2020年07月27日
セラミド化粧品の効果的な使いかた
肌のバリア機能や保湿機能があると注目されているセラミド。
今回は、セラミド配合化粧水の機能、セラミドの種類、セラミドを肌にしっかり浸透させる方法について
紹介していきます。
セラミドの機能
セラミドは、表皮の上の層である角質層に存在しており細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質の一つです。
セラミドは、細胞間脂質の半分を占めており、肌の潤いを保つために重要な物質です。
セラミドの機能
セラミドの機能には次のようなことがあります。
@保湿機能:水分を逃さず肌の潤いをキープします。
Aバリア機能:外部刺激(紫外線)から肌を守る。
セラミドが減ってしまうことで水分が蒸発して「保湿」できずに乾燥肌となってしまう他、「バリア機能」が正常に働かずに肌トラブルの原因になってしまいます。
なぜセラミドが減ってしまうの
@加齢
セラミドは加齢とともに減少していきます。50代になると20代の時の半分に減少してしまいます。
Aターンオーバーの異常
セラミドはターンオーバーが乱れてしまう事でも減少してしまいます。紫外線による日焼や炎症などでターンオーバーが早まってしまうためセラミドを正常に生成できなくなりセラミド不足に陥ります
B過剰な洗顔
洗顔する際には、ゴシゴシ洗顔をしないようにしましょう。ゴシゴシ洗いで汚れとともに、セラミドも洗い流してしまい失ってしまうからです。
ちなみに、洗いあがりの肌のつっぱった感じがある場合は、洗顔料と洗顔方法を見直しましょう。
セラミドの種類
セラミド化粧品を選ぶ時に注意したいのはセラミドの種類です。
セラミド化粧水には次のようなものがあります。
@天然セラミド
哺乳類由来のセラミドで、浸透力が最も高いセラミドです。なかでもセレグロシドが有名で、人の肌に存在するセラミド種別セラミドのセラミド1(EOP)〜7(AH)まで全てを含んでいます。
使い続けることで、実際にセラミドを増やす働きが期待でき、人間細胞膜と同じ構造しているため皮膚への
浸透性が高いです。
しかし、この成分をふくむ化粧水はお値段が高いことがあります。
Aバイオセラミド
酵母などを利用して生成したセラミドで、人のセラミドと似た構造をしています。
保湿力や浸透性に優れています
成分にセラミドNSやセラミドNPと書いてあるセラミドはバイオセラミドといわれています。
B植物性セラミド
人のセラミドとは構造が異なるため天然のセラミドと比べると効果は下がりますが、水分保持、保湿作用があります。飲むセラミドサプリに良く使われています。
C合成類似セラミド
セラミドに似せて科学的に合成したセラミドです。コストも安く抑えることができますが、効果はあまり感じられないので注意が必要です。
セラミドを肌にしっかり浸透させる使いかた
セラミドを肌にしっかり浸透させるには次のような使いかたがおすすめです。
手のひらに適量をとり顔全体に伸ばした後、両手で顔を包みしっかりプレスします。
次に眼頭に指先を当てて、手のひらと鼻筋、口元に沿わせてなじませ、手のひらで3秒ほど密着させることで
美容液がしっかり浸透するのを助けます。
セラミドを塗った後にクリームなどでバリアするとさらに効果的です。
まとめ
今回は、セラミドの機能とセラミドの種類、セラミドをしっかり浸透させる方法について紹介してきました。
セラミドは、年齢を重ねることや、ターンオーバーが乱れたりすることで減少してしまうために
セラミド配合化粧水などでセラミドを補う必要があります。
肌の保湿が保たれていることでシワやたるみなどの様々な肌トラブルの予防にもなります。
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