2020年08月03日
硬水と軟水のそれぞれのメリット・デメリット
本格的な夏の訪れとともに、冷たい水が欲しくなりますよね。
こまめな水分補給が必要なこの時期、水を飲むなら美味しいもの、体に良いものを選びたいことでしょう。
今回は、水の種類、硬水、軟水のそれぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。
水の種類
水には色々な種類がありますが、大きくわけて4つに分類されます。
@ナチュラルウオーター
特定の水源から採取された地下水に特定の処理を施したものを指します。
A天然水
地下で滞留、移動する過程でミネラルが溶解された水のことをいいます。
Bミネラルウオーター
ミネラルを含んだ水の総称です。人工的にミネラル分を加えたものです
Cボトルドウオーター
上記の3つとは異なった水をいいます。水道法で規定された基準に照らし合わせて「飲用適」と認められている水をいい、水の処理方法については限定されていません。
硬水・軟水の違い
ミネラルウオーターのなかでも、軟水と硬水に分けられます。軟水と硬水の違いには硬度にあります。
硬度とは、お水1リットルにあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量をいいます。
WHOの定める基準では、硬度が120mg以上が硬水、120mg以下が軟水と言われていますが、日本の場合は100r以上が硬水、100r以下が軟水といわれています。
感触としては、硬水の場合はカルシウムとマグネシウム濃度が高いため口当たりが重く苦みを感じますが
軟水は、マグネシウムやカルシウムの濃度が少ないために口当たりがさっぱりした風味が特徴としています
硬水メリット・デメリット
メリット
@便秘解消効果が期待できる
硬水にはマグネシウムを多く含むため、便通を良くする効果が期待されています。
そのためダイエットしている方は好んで飲まれているようです。
A洋風の煮込み料理に適している
硬水には、肉の臭いを消したり、煮込んだときにアクを出しやすくする働きをします。
和風の旨味成分であるアミノ酸やタンパク質もアクとして出されてしまうため、洋風の煮込み料理に適しています。
B動脈硬化の予防
カルシウムやマグネシウムが多く含まれている硬水には、血液をさらさらにする効果があるといわれ、動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げる効果があるようです。
・デメリット
@お腹が緩くなる
胃腸が弱い人の場合、硬水に多く含まれているマグネシウムの影響でお腹が緩くなってしまうことがあります。
A素材に風味を活かしたい料理には適さない
硬水に多く含まれているマグネシウムは、独特の苦みと風味、香りがあるために料理の味付けが邪魔になることがあります。
紅茶やコーヒーなどの飲料や素材を活かしたい料理にはてきしません。
軟水 メリット・デメリット
メリット
@日本料理に適している
軟水は基本的に無臭・無味なので、日本料理や香りを楽しみたい飲み物には適しています。
A赤ちゃんや子供でも安心して飲める
軟水は、マグネシウム含有量が少ないのでお腹に優しく、赤ちゃんや小さい子供に安心して与えることが
できます。
B肌や髪に優しい
・デメリット
ミネラルの補給ができない
軟水には、ミネラル含有量が少ないのでミネラルの補給ができないことがあります
まとめ
今回は、水の種類と、硬水と軟水の違いとそのメリット、デメリットについて紹介してきました。
軟水は、無臭・無味、マグネシウムなどのミネラルが含まれていないため、胃腸が弱い方や子供に安心して
口にすることが出来ます。
一方硬水にはマグネシウムやカルシウムが含まれているため便通を良くする働きの他、血液をサラサラにする働きが期待できます。
しかし硬水は、人によっては体に合わない場合もあるので自身の状態にあった水を選ぶようにしましょう。
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