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2018年04月29日

腸内フローラのバランスを整えて腸内環境を改善する

「腸内フローラ」が今、とっても注目されています。
NHKスペシャルでも取り上げられましたが、腸には消化吸収の働きだばけではなく、免疫機能や精神の安定にも深く関わっていることが最近の研究で分かってきました。また、腸はその働きから「第二の脳」とも呼ばれています。






腸内フローラと腸内細菌の関係

私たちの腸の中にいる細菌は、約1000種類、100兆個以上といわれています。腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌があり、これらは常に勢力争いをしています。また、腸内細菌は、食事に含まれる栄養素や体からの分泌物、腸壁からはがれ落ちた細胞などを栄養分として増殖しています。

小腸の終わりから大腸にかけての腸壁は、まるでお花畑のように腸内細菌がびっしりと種類ごとに分布していることから、「腸内フローラ」と呼ばれています。

腸内フローラ


「腸内フローラ」は、細菌の種類や分布の仕方などは人それぞれ異なっており、食事の内容、生活習慣、年齢などによっても変化することが分かっています。


【主な腸内細菌】

善玉菌:ビタミンの合成、消化吸収の補助、感染防御、乳酸や酢酸、酪酸を産生し、悪玉菌の増殖を抑える

 ビフィズス菌、乳酸菌、フェカリス菌 等

悪玉菌:悪臭のもととなるガスや細菌毒素の産生、腸内腐敗、発ガン物質の産生

 ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)等

日和見菌:人の体の状態によって、有用にも有害にも働くことがある

 バクテロイデス、連鎖球菌、大腸菌(無毒株)等


腸内環境


腸内フローラの最適なバランスは、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割といわれています。しかし、ストレス加齢による善玉菌の減少、偏食などによって、悪玉菌が優勢になると腸内フローラのバランスが乱れてしまいます。






健康にとても大切な腸内環境


腸内フローラのバランスを常によい状態で保つことは、健康維持のためにとても大切ことです。そのためにはバランスのよい食事をとる、ストレスをためないなど、毎日の心がけも需要です。また、食物繊維オリゴ糖などを多く摂取したり、乳酸菌ビフィズス菌を補ったりすることもおすすめです。

腸内環境が正常なときは善玉菌が優勢な状態ですが、何らかの影響で善玉菌が減ったり悪玉菌が増殖してしまったとき、腸内環境は悪化している状態と言われます。

腸内環境が悪化すると、便秘・下痢・ガス溜まり、肌荒れ・吹き出物、口臭・体臭・おならが臭くなる、等の影響が見られることがあります。また、腸内で腐敗した老廃物からは毒素や発がん性物質などの有害物質が発生し、腸以外の臓器にもダメージを与える原因となることが分かってきました。


腸内環境の悪化

悪玉菌が増えてしまう主な原因は、偏食や運動不足、生活習慣の乱れ、便秘などですが、加齢がすすむと悪玉菌が増える傾向にもあります。

腸内環境の改善のためには、善玉菌が優勢なバランスに戻すことが必要です。
善玉菌は乳酸や酢酸を作って腸内環境を酸性に保ち、悪玉菌の増殖をセーブることで腸の動きを良くし、外部からの感染を予防し、発がん性物質をもつ腐敗物の発生を防いでいます。

また腸内環境改善で、免疫力の向上・アレルギー性疾患の緩和、代謝の促進・ダイエット、便秘の改善、おならの臭い緩和、美肌効果、ストレスの軽減などの効果が期待できます。

善玉菌の材料となる乳酸菌を含む食品を積極的に摂取しましょう。
また、食事が不規則なときや思うように摂れないときは、毎朝のスッキリ習慣
のためにサプリメントを活用することも効果的です。


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善玉元気











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