じる。従って、ライトフェイザーから濃厚なフェイズトーンまでが出せるのはとても良い。音色バリエーションが多いのは個人的に大好き。これも中古は見当たりません。
サツキの花が映える皐月晴れの空…ARIA AOC-1&Ibanez DDL10
MAXON PT-9pro Phaser (silver)
PT-909に次に買ったもの。909との違いはフェイズシフトレンジやスイープレンジさらにフィードバックレンジまでが広がり、プロ仕様にもいけまっせてな歌い文句で発売されたもの。その「プロ」という言葉めっぽう弱かったわしは、ちょっと高めにも関わらず即買いしてしまった。が、確かに909とは段違いのワイドレンジであり、今度はMXRを意識したのか乾燥したフェイズトーンで、フラジャーっぽい過激な音色までカバーしている。えぐいトレモロもシンセっぽさもあり新しいフェイザーの形が見えた感じもした。
筐体をシルバーにしたセンスは当時では光っていたな。
珍しくSGと相性が良かったのも購入の動機。
FEEDBACKがよく効くので音像を無視した感じでフヨピヨ言う。アナログでありながら広範囲なコントロールレンジということでは、当時の機種では突出した存在だったかもしれない。色もシルバーという大胆というか売れ線のパステルカラーを取り入れなかったのは何か思惑があったのかな。それにしてもいきなり強烈なキャラクターに変身させた本機はわしの購買意欲を瞬間的に高めた。SG3000のフェイズトーンが乗りにくいトーンにもまったりと馴染むところも即買いの理由だった。プロというよりはフィードバックフェイザーとか、機能面でパワーアップしたぞというのがわかるような製品名のが良かった気がするのだが。
わしの三大フェイザーには入れんが、六大フェイザーには入れる?これも中古は見当たりませんね。
2016年04月08日
満開の桜を散らす桜雨…ARIA ADT-1 & Rocktek ADR-02
梅雨の終わりの雷雨…ARIA PS-10 PHASE SIFTER
MAXON SD-01 Sonic Distortion
先代SD-9と筐体を変え、音質的に強化を測った?モデル。音はロー落ちするこの時代(80年代)のディストーションらしい音。ただ、前よりトーンの効きが良く効くので音色バリエーションはこっちのほうが多い気がするが、びっくりするほどではない。先代もそうだが、トーン2時ぐらいにするとカッコ良いポイントが今回もある。ちょっと粗挽き歪みがいい感じの古き良き時代の一品かなあ。
久しぶりに繋いで弾いてみたら、なんだこれドンシャリっぽいんだと思った。中抜けだから音が硬い。するとマーシャルとすぐなるが、CDの中のマーシャルの整音された音に似てる。そしてロー落ちしてドコーンさがなくなっているのだ。先代は逆にミドルが強くロー落ちした頭でっかちサウンドだった。このSD-01はバランスを考えすぎオーディオスペックを整え過ぎたところが残念ですね。
随分まえ、レスポール黒カスタム弾いてたおねいさんがこれとワウワウだけというシンプルセットでぶいぶい言わせていました。おねいさんとなるとギターやエフェクターよりもお乳やお尻の方に注視率が高まり、曲の感じでさえ記憶に残っておりまっしぇん。ちなみにおねいさん、セーラームーンのようなかっこうしてました。これも中古は皆無ですね。
ギターソロに向いているフェイザー?
チープなアナログディレイだけど実力は凄い
有名ブランドや老舗ブランドのアナログディレイは、もちろん実力も人気もありますが、それ以外のものでも十二分に使えるものがいっぱいあるんです。わしはARIA ADL-1、ROCKTEK ADR-02、LOCOBOX AD-01の3つをよく使うんです。なぜならいずれも独特な浮遊感とデジタルと違い解像度が悪そうな音色がとても好きだからなんです。変態おやじとしてはもっともな嗜好なのかもしれません。とにかくわしの音楽においてこれらチープなアナログディレイも十二分に第一線で活躍しているのは事実なのです。
それぞれ、音色に微妙に差があるのも面白く、楽曲に応じた使い方をギターをはじめ、ドラムサンプルやシンセなどに積極的に使い倒しているんです。ああ、エフェクターいじりは楽しいですね。
Ibanez FZ7 Fuzz
ダメージというモードセレクターが付いていて、ピッキングアタックのニュアンスをソフトからハードまで変えられるのが良い。音色はズバリファズしていて前出のモードにより過激にも下品にもトーンを持って行ける。見た目墓石のようなのっぺりした印象だが、音はガツンとくるものがあります。もっと凄い海外製のものとかあるが、わしとしてはこの程度で十分満足だ。音楽になるファズの歪みであります。
ファズにディストーションのような優等生な音色はいらない。そういうコンセプトのもとにこれ作ったのか、ダメージセレクターで壊して行く。ユーザーの好みで洗濯できるようにしているのは親切なんだが、わしには必要ありません。はじめからぐぎゃやおおんちゅうのが良い。なぜならそれがこのファズの個性や売りになるからだ。中途半端はやめたほうが良い。しかしこいつの音圧は重たくボディーブローのような時間が経つと効いてくる感じ、楽曲に十分にインパクトが与えられる。レスポールやSG3000だと煩わしいほどのぼこぼこ感があるので、好き嫌いはわかれると思うが、わしはこれぐらいじゃないと泣きます。
ファズたるもの綺麗に歪むものはファズではない。汚くギーコギーコ歪んでこそファズ。チープさが目立つものこそファズ、ノイズも音色の内がファズの特徴でもある。これらの条件に近いものほどわしは素晴しいファズと思っています。したがってこのFZ7はなかなか良いということになります。これは中古も見当たりませんね。