2016年04月08日
Ibanez FZ7 Fuzz
ダメージというモードセレクターが付いていて、ピッキングアタックのニュアンスをソフトからハードまで変えられるのが良い。音色はズバリファズしていて前出のモードにより過激にも下品にもトーンを持って行ける。見た目墓石のようなのっぺりした印象だが、音はガツンとくるものがあります。もっと凄い海外製のものとかあるが、わしとしてはこの程度で十分満足だ。音楽になるファズの歪みであります。
ファズにディストーションのような優等生な音色はいらない。そういうコンセプトのもとにこれ作ったのか、ダメージセレクターで壊して行く。ユーザーの好みで洗濯できるようにしているのは親切なんだが、わしには必要ありません。はじめからぐぎゃやおおんちゅうのが良い。なぜならそれがこのファズの個性や売りになるからだ。中途半端はやめたほうが良い。しかしこいつの音圧は重たくボディーブローのような時間が経つと効いてくる感じ、楽曲に十分にインパクトが与えられる。レスポールやSG3000だと煩わしいほどのぼこぼこ感があるので、好き嫌いはわかれると思うが、わしはこれぐらいじゃないと泣きます。
ファズたるもの綺麗に歪むものはファズではない。汚くギーコギーコ歪んでこそファズ。チープさが目立つものこそファズ、ノイズも音色の内がファズの特徴でもある。これらの条件に近いものほどわしは素晴しいファズと思っています。したがってこのFZ7はなかなか良いということになります。これは中古も見当たりませんね。
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